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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  141

【牙-KIBA-】感想

☆【牙-KIBA-】を観終って

毎回次の展開が読めなくて、飽きさせない作りで最後まで観ました。
そういう意味で「面白かった!」。
シリーズ脚本が平成仮面ライダーで御馴染みの井上敏樹さんなので、読めない展開を追い求めるあまり、カタルシスを得られない結末になるのは嫌だなぁ、と思いつつ、かといって綺麗事ばかりの絵空事の様なストーリーは視聴意欲が湧かないので、その点は良かった!

絶対的な力を求める欲望は未来も多分無くならないし、
その力の誘惑に勝つことは難しい。
選ばれし最後の人間ゼッドでさえ、その圧倒的な力の前に一時飲み込まれそうになった。

「力」に負ければタスカーに飲み込まれるだけ。「自己は無い」。

結局タスカーを打ち破り、キー・スピリットをそれぞれ分離させる事で世界に平和が戻ったけれど、またこの絶対的な力を求めてキー・スピリットを集める為の争いが始まる可能性は十分にある。

真の力とは何なのか。

その答えを、ゼッドはアミル・ガウルに戦いを挑む事で導きだそうとしました(視聴当初は唐突感があったけれども、時間が無い、と考えれば仕方ない)。
力の誘惑に負けず、正しい道を歩む事、
言葉で言うのは容易いけれど、実はとても困難な事。
だからゼッドはアミル・ガウルと一体化して異世界へ旅立った。

力は希望や勇気を与えるけれど、
過ぎた力は破滅に繋がる。
ヒュー然り。
ネオトピアのハイラル然り。
そして、親友故にゼッドを妬み、タスカーの力を手に入れる為に救世主になりたかったノアも然り。

とにかくどんでん返しで先の読めない展開に惹きつけられた作品としては、ここ数年では群を抜いていたと思います。
その悪いのが同じ井上脚本の【仮面ライダー555】だとすれば、これは良かった例(とはいえ、私は555は大好きだったのですが・・・)。

特筆すべきは、
ミッキーの師匠デュマスの真意、
実は中ボスだったヒュー、
ノアの豹変、
ゼッドの母のアミル・ガウルへの執着。

突っ込みドコロもありますが、
半年間の放映でさえ総集編を何度も入れる作品が多い中、一年間総集編を入れずに放映した事に拍手!

“テレビシリーズ”と言うからには、テレビ以外の媒体も構想中なのかもしれません。
もしそうならとても楽しみです。
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No  109

アニメ【牙-KIBA-】感想

■第31話「野望の代償」 2006年10月29日放送
脚本/井上敏樹・古怒田健志 絵コンテ/藤澤俊幸 演出/西村大樹 作画監督/輿石暁

またもや、脚本にヤラレター!(いい意味で)

そう、ラジャはヒューだったのだ!!!

エルメイダを転送した時、エルメイダと繋がりがあるのか、と思いましたがまさかその正体がヒューとはね。

もう眼鏡(ヒュー) VS 眼鏡(ノア

対決が叶っちゃったよ~~

んー、ラジャは
他人がスピリットを巻き上げるのは許せないけれど、
自分がスピリットを巻き上げるのはOKなわけね(笑)。
いや~、酔わされたロベスがスピリットを盗られそうになった時、ラジャは余計な事をするなと制したでしょ。その時「何か気味悪いヤツだけれど、本当は良いヤツ?」とか思ったんだけれどね・・・

気を失ったゼッドからまんまとキースピリットを盗んだけれど、
スピリットも人を選ぶそうで。
ゼッドからアミル・ガウルを盗み、
今回ジャウストでノアからもキー・スピリットをちょうだいし、
元々自分の持っているのと合わせてキー・スピリット3体に揃えようとヒューは思ったみたいだけれど、拒絶反応が出ちゃいました。
九死に一生を得た感じのノアが優勝。
それでもゼッドとの真剣勝負ならずで不満げなノア。
いい加減に目を覚ませよ、ノア。
本当の敵、
全力で戦わなければならないのはゼッドじゃないでしょ。

今回、女の子とはしゃぎすぎて不戦敗になったロベス、ジーコに怒られるな、きっと(笑)。

酒と女には気をつけよう>ロベス。
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No  106

アニメ【牙-KIBA-】感想

■第30話「対決」2006年10月22日放送
脚本/井上敏樹・犬飼和彦 絵コンテ/吉田徹 演出/大野和寿 作画監督/竹内杏子

初代OPからジョーカーだと思っていたノアが、

やっぱ やってくれたよ!!!

シリーズ脚本が井上敏樹さんで、
これは絶対何かがあるだろうと思っていましたが・・・ついに

キターーーーーッ ! って感じでした。

今【牙】は私が視聴している作品の中では面白い♪
本当は放映が終了してから全体感想として書こうと思っていましたが、今回は我慢できなかった(笑)。

井上脚本の特徴は何と言っても『どんでん返し』と『予測がつかない』そして『テンポの早さ』。
最初の『やってくれた』は(^^;)、ミッキーの師匠であるデュマスが人徳者ではなく野望に満ちていて裏切った事。
これはね~、井上脚本を何本か見てきたけれど想像つかなかったです、平伏(^^;)。
で、今回のノアの言動なのですが、

ついにゼッドを憎んでいるって言っちゃった!

元の世界では病弱で、いじめられっ子で、ゼッドの強さに憧れていた筈。でもそれは同時に妬みでもあったわけです。
彼が元の世界での状況を打破する為に、ネオトピアに辿り着いたのはうってつけだったのでしょう。
ネオトピア(というかこの異世界)の医療技術は大変進歩しているようで、短命だと告知され特有のコルセットをしなければ生きていけなかったノアが、戦えるまで体力がついているのはすごいです。
彼の過去を知らない、
戦闘できるまで体を丈夫にさせてくれたネオトピアは、
きっとノアにとって好都合という以上に感謝しているのだと。

ネオトピアの『絶対規律』に、マインドコントロールされている事も気づかない程心酔しきっている彼に、ゼッドの心がきちんと届けばラスボスは今の所ヒュー。
届かなければ、ラスボスまでいかないまでもゼッドを惑わせつづけるのでしょうね。

ノアが病弱モードから態度が一変したスイッチの切り替えはドコだったかというと、それは

何と言っても ズ・バ・リ、メガネの形が変った時からでしょう(笑)

ヒューといい、ノアといい、眼鏡萌えにはたまらん。つうか、結局それかよ?

それにしても
「早くアミル・ガウル出せよ!」
と思ったのは私だけではないよね。

異世界の人間であるゼッドとノアが、
この世界で数体しかいないキー・スピリットを、この世界のシャードチャンピオン達を差し置いて何故持てるのか、
その点も気になっています♪

とにかく今後の展開に期待大!
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