
榎田さんの新刊
「執事の特権」(SHYノベルズ)を読みました。
榎田ものはハマル時とハマラナイ時の差が激しい私ですが・・
これはかなり
ツボ♪♪全てが気に入りました~。
ストーリーは潔癖症のご主人様に仕える執事のお話。
つまり
主従もの♪その上
従攻めで、
年下攻め~~~~♪♪
私の好みを全て叶えてくれる設定でした
(狂喜)内容もとても感動的。
主人・
乙矢が新入りの執事・
原田に心を開いて行く過程が面白く、
原田が彼の世話にやりがいを見出す流れも上手い仕上がり。
潔癖症という病気だけに、いきなりHにもつれこまず牛歩で近づいて行く二人がとても切なく上品です。
母親に愛してもらえなかったことが原因で何度も手を洗う乙矢はかなり気の毒。
でもププッと吹きだしてしまうようなユーモアのある会話やエピソードも満載。
このため重くならず一気に読むことができました~。
好きなシーンは・・
・初めて乙矢の頬に原田が触れるところ・母の呪いが解けるよう、乙矢の手にキスをするところ両方とも原田の労わりがとてもよくて・・キュンキュンしました。
王子のキスで姫の呪いが解けていくのは当然ですが、
このおとぎ話は唇にチューでは当然済まされず、それ以上にレベルアップ!
(BLですから)冒頭
「私に触れたら殺す」と言っていたのが夢のよう~。
要するに掌さえ触れなければOKだったのか??と疑問になるほどベタなラストでした(笑)
さて、主役二人の他にイイ味出していたのが老執事・
富益。
乙矢はこの人にだけは心を許していたわけですが、
自分が引退する日のために跡継ぎを探していた富益。
原田はまんまと彼の人選にハマッタわけで・・だから結局乙矢の病気を治したのは富益なわけで・・
惚けた温和な人柄が素敵な・・
これぞ名執事でした!!
この他可笑しかったのが本の帯。
「忍耐と経験、寛容と自己犠牲の精神を持つ男」←原田のことです(凄っ)
これだけ読むと仏様のよう・・。
だから仁を
「しのぶ」と読ませるんでしょうか??それならいっそ
「忍」でお願いしたかった。
最後までどーしても
ヒトシだった・・(ハハ)
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おお~これはツボ♪♪なのですね~!!
まだ読んでいないので、最初のとこしか見てませんが(ごめん!)シルクさんが、ツボなら、安心して読めそうです(笑)読んだ後でまたじっくりと!