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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  395

アニメ【NARUTO】457話感想

■第457話「ああ、憧れの綱手様」2011年11月24日放送
脚本/千葉克彦 絵コンテ/サトウシンジ 演出/石井久志 作画監督/ウクレレ善似郎 秋田学 容洪 石崎裕子

う~ん、ますますもって『船旅メンバー』での雷の国への移動中のアニメ・オリジナル話が、いかに難しいかを思い知らされます。
『船旅メンバー』だけではメンツに変わり映えしないし、変にアニメ・オリジナルでストーリーをいじってしまうと、その後に続く原作話に影響が出そうだし。

綱手がまだ里へ戻って来ていない、テンテンらが下忍だった頃のお話。

サスケ奪還編で、君麻呂を倒した後で我愛羅とリーがどんな感じで木ノ葉の里に迎えられたかとか、テンテンがどういういきさつで忍具を口寄せする様になったかなど、原作を補うストーリーは良かったと思います。

人は結局は自分以外の何者にもなれないのだけれど、伝説の人を“目標”にするのは悪くはないと思う。

自分の目標をイメージしやすいし、具体例があるのはただぼんやりとした目標があるよりも取りかかりやすい。
でもその目標が高い程、己とのギャップにへこたれそうになるときもある。
「自分に出来っこない」とか「才能がなければ勝てっこない」と思う心は、結局自分に負けちゃった状態なんですね。

人がすべて天賦の才に恵まれている訳ではない。

忍術も幻術もダメなリーが忍者としてあるには、体術だけでその二つを補えるだけの力を身につけなければならない訳で、相当の努力を必要とされる。でも才能があっても才能がある者なりに悩みがあるのは以前ネジの話で語られたけれど、今回の話ではまだネジは“ツン”なんですよね[m:47]

あ~、ガイ先生の上に乗せられたネジが見たい!

「断る!」とか速攻で言いそうだけれど(笑)。
ガイの上に乗るネジって、言葉で書くとイメージしにくい。意味深…(^^;)

●ナメクジよりも亀の方が勝るのかどうかは分からないけれど、確かにガイの口寄せの忍亀、これといって特徴がある様にも思えない。活躍のほども分からないし、名前もないじゃん;親密度低そう…

●綱手に憧れるも怪力、医療、そして動物の口寄せのどれもテンテンと共通するところなし。
だからといって酒や博打は未成年だから資格ナシ…ってそれは真似せんでよろしい!しかも綱手は賭け事弱いし。

●あと店の人!巨乳かどうかはいいんだよ(^^;)
●てか、店から摘まみ出された時のテンテンのニャンニャン・ポーズは男性ファンへのサービス以外何ものでもない

という事は!

前回は表向きシノの回だったけれど、蓋を開ければあれはヒナタの回だったでしょう?
だから今回は、多分ヒナタの次に人気のある女の子キャラ・テンテンの話にしたかっただけなんじゃないか、って思ったのは私だけですか。

それでもナルトを外しても、テンポが良くてお子様にウケるのはガイ&リーの師弟話だと思うので、それなりに楽しめましたケド。

次回サイの話が楽しみです!
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No  394

アニメ【NARUTO】456話感想

■第456話「仲間の背中」2011年11月10日放送
脚本/吉田伸 絵コンテ/細田雅弘 演出/田中智也 作画監督/河合滋樹 松本顕吾

前回同様、予告だけでは『船旅との関係性』を全く予測出来ない人物が登場。
そのうえ「虫と言われれば誰か思い出しそうな」気がしていても、結局はナルトに思い出してもらえないシノの存在って一体…(^^;)。

時間軸はサスケ奪還任務失敗後、疾風伝になる前。

第八班、        すべて下忍!

●禁句
シノにとって、サスケ奪還任務っていまだに触れてはいけない事だったのね。

●人の事言えるのか
ナルトをがさつだと言うキバだけれど、ナルトと共通する部分ってない?(^^;)

●気分転換にロケーションって結構ポイント高くない?
シノの家って大きいのね。温泉宿『もりのゆ』の方がボロい…

●案外適当だったりして(^^)
敵の上忍の名前が『スイカ』って、一体どういういきさつでアニメ・オリジナルは登場人物の名前を付けているの?

火遁と言えば…
でもってこの盗賊忍者(笑)は火遁を使うんだけれど『火球の術』って、わざとうちはの『火球の術』と差別化する為に字を変えたのかな(案外と単に打ち間違えだったりして;)。

●ヒナタの苦労
よくこの面子の中でやっていけてるなぁ。
今まで小隊の中で気苦労が多いのはガイ班で、ガイとリーにネジとテンテンが手を焼いているという印象が強かったですが、この八班もなかなか。
ここの班はガイとリーの様な強力タッグではなく、キバとシノという全くタイプが違う二人に挟まれた、ヒナタと三人をまとめる紅先生という構図。


今回いろいろと分かりましたよ(てか、アニメ・オリジナルなのに言い切ってしまっていいのか;)。

●赤丸も重要なキバの「頭脳」(ブレイン)だと言う事は…一心同体ですね(^^;)

●牙通牙って忍術の中でスピードは一番なんですね。

●シノの『鉄山靠』って術、これで公式になっちゃいましたね。これもネーミングの由来やシノとの関係性が分からん…


遠距離タイプは接近戦が苦手だからという事でシノの対接近戦を鍛えるべく、温泉宿で第八班の合宿(だよねぇ)が始まった訳ですが、単に強化合宿だけでも良かった気がする。
それをわざわざ舞台を温泉宿へ移したのは、

   ヒナタの入浴シーンをやりたかったから!(スタッフが)

   ヒナタの入浴シーンがあると喜ぶファンが多いから!(多分)

そんでもって大人の女性が好きな人へのサービスとして、、

      紅先生も入浴させたかったから


この時の瞬間視聴率はきっと上がったんだろうなぁ
これは【水戸黄門】での由美かおるの入浴シーンへのオマージュなんだね、きっとvv

でも、シノが湯船に大量に虫を出したシーンは引いたんだろうなぁ(^^;)。

コミックス巻ノ五十七 に収録されている『№541:雷影VSナルト!?』の表紙での同期の入浴イラストにて。
あの後湯あたりしたシノは虫を大量に放出した…と考えるとキバでなくても

    うぎゃ~~~~~~!!!


ヒナタちゃん、怖いモノ見たさだったのネ (^_-)-☆
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No  393

アニメ【NARUTO】455話感想

■第455話「撫子のくノ一」2011年11月3日放送
脚本/宮田由佳 絵コンテ/神谷純 演出/藤瀬順一 作画監督/洪範錫

報われずとも、思い人が幸せな事が自分の幸せ…ええ話だなぁ

●自来也ってホント、色々な所へ“取材”しに行っていたのね(^^;)

●“伝説の三忍”になる前の、まだ上忍だった頃の自来也との約束。自来也と駄目ならばその弟子と結婚させるって、どんだけこの約束は生き続けるの。

●今回初めてなんじゃない? 宿らしい宿。しかも和風♪

●これは遺伝?この里のくノ一は巨乳ばかり。


今回のアニメを見て、原作で鉄の国へ向かう前にサクラがナルトに会いに来た時の事を思い出しました。
サクラがナルトに告白した(実は好きというのは嘘;)際にナルトが手放しで喜ばなかった事が少し意外だったんですが、今回の脚本ですごく納得が行きました。


●大きな愛で包みこもうとする姿勢も師匠譲り
ナルトの結婚観は、互いに好きだったり、惹かれ合う人とするもの。
例え片想いであっても、好きな人が幸せであって欲しいと願う。
強引に自分のものにするのではなく、好きな人に認められる様に努力する。
それはサスケに認められようとするサクラから学んだ、というか感じ取った事なのですね。

●呪縛からの解放
綱手や、日向の宗家と分家の宿命の呪縛もそうだったのですが、ナルトは頑なに閉ざした心を解して開ける力を持っているのですね。
陽の光の様な暖かな心で。
今回も宿命だと言い聞かせて自己の感情を殺して生きているシズカを解放してあげた。
“宿命”ではなく“里が勝手に決めたルール”なのだと。
ルールなのだから、生き方を運命つけるものではないのだと。
まぁ、改革出来るからしろと言った訳です。

●三度目は無い!?

二度も影分身で出し抜かれたヤマト(^^;)が“恐怖による支配”でナルトに迫る!



それにしても雷の国って遠いなぁ(^^;)。
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No  392

アニメ【NARUTO】454話感想

■第454話「ナルトの愛弟子」2011年10月27日放送
脚本/武上純希 絵コンテ・演出/拙者五郎 作画監督/甲田正行

前回がいかにも引き延ばしの様なストーリーだった所為か、予告での「次回、木ノ葉丸とテマリ?」に、「船旅メンバーと何の関係もないじゃん」「もう何でもアリか?!」と思いきや、今回はNARUTOの精神世界をきちんと描いた回でした!

里を守るという教えが伝わっていく限り、里長を失っても崩壊にはならない。これは三代目が亡くなった時に語られた事。
一個人の為ではなく、皆の為、忍は命を懸ける。

年長者は次の世代を生きる子どもを守る為に戦う。
子ども=希望なんですね。
里の役に立つ事は、戦争の前線で戦い、手柄を取る事ではない。
ナルトが英雄になったのは、敵に勝って強い自分を皆に見せつけたかった訳じゃない。
結果的に、過去に自分をのけ者にした人たちを見返す事になったけれど、ナルトは「見返したい」というよりも「自分の存在を認めて欲しかった」。

ナルトと同期のサクラやシカマルも、もう守られる立場から守る立場になり、それぞれが自分の出来る事で里の役に立つ事と、いざというときには体を張って里を守る事の意味を理解している。

●「玉」の意味
玉と書いて「タマ」に非ず(^^;)。

将棋の駒に例えられ、以前アスマから守るべきものが何かを問われたシカマルは、それが未来を担う子ども達であると悟った。
「火の意志」を受け継ぎ絶やさぬ事。それが年長者の使命。


●シカマルよりも木ノ葉丸は頭がいい?
「玉の正体」を早くに理解した木ノ葉丸は、案外シカマルよりも頭がいいのかもしれない(^^;)。


●「火影はオレの夢だから」
夢は大きい方がいい。
でも綱手の弟・縄樹は戦争で命を落とした。
大切な者の命を奪う戦争。
その後、やはり火影を目指した恋人・ダンも失った綱手。だから前線に立ちたい、手柄を立てたいと逸る気持ちを抑え切れない木ノ葉丸に激怒する。
綱手はナルトに縄樹の面影を重ね希望を見い出し、やっと立ち直る事が出来たけれど、それでも年若い忍が命を落とす事に慣れる事は無い筈。
木ノ葉丸は自分が子どもだから年長者に相手にされていないと思っているけれど、死に急ぐ事はないんですよね。
火遁・灰積焼や螺旋丸など叔父アスマやナルトの術をものにしているので、見込みが大いにありそうだし。


●認めて欲しいの
守られているだけじゃなく、自分も皆の役に立てる事を認めて欲しいんですよ、木ノ葉丸は。
でもまだまだ発達途上なので自分の思いを上手く伝えられません。

●やっぱりセットだ、イズモとコテツ(^^;)



何でテマリが登場するんだ!?
という先週の疑問に、これから始まる忍界大戦へ向けて風影からの使者として木ノ葉に使いでやって来た、って設定。なるほどね。

後半部分で、木ノ葉丸の戦いの多彩ぶりやナルトの悪口に怒り反撃するところと見どころがあっただけに、前半部分での荷物運びの尺の長さが気になりました(^^;)。
でも全体的にはいいお話でした(^^)。
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