榎田さんの過去本・
『誓いは小さく囁くように』を読みました♪
先日
「Stepbrother」の感想をUPした際に、榎田本にけっこう読み残しがあることに気付き・・
とりあえず挿絵から入っていくことに。
で、選んだのが
佐々成美さんイラスト本♪
この作品はウエディングプロデューサー・
若宮とマリエデザイナー・
智夏の物語
二人は職業的にピッタリな組み合わせですが、気持ちがピッタリ行くまでにはそれなりの時間がかかり・・
オレ様な若宮と生活能力ゼロな智夏の交流が面白かったです。後書きで作者さまが
「攻めキャラに料理を作らせるのがすごく好きらしい」と自分のことを書いていますが・・
確かにそうかも!と納得。
基本的に攻にマメな人が多く、
お世話BLになりがち
今回の「誓いは・・」も打算的な攻がブツブツ言いながらも受を食べさせているし・・(笑)
で、
<食べさせる>といえば思い出すのは
『きみがいなけりゃ息もできない』これの攻・
東海林は恋人とゆーより
母 な世話っぷりで、
受・
ルコちゃんもダメダメ度が半端ではなく・・・
汚かったです(笑)。
でも
<汚>なら「誓いは・・」もけっこうなもので、
智夏は最初路上で酔い潰れているところを若宮に助けられるのですが・・
若宮曰く
「カブトムシの幼虫を思い出させる動き」を智夏は路上でしており、
終いにはゲロまみれ・・
が、儚げな受を「カブトムシの幼虫」にたとえる榎田マジックに爆笑したアタシは
例によって最初の数ページで堕ちました♪
この作品は智夏の過去がかなり辛いにもかかわらず、全体的にはコメディタッチ。
只2005年2月の作品のせいか、今ほど笑いに磨きがかかっていません(笑)。
でも若宮の意外性や、部下・諸岡の冷めた感じが面白く、相変わらず脇役も魅力的でした~
(若宮のあだ名「若」も笑えました)さて、榎田さんの過去本を検索して思ったのですが、榎田作品はCD化しているものがあまり無いような・・。
コミコミで調べたところ
「ソリッド・ラヴ」「ラブ&トラスト」「執事の特権」だけで、ちょっと意外。
榎田さんはBL業界では非常~にファンの多い作家さんだと思いますし、
去年~今年初めによく覗いていた
BLアワード2006の投票結果もかなり上位。
さらにここの<名作のノベル投票所>では
「魚住くんシリーズ」が1位でした
という訳で、何故CDが少ないのかはちょっと謎。
榎田さんはCD化があまりお好きではないのでしょうか??
私的に今後CDにして欲しいのは
『漫画家シリーズ』 です
*余談
榎田さん以外でも私的にCD化して欲しい作品!
・月村圭「もう一つのドア」
・吉田ナツ「恋をしてはいけない」
・高永ひなこ「リトルバタフライ」
・鷺沼やすな「夢の卵」
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CD化の基準ってなんなんでしょうね?
遠野さんとか、愁堂さんとか出るとすぐにCD化される作家さんもいらっしゃれば、榎田さんのようにほとんどCD化されていない作家さんもいらしたり。
それにしても榎田さんの作品がそんなに少ないとは知りませんでした。
素敵な作品がたくさんありますし、是非CD化検討して欲しいですね。