3月から運航開始された315系。現状、中央本線のみの運行となっているものの、将来的にはJR東海の主力車両として在来線(電化区間)を縦横無尽に走ることになるでしょう。
そんな315系、3月中に乗れたのは乗れたのですが、書く暇なかった(ギャハ)。ゆえに、もう何回か乗っている中ですけど、気になったことを書いていきましょう。
まず、音ですけど、静かな方ですね。今までの中央本線の列車が結構音がしていた(特に211系(笑))。この静けさは、後述する事情にも繋がります。
車内に関しては、中に入るとそんなに暗くないけど、心なしかLEDのせいか少し暗いようにも思える。外から見ると顕著で、UV加工されているせいか暗く見えるんですよね。さらに言うと、プライバシー加工も兼ねているんじゃないかと思うくらい、車内が覗きにくくなっています。
座席は、皆結構言ってましたが、硬いんじゃないかというふう。確かに現行車両と比べると少し硬いですけど、経年で少しずつ柔らかくなってくるんじゃないかと思います。座席幅が少々広がったということらしいですけど、その点は鈍感なのでわかりません(笑)。
今回の新車両導入で大きく変わった点の一つ、大型液晶が導入されたことでしょうか。
この大型液晶は、地下鉄・名鉄に次ぐものなので、普段見慣れている方々だと新鮮味としては薄いんでしょうけど、中央本線は、名鉄にも地下鉄にも被る部分が少ないので、基本的に初となる方々が多いのではないかと思います。
内容としては地下鉄・名鉄で導入されているそれらとほぼ同じ。路線案内と次の停車駅案内および駅構内の案内が基本となります。遅れの案内をするのは、名古屋圏の鉄道では初になるのではないのでしょうか。
写真のように、中央本線の中津川まで行く快速が、案外快速じゃないことが一目でわかるようになった(笑)。パスするの4駅だけやん(泣)。
最後に、この変革が一番大きかった。新車両のみですが、自動音声案内によるアナウンスが入るようになりました。先述の音の静かさも手伝って、結構クリアに聞こえます。なお、まだ車掌の案内もありますが、それも心なしか聞きやすくなったのかな。
日本語と英語の案内が声優さんによる案内になってくれたので、非常にわかりやすくなりました。これまでは、ご存じの通り車掌によるアナウンスなので、クオリティにばらつきがあり、特に英語のアナウンスが酷い。
いまだ現行車両はシステムの関係で、自動音声案内は詰めないそうですが、早くこの点だけは何とかしてほしい・・・と思っていたので、一歩前進かなと思います。
やはり315系は、現行車両の悪い部分を大きく改良したんだなというのが目にわかるくらいに進化しています。特に大型液晶画面と音声音声案内の導入は、目と耳で大きく改良された部分だと思います。徐々に他の路線にも導入されると思いますので、楽しみにお待ち下さい。