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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  123

アニメ【NARUTO】感想

寒い冬こそHOTに戦う!年内最後の大暴れだってばよスペシャル
■214話「取り戻した現実」
脚本/吉田伸 絵コンテ/濁川敦 演出/濁川敦 作画監督/Kim Dae-Hoon

■215話「消し去りたい過去」
脚本/吉田伸 絵コンテ/にいどめとしや 演出/木下ゆうき 演出助手/おおくまネコ。 作画監督/ウクレレ善似郎

メンマ編、考えさせられる内容でした。

もう、
ハト笛なのに尺八の音色だ、とか、
攻撃を喰らって出血しているメンマを早く手当てしないと失血死してしまう、とか、
次の瞬間血が止まっていて周りがきれいになっている、とか、
あんなに出血したのにメンマが動けるのが凄い、とか、
敵が襲撃して来た際、ナルトが多重影分身していれば水際で防げたんじゃないの、とか、
ハト笛の影響範囲の謎、とか、
この際細かい事はどうでもいいわ。

とにかく悲しい話。

身寄りもない子どもが生きていくために、それが悪い事と知りながらもやらなければならないなんて、悲しすぎる。
フキの村を襲った時に、良心の呵責に耐え切れず、崖からの転落をきっかけに自分の記憶を封じ込めようだなんて。
生きて行く為には仕方ないと割り切って、良心を捨て切れたら楽だっただろうに・・・

犯した罪を償っても、死んだ人間は還らないし、
残された人々の悲しみや憎しみは消えない。

記憶を封じ込めようにも不十分ですぐ解けてしまい、
せめて記憶を失ったふりをして、
過去が消えたふりをする。
記憶が消えた後、メンマ本来の性格が残ったのかとも思ったのですが、本当は、
お人よし過ぎる善行で償い切れない罪滅ぼしをしていたのかと思うと胸が詰まる。

安易な自己犠牲の話なら今迄色々と観てきましたが、
現実問題として青少年の犯罪と、犯罪に至るまでのやり切れない過去がどうしてもオーバーラップしてしまい、この話が実際の社会問題と深く関わっている様な気がしてなりませんでした。

村の襲撃に失敗した盗賊団の更なる計画を阻止する為に、メンマは起爆札を爆発させようと山へ入るのですが、それは自らの命と引き換えの行為。
起爆札を爆破させた後に見せたメンマの笑顔は、
決して死んでしまったら楽になれる、といったものではなく、
それがせめてもの、そして彼ができる精一杯の償いで、
彼が命を差し出す事で村が救える、
罪深い自分でも役に立てるといった、
安堵と救いの気持ちもあった様な気がします。

メンマの記憶がとっくに戻った事を知っているのは、彼から直接聞いたナルトだけ。

幻のメンマ、麻竹が入ったラーメンはどんな味がしたのでしょう。
完成品を食べずして命を落としたメンマにとっては、
まさに幻のラーメンになってしまったわけです。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

今回のメンマ編、田の国・音隠れの里は大蛇丸との関連付けをし、
音の四人衆の多由也の笛と、メンマのオカリナも関連付けるあたりはとても上手いお話でした。

特に10代前半くらいの若い世代にもっと観て欲しいなぁ。
こういう目を背けてはならない問題提起を含んだ作品(アニメ制作者にそんな意図があるかどうかはわかりませんが)は、若い世代にもとっつき易いアニメという媒体で訴えるのは有効なんじゃないか、と思います。
劇場版にしても良い様な気もします。

カタルシスは得られない重い話でしたが、良い話だと思いました。
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No  122

視聴中アニメ

コンスタントに感想書いているのが【NARUTO】だけでアレなんですが;
結構佳境に入って来ている作品が多くて、目が離せません。
発信しなけりゃ見てないのと同じなんですよね・・・リアルタイム視聴の方が少ないので『視聴率』にも反映されないし。

【仮面ライダーカブト】
神代の扱いが何とも可哀相です。
天道よか加賀美の方が正統派だった。ヘタレから見事な成長ぶり。
この作品、【555】っぽくて、気になる作品。

【牙】
やっぱり、今期これがダントツに面白い!
ノアが気になる。
来週、やっとゼッドの母再登場!(なるか)
個人的には『アミルガウルをもっと出せ!!!』

【デジモン セイバーズ】
トーマの妹が後付け設定っぽい。
トーマの裏切りが無理矢理過ぎる感があり視聴が萎えましたが、
倉田を騙す為、また妹の生命阻止装置を外すチャンスを窺っていた為の欺きと知り納得。
トーマの裏切りに怒り心頭な大の負のエネルギーも納得。
今週はまた視聴意欲が戻りました。
黒崎と白石のコスに萌え(笑)。

【金色のコルダ】
クラッシックにより親しみがわく。
柚木のダークぶりに唖然・・・(@@)

【NARUTO】再放送
白登場に狂喜乱舞(バカ)。

【DEATH NOTE】
毎度作画の高さに脱帽。
大袈裟すぎる演出が良し。

【NANA】
自分がロックファンだって事もあり、視聴していて何か痛い。
奈々の妊娠による悩みは自業自得だと思う。
モテまくりが許せん(笑)。

【銀魂】
松平のとっつあん(CV:若本規夫氏)が出る回は必ずもう一度観る!!!
第35話で、OPとEDの入れ方・編集の仕方に「あれ、録画間違えたかな?」と一瞬疑う。
多分アニメスタッフも楽しんで制作していると思われ。
この回、横手美智子さんが脚本。
横手脚本のシリアス話を私は大好きですが、
実はギャグもイケル横手さん。
余談ですが、作者の空知先生は、北海道の空知の出身だそうです(^^)。

【コードギアス 反逆のルルーシュ】
ルルの孤高ぶりにワクワクします。
復讐成功と引き換えに不幸というか、死が待っている気がしてならないので、
私の予測を裏切って欲しいですね~

【少年陰陽師】
アニメ絵に萌え~~~
昌浩×彰子CP、私もどうでもええ。
青龍のツッパリが可愛ええのう

【妖奇士】
設定は面白いんですが、
オヤジの入浴シーンや、
じいさまのTバックや
衆道など、
『通好み』(!)過ぎるの引く要因なんだろうと;
でも話が面白いので私は視聴続行中vv
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No  121

アニメ【NARUTO】感想

■213話「失われた記憶」12月14日放送
脚本/吉田伸 絵コンテ/十文字景 演出/熊谷雅晃 作画監督/岡野秀彦 拙者五郎

冒頭、燃え盛る炎で、まだ前回の続きがあるのかと思ってしまいました(^^;)。
逃げ惑う人々を容赦なく斬るシーン・・・今回演出が熊谷さんなのでちょっと緊張。
でも、崖まで追い詰められたフキの父親を斬るシーンは緩和されていてほっとしました。
いつもこの方の演出には緊張するし、
辛口になってしまうのですが、
崖が雨で地盤が緩んでいて、フキを助けてメンマが落ちるシーン、
増水の為に木ノ葉の里までメンマが流れ着いたのだという事、
メンマが濁流によって記憶喪失になった事、
そのどれもが自然な演出で良かったと思います。

サクラのナースコスプレはサービスなんでしょうか(笑)。
サービスと言えばナルトのトランクスもか・・・(^^;)。

いやー私も、流れ着いたメンマをド●エモンだと思ってしまいました(^^;)。

今回の気になった所は、
・火事で逃げ遅れている人が居るかどうか確認するサクラのセリフ、
「誰かいませんか?」は「誰かいますか?」の方が自然な気がする。
・メンマの事をナルトが「トンだ拾い物をした」って・・・あ、「拾い者」か(^^;)。
・美味しいものは命懸け? 麻竹の自生する場所ってまるで海燕の巣みたい。
・オカリナっていうけれど、あれは尺八の音色なんじゃないの?
・メンマの笛の効果範囲。ナルトに効いて敵には効かないの?
なんかすっごい力が漲る様で、まるでロケットの様にバビューンと飛んで行くナルトが凄い!
・砂の国名物『砂団子』。名前を聞いただけだと口の中がザラザラしそうですが、なるほどきな粉を砂に見立てるのね!
土の国名物「岩餅』。パリパリ感がたまらないそうで。
そして水の国名物『霧みつ豆』。ドライアイスでもたくのだろうか・・・
で、火の国名物は何だろう。
甘栗甘のイチオシなんだろうナー。
フランベしたマロングラッセかと思いましたが(^^;)、やはり甘栗甘なら和菓子系なんだろうなぁ。でもま、和と洋の融合的なお菓子もあるし、私の想像ではやはりフランベしたマロングラッセで決まりです(笑)。一応“店内お召し上がり限定”って事で。

さて今後の見所の予測ですが、
最初は、次回以降メンマの記憶が戻り、今まで行いと真の自分との葛藤があるのではないか、と思っていたのですが、
「正しく生きて行きたい」
「もう後悔したくない」
とナルトに言っているので、もしかしたらメンマの記憶は実は戻っている様な気がしないでもない。

父親を斬られた少女の名前がきちんとフキとキャスティングに出ていたので、次回以降の出演もありそう。
自分を2度も助けた(1度目は斬られそうになったのを助けられ、2度目は崖から落ちたのを救ってくれた)メンマと、フキがどういう形で再会するのか、
という事でしょうか。
あくまでも予測なので外れるかもしれません。

とにかく、人助けや良い行いをするメンマと、
麻竹で作った幻のメンマが気になるので(笑)、次回も期待します。

ところで、
ウクレレ善似郎さんの次は拙者五郎さん・・・誰の偽名なんだろう、と思う。
あ、「予想GUY」?(^^;)。
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No  120

アニメ【NARUTO】感想

■第212話「それぞれの道」 2006年12月7日放送
脚本/鈴木やすゆき 絵コンテ/高柳哲司 演出/木村寛 作画監督/森田実

死んだと思っていた弟・アキオが生きていた!
火を放たれたあの日、丸鉄は弟アキオを助けて逃げていたのだ。

いわば丸鉄はアキオの育ての親になるわけだが、丸鉄の所属する不忍がトドロキ・アキオ兄弟を孤児にさせたのだから、そうやすやすとトドロキが丸鉄を許せる筈はない。

涙の再開を喜ぶ間もなくアキオは修羅に奪われてしまった。
ガンとしてお宝のありかを吐かないアキオ。子どもなのに見上げた根性だわ!
後を追うナルト、トドロキ、丸鉄が着いた先は、罠が仕掛けられたアジトの一室。
燃え盛る炎を前に、過去のトラウマに捉われ身動きできないトドロキ。
結局自分を正気に戻す為に自らを刀で傷付けて我にかえったのですが、これは過去を断ち切ったという事なのでしょう。

数年ぶりに再開した弟は、すっかり逞しくなり『トドロキの幼い弟』ではなくなっていました。そして今では同じく不忍のせいで孤児となった子ども達の良き兄貴分となり頼られる存在となっていました。
折角再開したのだから、ここは兄弟仲良く暮らすべき、と普通ならば考えるべきところを、過去を断ち切る事でやっと丸鉄を許せたトドロキは、再びアキオを託します。
アキオら子ども達と丸鉄が今迄通り暮らす為には、丸鉄は死んだ、という事にするしかありません。それはもう兄弟が公には会う事ができない事を意味します。兄弟一緒に暮らす道を選んだとしても、きっとアキオは丸鉄や弟分の子ども達が気になるでしょうし、かといって彼らを呼び寄せて陽の当たる場所では暮らしていけないし。
こうするしか方法がなかったでしょう。
泣ける話でありました。

それにしても、文殊の攻撃、なんか抜けているのね(^^;)。
頑丈な筈の糸、水分で緩んで解けるのか。つうか、どれだけ濡らしたんだトドロキとナルト。そんなに水分が出たら脱水症状を起します(^^;)。
糸を張った、と思ったら、次の場面では手ぶらだったりする文殊(^^;)。

修羅の傘って何で出来ているの、遊園地のパラシュートみたいだわ;
修羅の傘を奪って地表に降りるナルト。んー、よくあの傘『オチョコ』状態にならなかったものです(^^;)。

あの後、どうやって一行が森がら抜け出す事ができたのか、知りたいです(笑)。



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No  119

アニメ【NARUTO】感想

■第211話「炎の記憶」 2006年11月30日放送
脚本/鈴木やすゆき 絵コンテ/十文字景 演出/清水明 作画監督/金塚泰彦 作監補佐/ウクレレ善似郎

結局丸鉄はトドロキの弟を殺していなかった。
金品を奪った挙句火を放ち、家人を皆殺しにする不忍の手口に嫌気がさし、不忍から抜ける事を決意。
その為に不忍の金を奪いわざと捉えられて、丸鉄を奪い返しに来た不忍を捕らえてもらうという手段に出た、って事ですね。

丸鉄が独断で見逃していた、襲われた家の子ども達は、丸鉄を恨む様子はなさそうです。
身寄りが無くなった彼らは丸鉄に守られるしか生きていく術が無かったから、仕方ないのかもしれません。

思いもかけないトドロキとアキオの対面!?
の筈が次回まで持ち越されました。

今迄アキオを殺されたものだとばかり思い込んでいたトドロキだけに、アキオとの再開により丸鉄に対してトドロキの心がどう変化してしていくのが見所なのでしょう。
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