
『
FLESH&BLOOD』11巻を読みました。
(10巻感想はここ)この本は去年の10月に出る予定だったので、
待ちに待った新刊!!!
で、いよいよカイト奪還編ですが・・
メチャクチャ切なかったぁ~~っ!!何故なら・・
ビセンテが死ぬほど献身的で優し過ぎるからっ。
カイトを宝物扱いな上に
「彼を失うくらいなら、私が死んだ方がまし」 と言ってのけたよ・・
(罪な男ね。サンティリャーナ)しかもラストは
<金髪の悪魔>に対する嫉妬と憎悪がメラメラで

ひたすらカイトに対する想いが痛い!
カイトもそんなビセンテには情を移しまくって別れ難く・・
自分が逃げることで、彼の命が危険に晒される事態が辛すぎるっ

そんな訳で
ジェフリーとの再会場面は相当
ドキドキしたものの

カイトと同じで手放しで喜べず・・
更にラストでカイトの身にとんでもない病が!? (ツベルクリンが陰性だったの??)もう何だかカイトが可哀想で可哀想で、もんどり打ってしまった11巻・・こんなに読者を追い詰めて、次巻が1年後だったら許せない~っ。
でもイロイロな政治的事情と私情が絡み陰謀ドロドロなので、
これに歴史とカイトを上手く絡ませる松岡さんの力は凄い!
今回もラウルとアナの関係が面白かったです。
で、面白かったといえば・・
ジェフリーとナイジェルの関係も
カイトを挟んでギクシャクしていた二人ですが、抱き締めあって頬に
キスして
友情(?)復活

このまま奪還成功なるかは???ですが、次巻はもっともっと活躍を!
にしてもこの物語は全く先が予測できない・・。
けっこう
リアルタイムスリップなので、甘甘ハッピーエンドは無理だったりして・・。
*11巻表紙は雪舟さんで安心しました。でも挿絵は残念ながら無しでした~。
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それにしても、この話はどう決着するのでしょうね。カイトを中心に愛憎が渦巻きすぎて脱出できそうにありません。ビセンテの少し硬めの誠実さも愛あってのこと。切ないですね~。
挿絵がないのは残念ですが、ようやく本にお目にかかれるようになったので嬉しいです。
あ~読みたいよ~~~。