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2025-05-13

パン食い競走の起源

現在、「パン食い競走」の起源については、一般にこう説明される。

起源については諸説あり、1896年明治29年)の札幌農学校1874年明治7年)の海軍兵学寮などが挙げられている。

この「1874年海軍兵学起源説」と「1896年札幌農学校起源説」について検証する。

1874年海軍兵学寮では、イギリス人ダグラス提督提案により「競闘遊戯」という日本初の「運動会」が開催された。

そこで実施された競技は詳しく記録されているのだが、そのなかにパン食い競走に類するものは見当たらない。

二年後の1876年にも同様の運動会が開催されたとするが、その内容を伝える『Japan Weekly Mail』の記事確認しても、やはりパン食い競走はない。

1874年海軍兵学起源説」は誤りだと見ていいだろう。

一方の札幌農学校であるが、こちらは1878年から毎年「遊戯会」という名の運動会を行っていた。

これは「大志を抱け」で有名なクラーク博士や、その後継のアメリカ人教師たちの指導のもと、生徒たちにより実施されたものであるという。

『恵迪寮史』によると、1896年の第十五回遊戯会にて「食菓競走」という競技が行われた。

これが「1896年札幌農学校起源説」の根拠になっているのだろう。

また1898年刊行の『札幌農学校』という書籍でも、現今の遊戯会では「菓子喰競走」が行われている、とある

この「食菓競走」あるいは「菓子喰競走」はパン食い競走と同様の競技だったのだろうか。

1895年札幌農学校卒業した松村松年は、『人間学としての体育』という本において、「昔時著者の学生時代に行はれたる競技」として「菓子喰競走―之れは両手を後方に廻はし、口にて途中に吊れる菓子を喰へ行くの競走」と説明している。

1902年明治35年)の新潟県高田中学校修養会の機関誌では、秋季大運動会の「食菓競走」について「飢えたる狼の如く押開いて突貫して来る一隊。目の前にぶらつくを取り得ぬもどかしさ」と説明している。

1910年明治43年)の『運動世界』の記事では、早稲田大学春季陸上運動会について「滑稽なのは菓子喰競走で宙にぶら下げた菓子を手を結びて馳け付け下からブリとやる、それを側に居る係りがワザと動かす、喰い付く動すと云う滑稽もの」と書いている。

これらを勘案すると札幌農学校の「食菓競走」「菓子喰競走」が現在パン食い競走と同じ形態だった可能性は高く、とりあえずは「1896年札幌農学校起源説」を採用していいのではないかと思う。

というか松村記述を素直に捉えるなら「菓子喰競走」は1895年以前にも行われていたかもしれない。

ただし松村はいくつかの学校転々としているので札幌農学校のことである確証はなく、また研究者として農学校に残っているのでそれ以降の記憶と混じっている可能性もある。

当時、こうした競技指導していたのは、ダグラス提督クラーク博士といったお雇い外国人教師であった。

たとえばクラーク博士の母校であるマサチューセッツ農科大学では「サイダーミート(Cider Meet)」というイベントがあったらしい。

サイダーミート」と呼ばれる最初の集まりブレイクフィールドで開催されたのは1878年10月20日で、’80年卒のクラスと’81年卒のクラスの対決は引き分けに終わった。両クラス夕方フィールドに集まり平和的にサイダーを飲んだ。興味深いのは、800人以上がこの集まりに参加し、その中にはスミス大学女子学生も多く含まれいたことだ。後の世代には奇妙に思えるかもしれない競技としては、ジャガイモ競走、3マイル競歩フットボール蹴り、三本脚競走、目隠し手押し車レース野球ボール投げ、太った男の競走、背負い競走、そして何よりも人気だったのが、油を塗った豚を追いかけるレースだった。

https://www.amherst.edu/library/archives/sources-on-college-history-/virtual-history-bookshelf/etext-tower

海軍兵学寮の競闘遊戯の種目だった「二人三脚」「背負い競走」「豚追い競走」などが記されているのは興味深い。

また「ジャガイモ競走(Potato Race)」は札幌農学校遊戯会に「薯拾」として採用されていたようだ。

時系列的に、アマースト大学の「サイダーミート」そのものが、「競闘遊戯」「遊戯会」に直接の影響を与えたわけではないだろう。

しかし、おそらく同種の競技サイダーミート以前から行われており、それがお雇い外国人教師を通じて日本にも導入されたのではないだろうか。

その線で考えるなら、菓子喰競走も当時のアメリカ大学などで行われていたのではないかと思う。

しか菓子喰競走の実施がやや遅かったのは、日本学生たちが後から考えついた競技からだ、という可能性もある。

このあたりは今後の研究課題とする。

2023-11-15

anond:20231114172911

福祉介護医学倫理人間学が合わさったような科目が必要だな。

子どもが産まれて、万が一重い障害が残った時のために、一生をかけて世話や役所手続きを行える資質があるかどうか。

相手親権押し付け離婚するような人間は論外だよ(逃げるのは大抵夫)。

それ以外にも、親族扶養を担うためには必要な分野。

2023-08-27

ワイのパッパは高卒学歴厨でワイも教育虐待スレスレのしつけに耐えながら

どうにか旧帝院卒までこぎつけたけど

在学中に精神疾患発症してニートになったやで

そしたらパッパの学歴厨が治って「人間学歴じゃない」っていうようになってワロタ

息子の人生と引き換えにコンプレックスがなくなったらしくて良かった

2022-09-05

人間塾の次は人間学

さすがにきもちわるい

新聞カルトに乗っ取られてるのでは

2022-06-24

日本人は本当に「いじめ」「パワハラ」を無くす気があるだろうか。

いじめがありますか?」と聞いて、「あります」と答える学校は無いに等しいだろう。

パワハラがありますか?」と聞いて、「あります」と答える職場は無いに等しいだろう。

日本人は本当に「いじめ」「パワハラ」を無くす気があるだろうか。

私が考える結論は「ない」である

そもそも日本人は「いじめ」「パワハラ」の要因に触れたがらない。

究極的なことを言えば、学校にせよ職場にせよ、すべての人が「勉強だけしに来ている」「仕事だけしに来ている」のなら、

いじめ」「パワハラ」は起こらない。あくまでも、個人で完結するものならば。

ただ実際は、一人の力ではどうにもならなかったり、教わったり教えたり、同じ教室や同じ職場の人とのやりとりが前提の事柄もあり、

他人と関わらないと成立しないことがほとんどだろう。

そんな中で、「上役から現実離れした要求をされていて、現実とのギャップを埋めなければいけない」とか「自分が有利に(気持ちよく)なりたい」という私欲が介在し始めて、

そこに対人関係アンバランスが生じる。

対人関係アンバランスとは、最近の言い方だと「マウント」に当たる。

現実とのギャップを埋める」ことは指示だと捉えるのが普通だろうが、現実離れしているものは「マウント」だと私は考えている。

その「マウント」、要は「人を支配する」ことが問題で、日本では伝統的に行われてきたのに、

それを変えようとする姿勢が無い。変える姿勢が無いというより、変えられない仕組みなのである

マウント」には、やれ声が大きいだの、上から目線だのといった「小手先のものから男尊女卑フェミニズムといった「人間学的」なものである

日本はこういったものに触れたがらない。放置する。そして、「男尊女卑ダメならフェミニズムダメ」といった両立思考をしない。

テレフォン人生相談加藤諦三先生言葉が思い浮かぶ

「変えられることは変える努力しましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。

起きてしまたことを嘆いているよりも、これからできることを皆で一緒に考えましょう」

変えられないのなら、まずその場における「報酬(得られるもの)」と「ストレス」を比較して、どちらが上かを考えよう。

報酬(得られるもの)」が上なら、「職場学校)に居る時間だけは仕方ない」と考え方を変えよう。あるいは、割り切ろう。

ストレス」が上なら、周りに確認しよう。今、自分が感じているストレスを他の人も感じているのか。

そして改善できる可能性がある人に相談しよう。

それでも変わらなかったら、もうその場からは離れよう。

そして、これからできることとしては、職場に限った話にはなるが、

求人サイト求人雑誌などで「応募条件」が書かれている求人を見つけて、そこに書かれている「応募条件」のスキルを身に付けること。

できればそれは「求人数の多い業界」「求人数の多い職種」以外の求人が良い。

ハッキリ言って、職場学校)としての良し悪し(生産性なり成績なり)をヒューマンリソース人の力)に依存しているところ、

また、何かを教えたあとで「わからなかったら、聞いてください」と言ってくるところなんて、すべてブラック

パワハラを繰り返す職場学校)、ブラックと関わることはやめよう。

残念ながら、今の日本では「事前にわかる仕組み」がほとんどない。

口コミサイトがあるが、掲載する側が審査するので、表現が強いものは載せない傾向がある。

から過去現在に関わった人が余程、腹に据えかねているようなところでないかぎり、

本音掲載されている口コミサイトが少なく、気になったら、実際に関わってみるしかない。

2022-02-15

anond:20220215021833

もっと人の名前っぽくしようよ

国際人間学国人(こくじん)とかになるんじゃない?

政治経済学部政経(まさつね)

慶応経済なら慶経(よしつね)

慶応経済出身一橋アナもいたりするし、もし一橋慶経(いちはし よしつね)なんて名前があればかっこいいよね

あずまさん家は東 大(あずま まさる)

2019-02-05

anond:20190205070056

(4)

転叫院さんの批判に対する宇野さんのレスポンスはなされませんでした。この時、宇野さんは何をしていたか

406名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2006/09/10(日) 00:11:01 ID:1CS5n8Ba

というか今月からHJ文庫本の雑誌版『ノベルジャパン』で

DVDラノベを紹介するコーナーを担当してるし、

本業が多少忙しいんだろ

(コーナーの量からしてとてもそんな忙しそうには思えないが)

ライター業の仕事が増え始めて忙しかったみたいです。ウェブで読める「宇野常寛」の仕事はこんな感じ。

ところで転叫院さんがメンバーを抜けてこんな余波が。

429 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2006/09/13(水) 22:09:03 ID:knDGDuU2

さてプラネッツをようやく手に入れたわけだが

あとがきのところで「新訂惑星開発大辞典」を作ることを言明してるな

しかしこの計画も転叫院やらお前らやらの叩きでおじゃんになるかもしれんと思うと・・・

せめて大辞典出来上がるまではお前ら大人しくして

立ち上げ当初から惑星開発大辞典を全面改稿すると宣言していたのですが、今もそれはなされていません。メンバーリストによると転叫院さんが新訂大辞典担当するとなっており、おそらくは転叫院さんの脱退によってお蔵入りになったのでしょう。

ライターとしての宇野さんの仕事確認できるようになると、某掲示板スレッドではこんなことが書かれます

82 名前名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :2006/11/26(日) 20:55:33 ID:o7u55b6O

宇野仕事として書いている評論やらインタビュー無味乾燥

まらないんだよな。

サイゾー大月Pへのインタビューも、惑星では作品を(エヴァ

なくてナデシコだが)腐したくせに当たり障りの無い阿るような内

容だったな。

まあ、現実社会では無力な宇野惑星開発委員会のノリで行こうと

思ったら、とたんに干されてしまうだけだろうけど、大月Pのような

力のある人間と、今後仕事で付き合っていくとなると、彼の作品

なすことは到底できなくなりそうだけど、その辺の整合性はどうするんだろうな。

95 名前名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :2006/11/28(火) 10:35:42 ID:xVa/bnZz

提灯記事だって、引き出しの多さや語りの面白さが肝心。

宇野文章には、そういう豊かさが全然ない。

からまらない。

足場以前に自分空っぽから

200612月ころの宇野さんのライター仕事

「昭和歌謡の復権をもくろむ22歳!イケメン俳優・半田健人の素顔」

「「宇宙的に正しい」世界のためにSUGIZOが届ける愛のメッセージ!」

それに対する某掲示板の反応。

170 名前名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :2006/12/20(水) 03:36:22 ID:KuoUp39d

お仕事から仕方ないね

171 名前名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :2006/12/20(水) 12:19:09 ID:MWlXtQcI

コイツは「宇宙的に」カッコイイ!(笑)

172 名前名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :2006/12/21(木) 04:56:38 ID:TCkkxLa4

ライターって大変なんだなあ

年を開けてから2006年を総括した惑星開発大賞を発表しますが、更新も減りこんな風に書かれます

45 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2007/03/21(水) 19:04:07 ID:pBOezhAt

流されずに我が道を行くといえば聞こえはいいかもしれないが、

昨年から惑星開発委員会の失速は、客が望んでいない木更津キャッツアイ

レビューなんかを永遠とやり続けているからだろうか。

世間に受けたきゃ、ハルヒコードギアスの全話レビューを毎週やれば

かに食いつきはいいんだろうけど、やんないだろうな。

3月更新「大学生よ、サークル貴族を目指せ!」のみ。サークルクラッシュ人間学なる文章も載せていきます更新が縮小した感は否めず……。「プライベートが忙しい」とは何なのか? それが明かされるのが2007年5月になります

「PLANETS」第三号の告知し、そしてついに5月25日発売のSFマガジンで連載「ゼロ年代の想像力」が始まります。この連載によって初めて商業誌での「宇野常寛」の文章に「善良な市民」の名前で展開していたオタク煽り、現状批判などの主張が盛り込まれていきます。この連載は初回から東浩紀批判が繰り広げられており、さっそく東浩紀さんも自身ブログで反応しています

宇野さんはこの原稿のなかで「東浩紀劣化コピー」という言葉を使っているのですが、最近の僕はまさに、彼がそう呼んでいるであろうひとたちの言動ウンザリして、批評家としてのエネルギーを失いつつありました。宇野さんの原稿は、そんな僕に久しぶりにやる気を与えてくれました。こういうエントリを書くと、また変な業界読みをするひとがいるかもしれませんが、もはやそんなのもどうでもいい。単純に嬉しいので、ここに記しておきます

あとは連載を楽しみにしています

さすがの東浩紀宇野さんの批判に手も足も出せず、適当お茶を濁しています

2018-12-04

anond:20181204093338

もっと単純な「上司の操縦法」みたいなのとか?あと、田中角栄絡みもおすすめ

俺の想像だが、田中角栄若い時相当口が悪くてトラブル起こしてるわ。だから、人心掌握術を磨き上げ、悪口を言わなくなって人間学博士と言われるぐらいになった人間だと思う。

クチの悪い性質だけ遺伝で受け継いで、トラブル起こしまくりで、爪弾きになったのが娘の真紀子だと思う。

 
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