「東方美人」の下巻・千年王国を読みました。
(1巻感想はここ)2巻目前半はスパイ夫婦の暗殺を命じられた
アレクセイと
それに協力する
サエキの苦悩。
後半はアフガニスタンに派遣された二人の別離と再会が描かれ、
静から動へ物語が展開。
KGBの手駒として、そして裏ではソ連崩壊に向けて動いていたサエキが
アレクセイのために大義を捨てて命がけで奔走。アーシャの全てを捕らえ支配する筈が
彼を守り、救出行動に出てしまうサエキ・・。
愛 を感じました~。
そんな訳で
アレクセイはとことん人タラシの才能ありで・・アフガニスタンの武装組織にまで気に入られる始末(笑)。
気持ちが安定しすぎて少々可愛げがありませんがw
丁寧な口調が銀英伝のキルヒアイスみたいで好きかも♪なのでこの本の
<可愛げ>はなんと言ってもサエキで、
アーシャにもらった
熊のぬいぐるみをずっと持ち歩くとか・・とんでもないツンデレでしたっ。
「東方美人2」のラストはベルリンの壁が崩壊するため、
二人の未来に光が見えて一安心。
巻末のSSではサエキの表情が豊かになって、可愛さ増量。
未完の作品にきちんと終止符を打ったかわいさんの筆力に拍手でした。
ベルリンの壁崩壊はリアルタイムで見ていたものの、
この本のおかげで当時の情勢を検索。
ソ連ってわけの分からん恐ろしい国だったな~と思い出し、
朝鮮半島もいつか統合する日がくればイイのに と考えたりします。*先月から一人かわいさん祭りになってるw
たまたまなんですけどね~。
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