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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  111

アニメ【NARUTO】感想

■第207話「封じられたはずの能力(ちから)」 2006年10月26日放送
脚本/武上純希 絵コンテ/にいどめとしや 演出/木下ゆうき 演出助手/おおくまネコ。 作画監督/ウクレレ善似郎

八雲編の完結。
鞍馬邸焼失の真犯人は、八雲だった!
正しくは八雲の心の隙間に入り込み、八雲を支配しようとした般若面の『イド』という怪物だった訳ですが、それは八雲の心の闇が作ったもの。

三代目が亡き者にせよ、と紅に命じたのは、八雲の中の『イド』だった。
そうでしょうとも!
人徳者である三代目が、
命を張ってまで里を守った三代目が、
『里の種火』である子どもの八雲を消すように命ずる筈がないですから。
でも八雲を救う事は、紅に辛い役目を負わせる事になってしまいました。
そういう辛い役目を引き受ける事も、上忍の任務の内なんですね。まぁ、上司っていうか、『上に立つ者』『先生と呼ばれる人』は部下や弟子達の辛い部分や責任を持ってこそ、なんですよね。だから絆は強く深い訳です。

両親を失った(正しくは、八雲の闇の部分であるイドが八雲の両親を亡き者にしたのですが)八雲が慕えるのはもう紅だけなのに、
その紅に忍者として生きる事を諦めさせられ、
自分の命が狙われているとすれば(これも八雲の勘違いなのですが)、
紅を信頼していればそれだけ憎む気持ちも大きくなる訳です。
三代目から八雲の面倒を任された時から、紅は自分が八雲にいずれは憎まれるだろう事は予測がついていたと思うし、やはり紅にとって八雲は可愛い弟子でもあるので、八雲の紅を憎む気持ちは痛いほど分っていたのだろうなぁ、と。だから八雲が紅を消そうとしてもそれで八雲の気が済むのならと、狼狽もしなかったし、逃げも隠れもしなかったのでしょう。こういう大きな愛が分らないところがまだ八雲は人生経験が足りない子どもなんですよ。ま、あれくらいの年齢では仕方のない事ですけれど。

紅の心臓を貫く絵の下には、しかと抱き合う師弟の絵が隠されていたのですが、それは八雲の紅を慕う本心でもあり、そうあって欲しいという願望とも取れるのですが、でもその師弟愛も八雲の幻影が作り出したものだったとしたら怖いなぁ。
でもこれはアニメの【NARUTO】だから、そういう事はないでしょうね、きっと。

今回上手いなぁ、と思ったのは、
八雲もナルトと同じ様に化けモノを体の中に持っている、という点です。
でもナルトは自分の意志で九尾を持っているのではない。でも八雲の怪物は自分で生み出したものです。そこが決定的に違う。

紅班の絆を確認し、
最終的に紅は班の先生に戻った、という事で、良いオチでした。

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No  110

【仮面ライダーカブト】

サブタイトル井上脚本の1時間

日曜朝8時半からの【牙】が断然面白いよぅ!
感想は全て放映し終ってからと思っていたのだけれど、我慢できません(笑)。
井上敏樹さんがシリーズ脚本なのですが、これは井上さんの先の読めない展開がすごく良い感じで出ていて面白いのです。
が、
何故にライダーではあんなにキャラが壊れてしまうんでしょ???
昨日の【仮面ライダーカブト】、
天道の壊れ具合に目を疑ったわい・・・;
まぁね~、樹花に対しては目の中に入れても痛くない程の兄妹愛ぷりですが(でも樹花は本当の妹じゃないのよね。愛し方は父親の娘に対する溺愛ぶりに似ていますが)。
それから、神代の扱いが気の毒でなりません。
神代の「痛いキャラ扱い」は、
岬さんを「ミサキーヌ」と呼び、
加賀美を親友呼ばわりしだしてからかなぁ。

あ、ちなみに【仮面ライダーカブト】は【仮面ライダー555】の次に好きです。
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No  109

アニメ【牙-KIBA-】感想

■第31話「野望の代償」 2006年10月29日放送
脚本/井上敏樹・古怒田健志 絵コンテ/藤澤俊幸 演出/西村大樹 作画監督/輿石暁

またもや、脚本にヤラレター!(いい意味で)

そう、ラジャはヒューだったのだ!!!

エルメイダを転送した時、エルメイダと繋がりがあるのか、と思いましたがまさかその正体がヒューとはね。

もう眼鏡(ヒュー) VS 眼鏡(ノア

対決が叶っちゃったよ~~

んー、ラジャは
他人がスピリットを巻き上げるのは許せないけれど、
自分がスピリットを巻き上げるのはOKなわけね(笑)。
いや~、酔わされたロベスがスピリットを盗られそうになった時、ラジャは余計な事をするなと制したでしょ。その時「何か気味悪いヤツだけれど、本当は良いヤツ?」とか思ったんだけれどね・・・

気を失ったゼッドからまんまとキースピリットを盗んだけれど、
スピリットも人を選ぶそうで。
ゼッドからアミル・ガウルを盗み、
今回ジャウストでノアからもキー・スピリットをちょうだいし、
元々自分の持っているのと合わせてキー・スピリット3体に揃えようとヒューは思ったみたいだけれど、拒絶反応が出ちゃいました。
九死に一生を得た感じのノアが優勝。
それでもゼッドとの真剣勝負ならずで不満げなノア。
いい加減に目を覚ませよ、ノア。
本当の敵、
全力で戦わなければならないのはゼッドじゃないでしょ。

今回、女の子とはしゃぎすぎて不戦敗になったロベス、ジーコに怒られるな、きっと(笑)。

酒と女には気をつけよう>ロベス。
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No  108

アニメ【銀魂】

待っていましたよぅ、若本規夫さん!

松平片栗虎・・・どうせなら「片栗粉」にして(笑)。

【魁!!クロマティ高校】のメカ沢のインパクトの強さ、
【金色のガシュベル!】のベリーメロンことビクトリームに大ウケし、
上記2キャラのビジュアルと声のギャップ!
シブーイお声がミョ~にミスマッチで、つい笑いが(失礼)。

【天保異聞 妖奇士】の鳥居耀蔵役はぴったりですよね。
片栗虎も合っているのですが、何ぶん役自体がハチャメチャなので(^^;)。

今度登場する時は上さまの『殿様ゲーム』の時でしょうか。

ああ、早く『八郎』と『ヘドロ』さんが見たいよぉ。

にしても、今日の近藤、ホントお気の毒です・・・

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No  107

デジモン話

メルマガの『デジモンアドベンチャー・テイマー倶楽部』、久々に来ましたよ。

臨時発行号・・・って、今迄さんざん「再び映像でデジモンに会える日まで云々」とか書いてあって、実際セイバーズが放映されてからは全然発行されないんだもんね~どうしちゃったのかと思っていましたよ。

そのメルマガによると、3クール目でやっとOPが和田光司さんが担当だそうで、

デジモン主題歌=和田光司

の図式が成り立っていた私には、今迄セイバーズのOPに和田氏が起用されなかった事も、セイバーズがそれまでのシリーズとは別物であるというイメージを植え付けたのです。
とにかく和田さんの新主題歌、早く聴きたい♪

それから年末には02のDVDボックスも発売なんだとか。
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No  106

アニメ【牙-KIBA-】感想

■第30話「対決」2006年10月22日放送
脚本/井上敏樹・犬飼和彦 絵コンテ/吉田徹 演出/大野和寿 作画監督/竹内杏子

初代OPからジョーカーだと思っていたノアが、

やっぱ やってくれたよ!!!

シリーズ脚本が井上敏樹さんで、
これは絶対何かがあるだろうと思っていましたが・・・ついに

キターーーーーッ ! って感じでした。

今【牙】は私が視聴している作品の中では面白い♪
本当は放映が終了してから全体感想として書こうと思っていましたが、今回は我慢できなかった(笑)。

井上脚本の特徴は何と言っても『どんでん返し』と『予測がつかない』そして『テンポの早さ』。
最初の『やってくれた』は(^^;)、ミッキーの師匠であるデュマスが人徳者ではなく野望に満ちていて裏切った事。
これはね~、井上脚本を何本か見てきたけれど想像つかなかったです、平伏(^^;)。
で、今回のノアの言動なのですが、

ついにゼッドを憎んでいるって言っちゃった!

元の世界では病弱で、いじめられっ子で、ゼッドの強さに憧れていた筈。でもそれは同時に妬みでもあったわけです。
彼が元の世界での状況を打破する為に、ネオトピアに辿り着いたのはうってつけだったのでしょう。
ネオトピア(というかこの異世界)の医療技術は大変進歩しているようで、短命だと告知され特有のコルセットをしなければ生きていけなかったノアが、戦えるまで体力がついているのはすごいです。
彼の過去を知らない、
戦闘できるまで体を丈夫にさせてくれたネオトピアは、
きっとノアにとって好都合という以上に感謝しているのだと。

ネオトピアの『絶対規律』に、マインドコントロールされている事も気づかない程心酔しきっている彼に、ゼッドの心がきちんと届けばラスボスは今の所ヒュー。
届かなければ、ラスボスまでいかないまでもゼッドを惑わせつづけるのでしょうね。

ノアが病弱モードから態度が一変したスイッチの切り替えはドコだったかというと、それは

何と言っても ズ・バ・リ、メガネの形が変った時からでしょう(笑)

ヒューといい、ノアといい、眼鏡萌えにはたまらん。つうか、結局それかよ?

それにしても
「早くアミル・ガウル出せよ!」
と思ったのは私だけではないよね。

異世界の人間であるゼッドとノアが、
この世界で数体しかいないキー・スピリットを、この世界のシャードチャンピオン達を差し置いて何故持てるのか、
その点も気になっています♪

とにかく今後の展開に期待大!
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No  105

アニメ【NARUTO】感想

■第206話「幻術か現実か 五感を制するもの」2006年10月19日放送
脚本/武上純希 絵コンテ/奥田誠治 演出/濁川敦 作画監督/Kim Dae Hoon

うう、いつも録画の方を見てから(リアルタイムでは家事しながらなので)感想をupするのですが、今回感想を書き始めてから初めて録画に失敗(><)。なので今回は感想書くのをやめようかと思ったのですが折角続けてきたし、【NARUTO】以外にコンスタンスに書き続けているものもないので、記憶に残った所のみの雑感です。

八雲をなき者にせよ、と三代目が言ったのか否か、私もひっかかっています。
それが三代目でなくとも誰が言ったにせよ、自分の命が狙われていれば尋常ではいられなくなるのは当然なのですが、自分の能力を封印し、命を狙っているのが近しい者ならばショックは大きいです。しかも八雲はまだ多感な年頃だし。

彼女の体の中に化け物が居る(確か化け物が八雲の中にも居た、って設定だったと思う。間違っていた際には次回以降で訂正します)。

八雲もまたナルトと同じような存在だ、という事でナルトは他の者よりも彼女を理解してあげられるのでしょう。

八雲の術の厄介なところは、
彼女の作り出す幻術世界に陥ると脳に作用し、幻術世界での体験が皮膚感覚すら実際に体感している様に感じてしまう所。
だから火傷の痛覚もあたかも実際に体験しているように感じる・・・
はいいとして、何で雲海は実際にも火傷をしてんのよ?

動物も所謂『下等生物』の方がこういう時は役立つのだと、シノの虫を見てそう思いました(^^;)。
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No  104

【吟遊黙示録 マイネリーベ】

LIBE.jpg
DVD3、4、5、7巻の表紙。

キャラデザが芝美奈子さんという事で、以前から見てみたいなぁと思っていたのですが、地上波では視聴できない事を知り残念に思っていた所、ネッ友さまのご厚意により視聴する事ができました。

コナミから出ているゲームソフトが大元らしいです。
これも男子校なので、殆ど青少年しか出てきませんが、
主人公オルフェレウス(CV:櫻井孝広さん)の死んだ姉がちょこちょこと回想で出てきたり、彼と思想的に対立している(でも心の中ではお互い良きライバルだと思っているのでしょう)ルードウィヒ(CV:関俊彦さん)の結婚話で女性を出したりと、これは完全に女性向けだと思うのですがその辺BL風味にならない工夫がされているのを感じました(^^;)。

前半は殆ど学園内での出来事に終始するのですが、後半からは政治的な策略にも影響されていて、続編が気になるところです。
声優陣が豪華で、
前述の櫻井さん、関さんを始め、
関智一さんと“W関”(^^)、
美少女とみまごうカミュに保志総一朗さん、
石田彰さん、子安武人さんと、人気ドコロが勢揃いなので、
声優ファンとしても楽しめる作品ではないでしょうか(にしても、保志さんすごいよ・・・【デジモン セイバーズ】の大門大と180度違うよ)。

ウットリしたい貴女にオススメの作品です。
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No  103

アニメ【NARUTO】感想

■203~205話 (10/5)
NARUTOお引越し記念!木曜になってもやったらあ!愛と憎しみの師弟対決、上忍も下忍も入り乱れて90分大暴れだってばよスペシャル

【木ノ葉の里の大うん動会】
監督/伊達勇登 脚本/大和屋暁 総作画監督/外崎春雄

2004年映画化第1弾。同時上映【大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!】
この2本立ての感想はコチラ
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■第202話「紅の決断 とり残された第8班」 2006年10月5日放送
脚本/武上純希 演出/清水明 絵コンテ/十文字景 作画監督/金塚泰彦

新たなストーリー。
木ノ葉の、今は廃れた幻術使いの名門鞍馬一族の末裔・八雲の話。
絵筆で自然を操る事ができる八雲、スゲー!

■第203話「狙われた八雲 封印された能力」 2006年10月5日放送
脚本/武上純希 演出/木村寛 絵コンテ/高柳哲司 作画監督/森田実

幻術を喰らうと、相当な精神的ダメージを受けるのは良く分りますが、
術を喰らった後の

白目を剥いたアップは 子どもが怖がるのでヤメテ~~~!(><)


■第204話「紅の極秘任務~三代目との約束~」 2006年10月5日放送
脚本/武上純希 演出/熊谷雅晃 絵コンテ/田中ちゆき 作画監督/岡崎洋美

三代目の言う『あれを抹殺』とは何を指すのか。
八雲は自分の事だと思っているようですが、三代目が八雲を指して言ったとしたらショック!三代目の人格にも関わりますよ!
もしかしたら八雲の早とちりで、それが「木ノ葉は里ぐるみで自分を抹殺しようとしているのだ」に結び付いているかもしれない。
さて、真実は?
紅と三代目との間で取り交わされた話の中で、まだ明らかになっていない部分がある?!

3話まとめての放送で、気前いいのは大いに良いですが、感想の方はまとめてになってしまうので・・・

アニメオリジナルストーリーとなって、ナルトの同期達がバラ売り(?)で出てきて、その中で担当上忍としてガイは結構出てきています。カカシは外伝で読んだし、今まさに原作はアスマが出ているし、担当上忍ファンならそこそこ満たされている気がしますが、その中で紅の出番てそんなに記憶がないので、今回の紅フィーチャーはいいじゃないですか!個人的には紅の包帯のコスが気になってしょうがないんです(笑)!
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No  102

【天保異聞 妖奇士】観ました

【天保異聞 妖奇士】初回を観ました。

これから物語が展開されるので雑感ですが、
まず漢字の力を借りて闘う設定が興味深いです。

でもって主人公が39歳の“初老一歩手前”(トリビア知識だよー)。
主役・竜導往壓をはじめ、奇士を利用しようとする幕府の思惑と、竜導往壓らそれぞれがどう関わって行くのか見物。彼等の過去もネ!

うーん、キャラデザを見て【エースをねらえ】の山本鈴美香さんを思い出しました。往壓がさー、宗方コーチになるんじゃないかと(アホか)。

あれだけの団体で男の人達の肉体を曝されても

全く萌えない(笑)。

いや、真面目に視聴するのには丁度良いvv

浮民というのは差別されている様ですが、生まれながらではなさそうですね。
一般庶民の不平不満を逸らす為とも言われている江戸時代の身分制度と関係が
あるのなら考えていきたい作品です。

とにかく1回目は好印象。
視聴を続けたいと思いますvv
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No  101

アニメ【DEATH NOTE】

DEATH NOTE クッション(月/リュークVer)


10月3日深夜から放映が開始されたアニメ【DEATH NOTE】(日本テレビ系)。
原作の連載は終了しているので、きっとアニメは最後までやるのでしょうね。

にしても、かなり内容を忘れていました(汗)。おさらいの意味でもアニメは助かります。
デスノートを手にした者が天国にも地獄にも行けると思うな、というセリフを、月と初めて会った時に言った筈だ、とリュークが原作のクライマックスで言っていたのを思い出し、改めてああ、そうだったなぁ、と。
デスノートを手にした見返りを、死神はノートの所有者に求めないが、
強いて言うのならそのノートを手にした者にのみ与えられる苦悩とか、言っていましたね。
最初の二人くらいは、自分が操作する罪の意識を月に感じたのですが、
慣れってコワイ。
これから月とLとの頭脳バトルが始まって、
Lが月に命を奪われて、
月の人格が崩壊していく様を見る訳です。

自分の記憶と、
今秋公開予定の映画を楽しむ為にも視聴。


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No  100

【BLOOD +】を見終わって

この作品が放映された直後の感想の中で、私は最後まで見届けたい、と書きました。
途中忘れた頃に出て来る血飛沫の演出はツラかったです。
でも、
テレビドラマでの人気枠を“月9”とするのならば、アニメの人気枠は今や“土6”な訳で、
アニメのゴールデン枠にこの作品を持って来たというからには、この作品を広く視聴者に訴えたい筈。
地上波でしかも深夜ではないのですから。
「力を何に注ぐのか、視聴者に何をアピールしたいのか」を知りたいから見続けました。

私は初回、のっけからの血飛沫に仰天し、
友情に見せかけた百合の臭いにも嫌悪感を抱きました。

いくらフィクションと言えども地上波で、しかも低年齢の子どもが見る事ができる時間帯でこういう演出をすることに驚異と恐怖を感じました。
だからR指定にして欲しい、要注意作品であると初回の感想ではそう書きました。
それに対して、この作品のテーマは“家族の絆”なのだと、わざわざご意見を頂戴しました(ちなみに制作サイドの提示したテーマは戦争だそうですけれど)。
そして制作側が単なるグロさや残虐シーンをメインに作っているのだとしたら、こんなテーマでは作らない筈だと。
本当にそうでしょうか。
オブラートで包むように、実は根底は違うなんて作りはここ最近ではザラです。
だから、本当にまっとうなテーマなのか見極めたいと思ったのです。

私は未視聴で「冒頭がああだったので、こんな作品見るに耐えない」なんて事は言いたくはないので、最後まで見ることにしたのです、勿論家族と一緒には見ませんでした。一人で、です。

どうもこの枠は生命操作が根底にあるような気がします。【ガンダムSEED、DESTINY】、【鋼の錬金術師】もそうです。
生命操作の演出を、SEEDとアニメのハガレンとを同一ライン視はできませんが、冒頭のあのシーンはアニハガのニーナの回で受けた非常に不穏な印象と似通っていたので、又しても、という感は拭えなかったです。要するにグロ強調作品という事です。

見終わってみれば、大分残虐シーンは和らぐ方向に進んだと言えます。
ベトナムやロシアの辺りではその懸念はまだまだ拭い切れなかったのですが、シフの登場で少し見方が変りました。
まぁ、モーゼスがカイに襲い掛かるのは唐突に見えましたが、シフの存在の遣る瀬無さと心の葛藤を強調する為だったのかな、とも思えます。

BL臭にならない工夫があちこちでなされていて(苦笑)、
主人公小夜を巡る様々のタイプの美形ナイトには女性は自身を投影するのには良かったのでは。
長身痩躯のハジを始め、
ディーバのシュバリエだった金髪碧眼のソロモン、
健康的なカイ。
過酷な運命を背負いながらもこんなにも多数の殿方に愛される小夜の立場にウットリです。初回の百合臭を掻き消してくれましたから!

リクや、ルルゥ以外のシフ、ソロモンの死に感嘆した人も多い筈。
ディーバとディーバのシュバリエ全てが小夜に倒されると思いました。
私はアンシェル、ネイサン、ジェームズ、ソロモンの内、最強なのはネイサンだと思っていましたが、

やはり最終回、出ていましたね!

小夜は再び眠りに就き、
ディーバとリクの双子の面倒も含めて

全てカイに託した(丸投げとも言える)!

あの双子で続編ができそうですけれどね。

終わってみれば世界観は面白い作品だったので、
それだけに血飛沫の描写が何とも残念でした。
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