現在、ポルトガルサッカー2部(リーガ・ポルトガル2)のUDオリヴェイレンセに期限付き移籍している三浦知良選手。今年(2023~2024シーズン)は、ケガで満足な活躍ができないまま終了したことを明かしていました(6試合出場しただけらしい)。
ところで、三浦選手がポルトガルの2部に行った経緯なんですけど、移籍先のUDオリヴェイレンセは元々所属していた横浜FCと同じ親会社になる小野寺グループだったんですね。それ以前に期限付き移籍で移っていたJFLの鈴鹿ポイントゲッターズ(現在のアトレチコ鈴鹿)は三浦泰年元監督のパワハラ問題やチームの八百長問題など運営面での問題がクローズアップされ、J3ライセンスを取り消されてしまうところにまで至っていました。新スタジアム建設も結果的に立ち消えになり、散々だった時期とも言えます。
そんな三浦選手の気になるところは、去就先になるでしょうね。本人は、UDオリヴェイレンセには残れないようなことを述べているので、そうなると日本に帰ってくることが選択肢の第一になると思われます(ただ、東南アジアなどの選択肢が無いわけではない)。複数の関係者の証言によれば、国内復帰が確実とのことらしいです。
「たくさん選択肢があるわけではない。自分の中に決める条件はある」と述べていることから、仮に国内復帰となると、鈴鹿になるのではないかという先程の複数の関係者の証言から明らかになっています。
ただ、個人的には鈴鹿に戻るのは、どうなのかなと思っています。というのも、先述の問題が起こった時に、実の兄に対して何も言えなかったことは、チーム内で尾を引くのではないかと思うんですね。今鈴鹿を率いている経営陣もトップは元読売ヴェルディで選手だった方ということなので、三浦選手のこともよく知っていることから、戻りやすい環境ではあるのでしょうけど、選手達がどう思うのかが気掛かりではあります。
しかし、元々所属している横浜FCでプレーできるほど甘くはありません。既に57歳の身でJ2を戦い抜くのは、無理というより無謀です。JFLの鈴鹿に復帰となってもスタメン出場は厳しいと思います。
だからといって、JFLより下の地域リーグに行くなんてことは基本的に考えられないと思いますし、J3に行くというのも難しいでしょう(手を上げそうなチームが無いわけではないのでしょうけど)。
ただ、JFL復帰を望む声は大きいと思います。一番の理由はJ参入の条件にある2000人以上の動員が見込める点と1000万の入場料収入に近付けるからですね。既に鈴鹿との試合が終わっているチームが、もしかすると獲得に動く可能性はあります。選手としてよりも客寄せパンダじゃないのかというツッコミは置いておいて、真面目な話、彼のテクニック・プレースタイル・サッカーへの向き合い方というコーチ的な側面で必要としているチームが無いわけではないと思うので・・・。