野守美奈さんの
5年ぶり の新刊『
それを静寂が伝える』を読みました。

お話は高校の寮でルームメイトになった
江長と
貝藤の物語。
二人は心の絆をしっかりと結ぶ前に体の関係を持ってしまうため、
親密になって行くほど些細なすれ違いが発生。
それでもラストは卒業後の未来を含めて理解し合える仲となり、
そんな過程が野守さんの繊細な絵と話運びで描かれています。
が、途中大きな山場が無いため全体的にはちょっと平坦・・。
5年待ったわりに「・・・」で、むしろ巻末短編の
「うつむく君が」の方がツボでした。
「うつむく君が」は勢いでゲイをカミングアウトしてしまった新人君と
その上司の物語ですが、短いながらも心の機微がお見事。
このお話にも4コマや後書きを付けて欲しかったです。
*帯の野守さんの名字が誤植。<森>になってた・・酷い。**コミコミさんで2010年BL作品のアンケート投票をやってますね~♪
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ネットで正解だと思いましたけど・・届くのは週末かな~(爆)
コミコミさんの投票・・今年も頑張って参加したいと思ってます