No 227
Date 2008・10・29・Wed
アニメ【NARUTO】感想■301話 「悲しき報せ」2008年10月23日放送
脚本/彦久保雅博 絵コンテ/サトウシンジ 演出/サトウシンジ 作画監督/堀越久美子 まだ見ぬ新術の開発に、いつになく弱気なナルト。そしてナルトを励ますカカシとナルトを見守るサクラとサイ。 今のナルトを突き動かしているのはサスケ。 アスマが倒されて天候は晴から一転して曇天、そして涙雨… 気象の移り変わりでアスマを亡くした悲しみや、ナルトとサスケの決別を表したシーン。 また今回のラスト、アスマの死を告げられたシーンでの雨と疾風。演出にもこだわりを感じます。 ●本体でなくとも分身でも九尾化するんだね\(◎o◎)/! ●サイの術、こうもりが蝙蝠傘に変化。変化に次ぐ変化、二重変化とはさすが暗部の根、術の質が違う! ●でもってこの蝙蝠傘、雨でも墨汁が流れないスグレ物!!! ●もうウスラトンカチだのダメ忍者なんて言わせない! 意外性№1忍者ナルトは過去に何度も不可能を可能にした強運の天才忍者だったのだ!(マジでか?!)だって以前、拾ったスロットのコイン1枚でも大当たりした程だしネ。アニメでは富くじだったっけ(^_-) ●終末の谷で、サスケが気絶したナルトに止めを刺さずに去って行った土砂降りの雨の中のシーン。 えーと、何でナルトは気絶していたのにナルトの記憶に残っているんでしょう??? ●前回で初登場ペイン。字幕でもEDでも『ペイン』と表記されていたのに、今回は『暁の首領』に表記が変わっていたよ。スタッフが先走ってしまったのかしらん。 ●飛段が信仰するジャシン教。カルト宗教っぽいですが、金欲はご法度なんですね? 金の為には戦わないとは潔い。ある意味敬虔な信者と言えるのかもしれません(^^;)。 ●「オレはトビの次に新入りだから」暁の目的をまだ知らない飛段。 知らないのにメンバーになったきっかけって何だ? ●で、トビは新入りって、どっこいトビは黒幕だよねぇ(笑)。知らぬは飛段ばかりなり(ハブんじゃねーよ)。 ●イズモの水飴拿原誕生のいきさつを聞かされるシカマル。その反応は視聴者を代弁してるよね。 ●一応記しておきます、イズモとコテツはイズモ&コテツというコンビ名でエントリーされてはございません! イズモは神月イズモ、コテツははがねコテツって苗字があるって事を(笑)。 ●暁の最終目的は世界征服!!! これだけ聞くとガキのバカげた野望に聞こえます(^^;)。 今までにも作品中で、作者の岸本さんの考えが度々登場人物の口を借りて出てきました。 今回は戦争は何故なくならないか、でした。 それによるとまず、 ①戦いは本能だからなくならないという潜在的な闘争心。 ②闇の商人は戦争にはつきものだし、巨大な軍事産業が成り立ち、一部の特権階級がその富を得る。金欲、物欲。 これは岸本さんが指しているものに含まれているかは分からないですが、 ③地獄絵そのものを見たいという欲(嫌だなぁ;)。 最近のアニメの傾向や、ネットで摘発されたものにはこれがあるでしょう。 結局最近の漫画は殆どが闘い・戦いがメインだもんね。それが見たいというのが本能だとすれば今後もバトル物語はなくならない、って事でしょうね。 ≪今週のサイ≫ 読書家サイ。今日携帯している本のタイトルは『相手の気持ちを知るシリーズ~言葉は気持の裏返し』。 ダンゾウの手下として近づいた、出会った頃のサイなら十分吐きそうな無神経な言葉の数々。でもそれは今では気持ちを逆なでする為のものではなく、サクラの本心を聞き出す為のサイの本心とは裏腹な言葉でした。 でも心配していたサクラを元気付けたので、結果オーライ、というべきか… なんかねぇ、アニメのお陰で更にサイに親近感を持ってしまっていますよ。 |
No 226
Date 2008・10・21・Tue
アニメ【NARUTO】感想■300話「最期の言葉」2008年10月16日放送
脚本/彦久保雅博 絵コンテ/木村寛 演出/木村寛 作画監督/徳倉栄一 おお、アニメももう300話なんですね!(パチパチパチ) 師の死に直面し、第十班はアスマとの思い出から大事なものを受け取っていた事を知った。 原作№421:ナルトを呼び戻せ!!(WJ47号 10月20日発売)で、綱手の回想で自来也が「ワシらの役目は次の世代の為に手本となり手助けをすること」と言っており、これは多分アスマがシカマルに訊ねた「木の葉で玉とは誰か」の答えのもっとも重要なヒントになっていると思います。 次の世代へ繋げるため、四代目も三代目も、そしてアスマも命を賭けて守った。その守った者とはシカマルを含め次世代であり、そのシカマルは次の世代を守り、教えを伝えていかなくてはならない。 「次の世代を守る事」を絶やさなければ、火影が、また隊長が命を落としたとしても木ノ葉は崩壊はしない。守るものとはその思想で、守っているのは里の人間なんですね。 原作で掲載された際、アスマがシカマルに玉を誰と言ったのか、当初はナルトかなぁ、と思ったのですが、やっぱり「次の世代を守り、受け継がれる事」という思想だと思います。さて、最終回までにその答えは明記されるでしょうか。 ●やっぱ人選間違っていたんだよ(イズモ&コテツの役立たず ^^;)。 アオバのカラスの目くらまし攻撃、役に立っていたもんね。 ●ライドウの黒刀を知っている角都。過去に二人は一戦交えた経験があるのか? ●暁のリーダーペインのCVは堀内賢雄さん(シブイね)。 ●原作にあったシカマルの喫煙シーン、アニメでは配慮して煙草をふかしてはいませんでした(グッジョブ)。 ●ペインに呼び出されてその場を去った角都と飛段。アスマを置いていけ、と言われ「はい、そうですか」とシカマルらが言うと思っているのでしょうか飛段は(^^;)。 ●楽しみにしていたおまけコーナー、今週もまたナシ(ーー)。 つうか、出番がなくてまた『今週のサイ』が書けないじゃないのさ!!! 資金稼ぎの為の賞金首狙い。 結局遺体回収をせずに引き揚げた角都と飛段に当然ながら賞金は出ません。 今回の戦い、アスマにとってはかつての戦友地陸の弔い合戦でもあった訳だけれど、それもならず、全くの犬死にだったのか、というとそうとは言えないと思う。 今までアスマと関わってきた第十班は、アスマの死を期にアスマという人物と、大切な教えをしっかりと胸に刻みつけた筈だから。これがアスマがずっと生きていたとして、それはそれでよき師、尊敬できる人として彼ら十班のメンバーにはあり続けるでしょう。でも最期の言葉と引き換えに、アスマの遺志を彼らは受取り、受け継いだのだと思います。 でも切ないね… |
No 225
Date 2008・10・08・Wed
アニメ【NARUTO】感想アスマ死す!絶望と慟哭のNARUTO疾風伝スペシャル 2008年10月2日放送
アニメが初見の視聴者にはタイトルで結末を知ってしまって驚愕したのでは!?(「アスマ死す!」なんてのっけから言っちゃっているし…涙) で、絶望がアスマ、慟哭はシカマルね。 OPもEDも、プレゼント・キーワードもアスマ尽くしでございます。もう『アスマ疾風伝』と言っても過言ではないですわ。 今回のOPのテーマは『アスマ弔い合戦編』でしょうか。 サビの部分は前OPの使い回し(^^;)ですが、前半に出てくる地面一杯の赤いポピー畑(赤いポピーについてはこのアニメの回で語られますが)や躍動感ある画面、良いですわ! またEDも紅の気持ちを考えると切なさいっぱい。 ■298話 「下された裁き」 脚本/彦久保雅博 絵コンテ/高橋滋春 演出/高橋滋春 作画監督/小林ゆかり ■299話 「届かぬ絶叫」 脚本/彦久保雅博 絵コンテ/濁川敦 演出/濁川敦 作画監督/津熊健徳 まともな思考回路の人間に変態の思考回路なんか理解できません。 それでも手品にタネあるように、飛段の使う術にはカラクリがあった。 もしこれが冷静、冷徹な角都が飛段の術を使ったら、シカマルも苦戦したに違いない。 敵の行動や言動からその仕掛けを分析する、シカマルの頭の回転の良さを物語る回。 ●アスマとシカマルが将棋を指す事で、シカマルの頭の回転の速さや玉の意味を問うたのは原作にもありますが、火ノ寺のアニメ・オリジナルからどうも将棋話はよく出ます。 ●「シカマルは一瞬で十手先、二百通り思考する素早い分析力とそこから最善手を選び出す勘を備えている」 すっげーーー、スーパー・コンピュター並だよ\(◎o◎)/! いや、それ以上だ!!! ●常に想定外の敵と戦う事を考える~考えても仕方ないかもしれないけれど、意識するのとしないのとでは違う筈。 ●シカマルが見ていた暁のデータ、どっこいデイダラは生きています! ●気になっていた、飛段の首チョンパ・シーン。 とてもお子様に配慮されていて良かったです!!! 配慮に感謝ですm(__)m それでも斬られた首が地面に落ちる音はちゃんとしていましたよ(^_-) ●首チョンパ飛段がまだ会話ができるのを呆然と見詰めるアスマ班。 「もうどう解釈していいか分からない」 「オレ達は一体何と戦っているんだ」 そうでしょうとも、心中お察し申し上げます(^^;)。 ●頭と胴体が分断された途端、猫撫で声三段活用する飛段。「コラ、角都!」⇒「角都ゥ~~~」⇒そして最上級(?)「角都ちゃん」(笑) (それにしても飛段役のてらそまさんって上手いよね) ●イズモ&コテツ(もう既にコンビ名)の連携プレーの正体は、吐瀉物スライムと鳥頭(お食事中の方、失礼) ●↑に応戦する角都のロケット・パンチ(大笑) アスマは倒れる前に、シカマルにとても大事な事を教えています。 棒銀なんて、趣味じゃない。でも、大切なものを守る為の犠牲なら仕方ないときもある。 一人なら太刀打ちできなくても、仲間となら何かしらの突破口が見つかるかもしれない。 仲間を信頼し、仲間がやられる前に何とかする~協力や連携プレーの大切さ。 でも、守る者とは限定された人物や仲間だけではないし、戦う理由の本当の意味は、木ノ葉の意思を受け継ぐ者を絶やさない事。これは三代目がアスマを始め里の者に伝えたかった遺志であり、人を愛しむ気持ちがある限り、上に立つ者が代替わりしても内部崩壊する事はないでしょう。 飛段のアスマへの最後の一撃のシーン。 同刻、紅がアスマからもらって大事に育てた赤いポピーの花がポトリと落ちます。 赤い花が落ちたのはアスマの命が絶えた事。 三代目が死んだ時も思ったのですが、やはり模範となる大人の死は何度見てもやり切れない。 結局分かり合えないから戦うのだ。 飛段は殺す相手を贄扱い。 彼は相手に与えた痛みも自分に感じるけれど、痛覚が快感に感じるド変態。痛みは痛覚のみで、心の痛みなんか飛段には分からない。 角都も死者を金稼ぎの対象とするのだから、人を単なる物にしか見ていないのでしょう。 プレセント・キーワードは「アスマと」で先週終わったので、それを受けるのは「くれない」だと思っていたのは認識不足でしたわ… ≪今週のサイ≫ 主人公ナルトさえも本編に出ていないのだから、プレゼント・キーワードでサイ登場は喜ばなくちゃいけないよね。 |
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