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飛鳥山の花見を楽しむ
1.飛鳥山公園:桜-19D 2303q
写真1

2.飛鳥山公園:桜-27D 2303q
写真2

3.飛鳥山公園:桜-33D 2303q
写真3

4.飛鳥山公園:桜-05D 2303q
写真4

今年の春は例年より暖かく、東京ではお彼岸には桜は満開です。
コロナ禍で3年間も花見を我慢していたので、どこも花見客の出足は早いようです。
そこで早速、江戸時代からの花見の名所、飛鳥山公園に出かけました。

飛鳥山公園は山の手台地の東端にあるので、東側から見ると高い山の上にあるように見えますが、西側から行くと段差のある低い台地です。

京浜東北線の王子駅が最寄駅ですが、公園に入るには長い階段を上ることになりますから、都電荒川線で行って飛鳥山駅で降りると、目の前に公園があり、容易に園内に入れます。

起伏のある細長い飛鳥山公園内には、たくさんのソメイヨシノが咲き誇っていました。
公園内の空き地は、あちこちに広く分散していて、そこでシートやテントを張って大勢の花見客が楽しんでいました。
(写真1)

上野公園のように花見客がぎっしり詰まってはいませんし、目黒川のように歩いていて立ち止まってはいけないとの規制もありません。公園内の通路は広く、混み合ってはおらず、ゆっくり散策できます。
(写真2)

飛鳥山公園内は程よい起伏があるので、立体感のある花見風景を楽しめます。
都心から少し離れた位置にあるので、隅田公園ほどに混み合うこともなく、家族連れで、また恋人と花見を楽しむのに絶好の場所と思いました。
(写真3、4)
以上
【2023/03/24 13:20】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
明治神宮の森は都会の中の原生林
1.明治神宮遠望-03D 2303qc
都庁第一庁舎45階展望場より見た明治神宮の森

古代文明は森林を失って滅びたと言われます。現代でも西欧では殆どが人工林で自然林は消滅していると言われます。しかし、日本にはその自然林が数多く残されていると、フランスの人類学者で神話学者のクロード・レヴィー=ストロース氏は言います。そして、それは日本人の自然に対する尊敬の念に原因があると言うのです。

同氏は日本の文化人類学者の川田順造氏との対談で、日本の総面積の七五パーセントは開発されないままの状態である、西欧では森林を開発後に保護を試みてはいるが、日本では森林を手つかずに残して自然を尊重しているからだと述べています。神話学者でもある同氏は別の著書で、日本に原生林が数多く残っている原因は神道の自然崇拝にあると見抜いていました。

そう言えば神社は必ずと言っていいほど鎮守の森に囲まれています。そして明治神宮を代々木の練兵場跡地に創建するときには、全国から数多くの樹木を集めてきて植林し、その森を自然林として育成し、明治神宮の鎮守の森としました。

造林開始から100年後には鎮守の森の計画は見事に成就しました。その後も、明治の森には人手を入れずに樹木の自生に任せており、従って今では樹林の樹種構成は原生林の姿になっています。

このように東京の大都会の真ん中に人工で始まった広大な原生林が誕生した姿を見て、クロード・レヴィー=ストロース氏は今度はなんと言うでしょうか。
(以上)
【2023/03/17 12:13】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
樹木の木肌に造形の美を求めて
1.樹皮模様-37D 0905qc
写真1

2.樹皮模様-72D 1202qc
写真2

3.樹皮模様-06D 0705q
写真3

4.樹皮模様-74D 1202qc
写真4

5.樹皮-06P
写真5

6.樹皮-02Phq
写真6

5.樹皮模様-23D 0904q
写真7

6.樹皮模様-46D 0908qc
写真8

樹木の枝振りや樹形の善し悪しを語る人は多いが
樹木の木肌を語る人は少ない

しかし冬に葉が落ちて樹木が衣装を脱ぐと
公園の木も街路樹もその木肌を露わに見せる

木肌は樹種によっても年齢によっても色々
近寄ってつぶさに眺めると飽きることはない

繊細な水彩画のような絵柄もあれば(写真1)
漫画の一コマのような絵柄もある(写真2)

絵の具を盛った油絵のよう木肌もあれば(写真3)
抽象的な貼り絵のような木肌もある(写真4)

と思えば型はめパズルの難しい模様の木肌まである(写真5、6)
中には鎧甲で武装したかのような樹皮もある(写真7,8)

樹木の木肌は、人知れず自然の造形美を誇示しているように見える
(以上)




【2023/03/08 14:17】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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