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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  373

【C】を見終わって

【C】
未来を担保にバトルを繰り広げる経済(?)アクション。
最初は【遊戯王】とか【デュエル・マスターズ】みたいな単なるカード・ゲーム・アニメを想像していたのですが、でも深夜枠だしノイタミナだし何か訴えるものがカード・ゲームとは違うだろうと思っていました。
    
資本金をHPにして、未来を担保に戦う。

円紙幣が、バトルに負けると黒い紙幣に変わって行く。
そもそも紙幣に価値があるのは、紙だけれど価値があるという『信用』があるから。
恐ろしいのは、戦いの勝敗如何によって未来が変わり現在さえも塗り替えられてしまう事。
近代社会、経済力が大きく影響するとしても、

奢れる者の勝敗が一般市民を巻き込んでしまうという恐ろしさ。
主人公・公磨は机上の理論じゃなくて、身を持って『生きた経済』の一面を垣間見たんですね…

何が正しくて何が間違っているのか正解はないと、謎の男(ホメオスタシス?)は言う。
意味のないものはない。
どんな邪悪なものもどんな悲惨なものにも、必ず人類をよりよく導く為の意味がある。


近い未来、『円』がなくなってしまうかも…と思ってしまう。

最後に
三國壮一郎はシスコンだね。 妹が欲しかったのは『今生きる』という事。遠い未来じゃなくて。
これも失って初めて大切な事を知る、ってヤツですか…?


「EDにてノイタミナの26番目のエピソード…名前は無いが『C』と言う」
何だ、26番目のエピソードって?
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No  372

【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】を見終わって

【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】
終始NR視点で見ていたので冷静に観賞しましたが、最終回で思わず涙。
両思いカップルは女の子が死んでいて、あとは殆ど片思い(ぽっぽが誰かを好きだったか分かんないから)。

めんまを成仏させようと打ち上げ花火を計画するんだけれど、花火が夏を連想させ尚且つ夏休みは切なさをイメージさせるしで、最終回は涙ぼろぼろへと気持ちがクライマックス。
めんまを成仏させようとした本音がね、ぐっとクるんですよ。

真夜中の、大告白大会!

ゆきあつもつるこもあなる(『あなる』はねーだろvvしかも女の子なのに;)も、『自分が大事』というところは思春期だから仕方ない。
めんまが出来過ぎた人物だったんだよ!(萌え声と容姿の可愛らしさとで更に支持率アップなんだろうな)
輪廻転生出来るかどうかは分かりませんが、そうなれる事を信じて成仏したんだろうな、めんま。
そして、残された『超平和バスターズ』はめんまとの思い出が辛いものだけでなく、彼女の思いを大事にしながら一歩前進し始めた、って思っています。

でもって、渋谷ノイタミナ・ショップでイベント開催中の様ですね。

開催期間 : 延長開催決定!!
6月3日(金)~ 7月21日(木)
開催場所 : 渋谷パルコ パート1 5階 「ノイタミナショップ」内(渋谷区宇田川町15-1)
※入場無料
営業時間 : 10:00 ~ 21:00
※開催期間及び営業時間に関しては、変更の可能性がございます。
概要    : 「あの花」作中に登場する『秘密基地』を再現。
設定資料や作品原画の展示。
ノイタミナ作品関連グッズの物販。
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No  371

アニメ【NARUTO】437話感想

■第437話「潜入者」2011年6月23日放送
脚本/千葉克彦 絵コンテ/拙者五郎 演出/筑紫大介 作画監督/竹田逸子

久し振りに本編で笑ったなぁ。
もうずーっと長い間、重苦しい展開だったから。

ここ数回バンクの使い回しが多く、しかも同じバンクばっかりで、流石にNARUTOが好きな私でもうじゅうぶんだったのですが、
   
       今回の脚本、グッジョブ!!!
①『宿八』でナルトに“出し抜かれたヤマト”のその後のあたふたぶりや(酷ェ;)、l
②エー・ビー兄弟にダブル・ラリアットを喰らって首チョンパ(オエ;)されて死んだ筈の鬼鮫の真相とか、
③雷の国の大名と雲隠れの里の力関係(火の国の様に、同じ卓に座らないで離れて座る)とか、
④五大国の大名会談は開催するのが面倒とか、
⑤ビーのライブはジャイアンの様には疎まれずに、むしろ歓迎されているとか…etc.

色々と面白い脚本になっていて良かった!
おまけで
⑥雷影のドロップ・キック炸裂!とか(^^;)
あんなのまともに喰らったら死にまっせ~~~!

にしても、『サブちゃん先生』を『キンちゃん先生』に、『与作』を『吾作』にする必要性あったのかね?
演歌ラップって何よ?! イェ~~~♪
ウザいダジャレをラップに乗せるのか?(^^;)。


演出もね、
チャクラを見られる香燐が、ナルトとサスケのチャクラを比較するシーンにて。
ナルトが木漏れ日の中を歩いている時に香燐はナルトのチャクラを見て、ナルト本来のチャクラはまるで陽が差す様にその性格同様明るいんだけれど、木陰へ入るのと同時にもうひとつ奥に暗い異質なチャクラがあるのに気付く。
この演出、アニメでは良く表現されていたと思います。

それから、
       マスクの下のカカシ先生のフォルムがばっちりだった!

マスクの下の素顔は、今ではイルカ先生しか知らない筈なのに!(てへッ


ところで、2011年5月30日発行のWJの原作(№540:マダラの作戦…!!)で、「すわ、ネジ兄さん、ご乱心か!?」とネットでも話題騒然となりましたが、実は白ゼツの『成りかわりの分身』の術だと気付いた人はどれくらいいたのでしょうか。
私もすっかり忘れていたクチでした(^^;)。

◆白ゼツの『成りかわりの分身の術』
一度触った相手に成りかわる事が出来る。

              まるで ボンクレーみたいだ!!!

その際、チャクラも真似出来るので、白眼でも見切れない様子。写輪眼でもそうなのかしら?
白ゼツには他に『胞子の術』があり、相手に気付かれない間にくっついているらしい。
黒の術は記録以外は良く分からないけれど、白黒共に戦闘向きじゃない様です。




根の責任者だったダンゾウが死に、根は解散するんでしょうか。
サイの処遇は気になるところ。つか、ヤマトが心配なんだYO~~~~~!!!
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No  370

アニメ【NARUTO】436話感想

■第436話「一流の忍」2011年6月16日放送
脚本/吉田伸 絵コンテ/サトウシンジ 演出/西田健一 作画監督/甲田正行 河合滋樹

うちはアイ・バンクにて、イタチ兄さんの眼の移植手術を受けるサスケ。
アニメ436話
「兄さん」と瞼の兄を想って呟くサスケが切ない。

ぴえろさん、グッジョブ!!!
これだけでも見た甲斐があったというもの。もっとサスケ、言ってやれ!
感無量なんで、もう今回の感想これで終わりにしてもいいくらいだ!!!



終末の谷での対峙から三年余。
ナルトとサスケはあの時と同じ様に、螺旋丸と千鳥で拳を交えた!
木ノ葉病院屋上での戦いも含め、彼ら二人のガチンコ勝負は螺旋丸と千鳥と決まっているらしい(^^;)。

◎一流の忍なら拳を交えただけでお互いの気持ちが分かる…

終末の谷では残念ながらお互いの心の内は分からなかったけれど、今回は分かったというのなら、この三年間にお互い強くなり一流になったって証拠。
拳を交えた時間はほんの数秒。
なのにあれだけの内容を語り合っている。

    山中一族もビックリのすごい読心術だ!しかも超高速!!!


◎サスケの誤算?
イタチとも拳を交えておけば『イタチの真実』が分かったんじゃないの?
うちはのアジトでの戦いでは、サスケはイタチの心の内なんてどうでも良かったからかもしれないけれど。
うちはは拳を交えなくても、一族間なら『眼で会話出来る』のかもしれないです(^^;)


ナルトはサスケと拳を交えてはっきりしたと言っていたけれど、
今のサスケには将来への明るい展望はないのね…私もハッキリしたわ。
イタチを討つと決めた時から、サスケに明るい未来はなく、楽しかった思い出が過去にあるだけ。
結局イタチを討っても復讐は終わらず、サスケを待っていたのは更なる復讐だった訳で、その復讐すらもマダラにいいように利用されている。

厄介払いを『里を脅かす危険分子の排除』という名目で合法的にうちは一族は滅ぼされたのだから、サスケの怒りはごもっとも。しかも、ダンゾウ自らは手は汚さずに、イタチを使って同胞に手を掛けさせるという残酷さ。まぁ大勢の写輪眼相手にダンゾウだけでは対抗出来なかったでしょうけれど。

◎坊主憎けりゃ袈裟まで
うちは殲滅を直接下した里の上役への復讐だけでは物足りず、サスケのターゲットは木ノ葉全ての人間なんだから、その怒りの大きさが窺えます。

復讐以外は無いとサスケは言い、その対象はナルトも含め里全員。
一方ナルトの取る道はサスケを討って里の英雄となるか、サスケに殺されて負け犬になるかのどちらかで、(ナルトの)「生」か「死」かのいずれしかないというのが、サスケの弁。
サスケを助けて復讐を止めるというのが今までのナルトの持論だった訳なんだけれど、そこに今回は「覚悟」が加わった。
その覚悟とは、

        「サスケの憎しみを受け止めて自分も一緒に死ぬ」
ということ。
そこまですれば、お互いのしがらみである『憎き九尾』と『うちは』ではなく、ナルトとサスケという純粋に『個人』の繋がりが持てるという事なんですね。

大きな括りならば、ナルトも木ノ葉の人間だからサスケの復讐の対象になるけれど、個人的な恨みもないのにどうしてサスケと死んでやるとまでナルトが言うのか、サスケには理解出来ない訳です。

「友達だから救いたい」
かつて自来也が大蛇丸に出来ず諦めたこと。
「憎しみの連鎖を断ち切って平和を成すこと」
かつて長門が目指して成し得なかったこと。
一つだけでも困難なのに、ナルトは二つも目指し、託されている。

サスケの苦しみや悲しみ絶望は、長年の里とうちはとの因縁に因る恨みと『孤独』から来ると思います。

サスケが孤独なのは、自身が周りとの絆を切った所為もあるけれど、それだけではない。サスケは一族殲滅の夜以来、絆を失う一方です。
いわばサスケは『引き算の人間関係』。
一方、天涯孤独だったナルトは一から絆を作り、仇である九尾を体に宿していても寄り添ってくれるイルカの存在が、ナルトを孤独から救ってくれた。
ナルトのは『足し算の人間関係』。

ナルトとサスケ、出会った時はお互い孤独という共通点があり、親しくなりつつあったのに袂を分けてしまった…

火影という、木ノ葉の最高峰を目指すナルトをサスケは殺すと宣言した事に対し、カカシは管理者という立場からも自分がサスケを始末すると言います。サスケの為に夢を棒に振る事はないと。
でも、ナルトはサスケ一人救えないのでは火影の資格はないと言います。
火影はナルトの夢だけれど、今のナルトにとっては『友』を救って絆を繋ぎ、『憎しみの連鎖を断ち切って平和を築』けなければ、火影になる資格はないと考えていると思います。

もう友って何だってばよ!?
親しく交わっている人

ああ、まさにそれがナルトの目指すサスケとの関係だ。
今は、ナルトの一方通行だものね。

◎サクラの覚悟
覚悟の程度は言うまでもないです。
サクラが自身に課したのは『サスケを始末する役』。でもナルトは『サスケと一緒に死ぬ覚悟』が出来ていた!
ナルトのおかげでまた第七班に戻れるという希望を持ち続けられるって、どこまで他力本願なんだよorz


◎果たしてナルトとサスケの一騎討ちは成るか?
サスケをナルトにぶつける際に考えているマダラの余興って何?
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No  367

アニメ【NARUTO】435話感想

■第435話「宿命のふたり」2011年6月9日放送
脚本/吉田伸 絵コンテ・演出/木村寛 作画監督/小森良

バンクの多用は想像していましたが、ここまで同じサクラのバンクを使うとは…orz
しかも「え、これで続く?」な終わり方(゜o゜)
前半で前回に引き続き、原作にはないカカシとサスケの戦いがアニメでは付けた足されたのは嬉しかったけれど、アニメ・オリジナルの『木ノ葉の軌跡』や初期の頃に出たミズキのバンクまで出すとは!
でもサクラの見飽きたバンクよりはいいわ。(^^;)

が最大の武器』であるうちはにとって、イザナギが級のヤバさだとすれば、須佐能乎はそれに次ぐ特級にしたっていい位のヤバさ。
五影会談の後、続けさまにダンゾウと戦って、須佐能乎の使い過ぎでサスケの視力はかなりの低下。
眼の使い過ぎによる視力の低下はイタチやカカシも痛感しているんですが、サスケは万華鏡を開眼したばかりで、万華鏡のリスクの高さに気付かなかったのかもしれません。

ダンゾウのイザナギに対抗する為に出し続けた須佐能乎の時間はたぶん十分くらい。十分なんて一生からすればわずかな時間だと思うのですが、たったそれだけの時間すら術者に重いリスクを負わせてしまうとは恐ろしい。だからこそ、敵にも大ダメージが与えられる訳だけれど、あれは諸刃の剣だね。

◆第七班、それぞれの想い
◎カカシ 班長としてサスケを始末しようとしている~上司としての責任

◎サクラ サスケを目の前にして、やはりサスケを始末する事は出来ない~恋愛感情(「もう自分の気持ちに気付いただろう」とカカシに指摘される)

◎サスケ 一族の為に感情を捨て、犠牲の上に平和を満喫している里を攻撃~復讐の鬼

◎ナルト 大切な者を失う痛みを経験し、サスケの気持ちを理解しようとしている~復讐からの脱出の手助け


天涯孤独のナルトが『一から』人と繋がる関係を築いていったのに対し、
名門で親・兄弟の居る家庭に生まれたサスケは『引き算』の人間関係な気がします。


里を救う為、九尾の器となったナルトも、里の平和の為の犠牲者です。
個人レベルで受けた差別内容は違うけれど、犠牲者同士、サスケと本当は分かり合える筈というのがナルトの根底にある気がします。

復讐をしても亡くなった人は帰って来ない事くらい、カカシに言われなくてもサスケは分かっているんです。
でも、頭で分かっていても心が納得出来ない
サスケにとって『知らない誰かの幸せの為』に、何故『最愛の家族が犠牲』にならなくてはいけないのか。腑に落ちない事だと思います。
いくらダンゾウが里の為と言っても、写輪眼を使い捨てにしたり、己の命惜しさに香燐を盾に取ったりするのを見れば、里の為を思ってやったと言われたって信じられる筈がありません。
むしろ『こんな奴の為』にイタチや一族が命を落とす必要があったのか、と憤るサスケに同情します。

ナルトとサクラにサスケを殺す辛い役目をさせたくないのと、カカシは第七班の班長としてサスケを始末しようとするのですが、やはりサスケと対峙出来るのはナルトしかいないと思います。

同じ犠牲者なのに、一歩間違えたらお互いの立ち位置が反対だったかもしれないとナルトが思うのは何故か?

自分に何の落ち度もないのに、九尾を封印された所為で差別され、
まるで家族の様に親しみを感じていた師匠・自来也を亡くし、
だからこそ、
今だから、
サスケの復讐心が分かる。

両親の命を奪った憎い九尾を封印されたナルトに寄り添ってくれたイルカの存在は大きい。
一方、今のサスケの心に寄り添ってくれる人は居ない。
というか、ナルトがまさにそうなんだけれど、サスケは唯一無二のイタチを失った事で外へ目が向けられない状態。
本当ならば我愛羅が言う様に、暗闇に居るからこそ、小さな『光明』=希望 にも気付く筈なのですが、サスケは心を固く閉ざした状態なのです。
サスケの心の扉を開く鍵にナルトがなる事を願ってやみません。


それにしても、
ナルトが螺旋丸で、サスケが千鳥で三度拳を交えましたが、
今回はさすがにサクラは「二人とも止めて」とは言わなかったですね。
香燐がサスケを諦めた様に、サクラにも心の変化があった様です。
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No  366

アニメ【NARUTO】434話感想

■第434話「背負うべき重荷」2011年6月2日放送
脚本/彦久保雅博 絵コンテ・演出/福田きよむ 作画監督/Eum Ik hyun

サスケ・ファンにとっては痛い展開ですね;
今回の数々の暴言や暴挙に非難ごうごうでしょうしね。

それから、今回もサクラへはとても厳しい感想になっています<(_ _)>

ですが、この作品は
    『何を描いた物語なのか』
    『作者は作品を通して何を伝えたかったのか』

                         は最終回まで分からない。

イタチのファンになる前から、元々【NARUTO】に対しては作品愛だったので、
サスケが堕ちるところまで堕ちた許せないヤツ
        といった視点で見るところからはとっくに脱しました。


サスケの事、ただ言われているだけじゃ浮かばれないので
サスケを考えてみる◆

サスケは以前の、第七班でスリー・マンセルを組んでいた頃とはもう違う。
大蛇丸のアジトで会った時に、既にサスケの変わり様をサクラは見ていて分かっている筈。
それでも惚れた者の弱みか、サスケを手に掛ける事はサクラには出来ない。

愛する者を他の者に手を掛けられるくらいなら自分が、という気持ちもあったと思う。
一人で始末しようと決心したもののカカシに窘められ、その役目を譲ったはいいけれどカカシ一人に負わせられないと再びサスケを狙ったのですが、やはり『覚悟が足りなかった』

サスケは木ノ葉の仲間と一緒にいては目的を達成出来ないと『覚悟を決め』て抜け忍となっているのです。
マダラ風な言い方をすれば、「サスケにとって復讐は、里よりも重たかった」って事です。
人を思い遣る気持ち(好きになる事)は尊い事だけれど、サスケが抜け忍となった時、サクラの涙ながらの説得なんかでサスケの気が変わるわけがないとつくづく思いました。
クールで成績優秀でカッコいいなんて理由で好きになり、大切な者は誰一人亡くしていないサクラとサスケに接点など無い。ましてやスリー・マンセルを「楽しかった」と言うサクラとは相容れないでしょう。
サスケが居なければ孤独と同じなんて、家族も一族も全て亡くしたサスケと同じ筈がない。
サクラは自分と居れば後悔させない、とか、
復讐も手伝う、とか、
何とかする、とか。
何甘い事を言っているんでしょうか。
恋が冷めたらどうするんでしょう(^^;)。

両親を失い、しかも両親を含め一族殲滅の犯人が敬愛する兄であるという事は(実際は任務だった訳ですが)、幼いサスケには筆舌に尽くしがたい事だと思うのです。

イタチを討つ事を目標としながらも、第七班で仲間意識が芽生えた事も確か。
だから、里を出る時にサクラの想いに応えたのです「ありがとう」と。
思えばこれがサスケの精一杯の誠意だった気がします。


◎横並びが好き?

強すぎる力を持つと周囲との調和を取れなくなって、最初こそ望まれたのに疎ましがられてしまう事を、イタチは分かっていました。

ダンゾウがうちはの能力のすごさを認めながらも、造反の可能性を危惧してイタチに殲滅を命令したまではまだ分からなくもないけれど、殲滅前にシスイを殺させ(十中八九そう思う)シスイの瞳力を使ったり、うちは殲滅後はイザナギの道具として使い捨てにするという『人権を無視した平和や正義』には、サスケならずとも憤りを感じずにはいられない。

何故平和を維持する為に一族を滅ぼし、その重荷をイタチ一人に背負わせたのか。
サスケが憎悪するのは尤もです。

香燐に止めを刺せたらサクラの覚悟を認めようとした時に、サクラがハナから刺客として来た事をサスケが分かっていたのが不思議でしたが(山中一族でもないのに、いつ読心術を習得したんだろーって (^^;)、今はイタチの命を犠牲とした上で平和を満喫している木ノ葉の人間全てがサスケの復讐の標的なんですね。


◎先生に暴言

音の四人衆がサスケを迎えに来た直前にも、サスケはカカシへ暴言を吐いていましたが、サスケが抜け忍となったのはカカシが不甲斐ないからではありません(^^;)。

木ノ葉崩しでの三代目と大蛇丸との師弟対決と、サスケを前にしてカカシは自分と重ね合わせ、愛弟子を倒さねばならない辛さを今身を持って体感している訳です。
もうね、サスケのカカシへの暴言の数々が『痛い』ではなく、『痛々しい』んです。

ダンゾウとカカシとでは写輪眼を有した経緯が全く違うのだけれど、ダンゾウの仕打ちを知った今となったら写輪眼を持っているというだけで、サスケの憎悪の対象になっちゃっているのね;

罵詈雑言の数々を浴びせられても、マダラにここまで(洗脳されている)とサスケを受け止められる辺り、やはりカカシ先生は大人です(てか、カカシ先生を嫌いな人なんていないでしょ)。


あーそうそう、カカシの万華鏡、黒との配色が逆だよ!
赤黒の配色が逆のカカシの万華鏡


サクラ、ナルトときて、今回はカカシ視点でのバンクかと思いきや、またサクラでがっかりだ…
何で432話で使ったバンクをそのまま持って来るかなぁ。
サクラはもういいよ(ぼそ)。
カカシとナルトでお願いしますよ。

バンク多用が数週間続いていますが、サスケVSカカシの戦いでアニメ・オリジナル部分があったのは嬉しい(^^)。

カカシ先生の土遁・土流壁。
土流壁

壁に犬が
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