「蒼い海に秘めた恋」を読みました。
リンクス本3冊読破後、六青もの最後の1冊です。
お話はファンタジーで、陸地のほとんどが海に沈み陸上と海底都市に分かれて人間が住んでいる世界。
水腐病という伝染病の特効薬生成を巡り物語が進んでいきます。
「蒼い海・・」は六青さん4冊の中で唯一リンクス以外からの出版ですが
(ガッシュ文庫)内容はやはり
可哀想「受」で胸ギュンギュン。
それも
ナンバー1級の可哀想さで、
生体実験だの
頭に埋め込まれたチップだの・・
「想い」の切なさで胸がズッキン・ズッキンする前に
イタタタタタッ でした~(涙)。
今回痛いめにあっているショア君はとにかく心優しく、健気で、哀れ!!
「攻」のグレイは六青キャラの中では珍しくしっかりした人で、優しく包容力有り。途中彼がショアに冷たいのは仕方ない状況と言えるでしょう・・。
この物語は生体実験をされ続けたショアが1番悲惨に見えるようで、実は違うところが面白く、
物語を読み終えると
エリィという人物に気持ちが持っていかれます。
エリィはショアの育ての親で薬を開発した張本人。
つまり
「悪役」なのですが、実は愛情表現が下手なだけで誤解をされています・・。
ショアは憧れのグレイとラブラブな結末を迎えているため何の心配もないのですが、
男手一つで子育てをしたエリィはどーなるんだ?!とちょっと気の毒なラスト。
あとがきでも作者さんが「可哀想なエリィ」と自覚しているよーなので、次回は是非彼を幸せにしてもらいたいもんです(笑)。
この本の挿絵は
藤たまきさんで、独特の雰囲気がお話とよく合っていました。
いかにも
BLという感じの絵でなくて大正解!
絵本のような絵柄で・・でもヤルことはしっかりやっているのでとても気に入りました~(笑)
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これもなかなか切ないお話でしょ?
ショアは健気で・・・。確かにエリィ・・哀れですねぇ・・・。(^_^;)
私も現在六青さんの同人誌を手に入れて
ウハウハでーーす!「一枚の絵」は泣けます・・。