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矢切の渡し 大都市圏にも自然がいっぱい
1.江戸川:柴又の土手-16D 2104q
写真1

2.江戸川:柴又の土手-19D 2104q
写真2

3.江戸川:矢切の渡し-08D 2104q
写真3

4.江戸川:矢切の渡し-11D 2104q
写真4

5.江戸川:矢切の渡し-24D 2104q
写真5

6.江戸6.江戸川:矢切の渡し-03D 2104q
写真6

隅田川の渡しで故事来歴もあり昭和まで残っていたとでも言うなら名所旧跡にもなって戦後でも話題になるでしょうが、矢切の渡しは、千葉県との間を流れる江戸川の渡しであり、それも農民たちが農作業のため使っていた渡しですから、昭和の時代には誰も見向きもしない渡しです。

矢切の渡しがある場所は、千葉県の松戸市下矢切と東京都葛飾区の柴又を結ぶ位置にあり、その東京側に広がる江戸川の土手と河原は、戦後は近隣の人の憩いの場所になっていました。

ところが昭和57年(1982)歌謡曲「矢切の渡し」がヒットして俄に注目を浴び、偶々国民的人情喜劇映画「男はつらいよ」の舞台の近くであったことも加わって、俄に矢切の渡しは全国的に有名な場所になりました。
(写真1、2)

演歌と映画で有名になると大勢の人が押しかけます。矢切の渡しを櫓漕ぎの渡し船で渡る観光客が年間20万人以上訪れた時期もありました。今は洪水で対岸が損壊して渡ることは出来ませんが、それでも付近の江戸川を周遊するだけの櫓漕ぎ舟が営業しています。
(写真3)

江戸川は、上流の関宿水門で利根川からの取り入れて水量の調整を行い、洪水防止と水利用をはかっているので、矢切の渡し付近の江戸川は汚れも少なく水量も豊富でゆったりと流れています。両岸の土手には程よく樹木を生えており、川面からはビルなどの建造物は殆ど見えません。汚染した隅田川や水量不足の多摩川では不可能な舟遊びが出来ます。地方を旅行して人はよく自然がいっぱいあると喜びますが、東京という大都市圏の江戸川に、これ程自然がいっぱいあるとは驚きです。
(写真4、5)

映画「男はつらいよ」で登場する柴又帝釈天の境内から歩いて数分のところに矢切の渡しはあります。土手から見下ろす河川敷には花壇があり、その先に矢切の渡しの舟乗り場があります。暑い夏を迎えますと、お寺を参拝した後、涼しい江戸川の川風に吹かれるのも楽しみです。
(写真6)
(以上)
【2021/05/12 19:50】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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