かわいさんの新刊「光の雨-原罪-」を読みました。
この作品は10年以上前の未完小説
「いのせんと・わーるど」を加筆修正したものらしく、
下巻は夏発売だとか。
で、以前はイラストが石原理さんだったのが、今回は大好きな麻々原さん♪
なので買ってみました~。
ストーリーは大学の先輩・後輩であった
野々宮と
伊能の関係、
そして野々宮が担当した保険金事件の闇を中心に検事世界が描かれている内容。
先輩の伊能は恋人・
渡瀬の死から七年も立ち直れず、
検事という職業柄自分がゲイであることを封印していますが、
渡瀬が目をかけていた野々宮が異動してきたことで状況が変化。
穏やかに交流するうちに伊能の心の病みは野々宮によって癒され、
真っ直ぐで猟犬のような野々宮と、
かわいさんお得意のはんなり美人受の伊能は深い関係に。
それと同時に保険金詐欺事件の裏に切り込む野々宮のカリスマ性が特筆され
職場の人間模様や後半で絡んでくるヤクザ・
原口との関わりも面白い。
下巻は伊能もこの詐欺事件に巻き込まれて行くのか?
安定してきた二人の仲と、事件のその後が気になる展開です。
「光の雨」は全体的に静かなムードで淡々とした小説ですが、
<同性愛者>ということに悩みぬく伊能がなんだかリアルで・・
職場総ホモ、学園総ホモ状態が普通のBLからは程遠い、
ある意味新鮮な作品でした(笑)。
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ワタシも麻々原さんのイラストに魅かれて勢い込んで買ったんですが、
続きものと知って読むのをためらっていました。2巻が出てから一緒
に読もうかなぁ~今は木原さんの分厚い『片思い』を読んでいます。
ところで、スパナチュは7を購入しました!いつでも観れると思うと
ぐっと観るスピードが落ちてまだ最初の方なんですが、リバイアサン
の強さに震え上がっています~(笑)
昨日、新作で観た『エレベーター』という作品に、スパナチュで出てた
ネットで知り合ったふとっちょと細長いゲイカップルのふとっちょさん
が結構重要な役で出演してて、うれしくなりました♪