はてなキーワード: 婚姻届とは
「佐藤」とかそういう感じの平凡な名字で生まれた。分かりやすいように「佐藤(仮)」とする。
日本人と外国人が結婚しても名字は変わらない。夫婦同氏は日本人同士の場合だけだ。
私はこれまで通りの日本の氏名で生活してきた。むしろ夫が通称名として「佐藤」を名乗るようになった。生まれた娘の戸籍名も「佐藤」である。
29歳の時に夫が帰化した。
在日韓国人が帰化をしたら名字は自由に決めれる。夫は帰化後の名字に「朴」を選択した。
帰化をしたら日本人同士の夫婦になるので、同じ苗字を名乗らなければならない。
夫と相談をした。私は戸籍上の名字が「朴」になっても、私と娘は夫が今まで使ってきたように通称名で「佐藤」が使えると思いこんでいた。不安はあったが、夫の意思を尊重したいと思った。
私は朴になった。
想像以上に辛かった。
学生時代、在日コリアンの人がクラスメートにいた。日本名を通称で使っていたので在日コリアンであることを知らず、成人式で再会してその子がチマチョゴリを着てるのを見て初めて知ったくらいだ。
だから「佐藤」を通称名で使えると思っていた。しかし、この「通称名」制度は日本国籍の人には適応されない。
在日韓国人の「朴さん」は住民票に通称名「佐藤」を登録できるが、日本人の「朴さん」は通称名「佐藤」を使えない。ただ、旧姓併記の制度があるので、旧姓として佐藤を登録はできる。でも旧姓はあくまで旧姓。
まず日本人だと思ってもらえない。
外国人と日本人が結婚した場合、婚姻届を出すだけで名字は変わらないが、届出をすれば名字を変更できる。しかし在日コリアンと結婚した日本人女性は、ほとんど名字を変更しない。
もし夫がアメリカ人で私が「スミス花子」なら「国際結婚ですか?」と聞かれるが、「朴花子」の場合は「在日コリアンですか?」となる。
可哀想なのが娘である。親の都合で佐藤から朴として生きていくことになった。
通常は片親が日本人なら日本の名字になるはずなので、朴の娘は両親とも在日コリアンだと思われている。そして日本国籍なので通称名で佐藤を名乗れない。
娘のクラスメートには在日中国人がいるが、その子は通称名で「張本」みたいな感じの日本名を名乗ってる。娘は日本人なのに朴。
正直、朴として生きていくことがこんなに辛いと思わなかった。差別よりも、自分の日本人としてのアイデンティティを奪われてる感じが辛いんよ。
・夫は結婚話が出た時に、同居したいくらい、マスオさんになりたい、入婿で構わないと言っていた
ということで、妻実家側は姉の姓を名乗るのだと思っていたところ、婚姻届を書く段階になって夫の父が「妻の姓を名乗るなんて許さん」と大騒ぎして、結局夫側の姓を名乗ることになった。
妹である私も、私の両親も、「こいつ土壇場で言っていた事を平気でひっくり返しちゃう奴なんだ」と夫に対して思った。
すぐに子供に恵まれたんだけど、初孫なのに両親はトーンダウンして姉は実家からの能動的なサポートが殆ど受けられなかった。私もなんか白けてしまい、姪とは正月に姉が連れてきた時に会うだけ。両親も私も、自分から姉の子供に会いに行くことはない。
だって、土壇場で「他人のウチの子」になっちゃったんだもん。なんか興味失せちゃった。
姉の夫側は遠方で資産もなく、すでに孫が何人もいるため、金銭的なサポートゼロ、助けに来てくれることもない。なのに、自分の家の姓を孫に名乗らせてる。
男性の姓を名乗ることが一般的だから、妻側の実家も強くは言わず、距離を取った。
姉は名義変更なら何やらで細々と1年くらい事務作業があったと言ってた。
一番の不利益は妻実家がトーンダウンして冷ややかになったことだと思う。姉の姓を選んでくれていれば、夫側の父親が発狂しなければ、姉は両親から手厚いサポートを受けられたと思う。
姉はずっと後悔してるらしい。
そもそもが婚活で知り合った相手で、結婚を前提にお付き合いすることになった時点では割と冷静だった。
「この人となら多少の苦労をしてでも一緒に暮らしていけそう」
くらいの気持ちでいた。
それが、婚姻届を提出する少し前くらいから、冷静じゃいられなくなってきた。
夫が好きすぎて怖い理由は、いくつかある。
まず、この「好き」は恋愛というよりもっと幼い、幼稚園児が親に甘えるような感覚だと思っている。
そもそも私は気を許した相手の前では子どものようになってしまう性質で、夫にもしょっちゅうスキンシップを求めている(手を握る、肩にもたれる、ハグなど)。
言葉遣いも、うまく説明できないが、子どものような語彙と発声になってしまう。
夫は私よりも5歳ほど年上なので、余計に安心して甘えてしまうというか、同世代相手に比べたら、年齢の割に幼すぎることがバレづらいのではないか?みたいな慢心もある。
自分としては、もっと対等な大人同士の関係になりたいのに、実際は夫のことを親(父と母を足して2で割ったような)のように感じることが少なくない。
夫はサラリーマン、私は扶養内パートだ。家計はほぼ夫持ちだが、そのことについて何か言われたことはない。
その上、私は家事も苦手だ(特に掃除)。夫は一人暮らし歴も長く、料理も掃除も何でもできるので、多分私がいなくても普通に生活できる。
これこそが夫が好きすぎて怖い理由の2つ目だ。
私は物心両面で夫に依存しまくっていて、その依存心を「好き」という感情にすり替えている気がする。
だからこの「好き」は純粋な愛情じゃなくて、夫に寄りかかっている自分をごまかすための錯覚ではないか?という疑念は、いつもある。
そして、夫が好きすぎることの何が怖いって、重いと思われることが怖い。
夫婦にせよ友人にせよ、お互いの気持ちの量や質が同程度≒「両思い」でなければ絶対しんどくなる、というのが私の持論だ。
昔、別の男性と付き合った時、私が勝手に盛り上がってしまい、温度差から別れたことがある。
私がもっと気持ちを抑えないと、また同じことになってしまうのではないか?ということが怖いのだ。
私は夫と結婚したことで、「『既婚者』になった」「気の合う話し相手・遊び相手ができた」「経済的に豊かになった」「実家を出られた」「苦手な家事をやってもらえる」等々たくさんのメリットを享受させてもらっている。
一方、夫が私と結婚したことで得られたメリットといえば、上に挙げたもののうち、せいぜい最初の2つくらいだろう。
夫にとって、それがどの程度の価値を持つのかは分からないが、少なくとも私は夫にほとんど何も渡せていないし、それがすごく申し訳ないし、そのうち愛想を尽かされるんじゃないかとおびえている。
私が夫を好きすぎる気持ちの内訳の何割かは、こういう罪悪感と見捨てられ不安で出来ていると思う。「別にそれでいいじゃん」と思ってもいいのかもしれないけど、そう思えないから怖い。
いい歳をした成人女性のいうことじゃないだろうが、早くもっと大人にならなきゃいけないと思う。
夫を怖くない程度に好きでいられるように。夫が私を好きでいてくれるように。
けど今は違う、どこでも取得、広域で交付、便利と祝福
今日はタイトル通り、全国で戸籍を取れるようになった話をする。
誰もが一度は経験があるだろう、パスポートを作ろうと思ったら戸籍謄本が必要で、本籍地は実家の住所だから実家近くの市役所でしか取れず、親だのじいちゃんだのに頼んで取ってもらった事が。
今年の春くらいから、その面倒がなくなった。
本人または直系親族であれば、日本全国どこの役所でもあなたの(もしくは親の)戸籍が取れますよ、というやつである。
特に親が亡くなった時。相続のために生まれてから亡くなるまでの戸籍が必要と言われ、行ったこともない遠方の役所の戸籍を郵送で、しかも料金は定額小為替を手数料払って買って取り寄せていた面倒臭さが今は近くの役所で揃ってしまう。
めちゃくちゃ楽じゃねぇ?
あと全国の戸籍がどこの役所でも取れる、見れるようになったおかげか、婚姻届や転籍届など役所に出す届出書には添付が必要だった戸籍謄本も要らなくなった。つまり戸籍代が浮いた。
そもそも戸籍なんて普段の生活では必要ないし、自分の本籍地を知らないやつも多いくらいの話だとは思うが。
親が亡くなって相続の時に生まれてから亡くなるまでの戸籍?は?なんで近くの役所でぜんぶ取れねぇの?こっから先はじいちゃんちの近くの役所の管轄?は?それで終わりかと思ったら生まれた時はまた別の役所?と泣かされた俺はなんだよ今はぜんぶ近くの市役所で完結するのかよ???と便利になって良かったような損したような複雑な気持ちである。
とりあえず広域戸籍がはじまってから戸籍が必要になる事はなく、まだ使っていないシステムなので全国の増田に紹介しておきたい。
いいか、戸籍謄本が必要になったら実家の親に頼むんじゃなくて自分で近くの役所へ行くんだぜ。
そして広域戸籍を取り寄せてみるんだ!
https://anond.hatelabo.jp/20240712150558
私はトランス女性ですが、見た目はあまり女性らしくないかもしれません(現在はまだ未手術なので、トランス女性と言うのは少々ためらわれますが)。
普段の服装はジーンズとパーカーです。化粧は日焼け止めの化粧下地だけ。AAAAカップなので、たいていのブラがガバガバなためノーブラで過ごしています。身長は170cm以上あります。
女性的な特徴といえば、お尻の大きさと華奢さ、そして髪の長さでしょうか。しかし、これらも服装によって隠れてしまいます。帽子をかぶることも多いです。
もっと女性らしくなりたいとは常々思っていますが、実際にはそこまで熱心になれません。
約20年前、女性のパートナーと結婚する際、「女性化を諦めて、男として頑張って生きよう」と覚悟を決めて婚姻届にサインしました。しかし、心の中で抑えきれない辛さがあり、4年前から女性ホルモン治療を始めました。治療を進めるうちに、体と心が一致する感覚が出てきました。筋肉や脂肪のつき方、髪質、肌質、わずかな乳房の膨らみなどです。将来的には女性化手術を受けたいと希望しています。
おちんちん、必要ないんですよ。今まで一度もセックスしていないし、男性ホルモンが邪魔で、ホルモンバランスが崩れて気分が悪くなり、一日中寝ていることもあります。不意に勃起したりすることがあるし、ファッションにも邪魔だし…。
パートナーとは今でも性的なスキンシップ(内容は小学生レベルかもしれませんが)を楽しんでいますし、関係はずっとラブラブです。でもセックスはしたことがないまま、孫がいてもおかしくない年齢になりました。手術にはお金と時間、体力、そして仕事との兼ね合いなど、いくつものハードルがあり、なかなか進めません。今のままの身体なら、早く人生が終わらないかなって常々思いながら、僅かな希望を夢見て日々頑張って生きています。
いつか自分の性について吐露してみたいと思っていたので書いてみました。すごい小さな頃は、普通のお父さんになれると思っていたのに、どうしてこうなったのか…。