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Landscapes by the roadside

路傍学会


青面金剛のLandscape 416

柏市船戸 医王寺

 115日号の続きである。

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 柏市船戸、県道7号の交差点近くに大型の石塔が建っている。

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 回り込んで見ると庚申塔であった。天保年間の造立である。左に見える小型の石塔は、十九夜念仏供養塔である。こちらは寛政年間の造立。

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 庚申塔から医王寺へ向かうと、途中に金比羅神宮があるが、その前に大黒天の供養塔がある。寛政年間のものである。柏市界隈では大黒天に出会う機会が多い。

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 船戸会館前の交差点角に石仏が並んでいる。

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 右端の青面金剛である。全体に彫りが浅く、下手はだらりと伸びている。素朴な印象の青面金剛である。

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 お顔も良い。宝永年間の作。

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 右から3番目の青面金剛である。緊張感のある六臂の合掌像である。元文年間の作。

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 右から4番目の馬頭観音である。神妙な面持ちで安全祈願である。宝暦年間の作。

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 船戸会館前交差点から北西へ進むと山門が見えてくる。

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 医王寺の山門である。

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 境内に入ると六地蔵が佇んでいる。衆生をお救い下さる。

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 山門の左手に石仏が見える。

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 うーむ、火災にでも遭ったのだろうか。左縁に享保の文字が見えるが、剥落が激しく、詳細不明である。

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 山門近くにも2基の庚申塔が建っている。左は延宝年間に造立された庚申塔で、中程で折れた跡がある。右は、地衣類がはびこり良く見えないがが、2童子を従えた、剣、ショケラ持ちの六臂像である。

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 境内ではもう蠟梅が良い香りを漂わせていた。

 この後、船戸天満宮へと向かった。

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