昨年、日本と欧米で掌サイズのファミコンが発売され、あっという間に完売となりました。その時、スーパーファミコン(欧米ではSuper Nintendo Entertainment System(SNES))も復活してほしいという声が挙がっていたと言います。
その要望に応えてか、任天堂から掌サイズのスーパーファミコン(SNES)の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(欧米では「Super Nintendo Entertainment System Classic Edition」)が発売されることになりました。
仕様はほぼ同じ。外見のフォルムと収録ソフト(後述)が大きな違いでしょうか。
特徴的な点とすれば、コントローラー。ファミコン版の時は、コントローラーの大きさもミニサイズになっていましたが、今回は「ネジ穴の位置も同じ」(任天堂公式)と述べるほど当時と同じ大きさになっています。ただし、USBには対応していないようですし、挿し込み口はミニサイズのものになっているので、スーパーファミコンのコントローラーで代用ということもできないようです(「Super Nintendo Entertainment System Classic Edition」も同様)。
で、肝心の収録ソフトですけど、スーパーファミコン(SNES)で大ヒットした作品を中心にしているので、恐らくハズレな作品は無いでしょう。収録されるのは21本で、「スーパーマリオワールド」・「F-ZERO」・「ファイナルファンタジーⅥ」・「聖剣伝説2」といった超人気作の他、日本オリジナルとして「がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻」・「スーパーフォーメーションサッカー」・「ファイアーエムブレム 紋章の謎」・「パネルでポン」が収録されます。
しかし、一番の注目は、「スターフォックス2」。発売段階まで至っていたものの、発売時期がニンテンドウ64にかぶることになったことから、中止を余儀なくされることになった(特殊チップを積んでいたため、書き換え式のソフト販売を行っていたニンテンドーパワーにも対応できなかった)ため、幻のソフトと言われていました。中止が決まってから約20年の時を経て、ようやく日の目を見ることになったのです。というよりも、よくマスターROMやパッケージとか残してたな(爆)。そっちの方に感心するわ。
なお、スーパーファミコン版の中には、「MOTHER2 ギーグの逆襲」・「カービィボウル」・「悪魔城ドラキュラ」・「スーパーパンチアウト!!」が収録されません。中でも「MOTHER2 ギーグの逆襲」は日本でも人気のある作品だけに、惜しまれる声も多かったですね。もちろん、日本では大ヒットしたドラゴンクエストシリーズは今回も収録されていません。
発売日は、SNES版が9/29、スーパーファミコン版は10/5を予定しています。以前は早くに品薄になったことから、今回は十分な生産体制にするそうです。もしかすると生産を一時停止しているファミコン版も一緒に出るかもしれませんね。