No 488
Date 2013・04・19・Fri
アニメ【NARUTO】第528話感想■第528話「三日月の夜」2013年4月11日放送
脚本/宮田由佳 絵コンテ/ユキヒロマツシタ 演出/高橋英俊 作画監督/Eum ik hyun 木ノ葉流剣術の使い手だったハヤテ。 この剣術はハヤテとの絆で、彼の死を思い起こさせるからと刀を握れなくなった夕顔。 生前縁のあった人物にあえてぶつけるカブトの穢土転生は、夕顔を更に苦しめます。 ◆分からない人 かつて暗部に所属していた夕顔が、今や医療テントのサポート役である事が腑に落ちなかったヨカゼ。 彼は暗部を希望しながらも入隊出来なかった過去を持つので、能力のあるのに暗部を辞めた夕顔を理解出来なかったのですね。 ◆分かる人 「好きだった人とは戦えない」 夕顔の気持ちを理解しているサクラ。 サクラは鉄の国の橋でサスケに攻撃出来なかったので、身を持って分かっているのです。 ◆適任 剣技を得意とするハヤテなので、当然接近戦が得意。 剣と剣なら、より技が上の者が勝つのでしょうがNARUTOは忍の世界。中距離、遠距離タイプが居れば有利なのだけれど、生憎負傷していて適任者が居ない。そこで力技(!)を持つサクラの出番。 ハヤテの間合いに入らない戦い方って、あんな力技もあるって事(^^;) ハヤテは大事な人を残して行くのは無念だった事でしょう。例え今会いたいと願ったとしても、穢土転生して戦わされるのは本意じゃない。 木ノ葉剣術(と透遁)を買われたハヤテだから簡単には倒せない。でも夕顔なら倒せるだろうと、ハヤテは夕顔の手に掛かる事を望んでいた筈です。それに、剣術がどれだけ上達したか見たかっただろうし。 上達といえば、かつて試験官だったハヤテなので、サクラの成長ぶりも嬉しかったでしょうね。 ハヤテは木ノ葉崩しのひと月に亡くなったので、それ以降のサクラの成長や、いまや木ノ葉剣術で≪三日月の舞≫は勿論、≪朧月夜≫や≪月影≫の見事な使い手となった夕顔を嬉しく感じた事でしょう。 ◆月夜の約束 ハヤテが命を落とした夜には三日月が出ていました。 本当に辛いとき、願うのなら駆け付けて守ると約束した夕顔。 また、剣術の腕を上げるとハヤテに誓った約束は彼女を苦しめていました。 刻々と形を変える月。 そんなものに誓うと約束が歪んでしまうと言う夕顔に、 「形や呼び名が変わっても月は月。永遠に変わらないものだ」 と答えたハヤテ。 ハヤテが出立の際夕顔を守ると誓った約束を、カブトの術で意識を持って行かれつつも最後まで守り切りました。 ◆愛は強し! カブトのコントロール、効かないし。 強い絆を持った者同士をぶつけたら忍連合軍を揺さぶれるかも、というカブトの目論見はことごとく外れてない?(^^;) 剣術と感知を買われ暗部入りしたと語る夕顔。 彼女が腕を上げて周りから認められるのを嬉しいと思う反面、危険度が上がる事を心配していたハヤテ。 穢土転生されても尚、夕顔を守って封印されたハヤテ。 そんな心優しいハヤテを思うと切ないお話でした。 アニメオリジナルなので、これで夕顔は暗部に戻る、という展開には出来ないんだろうな。 |
| WIND OF MOON |
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