相談会での英語学習の悩み・質問に全力で答えてみた(TOEICリスニング編)

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対象:TOEICリスニングで伸び悩んでいる/勉強の仕方が分からない 
読了:約5分(2880字) 
公開:2016-03/05 
Image by 全力特急 絶対ハイスコア|朝日新聞出版

先日の勉強法相談会で、英語学習に関するご質問をたくさんいただいたのですが、すべてにお答えできなかったんです(*_ _)人

その後、参加者の方にメールをお送りしたのですが、数名の方にメールが届かない状況で(おそらくサーバーで弾かれてる)、どうしたものかと考えていたのです。

どうせならブログ記事にして、他の読者さんにも共有してもらえばいいのではないかと思い、いただいたご質問すべてに、ブログ記事でお答えすることにしました。安心して下さい。プライバシー的な部分は伏せてありますよ(・∀・)b

また、相談会では「あーもっと◯◯についても説明しておけばよかったな」と後から思い出すことも多かったので、それも付け足しておきました。
 

Part 1・2

Part 3・4よりもPart 2が苦手

Part 3・4よりも、Part 2がどうも苦手です。どうすればいいでしょう?

【方法1】ディクテ → オーバーラッピング

ぜひ、テスト1回分のPart 2の音声を使って、【 ディクテーション 】を試してみて下さい。

ディクテーションはなるべく避けたい英語勉強法の1つだと思いますが(笑)、これをやると自分が聞き取れない音、苦手な音が明確に分かるようになるんです。

そして、その聞き取れなかった音声を、【 オーバーラッピング 】でスラスラ言えるまで2週間~1ヶ月くらい毎日練習してみて下さい。自分で、音声の通りになめらかに発音できるようになった音声は、瞬時に聞き取れるようになります。


【方法2】瞬間英作文

また、ディクテーションをやると、「音は聞き取れたけど、意味が瞬時につかめなかった」という音声も出てくると思います。これに対しては、そのPart 2の英文と和訳を使って【 瞬間英作文 】でスラスラ言えるようになるまでトレーニングしてみて下さい。2週間くらい。

基本的に、「自分で瞬時に作れる英文=瞬時に聞き取れる英文」になるんですよね。

また、Part 2の問題文には、疑問文、否定文、過去形、未来形、完了形などのさまざまなタイプの英文が出てきますし、動名詞、不定詞、関係詞、比較など文法、そして依頼文、応答文にもいろんなバリエーションがあります。

つまり、Part 2は英会話で使える文法・フレーズの宝庫なんです。

2015年に『公式問題集Vol.5・Vol.6』『究極のゼミ Part 2&1』の英文と和訳を使って、半年以上毎日、瞬間英作文をやったお陰で、2014年の頃よりも話しやすくなりました。

Part 2で瞬間英作文をやると、リスニング力やスコアだけでなく、スピーキングの基礎も身につくので一石三鳥だなと。

【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編


Part 2の最初の5W1Hを聞き逃すことがある

Part 2で、出だしの5W1Hを聞き逃すことがよくあります。対策はないでしょうか?


僕もわりとあります(笑) 自分の経験では、原因は2つあると感じています。

【原因1】リスニング量が不足している

問題文が長い場合、最後まできちんと聞き取ろうとして、最初の5W1Hが何だったか忘れてしまうって、わりと"Part 2あるある"だと思うんです(^_^ゞ

これは、単純にリスニング量が不足しているのが原因だと感じています。


というのも、TOEICや英会話で何度も出逢ってきた語彙・表現は、瞬時に聞き取れますし、聞き取ってからも記憶に残りやすい(=聞き逃しにくい)んですよね。

逆に、あまり出てこないマイナーな文法・表現は、瞬時に聞き取れないことが多く、かろうじて聞き取れたとしても記憶にも残りにくい→長文になると、文の最初のほうで聞こえてきた単語を忘れてしまう。

つまり、出逢う回数を増やせば(=量をこなせば)、瞬時に聞き取れるようになるというわけです。


正直、僕もまだリスニングは苦手なので、あまりエラソーなことは言えません(^_^ゞ

ただ、リスニング400点台前半のスコアが常に取れるレベルになってきた経験からすると、トータルでテスト10~20回分のPart 2の音声と英文でトレーニングすれば、アビメのL1・L2(=Part 1・2)で90%前後は獲れるようになってきます。

「10~20回分」と幅が広いのは、この1年間、本試験を毎回受けてきて、Part 2は、2010~2012年の頃よりも難化してる気がするからです。

【参考】TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 1・2編


【原因2】Part 2に慣れていない

去年は毎日Part 2を解いて、トレーニングしていたので、けっこう聞き取れていましたが、去年の10月に900点再ゲットしてから、英検にスイッチしたので、TOEIC対策をほとんどしていません。

そしたら、最近のTOEICでは、Part 2で聞き取れる割合が下がってきてる感覚があります。英会話や英検など、僕が今英語学習でよく出逢ってるものだけが聞き取れているのかなと。

730点くらいまでは、基本的に得意パートを伸ばす方向で勉強すればスコアを伸ばすことができますが、800点を超えようと思うと、苦手パートをつぶしていく必要が出てくるはずです。

ですので、それくらいのレベルに到達してきたら、5W1Hに限らず、また、Part 2に限らず、苦手なパートは少しでもいいので、毎日解く&トレーニングすることをオススメします。

過去に解いた問題集をやり直してもいいですし、「もう飽きたのでやりたくない…」のであれば、新しい問題集をやっていってもいいと思います。『パート1・2特急』などのドリル型の問題集だと、分量的に毎日トレーニングしやすくてオススメです(・∀・)b



Part 3・4

とにかくPart 3・4が苦手!

とにかくPart 3・4が苦手です。やはり暗唱しかないのでしょうか?

【参考】TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!

【回答】暗唱の時間対効果は高い

お気持ち、大変よく分かります(笑) 暗唱、僕もあまり好きではありません。ただ、「Part 3・4は暗唱しかない」というよりも、むしろPart 3・4は、暗唱がもっとも時間対効果の高い勉強法ではないかという気がしています。

まず、多くの満点ホルダーの方々が暗唱している事実がその証左かなと。

満点ホルダーの方々は、7000時間勉強してきた僕よりもはるかに多くの勉強時間を割いておられ、僕よりもさまざまな勉強法を試しておられ、そのトレーニング量も僕より多いはずです。

そうやって、さまざまな勉強法を試してきた彼らが、今でも暗唱がメイントレーニングの1つに据えている。

満点ホルダーの方々が、非効率で、効果のない勉強法を選ぶとは考えにくい――それはつまり、暗唱は時間対効果が高く、再現性の高い(誰がやっても効果が出やすい)勉強法であることを証明しているのでは?と思ったのです。

しかも、800点台に到達した当ブログの読者さんの多くも暗唱をされているんですよね。


お試し暗唱のススメ

「いきなり多くの暗唱をやるのは気が引ける」というのであれば、まずは1つを試してみるのはいかがでしょう?

今お持ちのPart 3・4の音声の中で、まったく聞き取れなかったものを1つだけ、選びます。それを【 オーバーラッピング&シャドウイング 】でスラスラ言えるようにした上で、1日5~10分、オリジナル音声のスピードで暗唱できるまで(1週間くらい?)続けてみて下さい。暗唱してる1週間、その音声は一切聞かないようにします。

1週間トレーニングしたら、今一度、そのまったく聞き取れなかった音声を聞いてみて下さい。おそらく聞き取れるレベル(理解度)が向上しているのが感じられるはずです。よほど発音がメチャクチャでない限り(笑)

これを体験すると、暗唱の効果に気づけるはずです。

【参考】TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!
 
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