和泉さんの6月の新刊「
月宮を乱す虎~神獣異聞~」を読みました。
こちらは大好きな
中華コス&長髪で、先ずは表紙にクラクラ。
が、シリーズ2巻目だったので先に1巻目の
「花を秘する龍」を読書。
(感想はここ)で、こちらがかなりツボだったため『月宮を乱す虎』も期待大♪
早速買ってみました。
が、読み進めてみればなんだか
ど暗っ! しかもけっこうキッチーな愛憎劇
てな訳で一体何時になったらラブラブになるのぉ~~??と気にかかり
つい一気読みをしてしまいました。
お話は磬国の美貌の王子・
翠蘭と翠蘭の幼い頃の守役・
奎真の物語ですが、
二人は成長した後、ある事情から敵同士に。
翠蘭は奎真の養父を処刑し、奎真は王位を簒奪し翠蘭の父を処刑。
いきなり政治の実権を握り、国民の信頼を得ます。
が、幼い頃の幸福な思い出を捨てきれない二人は相手を憎みきれず、
奎真は翠蘭を殺せず
囲い者に。
そこでイロイロ無体を働いてしまうわけですが、
どこまでも
敬語攻めな
下克上ラブなため愛憎ドロドロ。
結局誇り高く可愛げの無い翠蘭と執着心の激しい奎真が互いに素直になれたのは
国の守り神である
白虎の試練によるものでした。
このシリーズは
四神の加護を受ける国々が主役となって行くようで、
今回は白虎でしたが・・
最後の試練で王の器が決定するところが面白く、
結局全てを捨てても翠蘭を選ぶ奎真のへタレさが
ツボ。
ちょっとミラージュ変換できました~神獣異聞~は次回が出るとしたら朱雀か玄武になると思われますが、
挿絵が非常~に美しく好みな上に内容もファンタジーど真ん中♪
次々書いていただきたいです!
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古書店通いを封印しようと思ってるので・・・
でもいろんな方のブログへ行き、早くも明日のお休みにちょっとだけ
古書店に行きたいと思ってしまいました・・・
綺麗な挿絵は本当にみてるだけでもいいんですよね