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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  408

アニメ【NARUTO】第471話感想

■第471話「鬼鮫という男」 2012年2月23日放送
脚本/吉田伸 絵コンテ/香川豊 演出/西田健一 作画監督/堀越久美子

暁のすべてのメンバーの過去はやらないので、あえてやるという事は鬼鮫は暁では主要人物の一人と思っていいのかな。

●死して晴れて人間に?
霧隠れの忍といえば、物語のかなり早い段階で出てきた桃地再不斬を思い出します。
鬼鮫と同じ里の出身で、情けをかけない非道な忍という設定でした。でもそんな再不斬も最期は白を仲間だと思って死んだ。鬼鮫も仲間を思って死んだのは同じでした。

同じ里の忍なのに、いざとなったら同胞を始末しなければならない辛い立場。
仲間を持たなかったのは、鬼鮫なりの身を守るすべだったと思います。情が移れば辛いし、尋常な神経では精神がおかしくなってしまいそうだから。
じゃあ一個人としてまっとうな生き方を選べたか、というと、彼も組織の中の一人なので自由はなかったのです。

●マダラの関与はいつから
血塗りの里と、穏やかならぬ形容で呼ばれた霧の里。
霧の忍を処理する為に水影の命を受けて任務としてこなしてきた鬼鮫ですが、結局水影を操っていたのはマダラなので、マダラに使われていたって事に。

●暁の発祥の地とされるゆえん
霧隠れは木ノ葉や砂に比べると面積が狭いから統治しやすいと思ったのか。また水影やぐらを瞳力で操れたので、まずはこの国からマダラの野望を実現すべくスタートさせた様に思えます。
マダラが木ノ葉で暗躍するのは難しいだろうし、それ以前に表舞台へ出ようにも千手柱間に倒されてるし。
でも霧隠れにマダラが目を付けたのは、面積の狭さからの統治のし易さよりも、他里よりも付け入りやすい何かがあったと考えた方が無難かも。

●他に行くあてもなし
忍として生まれた以上、任務に背く訳にはいかない。嫌なら抜け忍になればいいという様な簡単な事ではないですし。
結果的に鬼鮫は抜け忍になったけれど、里を抜けたのは自分の居場所を暁に見い出せたからなんでしょう。

●たとえそれが悪だとしても
自分を必要とされたら悪いことだと思っても背けない、と以前君麻呂が言っていました。
他者から必要とされると喜びを感じたりするのは、人は他者によって自分の存在をはかっているからじゃないのかな。
でも鬼鮫は他者と打ち解ける事を拒否してきたので、自分がどんな存在か曖昧になり見失いかけていた気がします。

里(の情報)を守る為の同胞殺し。
仲間だと思ったらいざというときに辛くなる。だから輪に入らずに生きてきたけれど、彼はどれだけの辛さを味わってきたのか。
アニメで付け足された「辛い人生」とは、嬉しさや楽しさを共有することができない鬼鮫へのくノ一の同情の言葉だったのでしょうね。
ロマンスの話かと思いきや、微妙でしたね(^^;)

●己の評価
死に際になって自分がどういう人間だったのか分かる、とはイタチの弁。
人は誰でも生きている間は経過途中なので、死んで初めてどういう人物だったのか決まるという事なのでしょうね。
それにしても、弱冠そこそこのイタチ、この方どこまで達観視しているんでしょう…
image[1]

●これが長門なら…?
イタチにツーマンセルを要求した鬼鮫(あ、誰と組みたいかはマダラが決めるんじゃないのね?)。
鬼鮫は同胞殺しという、誰もがやりたくない汚れ役同士として、イタチとは分かり合えると思っていたのでは。
鬼鮫はイタチを理解者だと思って近付いたと思いますが、イタチには鬼鮫の真意が伝わっていなかったような気がします。
万華鏡写輪眼


やった者にしか分からない同類同士、気持ちを共有出来ると考えたみたいですが、彼の外見が怖いからか、殺す事を快感だと受け止められて拒否られた気がしないでもない(^^;)。
これが長門や弥彦なら、イタチの反応も変わったのかも???(^^;)
イタチと鬼鮫


●三度目の正直
やっと鬼鮫はガイに名前を覚えてもらえそうです(ヨカッタねvv)。
にしても結果、死と引き換えじゃ、今後覚えてもらったかを鬼鮫は確認できねーじゃねえかッ!

●すごいぞ、ガイ先生!
以前鬼鮫が初めてイタチと木ノ葉へ来た際に、ガイが写輪眼対策で相手の目ではなく足元の動きだけを見ろ、と言っていたけれど、そんな事が出来るのはガイ先生だけです!


とにかくやっぱりアニメは動きが分かりやすくていいです♪
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No  407

アニメ【NARUTO】第470話感想

■第470話「珍獣VS怪人! 楽園の戦い!」 2012年2月16日放送
脚本/彦久保雅博 絵コンテ・演出/福田きよむ 作画監督/Eum Ik hyun

やっと復活のガイ先生!!!
ガイとくれば鬼鮫なのか、この二人は三度目の対決なんですね!もう因縁としか思えないッvv

●おちょくられているだけ?
ナルトとビーの会話。
拳を交わせばビーもナルトもお互いの事が分かるけれど、ヤマトには「ちゃんと話さなければ」分からない。
また、真面目なヤマトをからかっているとも取れる(^^;)。

※補足的考えとして、拳を合わせれば心の内すべてが分かるのではなく、ビーは拳を合わせる事で意図的に深層心理に入って行けるのだと思う。
同じ様にサスケもナルトの深層心理に入り込む事が出来るけれど、サスケは写輪眼の力で見えると考えればいいのかも。


●強い人は鈍感
とはアオバの見解ですが、ある意味当たっていると思う。
強いから、いつもアンテナを張り巡らせている必要がないって事と、精神的に鈍いタフでないと、大物にはなれないって事ね。鈍感力って言うの?

イタチ兄さんも強いけれど、タイプが違う。あれは雑音を遮断している感じ。


●アニメでは分かりやすい『昼虎』
ホント、よく体術だけでここまで上り詰めたものです、ガイ!
どーでもいいことだけれど、『朝』孔雀、『昼』ドラときたら、『夜』なんとかなんですよね?

●残念…!
折角分かりやすい演出となっているのに、
真実の滝から真のガイではなく鬼鮫が出て来るシーン。あれはちょっと分かりにくかったので残念。


ところで。
前回仮面マダラの左腕が溶ける様にもげた事でも感じたことですが、白ゼツは仮面マダラの精神の器っぽいですね。
しかもストックとして使っていると見ていいと思う。
そして今回の鬼鮫になりすました寄生分身。
自分自身として遠隔操作出来るって事は、仮面マダラもそう出来る可能性有りじゃないの?怖ぇーーーーーーー!


今回ギャグとテンポの良さ全開ですごく楽しかったやはりガイ先生が出るとイイよね!
前回がミナトとクシナの感動の物語だったので、ギャクがより際立ったとも言える。

次回、イタチ兄さん登場!(ヒャッホウ♪)

あ、後にナルトとビーに、長門と二人で会ってから去るまで、是非イタチさんを美麗絵でお願い致します!!!(切望!)
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No  406

アニメ【NARUTO】父の決断 母の涙~ナルト出生の秘密~感想

■第468話「四代目の死闘!!」
脚本/武上純希 絵コンテ・演出/熊谷雅晃 作画監督/山下宏幸
■第469話「「ありがとう」」
脚本/武上純希 絵コンテ・演出/櫻井親良 作画監督/甲田正行

もうどこから書いていいやら…それくらい胸いっぱい、感動しました!

まさかね、こんなすごい事がナルトのお誕生日&その両親のお亡くなりになった日にあったとは、初期の頃には思いもよらなかったです。

以前にも感じていた、尾獣の器に差し出す親の心境、この回がなければ「作者は男性だからね」で片付けてしまっていたところ

連載も十年以上になるので長いお話となり、ようやく点と点が繋がりつつある。
ナルトの出生と親の秘密は知りたかった謎の一つでした。

長い連載期間の中、作者も親となり、作品に影響が感じられます。
親子の愛情の描写に嘘臭さがない。というか、そもそも親になっていない人は立ち合い出産やパートナーを思い遣る気持ちを作品で描写する気もないかもしれない。
作者も私も人の親だからか、親子の愛情の描写にも説得力を感じる。


●満月の夜
クシナの出産が満月の夜に重なったというのは、仮面マダラにとってまたとないチャンスだった訳ね!
そうそう出産時と満月が重なるとも思えないけれど、演出としては分かりやすい。

●類まれなる者の直感
里の殆どの人達が「日常」を送っていたところ、九尾が解放されたのを一早く感じたのがカカシ、イタチ、三代目。
一緒に居たガイが感じられなかったのに、カカシはチャクラの冷たさが分かったのはさすがです!
イタチが気付いた事も、わずか五歳ながら微かな異変を感じ取った能力は幼いながら忍の才能の片鱗を感じさせるし、更に凄いのは、生まれたばかりのサスケも異変を敏感に察知しているところ。さすがはうちは(でも転覆させようとしているのもうちは…)
三代目が気付いたのは言わずもがな。

●仮面マダラの正体は…???
四代目に飛雷神二の段で腕をやられたとき、あの溶けるような感じは普通の人間じゃない。やっぱり体(器)はゼツかね?

●やっぱり嘘吐き
以前サスケを手懐けようと、サスケには16年前の九尾襲撃事件を天災のようなもの、と説明していましたが、どっこい張本人じゃんか

●人非人マダラ
自分の野望の為に、引き離したら死ぬと分かっている人柱力のクシナから九尾を引き剥がし、すぐに死なければ九尾の人柱力だから九尾に殺されるのがいいなんて、仮面マダラ、狂っている。

●対してフェミニスト?ミナト
まぁ、九尾の封印の為とはいえ、立ち合い出産するシーンを描くなんて、やっぱり時代が変わったと思った。

「君が四代目火影にしてくれた、君の男にしてくれた、この子の父親にしてくれた>」

なんて、きっと漫画の黎明期には考えられなかった男のセリフなんじゃないかしら。
しかもこれ、作者は男性だもんね。そこに女性を味方につけようと狙っているという意図は特に感じられないので、これも時代か…

最後に…
やっかみも込めて遠吠えしてみるけれど、ミナトとクシナは作品公式NRカップルなんで、NARUTOファンでNR至上主義者にはたまらないんだろうな。
こういう真の意味での優しくて思い遣りのある才気溢れるイケメンに、お姫様だっこされて常に守られて愛される…もう女性ならうっとりじゃないですか!

NRマンセーばかりに喜ばせてはナンなので、久々に萌えた「サスケを何が何でも守るイタチ兄さん」の図

仔イタチとベビーサスケ
どうだい、唯一無二!この兄弟愛!!!


アニメだと動きが分かりやすくていいな♪
特に、四代目と仮面マダラがやり合う所!飛雷神二の段の動きは秀逸でした!!!

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No  405

アニメ【NARUTO】第467話感想

■第467話「狙われた九尾」2012年2月2日放送
脚本/武上純希 絵コンテ/サトウシンジ 演出/石井久志 作画監督/容洪 石崎裕子

愛する息子が九尾化しないように、ミナトもクシナもここぞという時にはナルトを助ける様に仕組んであったという事ですね。


●チャンスは2度?
先に九尾化した時、ナルトの精神世界に現れたのは父親のミナト。
でもって、今回は母親のクシナ。
「これでミナトのところへやっと行ける」
ということは、2度はナルトが九尾化するという事を踏んでいたって事?
そして、ナルトは2度目で九尾をコントロール出来る事に予めなっていたのでしょうか???


●愛情の欲求
天涯孤独だと思っていたナルトなので、母親の「愛している」を聞いて、安心出来て力が湧くのは分かる気がする。
そういえば以前サスケに、「最初から独りだったお前に(家族を失う悲しさ、苦しさの)何が分かる」と言われていましたね。
ちょっと話が逸れますが、家族の愛を失ったサスケと、天涯孤独だったナルトの、どちらが不幸かは簡単には比較出来ないし、同レベルでは語れないと思うけれど、家族の愛情に対するナルトの渇望はハンパなかったのではないかな。両親の愛情を知らなかっただけに。
サスケがマイナスの力が増幅しているのに対して、ナルトはプラスの力が増幅しているんですね。


●人類皆兄弟…?
ずっと反発しあっている千手とうちは。
でも元々この二つは祖先が一緒だし、千手とうずまき一族も遠い親戚。
長門とナルトも遠い親戚ということになるし。
ならサスケとも遠い親戚になるって事ですよね。
ドベとか落ちこぼれとか言われていたナルトも、潜在的な才能があったって事でしょ?


●額のチャクラ
初代火影の妻になった渦の国のくノ一ミトには、綱手と同じ様な形のチャクラが額にある。


●最近気付いた…(^^;)
チラリと出て来た、イタチ&サスケの母ミコト。
彼女は上忍だった!(オフィシャル・データにて)


●隙を狙わせない
出産が唯一、尾獣の封印が弱まるのなら、最初から人柱力を男性にしたらいい…って事にはならないのかな。
尾獣を押さえつける特殊で強いチャクラを持った適任者が、その当時はそれぞれミト、クシナで、それ以上の適任者が男性には居なかったのか…?


九尾との綱引き(!)のシーンで、螺旋超多連丸や仙法超大玉螺旋多連丸は、アニメだとすごく分かりやすかった!


最後に…
     いつまでもマタニティ服のクシナがかわいそうだ!(16年間だよッ?!)

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