うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

きくのお部屋は、ラビリンス?

2017å¹´03月31æ—¥ | æ—¥è¨˜

おっぱよんございまーっしゅ!

いえ~い!!

 

と、44歳にもなって、こんな私な訳ですが、

申し訳ありません。

昨日、届いた郵便物が嬉しいからなのです。

ポンちゃんまま(←詳しくは、ここをクリック)が作ってくれた、

ペーパーバッグ。

見るなり、うめバッグを抱きしめた、

我が家のおじさんなのでありました。

ままん、いつもありがとうございます。

 

今日は、そんなテンション高めの私に負けないくらい、

ご機嫌なうんこさんです。

最近、1日中おじさんが家に居る。

うんこは、それがとっても嬉しそうだ。

 

あれは、もう8年も前の事になるだろうか。

おじさんが、家に居つくようになった頃、

うんこは、それを嫌がっていた。

動物と触れ合った事のない男の、無神経に伸ばされる手が、

うんこには怖かったんだ。

挨拶もしないで、気安く触らないでと言わんばかりに、

男の手を、思いっきり引っ搔いてやった。

 

大出血だ。

 

爆笑しちゃったよね。

 

それが、今じゃ、大の仲良しだ。

いや、もう、おしどり夫婦のようだ。

 

そんなうんこは、決して狂暴な猫ではない。

むしろ、人の言動をよく見て、

驚くほど、理解する事ができる猫なんだ。

 

きくを隔離してからというもの、

隙あらば、きくのお部屋に侵入してやろうと画策する、

あいつやこいつと違って、

うんこは、決して強引に入ろうとはしない。

ちゃんと意味が分かっているんだ。

細かい事は分からなくても、

入らん方がいいんだという事は分かっている。

 

でも本当は、うんこだって入ってみたいんだ。

だからある日、

そんなうんこをきくのお部屋に招いてみた。

きく「あら~ようこそ、豚!」

 

きく「うふふ、きたきた、豚!」

 

うんこ「ふーん、素敵なお部屋ね~」

 

うんこ「入っちゃったわ~楽しいわよ、あや!」

 

うんこ「なになに?どうなってんのー?うっふふん♪」

 

うんこ「ここ、ちょっときついわ~子供用ね、ルンルルン♪」

 

うんこ「こっちにも?ワクワクしちゃう~、よっこらせっとん」

 

ドッシャーーーーン!!

 

きく「あ~あ、落としちゃったわ、豚」

 

うんこ?大丈夫か?

うんこ?

 

うんこ「帰りたい」

ん?

うんこ「帰りたい帰りたい帰りたい・・・」

テンションがた落ちで、退室する、うんこなのであった。

きく「また、おいで!豚」

 

おたま「おら、来たぞー」

お前じゃないってば!!


家庭料理 1食2000円弱

2017å¹´03月29æ—¥ | æ—¥è¨˜

こんな機会は、滅多にない。

どうせなら、大いに使おうじゃないか!

 

おはようございます。

長期休暇のおじさんに、私は買い物を頼んでみた。

かき揚げを買って来ておいてと。

おじさんも大好きな「かき揚げ卵とじうどん」のために。

夕方帰ってみれば、

食卓に置いてあるのは、かき揚げ1枚とイカフライだった。

なんだよ、イカフライって?

テイストが全く違うやないか!

1人につき、かき揚げ1枚、

これを基本に今までやってきた私は、半泣きで言った。

 

いいか、おじさん。

私はね、電車に乗った際は、

お年寄りには席を譲ろうと思ってる。

スーパーのトイレでも、小さな女の子に、

順番を譲った事だって、あるんだ。

でもな、かき揚げだけは、譲らない。

私は、そういう人間だ!

 

という事で、おじさんは、素うどんを食べたのだった。

相変わらず、どっちもどっちな2人だ。

 

その次の日、おじさんはエビフライが食べたいと言った。

また揚げ物?と思ったが、

今度は、おじさんが作るらしい。

プロの料理人だもんな。

さすがに、こりゃ安心だと思い、

では、お願いしますと言って、出勤したのだが・・・

 

ただいまー!

私「あぁぁ、喉が渇いた。お茶を」

と冷蔵庫を開けたとたん、

活力あふれる、エビが飛び出してきたので、

一旦のけ反った後、おじさんに聞いてみたところ、

おじさん「活きのいい車エビです。」と。

 

そうか、そうか、車エビか、そうかそうか。

で、おいくらでしたか?

おじさん「パン粉なども合わせて、4000円弱でしたよ。」

 

なぬ?

という事は?

1人分、1食2000円弱の風に

吹き飛ばされそうになった。

 

うんこー、聞いとくれよ。

おじさんったらさー・・・

うんこ?

 

うんこさん?

 

うんこ「おじさんを責めないであげて、母さん」

 

うんこ「この人は、いい人よ、母さん!」

あんた、まさか、私の留守中、

おやつ、しこたま貰ってねーだろうなぁ。

顔が、輝いておる~!!


我が家の男たち

2017å¹´03月27æ—¥ | æ—¥è¨˜

ここにお越し下さる皆様、

我が家のおじさんへの、心温まるお言葉、

誠に、ありがとうございます。

 

おはようございます。

それを、おじさんに伝えたところ、

「まぁ、有難い!

おかっぱちゃん、僕にもブログを読ませてください」

と言ってきたので、

嫌だ!ダメだ!!ときっぱり断りました。

実は、この人、

パソコンのスイッチすら、どこだか分からないという、

超アナログ人なので、このブログもちゃんと

見たことがありません。

 

彼は、たまに頼まれる撮影に、疑問を持っていた。

「ねぇ、そんな可笑しな恰好を写して、

何になるっていうの、おかっぱちゃん?」と。

そう言われるたび、私は放っておいて!と言い放つ。

撮影を頼んでおいて、放っておいてと。

撮影での自分は見られても平気なのに、

記事になった私の姿を見られるのは、恥ずかしいのです。

どしてなんだろう・・・・?

 

そんなおじさんは、約1か月、

家でゆっくり過ごすそうです。

その事を、最後の勤務日にパートさんに話したら、

パートさんは、こうおっしゃったそうなんです。

「嫌だわ~。私だったら耐えられないわ~。

旦那がずっと家に居るなんて、うっとおしいわ~。」

私は、思った。

代弁、ありがとうって。

 

あや「うっとおしいのは、まだ居るわよ。」

 

ガシッ!

おい、おたま!やめたまえ!!

 

やめたまえ!

あやにぶっ飛ばされるぞ

 

なんか、かっこいいね。

 

というわけで、

有りそう、こういうの有りそうよね~。

その後、そろーっと退いた、おたまでありました。


天才と呼ばれた、男(鬼のように長いです、ごめんなさい)

2017å¹´03月25æ—¥ | çœŸé¢ç›®ãªæ—¥è¨˜

部活動を終えて、家に帰ると、

どういう訳か、母親は家を空けていた。

母の帰りを待っていられない程、空腹だった少年は、

滅多に立ち入る事のない台所へ向かう。

不貞腐れながら、食べ物を探していたが、

目につく物は、テーブルに置かれた、

茶碗1杯の冷や飯だけ。

その時、少年は初めて、料理と出会った。

 

おはようございます。

無我夢中で作った料理は、不味いチャーハンだった。

失敗に終わった料理を、

誰にも知られたくない少年は、

それを急いで口にかき込みながら思った。

「もっと美味しい料理が作ってみたい」と。

これを機に、少年の未来への道は一筋となり、

その道を迷わず、ひた走る事となる。

 

調理師学校へ進み、そこでフレンチを学ぶ。

そしてフレンチレストランへ就職、

と少年から大人の男へと順調に進み続け、

更に速度を上げて、坂道を登って行った。

 

下積みは、想像以上に辛いものだったが、

フレンチに魅了された男は、なんでも貪欲に学び続け、

気付けば、周囲から一目を置かれる存在となって行き、

ついに厨房を任される位置にまで登りつめた。

その頃、人々は、男を「若き天才シェフ」と持て囃すようになっていた。

 

それが、今じゃ、猫だらけの狭い部屋で、小汚い半袖で寝てるという訳だ。

私が、この男に出会ったのは、丁度、坂道が下り始めた頃だった。

アルマーニだかなんだか知らないが、

えらく派手なシャツを着た、プライドの高そうな男に見えた。

その実態は、162cm大のプライドの塊で出来ていた。

男の自己申告では、165cmだが、嘘つきめ!あんたは、絶対162cmだ!

経歴を聞いてみれば、覚えられぬ程の転職回数に、

「飽き性なんですか?」と問うと、

「条件のいい店に引き抜かれて、移っていただけです。」とぴしゃりと言ってくる。

「へぇ、凄い人なんですね。」と、ノッてみると、

「いや、今の店では規模が小さくて、思うようなものが作れません。」と続けた。

どちらかというと、ストライクゾーン広めの私が珍しく、

あぁぁ、こういう人嫌いと思った。

 

だがしかし、男は、けっこう気前が良かった。

というより、ケチじゃない。

自他ともに認めるケチな私は、ケチな男が大嫌いなのだ。

「出会った記念に、何かプレゼントしたいのですが、欲しい物はありますか?」

と聞いてくる。

一応「何も要りません」とは答えたが、ちょっと好きになった。

さすが、ストライクゾーン広めで、ゲンキンな女だ。

 

そうこうしているうちに、いつの間にか男が我が家に住みついていた。

気付いた時には、すでにクローゼットの中が、

ヘンテコな舶来製の紳士服で埋め尽くされていたり、

ぶ厚いフランス語の本で、本棚の底が抜けていたり、

猫たちが、じゃっかん懐いていた。

 

居るのならば仕方ないので、私は男に料理を作ってみた。

いみじくも、チャーハンだった。

「いかがでしょうか?」と、おっかなびっくり聞いてみた。

すると、男は、なんと、

「ん~・・・田舎料理ですね。」と、告げた。

田舎料理?

私は、田舎料理という言葉を、なんとか誉め言葉として捉えようにも、

胸のむかつきが止まらない。

「田舎料理って、どういう意味?」と聞くと、男は、

「大丈夫ですよ。食べられます。

でも、おかっぱちゃん。お料理はしなくていいんですよ。

僕は、基本、家庭料理は頂かない事にしています。

味覚が狂うと困るから。」と。

その言葉を聞いて、私は泣きながら言った。

「あんた、家庭料理を馬鹿にしてる。

家庭料理は、食べる人が目の前にいる。

その人が、毎日、生きるために作るんだ。

美味しくなれ、元気になれっという願いを込めて作るんだ。

願いという、調味料は最強なんだ。

それをさ、あんたに教えてやるよ。見てろよ!」

 

男が完全に坂道を下り切るのは、その後まもなくの事だった。

男が雇われていた店は、小規模ではあったがフレンチレストラン。

その店のオーナーから、解雇を言い渡られた。

しかし、男は就職活動をしようとはしない。

きっと、どこかの店から誘いが来るだろうと高を括っていたのだ。

しばらくして、携帯電話が鳴る気配がないと悟り、

男は、ようやく動き出した。

調理師募集のフレンチレストランを数件当たるも、

男の輝かしい経歴が邪魔をする。

「こんな凄い経歴の人に来てもらえる程のギャラが払えないので。」を、

決まり文句のように聞かされて、断られる。

やっと受け入れてもらえたのは、フレンチレストランではなく、

給食会社だった。

 

それを聞いた私は安堵したが、男の顔は死人のようだった。

その死人に、鬼と化していた私は、さらに攻め込んだ。

「場所なんて、問題じゃない。

食べてくれる人に喜んでもらえれば、それが本望なはずだろーが。

ここで腐ったら、あんたは、本当に料理の神様に見捨てられるからな。」

と、そう言いながら、期限が2日切れた豆腐の匂いを嗅いで、

煮ればイケると、味噌汁を作った。

 

勤務が始まって以来、

男は、毎日しょんぼり出かけて、ぐったり帰ってくるようになった。

どんどん弱っていく男に、

鬼は、隙ありーと言わんばかりに、怒涛の攻撃を始める。

「今日はね、ボルシチっての?作ってみた」と不敵な笑みを浮かべる。

食べた事もない鬼が作るボルシチは、

例えるならば、血の池地獄に浮かぶ、しかばねだ。

見た目に反して、不思議なくらい、無味だ。

こうして、意地でもうまいと言わせてやると息巻く鬼によって、

男は無限地獄の体験をしていく。

 

鬼は、「ステーキ」は、ゴムのようになるまで、焼き尽くし、

「てこねパン」は、炭へと導いた。

「手打ちうどん」は、讃岐をはるかに上回る、腰を生みだし、

結果、男は、噛む事を諦めて、丸飲みした。

「エスニック焼きそば」は、普通に醤油味にまとまり、

今度は、大量の「稲荷寿司」という名の、地獄に住まう化け物を生んだ。

何をどうしたら、こんなに不味い稲荷が作れるのか、鬼も驚いたが、

無の境地で食べつくさんとする男の姿に、さらに驚いた。

「スパイスで作る本場のカレー」は、どこの本場かを見失い、

「お薬」と名称を変えた。

男の決死のリクエストに応えて作った「シンプルな塩やきそば」は、

シンプルに塩がすべてを覆い尽くす、喉がひどく渇く一品となった。

男は、1リットルのお茶のおかげで、完食を果たした。

頂き物の新鮮で見事な鯛は、刺身にすると旨かろう鯛は、

見事な「ごった煮」となった。ウロコとのごった煮だ。

鬼は「見事なウロコとともに召し上がれ。」と、のたまった。

 

終わることのない、無限地獄に落ちた男は、

いつの頃からか、

「美味しいですよ。ちょっと辛いけど。ありがとう。」

と言うようになった。

美味しいか?地獄の辛さだぞ?と、辛さに悶絶する鬼に、男は、

「美味しくなれっというスパイスは、最強ですからね。」と笑った。

 

人生をフレンチに捧げてきた男が、

7年間、会社の社員食堂で、慣れない味噌汁を作り、

医療機関で、初めて流動食を作った。

少しでも喜んでもらえるように、盛り付けにこだわって、

そのためにちょっと遅れて、𠮟れたりもした。

それでも、男は、その姿勢を貫いた。

そんな、ある日、男の携帯電話が鳴った。

昔、勤めていたレストランの先輩からだった。

「おお、元気か?お前さ、うちの店に来ないか?」との事だった。

 

こうして、男は、再びフレンチの道を進む事となった。

それを聞いて、鬼は思った。

「おじさんの味覚、大丈夫なのだろうか?」ってね。

 

そんな鬼に抱かれる、おたまは・・・

おたま「あんがい、心地よか~」

 

それを見ていた男は・・・

おじさん「今度は、おじさんの抱っこだよ」

 

おたま「おら、いやだ、離せ!」

 

おたま「離せよ~!」

 

おじさん「離さないよ~ん」

あんたも、鬼か?!

 

 


今回は、乙女のマナーレッスン

2017å¹´03月23æ—¥ | ã†ã‚“この事

ほーらね、

言わんこっちゃない!

 

おはようございます。

我が家のおじさんが、咳と共に起きてきた。

そりゃそーだ。

小汚い半袖で寝てるからだ。

 

どんなポリシーかは知らないが、この冬の夜を

ずっと小汚い半袖で通してきた男に、

私は、暖かそうなトレーナーを用意した。

小洒落たスウェットも新調した。

それでも男は、小汚い半袖で夜を過ごした。

 

そんな、謎のダンディズムに富んだ男は、

明日には、今の会社を退職する。

お世話になった職場の皆さんへ、風邪菌を置き土産に。

 

ちょっとさ、うんこさんや。

おじさんに、完璧なマナーを見せたげて!

うんこ「あらまっ、もうお出かけですの?」

 

うんこ「お名残り惜しいわ~」

 

うんこ「もう少し、ゆっくりなされば、いいのに」

 

うんこ「ほんとに、もうお出かけになるんですの?」

 

うんこ「お気を付けてくださいませ」

 

うんこ「本当に、本当に、お気を付けてくださいね~」

 

おじさん「うんちゃ~ん、いってく・・・」

うんこ「はい、かたづいたっ!」

うんこ?

後ろ、後ろ!おじさん、まだ居るぞ!!

 

うんこ「は~やれやれ。屁こいて2度寝しよっ!」

うんこ?

おじさんに、聞こえてるってばさ!

 

こうして、うんこは毎日、ビジネスライクに

お見送りをするのであった。

うんこ「母さん、うんちゃんはね、寂しいの」

うんこったら。

 

うんこ~うん・・・

うんこ「よし、屁こいて、カリカリ落ちてないか探そっ!」

こらーこらーこらー!