うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

安らかな、変顔

2021å¹´06月29æ—¥ | ãŠãŸã¾ã®äº‹

暑くなって参りましたね。

 

おはようございます。

我が家も、ついに猫達のベッドを夏用にした。

 

まあ、おたまは冬用でも

こんな安らかに寝ていたが、

おたま以外、冬用ベッドに乗らなくなったのを合図に替えた。

 

どうだい?

涼しげだろう?

あやさん?

なぜ、そんな浮かない顔をしてんだい?

 

あや「なんか、こいつが・・・」

 

あや「なんか・・・」

 

あや「なんか・・・」

うん、ちょっと気持ち悪いな!


道の上は、怖い?

2021å¹´06月27æ—¥ | æ—¥è¨˜

二度あることは三度あると申しますが、

三度あることは、

大概、四度五度とある訳なんです。

 

おはようございます。

私は、昔から、道路であらゆる野生動物と遭遇する。

死にゆく野鳥を、偶然看取ったのは三度あった。

美しい姿をした生き物が、コンクリートの上で苦しむ様は、

表しようがないくらい、切ないものだ。

人間のくせに、人間社会を憎らしく思えるくらい、切ない。

しかし、鳥はそんな感情を持ち得てないだろうと思うと、

さらに、やるせない気持ちになり、私は泣くことを憚った。

 

しかし、これは泣けてきたって経験もある。

母さんを待ちわびる幼いイタチ兄弟に出くわした時は、

「こんな所に出て来ちゃだめだ。隠れていなくちゃ危ない」と思い、

幼いイタチ達を敢えて怖がらせるよう、鬼の形相で睨んでやった。

心は泣いていた。号泣だ。

4匹のおチビちゃん達の中で一番大きな子に、

うんと小さな子がおんぶしてもらっていろという、あり得ない設定だったんだ。

え?なに?やらせ?ってくらいの破壊力だ。

そんな神様の悪戯レベルの可愛らしいイタチ達が、何の恐れも知らない目で

私を見ているんだもの。おんぶで。

そんなイタチ達を、怖がらせる役目をするなんて、泣けてきた。

 

しかし、ザリガニに、道の真ん中で、威嚇された時は驚いた。

その気迫には、すっかり負けて、やっぱり泣けた。

「めちゃくちゃ、怒ってますやん?」

掴めない・・・

この、ややこしい形の野生動物を素手で掴めるスペックが、私にはない。

私にとって、毛が生えているかいないかが、触れ合えるかの境界線だ。

しかし、あの怒りを無視することは、できなかった。

車内の傘を持ちだして、そろ~っと、そろ~っと、脇の田んぼへ追いやった。

 

とはいえ、玄関前の道に倒れていたジョージは別だ。

あいつも毛が生えていなかったが、あいつとは触れ合った。

私は、死にかけていたあいつに、死に水を飲ませてやったんだ。

その死に水がキッカケとなって、皮肉にも元気を取り戻して去って行った。

それなのに、次の日もまた次の日も、玄関前で行き倒れていたんだ。

「ジョージ?今日もかい?」

意味が分からないまま、私は毎日ジョージに水を飲ませた。

だったら、餌もやりたいと願った日、ジョージは息絶えていた。

一週間の出来事だった。

ちなみに、ジョージとは、トカゲだ。

 

ジョージが触れるんなら、亀なんて余裕じゃん?っと思いきや、

道の真ん中で出くわす亀は、恐ろしかった。

過去四度、掴んで運んだ経験をもってしても、五度目も震えた。

 

あの日は、月のない夜だった。

真っ暗な道には、すれ違う車も全くない。

「まるで異次元に迷い込んだみたい」

私は静かすぎる夜に恐れを感じ、

家路を急ぐため、さらにアクセルを深く踏もうとした時、

慌てて、ブレーキを踏んだ。

 

ヘッドライトに浮かび上がったのは、仁王立ちの亀だった。

四本の足と首を、甲羅から限界まで伸ばし、

「やんのか?」という佇まいで、私の車に喧嘩を売っている。

「や・・・やってやろうじゃねーか!」

私は、鉄砲玉のように、反射的に、車から飛び出した。

「あんた、何してんの?轢かれちゃうよ!」と。

すると、亀は私に背を向け、道の真ん中をまっすぐ走り出した。

「おい、ちょっまてよ」

私は、木村拓哉状態になっていた。

そういう時、木村拓哉は追いかけないままCMに入るが、

私は追い掛けた。

 

道路脇へ逸れる気配を見せない爆走を、

放っておくわけにはいかない。

これで轢かれたら、私のせいになってしまう。

 

亀は走る。

私は追いかける。

 

「早い!」

亀がのろまだなんて、だれが決めた?

少なくとも、夜中のミシシッピアカミミガメは、覚醒している。

もはや、ゾーンに入っている。

とはいえ、私の股下は75センチだ。

正確に測れば、71センチかもしれないが、亀に追いつけないはずはなく、

私は亀を追い越し、立ちはだかった。

真正面から向き合うと、「デカい!」

真夜中の亀は、まるで怪獣みたいだ。

ド迫力だ。

 

しかし、私は売られた喧嘩を買った者として、

対決しなければならない。

「男には、そういう時が、ある。」

昔、飲み屋で酔っぱらって、他の客と喧嘩して帰ってきた父さんが、

よくそう言っていた。

喧嘩の原因は、いつも死ぬほど下らなかった。

カラオケの順番を飛ばされたとか、そういう理由で、

男達は殴り合う。そういう時が、あるんだ。

 

女にだって、ある。

それが、今だ!

私は、

「よし!よし!よし!」と肩を上げ下げしながら気合を入れた。

考えるな、何も考えるなっと自分に言い聞かせながら、

イキっている亀の両脇を掴んて一気に持ち上げた。

けれど、さすが野生だ。

亀は、まだ諦めずバタバタと暴れる。

 

私は、思わず悲鳴をあげたくなったが、もし悲鳴をあげたら、

きっと、掴んだ亀を放り出してしまう。

そう思いとどまった時、悲鳴の代わりに口から飛び出した言葉は、

「そいや、そいや」だった。

『前略、道の上より』(一世風靡セピア)

咲き誇る花は、散るからこそ美しいのです。

しかし、散ってたまるか、田んぼまでは!

私は、そいやそいやと叫びながら田んぼまで、中腰で走った。

そこへ亀を置き、これで決着が付いたという訳だ。

 

「やれやれ」と上体を起こし、おてんとうさんではなく、

漆黒の空に浮かぶ星を仰いでみようとした時、

どこかから、

ピシャンっという窓の閉まる事が聞こえた。

 

「誰かに、見られていた・・・」

 

道の真ん中に車を捨て置いて、俯いてブツブツ言ってる女が、

急にしゃがんで、そいやそいやと叫びながら、そのまま走る様子は、

さぞや、恐ろしい光景だっただろう。

ある夏に体験した怪談だ。

 

ごめんなさい、地域住民の皆様へ。

敬具。

 

我が家にも、ちょっと恐ろしい光景だ。

おじさんのまぐろ丼に向けられた、矢のように突き刺さる視線!

 

視線!

 

視線!

ちょっと、当たりそうやな・・・


この世の怪?

2021å¹´06月25æ—¥ | æ—¥è¨˜

早寝の私にだって、

真夜中をゆくことがあるのです。

 

おはようございます。

月のない真っ暗な夜に、私は蛍を見に出かけた。

見上げれば無数の星々、

目の前には星の数ほどの蛍の光が漂う。

一瞬、どれが蛍で、どれが星なのか分からなくなった。

「まるで、あの世から魂が漂って来たみたいな光ね。」

私はそう言ったが、

考えてみれば、蛍の発光は輝く魂そのものだ。

信じられないが、この世に生きる虫だ。

「明るい所で見ると、パニックだろうね。」

友人はそう言って笑った。

星の数ほど飛んでいる蛍を昼間に見たら、間違いなくパニックだ!

笑っていられる場合じゃない。

黒い虫がやいのやいの飛んでいる光景は、この世の地獄だ。

「やめよう。」

そういうことを想像するのは、やめておこう。

 

のんちゃん?

ねえ、のんちゃん?

 

なんか、この世のもの感が、薄くない?

 

のん太「なにがら、かかぁ?」

いや、なんか、その手は右手?左手?

やめておこう。

想像するのはやめておこう・・・そっとしておこう。


のんのん現象

2021å¹´06月23æ—¥ | ã®ã‚“太の事

うんこさんが、

すっかり落ち着いて、

いつも以上にご飯を食べている。

 

おはようございます。

そして、あやも、何の便乗か知らないが、

いつも以上に、ご飯を食べるようになった。

しかも、大きな声で催促をするようになったのだ。

これは、明らかに、のん太の影響だ。

 

とはいえ、のん太は、鳴かない。

私をじーっと見るという『おねだり方式』で、ご飯を催促する。

 

この、のん太の視線は、ある種のビームのように強力で、

テレビを観ている時、「はっ?!」として、

後ろを振り向くと、のん太が目からビームを撃っているという具合だ。

のん太の視線は、本当に百発百中で刺さる。

寝ている間、頭のリンゴを

矢で射貫かれる類いの悪夢を見たとしたら、

それはおそらく、眠りこけている私に、のん太がビームを撃っているに違いない。

注射を打たれる夢も、きっと、そうだし、

もしかすると、恋の矢が刺さる夢も、のん太のビームの仕業かもしれない。

ただ悪夢にうなされようと、私は寝たら起きない。

寝ている間だけは、のん太のビームに勝てるんだ。

横たわった私は、無敵だ。

 

催促に成功した、のん太の方はというと、

皿にほんの少し、ドライフードを入れてやり、

その半量をちょこっと食べるという食べ方をする。

皿に残したフードは、置いておいても、決して食べない。

袋から出したてホヤホヤのフードしか食べないと、

決意しているらしい。

この、どこぞの殿様みたいな食べ方を、

私が起きている間中、何度も繰り返す。

 

それを見て、学んでしまったのが、あやだ。

あやの武器は、なんといっても声だ。

すごく大きな声が出せる。

そして、延々と鳴き続けるエナジーを有している。

ただ、のん太との違いは、

出した分、残さず爆食いするという点だ。

 

ん~、偉いのかな?

残さないから、偉いのかな?

こんな感じで、かぶり付く。

 

凄いね。

 

さて、どうしたら、あやを止められるんだろうか・・・


隠れ甘えん坊の優等生

2021å¹´06月21æ—¥ | ã»ãã‚ãŸã‚Œè”µã®äº‹

たれ蔵の本当の名前は、

ほくろだ。

 

おはようございます。

甘えん坊の甘ったれだから、いつしか、たれ蔵と呼ぶようになってしまった。

でも普段、たれ蔵は、そんなに甘えては来ない。

甘えていたのは、ほんの2か月間だけだったんだ。

 

産まれたてホヤホヤの、のん太達がやってきたからね。

あれ以来、たれ蔵は甘ったれじゃなくなった。

一丁前の猫みたいに、暮らすようになった。

のん太達の面倒も、本当によく見てくれた。

 

たれ蔵はしっかり者の優等生になっていた。

そのくせ、たれ蔵という呼び名だけは、そのままになった。

今も、私はほくろとは呼ばない。

たれ蔵と呼ぶ。

 

ある日も、

「たれ蔵、どこ?たれちゃん、どこにいるの?」と探していた。

すると、たれ蔵は、部屋の隅っこで、毛布を口に咥えて揉んでいたんだ。

たれ蔵は、やっぱり甘えん坊の甘ったれだったんだ。

私は、すぐさま駆け寄って、

「たれ蔵、いつからそれを覚えたの?」と不思議に思った。

そして、「たれ蔵、ごめんな。」と、

たれ蔵を、慰めるように撫ぜた。

 

もっと、たれ蔵を甘えさせてやりたい。

私は、そう願ったんだ。

控えめな優等生たれ蔵を、見逃しちゃいけない。

たれちゃん、撫ぜ撫ぜして欲しいんだな?

 

いつだって、見逃してはいけない。

 

母ちゃんは、こんな状態だって、見逃さないぞ!

 

たれ蔵「母ちゃんが、なんか、怖いよ~」