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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  209

アニメ【NARUTO】感想

■280話「有為転変」2008年5月22日放送
脚本/武上純希 絵コンテ/福田きよむ 演出/福田きよむ 作画監督/Eum,Ik-hyun

今回は突っ込みドコロ満載でした。

●大男フドウの詰めの甘さ。敵の最期は見届けましょう(てか、ヤマトは死んじゃイヤん)。『岩板柩』破れたり!

●アナタならどちらを選ぶ、フレンチ、それともソフト?
そうっすね。フレンチ・トーストは好きです。ダブル・ソフトならピーナツ・バターで(違)。

●女はおろか、キスの経験すら一度しかないのね、ナルト。
あんなおねえさんよりも、サスケとのファースト・キスを大事にしているのはやっぱりウブいです。

●「ああいうタイプは苦手だ」
積極的なタイプより、ツンデレ サスケの方が好みだってばよ(>ナルト心の声)。

●イイ事した後は昇天?そんなの冗談じゃないってばよ!
のフウカの『屍鬼接吻』。やっぱり、そんなの要りません。オレはサスケとの思い出を大切にする!
サスケとの接吻を思い出すナルトの赤面が純情さを物語っています(^^;)。

●ええッ‼ オネェでしたか、フエン。子ども達はとっくに気付いていた。気付いていなかったのは私だけ orz

●綱手「それな何だ?」
シズネ「フクロウです」
出来た付き人なのに天然な上忍シズネ。そういや、サイも天然だけれど出来るしね。天然バンザイ。

●頭が良くて忍者のランクが上でも、人の心が分かりません>今週のサイ。
もうこの人の天然さ加減を『今週のサイ』としてコラムでも作りたいよ、天然ボケバンザイ。
↓なので、調子こいてやってみた↓

≫今週のサイその①
任務中でも人間関係の本を携帯しているサイ。何々、今回の本は『自己犠牲のすすめ』ですか。
もしもしサイさん、サクラは任務でありサイは仲間なので手当しただけなんですケド。
さんざん今までブスと言っておいて、今更サクラに好印象持ってもらおうなんて…「感動しましたかって、しないよ、しゃんなろー」

≫今週のサイその②
勝手にサクラが感動したと思い込んだサイはナルトにも自己犠牲をしてハートを掴もうなんて…やめておきなさい、サイ。ナルトの心は表向きサクラ、その実、一位はサスケ、次点で我愛羅です。キミの入り込む隙はないので、失意する前に止めましょう>てか、私がいるよ~

≫今週のサイその③
そろそろ『忍法超獣偽画』以外の術を見たい。

≫今週のサイその④
オネエ フエンに「私の印」を付けられるようじゃ、オカマの毒牙にかかっちゃうよ。


さていよいよ次回はクーデターの首謀者フリドと、ソラの話みたいで楽しみです。
そうそう、砂の場合、チヨとエビゾウがご意見番として一目置かれていましたが、どこの里でも同じなんでしょうか(^^;) 綱手もご意見番には苦労しているようです(^^;)
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No  208

アニメ【NARUTO】感想

■279話「新たな敵」2008年5月15日放送
脚本/武上純希 絵コンテ/熊谷雅晃 演出/熊谷雅晃 作画監督/金塚泰彦

死んだと思っていた守護忍十二士の一人、フリドは生きていた。

隠し墓を暴いた連中の狙いを、ヤマトは多分地陸だと思っている様ですが、どうもそうとも言えなさそうです。
というのも、敵のリーダー フリドが「(罠に)掛ったな」と言った時、その中には地陸はいませんでしたから。その時、墓を追いかけて来たのはナルトとソラです(地陸をナルトらから離す為とも考えられなくはないのですけれどね)。ここは多分OPからしても狙いはソラなんじゃないかなぁ。
ソラがこの時既に敵側のスパイになっていたとは考えにくい。だって墓を追うようにソラに命じたのは地陸でしたから。

守護忍十二士は二つに分かれ、生き残ったのはクーデターを阻止した地陸とアスマだけだと思っていました。でもそれだと誰が再びクーデターを起こそうとしているのかが謎が残りました。だって全滅なのに、遺志を継ごうとする者がいたというのはあまりに唐突すぎる。

フリドの手下のフドウ、フエン、フウカはあまり仲はよくなさそうなので、狙うとすればその辺り、連携を崩すって事でしょうか。
フリドの「偶然とは粋な計らいをしてくれたものだ。それともお前らが呼び寄せてくれたのかな」の意味ですが、
彼らの目的がソラなら、掛けたワナに偶然にも二人(ナルトとソラ)の人柱力が掛った、という意味でしょうか。そしてお前らとはかつての仲間、トウウ、セイト、ナウワ、キタネの事なんでしょうね。
ちなみに4つの棺桶の上に記された「青」「白」「朱」「玄」は誰で、祀られた方角と地形は、
~青龍は東なのでトウウ、流水
白~白虎は西なのでセイト、大道
~朱雀は南なのでナウワ、湖沼
玄~玄武は北なのでキタネ、丘陵
で、朱雀の方角だけ逃げ道があるという事で、南の湖沼の方角へ逃げたという事になります。
とにかく大がかりな舞台で(笑)、フリドが再びクーデターを起こそうとしているのは分かりますが、「誰を何の為に狙っているのか」が気になります。

●開始から6分40秒後、あれれ、ソラの右手、包帯が巻かれていません。普通の手だよ。

●またもやサイの天然!『チーム ナルト&ソラ』、毒をもって毒を制する、って毒を盛ったらどっちが残るんでしょう?てか仲間同士で倒しちゃダメ。

●敵ながらスゴイ術もっているフドウ。有為天変の術ってスゲェ。

●もいっちょフドウ。この人、オオカミ男なんじゃね?ヤマトが出した木材で身動きができなくなったと思ったら、ハウリングして脱出とは。きっと満月の夜には変身するんだ(^^;)。

●ナルトの一人大玉転がしには笑った。

●おまけコーナーにて、暗部のヤマトの二の腕に萌え!漢の剥き出しの二の腕って何で萌えるんだろうか。

●とりあえずダンゾウを見張らせる事にした綱手。もうバレています。

ところで、ウチ、ハイビジョンで【NARUTO】を受信できるのですが、おまけコーナーで左右の両端で学生服姿のサスケ、サクラ、ナルトがくるくる回っておりました。おまけのおまけって感じで得した気分だった。

そうそう、サイを再び裏切らせる様なマネはさせないで欲しいよぅ…
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No  207

【最遊記RELOAD - burial - 参 悟浄&八戒の章】OVA 感想

最遊記OVA

【最遊記RELOAD - burial - 参 悟浄&八戒の章】OVA 感想
脚本/隅沢克之 絵コンテ/大畑晃一 和田裕一 演出/和田裕一 作画監督/Kim Yoon Joung

やっと出た待望の3巻目、なのに感想upするのが遅すぎ(^^;)
ちなみに過去に書いた感想は下記の通り。
【三蔵法師の章】感想    【孫悟空の章】 感想

今回も原作をほぼ忠実に再現。で、3章は『最遊記版 走れメロス』(笑)

悟浄&八戒の章なのでそれぞれ単独ではなく、二人の出会いから始まる、二人を中心とした物語。
特典CDのメインキャラのトークで触れていましたが、八戒の章なら八戒が妖怪となってしまう原因となった花喃の仇討の妖怪惨殺の描写も入るでしょうが、『悟浄&八戒』の章なので、雨の夜、八戒が息も絶え絶えで倒れているところを悟浄が発見するところからこのOVAは始まります。
そして瀕死状態だった八戒が目を覚ますと、介抱した悟浄が八戒に話します。悟浄の名セリフ(とCVの平田さんも言っている)「野郎をベッドへ運ぶのは最初で最後」と(♪おまえ(八戒)がオレ(悟浄)には最後のオンナ~~♪ >バカ)。

― 何故、女好きな悟浄が男の八戒を、しかも瀕死状態(こんな状態で連れ帰ったら厄介な事になる事必至)であったのを連れて帰ったのか? ―

まぁねぇ…BL視点で語ればっつうか、BLならば説明は要らない。
でもここはあえて真面目に考えてみる(笑)。

三仏神が、八戒と悟浄の二人は『奇しくも』人間とも妖怪ともつかぬ異端の存在同士と言いましたが、二人の出会いが単に偶然とは思えない。

自分を器用貧乏と認めている二人。
妖怪と人間とのハーフで禁忌の存在である悟浄と、
人間から妖怪になってしまった八戒。
人間でもなく、かといって妖怪でもない(どちらとも言える)、桃源郷で中途半端な存在。

自分が望まなくとも、周りがカテゴライズしてしまう存在。
一見正反対に見える二人(方や一見軟派、方や慇懃すぎるほど)は心の奥の、普段人には見せない部分で共通点がある(アレじゃないよ)。
その血ゆえ、これからも陽の当たる生き方が難しい悟浄と、
命は取り留めても今後虫唾が走るほど嫌な妖怪として生きていかねばならない八戒には、
『静かな暮らし』は到底望めないのではないか。
だから、三蔵は三仏神の命礼を二人に頼んだのではないだろうか。

桃源郷は人間と妖怪が共存しあう場所ではあるけれど、『仲良く』という意味合いはない。
実際人間の方が優遇されていて、妖怪は人間に対してかなり不満があるという事。
八戒が妖怪になって生きる事が八戒にとっての罰ならば、今後生きている限り続くという事。それを開き直って生きていける程、当時八戒は楽天家ではなかった筈。
ならば、自分の身の振り方を理解した上で受け入れる他はないのでしょう。
三蔵は言い方はきついけれど、間違った事は言っていない。
三神仏の命を聞いた当初こそ反発した二人ですが、結果的に三蔵の依頼をこなした事で自分たちがどう今後生きて行くのか答えが出たと思います。

三蔵「汚れ者が今更奇麗事ぬかすな。雑巾には雑巾の役割があるだろう。半端なんだよ」
悟浄「生き方なんて簡単に変わらねぇ。変われねぇんだよ」

どうあがいても生まれは変えられない。そんな自分では変えることのできない遣る瀬無さを考えられなくさせてくれるのならばと悟浄は(「空っぽにさせてくれ」と言っていましたが)鷭里と組んだのだと思います。それが悪い事と分かっていながらも(その証拠に、鷭里がまた組もう、と持ちかけた時の悟浄の表情は固いです)。乱暴な言い方をすれば、そういう状況になれるのなら鷭里じゃなくたっていい訳ですよ。で、三蔵達と一緒の方が比べ物にならない程いいに決まっているんです(事実、スリリングすぎて「頭ン中、空っぽにさせてくれ」なんて考える暇もないですものね ^^;)。

興味深かったのが、八戒は自分の本音を鷭里に話しているところ。
鷭里は八戒が妖怪制御装置を装備した『妖怪』だと思っている。だから、今の桃源郷の社会が人間に優遇されたものだという事を八戒も同調すると思っていたのですが。
でも八戒は大切な人を妖怪に弄られた過去を持つので、どうしたって妖怪に同調する事なんてできないのです。

騙されると分かっていても、もしかしたら…という一縷の望みもあって人質になった悟浄。だって、利用されていると分かっていても、悟浄と親しくしていたのは鷭里だけだったから。
多分、信じたかったのは自分自身だったのではないかな。それで命を落としても、この世に未練はなかったのかもしれません。
ま。そこでカッコよく、囚われの悟浄姫を勇者の剣ならぬビニール傘を手に八戒王子が助けに参上!

器用貧乏って、お互いの本音を隠す照れ隠しだった訳です(ホントか?)。

***************************************************************
光明は烏哭の企み(多分)で命を落とし、『月』と『夜の闇』の勝負はついたかの様にみえます。でも、一見闇の中でも月は新月として存在している。
光明は死して尚、玄奘三蔵にその遺志を託し、一行を次に昇る『太陽』として勝負を降りてはいないのです。

***************************************************************

♪ちょっと一言♪
●市場の野菜がとってもリアル。

●鷭里が八戒の妖怪制御装置を触ろうとして、その手を振り払おうとした時の八戒の表情に萌え~~♪

●「あまり僕を怒らせないでいただけます?」
出たァ~~~、ゾクゾクするわぁ♪

●「てめえが沙悟浄か?」の人違いに嫌そうに「そう見えますか?」と言う八戒に、苦笑いしたのは私だけではない筈。

●ふーん、桃源郷でも太宰は有名なんだねぇ。で、妖怪さん達って日本の小説読むんだねぇ。

●経費請求の中で、悟浄の怪我は経費で落とせないのなら、扉の方が落とせないよね。

●6-2=0の悟空の答えにホンワカ(^^)

【最遊記】ってCDが多いのですよ。音楽CD、キャラソン、ドラマCDも多々あります。
で、久々に平田さんが絵のあるアニメでのオフレコを終わって感じたのは、絵が無いと自分のテンポでできる、とおっしゃっていたのが印象的でした。なので今回のOVAはちょっとスローに演じたと。
言われてみれば確かに、絵があると、その流れやキャラの口の動きに合わせなくちゃならないなものなぁ、と思いました。なるほどね。
平田さんの声って、キャラに合わせた声ではなくて平田さんの声がそのキャラになっているという印象を受けるのですが、それは平田さんがCVの悟浄とサンジの『女に優しい&弱い』という共通点が特に印象的だからかもしれません。ですが石田さんとの対談ではしゃべっている声は平田さんの素の声・地声で、当然ながらやっぱりあれは役の声なんだと改めて思いました。

うまく場をまとめる関さん、
いじられキャラ(^^;)保志さん(噛んだり、ちょっと勘違いがあっても見逃してもらえる石田さんとの差がなんか気の毒というか、すごく突っ込まれまくっていました;)、
冷静に八戒を分析している石田さんが印象的でした。

≫ボーナスCD収録曲≪
①運命の足音
②悟浄と八戒
③馴染めない日々
④違う二人
⑤ダチ登場
⑥悟空と八戒
⑦八戒の過去
⑧血の差別
⑨科せられた罰
⑩乱闘
⑪汚れ物の生き方
⑫不穏
⑬危険な提案
⑭似たもの同士
⑮雨上がりの月
⑯4人が出会う時
⑰終章-夜の闇と月-
⑱After(沙悟浄キャラクターソング)

ボヤキアニメイト通販特典の各巻特典のジャケットイラスト使用ポスターとミュージッククリップDVD(峰倉かずや先生描き下ろしジャケット!!!)も欲しかったゾ!
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No  206

アニメ【NARUTO】感想

闇を裂く鉤爪!烈風吹き抜けるNARUTO疾風伝SP 2008年5月8日放送
■277話「奪われた永眠り」
■278話「孤独」
脚本/鈴木やすゆき 絵コンテ/宅野誠起 サトウシンジ 演出/宅野誠起 阿野栄太郎 作画監督/堀越久美子 Kim,Kang-won Yoo,Hyo-sang

火の国を強くしようと企むクーデター一味が今回の敵の様ですが、ソラという少年が曲者。敵かと思えば、今のところはそうでもなさそうだし。ただ、スパイの可能性はあるなぁ。

ソラはどうもナルトと共通点がありそうです。

ナルトと同じ風のチャクラ性質を持っている様ですし、彼を見る回りの視線が、ナルトの幼児期に体験した視線と同じタイプの様で、その事にナルトは気付いた様です。
もしかしたら尾獣かもしれません。天狗の尾獣だったりして…だったらビジュアル的に嫌だな。で、天狗には尻尾あったかな?烏天狗ならありか。なら尾は何本だ?

原作ではサスケ奪還失敗からナルトらが帰還してすぐに、角都と飛段が火ノ寺を襲っていたのですが、目的だった尾獣は火ノ寺には居なかったとありました。そして守護忍十二士の役割が、原作では『火の国の大名を守る』との簡単な説明だったのですが、今回アニメではよく説明されていて、ナルトら忍者は『里』を守り、守護忍十二士は『大名』つまり要人を守るのだ、と役割分担がある事が分かりました。

今回のアニメ・オリジナルは以前とは異なり、面白い!

遺体が持つ情報や、遺体そのものに死しても価値があるという描写。
大蛇丸の穢土転生で初代や二代目を蘇えらせ意のままに操り戦わせたり、サソリが三代目風影の遺体を使って傀儡にした、原作でもあった部分を脚色してうまく本編に繋げようとしているのが興味深い。
というのも、角都と飛段が火の寺を襲い、賞金首である地陸を換金所に持っていくシーンは原作ではさらりと描かれていましたが、今回の様にソラという尾獣(多分)を暁が狙い、そして角都と飛段が襲う前にソラは寺を抜け、原作通り地陸は討たれ、換金所に持って行かれ、その弔い合戦でアスマもまた命を落とす。と、そんな風に原作を膨らましていくんだろうな。

今回は面白そうです。期待しています。

≫どうでもいい事≪

●KYっぷりが板についた、というかそういうキャラになっちゃったのね、サイ(^^;)。

●頭いいクセに、人の心が読めなさすぎなサイが笑える。
てか、ついに【NARUTO】はゴールデンでBLアニメになってしまったのかと思った(^^;)

●守護忍十二士は二つに分かれ、そのうちアスマと地陸は生き残ったがトウウ(東)、セイト(西)、ナウワ(南)、キタネ(北)は亡くなり、それぞれ東西南北に安置されたって、出来すぎた話だ!!!

●ナルトはカカシ先生の抱き枕していたぞ。きっとサスケと我愛羅のも隠し持っているに違いない(^^;)。

●ナルトには予知能力があったのか?火ノ寺の夢は正夢だった!という展開になりそうだ。

●若きアスマ先生にやっぱ萌え。きっと同士を失ったり裏切られたりで荒んだ日々を送ったんだね(ホントか?)。

●おかっぱといったらやっぱり私はソラを好きになるべきなんだろうか…以前、やはりアニメ・オリジナルの時出たおかっぱ少年蘭丸は萌えたんだけれどなぁ。萌え切れないのは、きっとソラの眉毛が半分しかないからだな。

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No  205

【劇場版 NARUTO -ナルト-疾風伝】感想

【劇場版 NARUTO -ナルト-疾風伝】2007年作品

shippuden.movie


監督/亀垣一 脚本/武上純希 総作画監督/佐々木守

「ナルト死す」
なんという衝撃的なキャッチ・コピー。
しかも冒頭から主人公の葬儀のシーン。
ナルトが死ぬわけないけれど、内容がとても気になっていました(劇場公開時には見られなかった)。

今回の任務は要人護衛。
その要人とは鬼の国の巫女・紫苑といい、二つの特殊能力を持つ。
一つは「復活した魔物を封印する力」
もう一つは「人の死を予言する力」

魍魎を使い天下統一を図ろうとする黄泉の野望を阻止するべく、再び魍魎を封印する為に沼の国の祠へ紫苑を無事送り届けるのがその任務の内容。

我儘で言いたい放題の紫苑だが、その性格が紫苑の立場から来るという事を従者の足穂の説明で分かったナルト。
里の多くの者は死の百発百中のお告げを恐れるあまり紫苑を遠ざけ、近しい者は紫苑を守る為に命を落としていく。
人々を魍魎から守る、魍魎封印の能力を持つのは紫苑だけだから、従事する者らは皆命を投げうつ。
自分を守る為に他者が死ぬその矛盾に、感情がある者ならば心を痛めない筈はない。紫苑自身がこれ以上自分の身代りで人が亡くなるのを望んでいなくとも、立場が紫苑の自由意思を許さないのだ。
紫苑の心の痛みを一番身近で感じていた足穂を失った時、紫苑は本音を発露した。そんな紫苑の心の痛みと孤独を、ナルトは理屈ではない本能で感じ取る。そして紫苑の気に入らない運命を変えさせようと試みる。
ナルトの不器用なアプローチは、最初こそ不躾で反発心を抱くが、どこまでも真っ直ぐで諦めない強い心が、もしかしたら八方塞がりの運命を変えてくれるかもしれないと希望と勇気を与えるのだ。
今回の任務でネジを出したのもそのあたりを狙っていたと思いますが、ならば紫苑とネジの定められた運命を対比させ絡めたら面白かったのになぁ。もしネジを出したのに意味がないのならガッカリだよ…

ちょっと思うところを…

●ナルトの世界は架空の独自世界ですが、映画では2作目では中世風の騎士を、今回は古代中国と古代日本を取り入れた様で、魍魎の力で動く兵馬俑(へいばよう)は世界遺産になっている秦の始皇帝稜のそれを想像させるし、魍魎の姿はヤマタノオロチの様ではないですか。

●今回の敵は人間の心に潜む悪しき心
本来、明暗や善悪、そのどちらも人の心にはある。だから魍魎は魍魎も紫苑も元は一体だと言ったのでしょう。紫苑は信じたくなかった様ですが(ま、誰だってしうでしょうけれどね、相手は魔物だし)。それを理性と本能のどちらがより強く支配するかが心の分岐点となり悪の道へ進むか、そうでないのかに表れるのでしょう。

●紫苑のお守りの正体は、紫苑を守る為ではなく、悪の力をも凌駕する強大な力を抑え込む為のもの。
それって一体何?
魍魎と一体になって封印するどころか、多分世界すら滅亡させてしまうくらいの力なんです。封印の場所が祠だったのは計算済みで、地下核実験を考えれば分かりやすいでしょうか。なので、今回火山の爆発くらいで済んだんでしょうねぇ(^^;)。

●すっごい外科医、黄泉!!!
短時間の施術にビックリだ。あれこそゴッド・ハンドでは(笑)。

●『ファイトーー、一発~~ ドーピング チャクラ蟲!!!』(オエーーーー;)

●四人衆の一人、ことごとく人を舐めくさったシズク。こいつ女なんでしょうか?
どうもダブル・オーのバカ妹や多由也など、舐めきった女は好きになれない(怒)。

●出ました、リーの酔拳!
あの秘密兵器、超コレでボーンの正体は単なるウィスキー・ボンボン(笑)

●水も滴るいい漢、ナルト。
これに巫女のハートは奪われた!

●超チャクラ螺旋丸
今回で他人との2度目のコンビネーション。
1度目は2作目の映画での騎士・テムジンとの赤い紅蓮螺旋丸。そして、今回は淡いピンクで色味こそ優しいですが破壊力抜群の紫苑とのコンビネーション。

●螺旋丸はかなりの破壊力だけれど、雷切の方が上?カカシ先生、もっと早く来てよ!

●紫苑のプロポーズの意味が理解できていないナルトに笑い。

今回の真のヒロインは足穂さんです(マジですかい?)

●魍魎のCVに星一徹が!

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No  204

アニメ【NARUTO】感想

■276話「うごめく」2008年4月24日放送
脚本/鈴木やすゆき 絵コンテ/にいどめとしや 演出/木村寛 作画監督/徳倉栄一

アスマが原作でこの後どうなるか分かっているだけに、切ない。
原作では、ナルトが里へ戻った時には、角都とおバカ飛段(失礼)が火の寺を襲っていたのですが、ここでアニメ・オリジナルを挿入してアスマにもう少し活躍してもらおう、って魂胆(?)ね。

私も少し前に知ったんだけれど、
アスマって三代目の息子だったのね;で、木の葉丸とはおじ、甥の関係だと。でもって、これも気づかなかったんだけれど、木の葉丸って『猿飛 木の葉丸』なんだねぇ。どんだけ知らないんだ、私(^^;)。

多重影分身で新術の修行をするナルト。
ええ、確かにこの修行を思いついたカカシ先生はすごいです。でもヤマトもすごいよ、ってかえらいよ!カカシはすごい忍者だから尊敬されるのも当然なんだけれど、先輩と後輩の関係って絶対なんだな、って思っちゃいました(^^;)。でもって、ナルトが間髪を入れずに次の段階へ進もうとした時のヤマトの「あ、ちょ、ちょっと…」という、狼狽ぶり。うふふ、あの慌てぶりにも萌えたわ、声がね、いいのよ♪

その後カカシにいいように使われたり、一楽のラーメン奢らされたりで、ここでもカカシ先生は攻という図式が(笑)。

頑張っている友人に差し入れを…という事で、激励に来た(?)サイですが、人一倍つーか、ナルトは多重影分身しているんですケド;で、持ってきた差し入れのリンゴがとても多重影分身分はないので“自分で食べる”って訳ね(^^;)。サイのこういう天然さが大好きだ(笑)。

遠くから紅を眺めるアスマ。それに気付かず植物に水をやる紅。この時、水をあげていた植物には蕾が。この蕾、紅の中に宿る子どもを意味しているのか、それとも、アスマとの愛を育んでいるという意味か。

アスマ班すべてが中忍となり、班は解散。でも、久しぶりの再結成。
中忍祝いとしてシカマル、いの、チョウジにお揃いのピアスを贈る程の思い遣りがアスマにはあるのに、焼肉代をナルトに払わせるのはナルトはアスマ班ではないから?(^^;)。

脱走した猫を捕まえるのは7度目、という木の葉丸。下忍の任務ってそんなモノ?ナルトが下忍の時はしょっぱなからSランククラス任務だった気が(ナルト大橋の時ね。ああ、白~~~~(TT)。

雨隠れの不穏な動きがアニメ・オリジナルなのね。リーダーとおぼしきキャラのCVは中井さんですね。


祝!『おまけコーナー復活』(笑)
好きなのよ、おまけコーナー♪
アスマの若かりし頃、萌えでない? ワルな外見にワタシ、ちょっと萌えでしたわン
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