お久しぶりの「まほろ」ですっ。
3巻が無事に出て狂喜乱舞。ユギさんが復活されて本当によかった!!
まほろ駅前多田便利軒3 (山田ユギ/三浦しをん)で、今回は原作の4章終わりから5章までが収録。
(2巻感想はここ)刺された行天のその後と、訳ありの女子高生を預かる二人のストーリーですが、
虐待と親殺しの事件が絡み、けっこう重め。
でも原作もユギさんも絶妙に
<笑>を挟んでくるので、陰鬱にはならず、
行天の
吸血鬼リーマンとシャンプーハットには盛大に吹き出して、
オッサン達の目の下小皺にはうっとりw
が、自分を大事にしない行天の心の闇は底知れず、
かろうじて向こう側に行かなかった行天と、行ってしまった女子高生の対比が切ない。
そして多田の行天に対する罪悪感と、
「出て行け」と言えない関係性には萌を感じました。
「まほろ」はあと1巻で完結と思われますが、
続編もできればコミック化していただきたいっ。
原作付の漫画はどこかぎこちないことがありますが、
この作品はまるでユギさんのオリジナルのような感触があって、
小説より好きかもしれません。
*原作3巻の「狂騒曲」と今回の漫画を読んで思ったのですが
多田と行天はBBCのシャーロックとジョンにキャラがちょっとかぶる~。
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まほろ3巻でたんですか?! 山田先生ご病気されてたんでしたね。
うわ〜嬉しい!手に入れなければっ!
貴重なニュースありがとうございます。
原作読んだのは随分昔ですが、私もコミックの方が
好きで充足感というか満足度と愛おしさが全然違います。
シャーロックとジョン/世話焼きと社会生活不適応者(萌え♪)