No 337
Date 2010・11・29・Mon
アニメ【NARUTO】407、408話感想過去編 木ノ葉の軌跡 2010年11月25日放送
■407話「ド根性師弟修業編」 脚本/武上純希 絵コンテ・演出/濁川敦 作画監督/金塚泰彦 堀越久美子 ■408話「ド根性師弟忍風録」 脚本/武上純希 絵コンテ/にいどめとしや 演出/堀内直樹 作画監督/高橋直樹 青鉢芳信 総作画監督/浅井聖子 時間の流れでいうと、ナルトが終末の谷でサスケと決別。 他里の動きでは、雨隠れの里の山椒魚の半蔵がペインにやられた後。 自来也がナルトに、サスケから手を引く様に言ったのは、大蛇丸を止められなかった過去があるから。 傷付いたナルトを目のあたりにして、これ以上心も体も深手を負うのを見ていられないからなんですね。 それにこれからナルトを狙うのは大蛇丸だけではないと(というか、大蛇丸はサスケを器にと考えていたので、サスケが手に入ればナルトに対してはアウト・オブ・眼中でしょう。暁からも抜けているし)、この時自来也はペインの存在をほのめかしています。 それでもサスケを連れ戻す事に執着するのなら幻術対策は必須だ、と修行に出たのですが、今回は『少年編』と『疾風伝』の間の空白の三年間に起こったエピソードとなっています。 ◆ガマ力さんって、この頃からの付き合いなのか。 ◆大玉螺旋手裏剣ってこの時に習得したのか! 今回のお話、バカも貫けば愚かではなくなる、って事ですかね。 大事なものを守るために、人はどこまで諦めずいられるのか。 説得しようが力づくで止めても無駄な上、無理矢理振り向かせようとすれば心も体も傷付く事は避けられそうもない。 そうと分かれば縁を切るか、それでも自分の意志を貫くか。 傷付かずには済まない事を分かっていて突き進むのは只のバカ者。 それでも初志貫徹する事が出来れば、山のように動かない心を動かす事が出来るかもしれない。 それにしても、今回も原作からかけ離れない様にストーリーを作っていますね。 修行へ行った先の村を雨隠れの抜忍カンダチが仕切っていて、雨隠れは長門の出身の里。 カンダチはかつて雨隠れの頭領半蔵の右腕だった…という事は、長門も会った事があるかもしれない、って設定? 以前、自来也がその村のスクネとヨネという夫婦の家に一宿一飯の世話になったという。で、その息子がタニシという少年。 カンダチは雨隠れを抜けた後の新たな自分の拠点にしようと村へ来たけれど、村人との共存を選ばす乗っ取ったのは、人を信用しないから。 カンダチ曰く、人を信用するのはバカだそう。 カンダチに歯向かい命を落とした父はバカだとタニシは言う。 「敵いもしない相手に無駄死にした」と。 でも逆らわないでいる事は、ただ「生かされているだけ」。 スクネが命懸けで村を救った行為は尊いけれど、生きてなんぼというタニシの思いも分からない訳ではないなぁ。 それでもカンダチのいいなりになっていたら「生かされているだけ」になってしまうから、父の死を無駄にせず、「生きている」と実感する為に立ち向かう勇気をナルトからもらった事を考えると、ナルトとの出会いはよいきっかけになったと思います。 最後、四代目が出て来たのは嬉しかったなぁvv スクネとタニシの父子の話を見たら、四代目とナルトにもそういうふれあいをさせてあげたかったと思いましたよ(;;)。 さてさて久々のオマケ・コーナー。 このお話はオフィシャル・ファン・ブック『皆の書』に収録されています。 それにしても、ギャル・ナルトの乳揺れっぷりにスタッフの並々ならぬ愛を感じますわ(ユサユサさせるのは結構処理が多くなるらしいので)。 確かにね、 短パンよかTバックにして欲しいという自来也の気持ちはよ~~~く分かりますが、 でもナルトの変化だから!!! |
No 336
Date 2010・11・19・Fri
アニメ【NARUTO】406話感想過去編 木ノ葉の軌跡
■406話「ああ、青春の漢方丸」2010年11月18日放送 脚本/渡邊大輔 絵コンテ・演出/熊谷雅晃 作画監督/山下宏幸 今回、ストーリーは老若男女問わないし、絵も安定していて良かったです。 アニメオリジナルの過去編、脳内変換できるネタ多発で楽しいのですが、たまには頭をニュートラルにしたいので、今回の406話は良かったです! 前回405話(イズモとコテツ)などの、全くのアニメオリジナル話と違い、今回は原作であったエピソードを上手く繋げています。 私はこういう手法が好きです。 原作を損ねずオリジナルを作るのは難しいと思うのですが、違和感ないアニメオリジナルには拍手したくなります。 とはいえ、ちょっと気になる点も。 綱手はペイン戦の後、暫く意識が戻らなかったと思うので、ガイが作った飲み薬が飲めるかどうかは疑問。でもリーには綱手の容体が伝わっていなかった、というのなら納得。 ●ガイって調剤の心得もあるんですね。 原作にもあった、中忍試験でリーが我愛羅と戦った際のダメージは深く、リーは忍を辞めるよう言われたのに、その後奇跡的に復活を遂げ君麻呂と戦ったのでした。 綱手の診断による重要な神経系の周辺に骨の破片が深く潜り込んでいた、という部分は原作や以前放映されたところと変わりはないのですが、この徐福花から作った薬には砕けた骨を溶かして吸収する成分でも入っているんでしょうかね? ◆徐福花:七色に輝き、徐福山の麓の森にしか咲かない霊草(だそうで)。 余談ですが、『徐福』とは、秦の始皇帝の命で、東海の三神山に不死の仙薬を求めたという伝説の人物の名前(広辞苑より)。 でもって、徐福花が生えるこの森は別名『さまよいの森』と呼ばれているそうで、昔古戦場だったとか聞かされたら何てことない現象も霊の仕業とか思っちゃう; あの団子屋のお婆さんって医療班のフロフキって忍者の変化だったんじゃないの? ●研究ひとすじ(?)なフロフキさん、私には何故か腐女子に思えるんですケド; 根拠はありません。そんな描写も一切ナシ! でも同じにおいを感じるんです(^^;)。 ●無理矢理引き抜こうとすると、抜いた者の中にある強敵が現れるという徐福花。 さすが『霊草』! 単なる『薬草ではない』って事ね。 ●花屋でも知らない花がある~薬草は山中花店の範疇外だから。当然といえば当然か。 「どうしてボクだけこんなことになる」 ― 忍としては復帰できないと綱手に診断された際、本当に「何故リーばかりがこんな辛い目に?」と対我愛羅戦が終わった時に思ったのを思い出しました。 忍術も幻術もない、でもそれを補うほどの過酷な修行をしてリーは下忍となったのに、なんと惨いと。 ガイとリーの師弟関係も大好きです。 苦しみを愛弟子リーにだけさせまいと、薬百粒をリーが飲み終わる迄横で超高速腕立て伏せするガイ先生がね、熱すぎて笑っちゃうけれど愛情の深さを感じるんです。 いてもたってもいられないリーに、ゆっくりと養生する大事さを教えたガイも良いし、 それを聞き入れて、師の深い愛情のありがたさからか、ベッドの中で横になっているのに姿勢を正すリーに、胸を打たれたなぁ… ●汗と涙と愛情と仲間の熱い友情が入った『愛の漢方丸』はまずいらしい。 でもそのまずさの中にガイの汗と涙の含有率は何%くらいなんでしょう(^^;)。 頑張っている人にそれ以上頑張れと言うのは私には酷に思えて言えないんですが、 ナルトはリーの性格を知った上で言っている、というのが印象的でした。 ナルト曰く、リーは何があっても絶対に諦めないし、確かにリーなら苦難を『乗り越えようと頑張る筈』。 余程その人の性格と置かれている状況を理解していていないと言えない言葉なんですが、それに代わる上手い励ましの言葉がなかなかないのでつい使っちゃうんですよね、「頑張れ!」って。 ところで、徐福草を取りに出かけた時にナルトが来ていた服はガイから以前もらったものでしたね! 自来也は「ダサい」と評していたのですが、案外似合っていると感じたのは私だけ?(^^;) |
No 335
Date 2010・11・12・Fri
アニメ【NARUTO】405話感想過去編 木ノ葉の軌跡
■405話「アニマル番外地」2010年11月日放送 脚本/千葉克彦 絵コンテ・演出/福田きよむ 作画監督/Eum Ik-Hyun 突っ込みドコロ満載で楽しかった♪ 前回の予告で、コテツだけ出ていたので思わず「イズモは?」と思ってしまったのは、彼らをコンビだと思っているからで(^^;)、片方だけしか出番がないとしたら大方の予想(期待?)を裏切るのでは… と思っていたのですが、想像以上の出来でしたね(笑)。 久々のおまけコーナー(脚本の渡邊純也さん、グッジョブ!)でもぼやいていた通り、彼らは門番とか資料整理とかあまり忍者としてのスキルを要求されていない任務が多いなぁ、なんて思っていたんですよ(^^;)。 綱手のパシリとか(ゴニョゴニョ)。彼らは秘書なんだろうか。 まぁ本人も『五代目の雑用』って認めちゃってるんですが… 言われてみれば、中忍試験でナルトらの試験官だった筈なのに今ではネジの方が上だし、試験された側のシカマルは隊長も務めた経験があるから同一視できない。 28歳で中忍ってどうなの? でも腐るな、ナルトは下忍だ! ☆感知タイプが居ないとお嘆きのコテツ。 シノが油女一族だという事に気付かないなんて、名前をあらかじめチェックしてないのだろうか。そういうところがあるから中忍のままなのでは(^^;)。 彼らはイズモ&コテツ(リバでも可)というコンビネーション。 お互いなくてはならない存在なんです。 「いつかは二人で上忍になろう」と誓い合った仲なんです。 寂しん坊だし。 ☆飛段と角都との戦い以来のコテツの鳥の頭の様な巨大棍とイズモの水遁・水飴拿原。 ☆イズモってこんなにも美型だったっけ? ああそうか、これはコテツの脳内だから美型度3割アップってか? ☆ダチョウに『最大のライバル』と言わせたナルトは誇るべき? ☆忍犬、忍虫、忍蛙、忍ダチョウ。 もう何でもアリですね。 忍動物は話せるのに、何で赤丸は話さないんだろ? ☆中忍試験会場が第44演習場って、一体演習場はいくつあるんだ? ☆禁猟区となり世界中の猛獣、珍獣の保護区となってしまったという零区は熱帯なんですか。 食虫花に蟲を食われてしまったシノがお気の毒。 ☆植物だけではなく、動物にもやられてしまうシノの蟲。 ☆一匹ずつに名前があるのか、シノの蟲!? しかも皆『コ』で始まるのか。 滅多に見られないシノの狼狽ぶり。 ☆ダチョウのクセにコンドルという名の忍鳥。 舞い上がって蹴る駝鳥制空斬、強烈なケリの駝鳥旋風撃、駝鳥昇龍弾、シャイニング・ダチョウキック(笑)、駝鳥流星爆って、体術多彩じゃん(^^;)。それに変わり身や口寄せ、羽根の下にクナイを隠し持っているし。 ☆『忍アニマル四獣士』って、ダチョウ、カンガルーの親子と大アリクイなんですか? 大アリクイはたまたまシノが蟲使いだったから有利だったに過ぎないのでは(^^;)。 それにしてもダチョウにやられて死ぬなんて事があったら、忍としておまぬけもいいとこだ。 殆ど負け意識に押されたのに、イズモが現れた事が起爆剤となって立て直すコテツ…コテツは死の淵で(大袈裟な;)イズモの存在の大きさを思い知った訳ね。 次回のコミケではぴえろはカカイル本とコテイズ本出すよろし! おまけコーナーでもサービス満載で、 この間はカカイルで大盛り上がりだったのに!!! 可愛いので画像も入れてみました。 それにしても、 お邪魔してしまったと勘違いする綱手の反応、これ、分かるわ~~~!!! |
No 334
Date 2010・11・05・Fri
アニメ【NARUTO】404話感想過去編 木ノ葉の軌跡
■404話「出撃!テンテン班」2010年11月4日放送 脚本/千葉克彦 絵コンテ・演出/三田茂 作画監督/田中ちゆき めちゃくちゃ強くなってしまった現在のナルトと比べると、少年編は術の少なさや威力の弱で物足りない。 それでも今回のテンテン班では螺旋丸は使える様になっているし、ネジの回天が「ここで出るだろう」という予想通り見られて良し! それにテンテンの巻物がどういうものか、今更ながら分かったし(遅せ~よ;)。 テンテンの巻物って今まで魔界天浄をブチかました三蔵様と似ているな~くらいしか意識していなかったので(酷ぇ;)、あれが時空間忍術だと分かったのが収穫でした。 流れとしては、中忍試験でリーが我愛羅と対戦して負傷、その間のDランク任務。 木ノ葉崩しがあって間もない頃なので、Dランク任務は担当上忍抜きの下忍のみで遂行されるって事らしい。 今回のを見て、つくづくガイ班って『肉弾接近戦』を得意とする班なんだって思いました。 ガイとリーの熱血師弟は体術のみなので無論ですが、 私が、ネジは白眼を使う索敵としなやかな身のこなしであまり『肉弾』だと意識していなかったのですが、確かに言われてみれば柔拳って対接近戦だわ… ☆失敗を恐れずに『忍術とはチャレンジだ』というイオウ。 両側に切っ先がある諸刃クナイ、 両側が持ち手の諸手クナイ、 持つ事が困難な千刃手裏剣、 わざわざ鎖鎌を改良する事もなかった鎌鎖、 自身が貼り付いて操作する、危険この上ない忍者手裏剣。 たまに凄い発明もあるけれど、「しょーもな」的な発明の数々にDr●松を思い浮かべたり…(ゴニョゴニョ)。 ☆確か魚が焼けたからとイオウとショウセキを呼びに行った筈なのに…戻って来たら炭ですね(^^;)。 どの研究にも費用はかかるもので、この研究所(木ノ葉忍具研究所って、そんな部署もあったんですね)も例外ではなかった。 イオウの弟子ショウセキ(なんか、三木のり平っぽくね?)は試作品ならいいだろうと売って費用をねん出していたんですね。 どこの里の者か分からないけれど忍具マニアと思われていた(^^;)ガメルとクスネ。 この二人の名前、「がめる」と「くすねる」から来ているんだわ、きっと。 蛇行~伸び縮みして曲がってしなる十文字槍。 鶴亀~忍具の発射装置を組み込んである盾。 そして研究の末に出来上がったのが地団太。 これは『業物』で、『業物』とは名工が鍛えた、切れ味のよい刀剣。 これを扱うには力ではなく術(とセンス)なんですね。 テンテンは起爆札を使ってその爆発の威力を攻守に結びつけて扱ったけれど、そういえば地団太を使った戦いを見ていないと思ったら、これは未完成だという事で約2年経った現在完成した地団太を取りに来た、って事なのね。 これで完成品としてテンテンの手に渡ったら、今後公式でもテンテンが地団太を使用する事があるのかな(ゲームで使えたり)。 チョウジの肉弾戦車とどっちが威力が上だろう??? ☆今回はネジと二人きりで研究所へ取りに来たって事? ネジ×テンテン派は喜ぶんだろうか。 それにしてもテンテンって忍具マニアだったのか。 恋やおしゃれよりも、今は忍具に目を輝かせているテンテンが可愛い |
No 333
Date 2010・11・02・Tue
アニメ【NARUTO】403話感想過去編 木ノ葉の軌跡
■403話「ナルト・アウトブレイク」2010年10月28日放送 脚本/渡邊大輔 絵コンテ・演出/小平麻紀 作画監督/洪範錫 嵩本樹 NARUTO outbreak~ナルトの暴走。 任務先で流行っていたウィルスに感染した疑いがあるという事で、綱手から捕獲命令が出たナルトですが… 謎のウィルス、チャクラ・ウィルス。 飛沫感染し、チャクラを熱に変え、治っても数カ月はチャクラを練られないという。その間忍としては使いものにならない厄介なもの。 ナルトの鼻水浴びてサクラが発熱した事から大ごとになってしまったのだけれど、検査の結果、ナルトもサクラも陰性という人騒がせな結末に… ☆『食い過ぎの注射』って何? 食欲を抑える為のもの?それとも食べ過ぎた後に効くの? (この場合、食欲を抑えるものではテウチさん、商売あがったりなので食べ過ぎに効くやつか?) ☆執拗に浴びさせられる『吹き矢』。 ナルトは人間なんだから!言葉分かるから!!! 普通に注射しましょうよ(^^;)。 ☆久々に出たッ! シズネの『仕込み針』! 木ノ葉崩しでカブトと「見合った見合った状態(^^;)」以来でやんす。 ☆神社(の記号で『鳥居』)禁止って何? ☆からくり八卦の陣って、ゲームのトラップの様だ。 ☆ナルトを追う医療忍者が防毒マスクをしていたのに、屋外ではシズネと綱手がしていないのは何故?(サクラの病室でしていたのは、既にサクラは発症していると判断したからなのか?って、実は陰性だったんだけれど…) ☆サクラ「馬鹿は風邪引かないというけれど、騒動は起こすのよね」 って、ナルトは悪くないでしょ?(^^;) 他国には勿論里にも知られてはならない、極秘に対処しなくてはならないと言っていた割には大ごとになっちゃったのは綱手の所為だよ?! 最初っから 「お前に新型ウィルス発症の疑いがある。速やかに検査に来るべし。陰性なら隔離!」 って言えば済む事じゃね?(^^;)。 でもまぁそれじゃお話にならないんですけれどね。 それにしてもここのところ、スタッフは随分新しい人に変わりましたね。 でも総作画監督が金塚泰彦さんだったので、少年ナルトの可愛さはそのまんまでした。 |
| WIND OF MOON |
|