うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

うんこ物語

2016å¹´03月31æ—¥ | ã†ã‚“この事

空から降ってくるのは、

雨や、雪、鳥のフンとは限らない。

時々、猫も降ってくるのです。

 

カラスが咥えて飛んでいる最中に、落としてしまった子猫。

まるでフンのごとく落ちてきた。

当時、離婚直後の私は、何もない小さな部屋に

猫3匹と暮らし始めていた。

厄介な事だとは思ったが、一応、育ててみた。

その子猫を、うんこと名付けて・・・

 

すぐさま動物病院へ行き、名前とその由来、保護の経緯を伝えたところ、

優しい獣医は機転を利かせて、こう言った。

「この子は、フンという意味の、うんこじゃないよ。

運がいいから、うんこなんだよ。そーだよね。」

本当に心根の優しい獣医は、必死だった。

バカな飼い主の付けた名前の由来をごっそり捻じ曲げて

カルテにも、こう記した。

  

そのおかげで、うんこは、再び2度の危機を乗り越えた。

相次ぐ感染症を患い、空に帰りかけ、

避妊手術の縫合後、腹膜が破れて、

また空へ帰ろうとした。

それでも、うんこは、この世にとどまった。

とどまって、元気になって、

そして様々な仕事を成し遂げていった。

 

「部屋中を雲の上 計画」

箱テッシュ、トイレットペーパーを残らず駆使し、

疲れて帰った私を雲の上へと、いざなった。

私は、トイレットペーパーを買いに走った。

 

「紙吹雪 計画」

 æœ¬ã‚‚雑誌も、重要書類も、

粉々にして、その上を走り回り、

紙吹雪で、私を出迎えた。

 ç§ã¯ã€ã‚´ãƒŸã‚’拾いながら、半泣きで部屋を回った。

 

「オープンハウス 計画」

帰宅したら、扉という扉、引き出しすべて、オープン!

私は、カバンから携帯電話を出した。

寸でところで、警察を呼ぶところだった。

 

そうなると、もしかして、あの仕事も?

 

タンスの裏に、ドライフードを、おてんこ盛りに隠したのは?

 

うんこ:「うんちゃんだよ」

 

 

ついでに、その中に私のブラジャも紛れていたけど?

 

うんこ:「うんちゃんだよ」

 

 

帰宅したら、玄関のドアが全開だったのは?

 

うんこ:「うんちゃんだよ」

 

 

冷蔵庫のドアのパッキンがすべて紛失したのは?

 

うんこ:「ふんひゃんひゃよ」

 

壁紙ベローンは?キャットタワー破壊は?

饅頭が猫トイレに埋まってたのは?

 

うんこ:「う・うん・・ちゃ・・・んだ・・・よ」

全部、知っとったわー!

 

 

ということは、

最近のトイレットペーパー全長が全滅も?

 

おたま:「それは、ぼくだよ」

それも知っとったわー!

 

仕事といえば、子猫の面倒も上手なほうだが、

うんこが育てると、

なぜかちょっと個性的な猫に育つんだった。

あやとか、おたまとか・・・。

 

何はともあれ、

あれから、もう10年。

お前の手の込んだ仕事ぶりに、

私は、叱ってばかりだった。

でもいつか、お前が本当に空に帰る日が来たら、

あの時みたいに、

まだ逝くなって、叱ったりはもうしないからな。

それだけは、約束しよう。

 


お食事中なら、ごめんなさい

2016å¹´03月29æ—¥ | æ—¥è¨˜

私の休日は、土日の2日間。

買い出し以外は、ほとんど家に居るのが、

常なのです。

時間がたっぷりあるからといって、

猫達と特別な事をする訳でもなく、

さりげなく、同じ空間で息を確かめ合う。

そんな静かで穏やかな休日なのです。

 

月曜を迎えると、猫達は

出掛けようとする私を玄関で見送る。

これもまた、常の事。

私は、月曜の朝だけは、

いつもより丁寧に別れを告げるようにしています。

あや、お転婆しちゃダメよ。

おたま、いい子にしてるのよ。

よねもきくも、ゆっくりね。

うんこ、留守をお願いね。

 

そう告げると同時に、気持ちを切り替え、

私は、外へ飛び出してゆく。

 

そして、その5秒後・・・

鳥にフンを落とされたから、

即座に家へと舞い戻る。

 

どけ、群がるな!

歩けん、どけ!

フンが垂れるからぁ!

おばちゃんは、頭を拭くんだぁ!

とにかく、頭を拭くから、どかんかぁ!

頭を拭かせろぉぉぉ!

 

おはようございます。

家の中だからといって、安心してはいけません。

 

あや、降りろ。

 

 

お前はダメだ。

 

 

6キロだろ、タメだ。

カーテンレールが落ちてくるぞ。

 

 

つぎに、やられたら、カーテンレールが落ちてくるぞ、これは・・・

 

おい、おたま!

お前は真似すんなよ。

おたま:「ぼく このほうが すき」

そりゃ、よかったな!


一年を振り返る

2016å¹´03月27æ—¥ | æ—¥è¨˜

今朝、気付いたんです。

もう1年が経っていたんですね。

おはようございます。

 

わが家の猫達の記録として作った、このブログ。

数日前に1年経過しておりました。

 

どうせ続かないだろうと思っていた。

それでも続けてこられたのは、

お越し頂いた、皆様のおかげでございます。

ありがとうございます。

 

そんなわけで、今日は一年を振り返ります。

 

忘れないようにと手の甲に、とかくマジックで書く、私。

「ロー」と書いてあったり

 

なんか書いてあったりで、

ボツ写真が増えた日々。

 

ときには、ロングプレスピロピロを吹く、かずこを撮る。

ピロピロピロピロ~

 

そんな私に、

こんな素敵な切手で、素敵なプレゼントを送って下さるブロ友さんもできたりして。

 

様々なブロ友さんと知り合えた私は、そのおかげで、

飽きずに、寝癖を撮り続けたり、

 

染髪の時も、必ず撮っていた。

 

ある日、セルフタイマーでの撮影を覚えた私は、

母さんに貰った衣服を着て、

ポージングに気合いが入った。

 

世界が広がった私は、

着る毛布をセルフタイマーで撮影したが、

邪魔が入って、上手くいかず、

 

落ち込んだ・・・

そんな時に丁度帰宅した、わが家のおじさんに撮影を頼んだところ、

これじゃ、足が短く見えるだろうがと、

本気で責めて、そして泣いた。

 

私は、カメラを持ってでの撮影法に戻し、

母さんから、また貰った衣服に袖を通した。

ドラマチックを求めたり、

 

頭が決して入る事のない帽子を、ちょっと傾けてみた。

 

そんな中、もっとも悔しかったのは、

ひょっとこ画像が、この1枚しか保存できなかった事だろうか。

これは、本当に悔やんでも悔やんでも・・・

 

 

おい、おばちゃん!

おたま:「ねこを だせよ!」

ん?

大変申し訳ありませんでした。


てべ

2016å¹´03月25æ—¥ | æ—¥è¨˜

なんの取柄もございませんが、

しいて言えば、私は物忘れが得意なのでございます。

忘れてはいけない事を、

眼にも止まらぬ速さで、

すぱっと忘れる事ができるのでございます。

紙に書いておいても、書いた事すら忘れるのも間々あること。

しかしながら、今度こそはと、手の甲に「せんべ」と書きました。

そしてやっぱり書いた事すら、きれいさっぱり忘れていたのでございます。

おはようございます。

 

母に頼まれた、せんべいを買うために行ったスーパーで、

私は、醤油とネギをカゴに入れてレジに並びました。

レジ係の女性は、私の眼を観て小声で何やら、呟いておられる。

今思えば、女性は「せべん?」と聞いたのではないでしょうか。

しかし、店内の雑音に紛れた女性の言葉は、

私には「てべ」と聞こえたのでございます。

 

ん?てべ?てべってなに?

 

戸惑う私に向かって、女性は何度も

「せべん?せべん?」と繰り返す。

私は、もう混乱するあまり、その場をごまかすために、

「うん、てべ てべ。そう、てべ てべ。」と笑顔で返しておりました。

代金を支払いながらも、照れた仕草を加えつつ、

「てべ。 うふふ、てべ てべ。」と言いながら、

私はようやく、その場を乗り切ったのでございます。

 

その日の夜、湯船で見つけた、手の甲の文字。

そこで、ようやく気付いたのでございます。

 

せんべい、買い忘れた。

そして新たな挨拶、生み出した?

「てべ」

 

 

うんこ~!

うんこ、てべ!

 

 

うんこ:「ああ、てべ」

 

 

おじさん:「てべ」  うんこ:「あら、てべ」

 

 

おい、おたま!

てべ~。おたま、てべだぞ~!

 

 

おたま:「てべ?」

なかなかと、しっくり来ないのでございました。


善人伝説

2016å¹´03月23æ—¥ | æ—¥è¨˜

私は、リンゴのことを、おリンゴと呼ぶ、

そういう善人と暮らしています。

おはようございます。

 

そんな私は、先日軽い風邪を引いた。

鼻水が出る、鼻が詰まる、それ以外の症状は全く出ず、

ほぼ健康と言ってもよいかもしれない私に、

わが家のおじさんは、優しかった。

仏のような微笑みで、私に語りかけてきた。

「おかっぱちゃん、おミカンとバナナさんを買ってきましたよ。」

ついでに、こうも言った。

「おミカン、剥きましょうか?バナナさんがいいかな?」と。

 

やめてくれ・・・

頼む、やめてくれ・・・

 

実は、わが家のおじさんは、この冬に酷い風邪を引いたのだ。

その時、私は、辛そうな様子のおじさんに、こう言い放った。

「風邪なんてもんはよ、ミカン食って屁をこいて寝てりゃ、治るんやー!」

ついでに

「わーはっはっはっはー。 プ~ってか!」と。

 

やめてくれ・・・

頼む、この過去よ、消えてくれ・・・

 

わが家のご意見番きくさんや、

あんなおじさんを前にして、おちょけた私に、お叱りを。

きく:「・・・・・・・・」

 

 

きく:「ふぅぅ」

 

 

きく:「はぁぁ」

 

 

きく:「・・・・・」

もう、呆れてモノも言えん、きくさんでした。

 

ついでに、

買ってきてくれた おミカンにすら、

これ、おデコポンやないかい!と、おちょけた私であった。