USA#132 Breakfast はpancakeで @川越
ナシゴレン、ロコモコときて、目玉焼きシリーズ3つ目です。写真は昨年11月のある休日に朝から川越までお出かけした際にCafé Matildaで頂いた朝ごはんです。無性に朝からpancakeが食べたくなる時があります。この日も前夜にpancakeが食べたくなったもので朝から子供たちを起こして、西武線で川越に向かいました。
pancakeを朝ごはんで頂くときは、だいたい卵もついていますよね。目玉焼きにしたり、スクランブルエッグにしたり、選べることも多いですが、皆様は卵料理、何を選びますか?卵の調理の仕方を聞かれるシーン、これは海外出張などでホテルの朝食を頂くときも卵料理をお願いするときにやってきます。目玉焼きならfried egg、そして片面焼きならsunny-side up 両面焼きならover-easy egg。まぁ、私は片面焼きかスクランブルscrambled eggが多いですかねー。
この日の量は、日本のpancakeとしてはそこそこのボリューム(アメリカなら「控え目」な量)ですね。あっという間にペロリと頂きましたが。
食欲でお出かけしてしまった、そんな私がその日読んでいた本は、「レーナの日記」。当時16歳の女子学生の何でもない恋バナなんかが初めのうちは、無邪気に書き綴られていて、紅茶やケーキやらの記述があるものが、1941年9月ナチス・ドイツ軍によるレニングラードの包囲とともに、暗転。872日にも及ぶレニングラード包囲戦は、飢えと酷寒そして砲撃で、多くの市民をどん底へと突き落とし、当時250万人といわれた市民のうち80万人以上が犠牲になったといわれています。
配給券での食事もまともに食べられなくなり、、、飢え。彼女は、食べたい食べ物のリストを日記に記しています。黒パン、ピロシキ、ペリメニ、ソーセージ、ジャムをのせたクレープに、分厚いホットケーキ、、、読んでいるだけで涙が出てきます。そして、この日記は翌年の5月終わりで途切れます。レーナはどうなったのか、、、胸が締め付けられます。
日記は1962年にレニングラードの文書館に届けられ、眠ったままになっていたものを、今世紀に入って歴史学者によって発掘され、出版されました。なお、レーナことエレーナ・ムーヒナさんは、1991年まで生きたそうです。
朝からおなか一杯食べられて、食に困らない。食べられることへ感謝です。
世界を見渡せば、いまだ食に困る地域はまだまだたくさんあります。せめて争いの解決方法として、戦争がなくなれば。
<追記>
困る、と困らない、が逆に書かれていました。修正します。