まだまだ、この世界について分からないことが多いので、新しい世界を知っていくワクワク感がありますね。 ソードアート・オンライン 19話 『ングルー回廊』 のレビューです。
なかなか盛り沢山な内容でした。 キリトは魔法でモンスターで変化して、リーファの説明では単なる幻ということでしたが、それにしては強かった。 また、モンスターになっている間、キリトは我を忘れてモンスターの気持ちになっていたということで、興味深い話です。
ナーヴギアは凄い技術だけれど、本質は単なるゲーム機であり、コントローラーの代わりに脳神経で操作し、画面の代わりに視神経などに出力するものです。 でも17話で須郷は、「記憶に新規オブジェクトを埋め込み、それに対する感情を誘導する技術」があると言っていました。 そうなるとナーヴギアは、人間の感情や記憶の操作が可能なデバイスということになり、それはゲーム空間に留まらず、現実に戻っても効果が残るはずなので、もはや単なるゲーム機ではありません。
キリトが我を忘れて「モンスター気分が味わえた」のも、それと似た話でしょうか。 キリトの意識が、ナーブギアを介してゲームから支配されたという。 あるいは逆に、『アクセルワールド』での心意システムのように、キリトの強い意思がゲームのシステムに介入したとか? いずれにしても、普通ではないことが起こっていたと思えます。
国対国の大規模戦がウリのゲームだけあって、政治情勢を理解する必要がありますね。 ちょっと分かりにくかったですが、要するに シルフとケットシーが同盟を結ぼうとしていて、それをサラマンダーは妨害しようとしており、シルフ族のシグルドは仲間を裏切ってサラマンダーに内通している、ということですね。
戦争ゲームですから、同盟を妨害したり、領主の殺害を試みるのはまっとうな遊び方ですが、内通者を使うのはフェアではありません。 チーム対戦のFPS(シューティングゲーム)でも、敵に内通して味方の位置を教えたりする行為は忌み嫌われます。 キリトがそういう連中に加担せず、リーファに味方するのは理解できますが、その理由の説明がやたらカッコよくて、例によって天然女たらしスキルを発揮していました。
分からないのは、なぜサラマンダーがリーファとキリトに追っ手を差し向けたかということです。 「作戦の邪魔になる」とのことでしたが、なぜなのかな。 今後説明されるのでしょうか。
ALOは魔法が強力なので、剣技だけで「俺つえー」できたSAOとは違って、戦術や陣形が重要になっています。 今回も、キリト一人ではどうにもならず、リーファのサポートが不可欠でした。 そうなると、さらにパーティーにタンク役(盾で攻撃を受け止める)や、攻撃魔法の使い手が欲しいところですね。 今後メンバーは増えるのでしょうか。
なんだか世間では、フェアリィ・ダンス編になってつまらなくなったという意見もあるようですが、僕は前と変わらず楽しんでいます。 舞台を変えたことで、「これから何が起こるんだろう」というワクワク感は、むしろ高まったのではないでしょうか。
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でも、アニメは構成上の都合でSAO編の魅力を発揮仕切れなかった事と、ALO編はビジュアル的にアニメ向きである事が作用して、ALO編の方が面白いとの意見も多く見かけます。
個人的にもALO編はアニメ映えすると思っていたので、評価する人が結構多いのは納得してます。
硝煙むせるガンアクションバトルだったりボーイミーツガールだったり人工知性を巡る組織陰謀だったり
温度差に着いていくのでやっとってのは理解できなくもないです(笑)
なるほど、ALOは飛行の描写や、魔法を使った戦闘が派手なので、そういうビジュアル面でアニメ向きというのはありそうです。
ラブストーリーとしては、リーファがキリトを兄だと気づいてからが見所だと思えるので、楽しみにしています。
■もう一人の名無しさん、コメントありがとうございます!
すみません、名前が入っていないと、こうお呼びしかないもので。
SAOは舞台となるゲームが、けっこう変わるのですね。舞台となるゲームの設定を毎度考えないといけないので、作者は大変ですな。いずれ原作も読んでみようと思います。
(SAO生還者であること)
をリーファに気付かせないハッタリですねw
「暴れた暴れた」って楽しんでることバレバレですからww
12話の地下ダンジョンでのカエル退治でも楽しんでたしww
ユイちゃんが12話でも今回でもキリトと同調して楽しんでるから窺えるんですよw
ユイちゃんってもともとメンタルケアAIなんで、辛い感情以上に楽しい感情を読み取れます。
キリトが廃人だからって意見はマンマと(作者の)ミスリードに引っかっかったって事ww
いくつかの国による戦争なので、原作を知らない私としてはもう少し全体の設定を説明してもらいたいと感じました。
空を一定時間飛べる、魔法が使えるなどALOの特長はよく出ていると思いますが、単純に階層ごとに進んで100層目を目指すという目的がハッキリしていたSAOの世界と違い、現状の状況を整理する必要がありますね。
とはいうものの今季アニメの中では毎週楽しみにしている作品の1つです。来週も期待ですね。
キリトにとってのモンスターとは絶対的な強者のことだと思います。
他のプレイヤーを圧倒的な力で屠るその気分を味わえたということなのだと思います。
モンスターは幻でその陰で本気で斬っていたのだと思います。
モンスターになったときのことというのはただの嘘だと思います。
キリトの本気モードを見たプレイヤーはどんな感情を抱くでしょう。
恐れ、諦め、絶望、嫉妬、そんなのありか、と言ったオレンジギルドのメンバーと同じ感情を抱くはずです。
たとえリーファであっても。
多分キリトは見られた気づかれたと思ったのではないでしょうか。
だから場を和ますための嘘をつく必要があった。
キリトはモンスターが人の中で生きれないことを知っているんです。
SAOでキリトがキリトでいられたのは攻略組、同じように強さを求めた化け物の群れにいられたからなんです。
人が化け物を見る目と同類の嫉妬の目なら同類の嫉妬の方がマシ。
それを知っていたからの流れなのかなと思います。
だからユイはリーファに魔法を使わせた、敵にキリトの使った魔法がただの幻だと気づかせないために。
キリトの力を隠すための魔法だったのかなと思います。
>フェアリィ・ダンス編になってつまらなくなったという意見
それは作者が本気で走ったからなのかなと思います。
多分どんな小説家も漫画家も全力で走れるのは一冊に数ページくらいしかないんじゃないでしょうか。
でも今回は全面的に走ってしまった。何に触発されたのかはわからないですが、ついてこれない読者をかまっていられる余裕などなかった。
そういうことなのかなと思います。
この世界は茅場のシステムで今動いている、それで大丈夫だよな、わかるだろ。で、走り出して読者を置いていってしまったんだと思います。
だから置いていかれたものにはつまらなく感じる。
ソードアートオンラインだけで理解しようとし、作者に喰らいつこうとする気がないものは置いてけぼりにされるそういう作品なのだと思います。
作者にはきっと見えているんだと思います。
遥か先を走っていく奴らの姿が。
そして、それに追いつくには全てを捨てなきゃいけないことがわかっている。お荷物を抱えて追いつけるわけないことがわかっている。
それがアクセルワールドのハルユキであり、空を飛ぶことへの欲求になっているのだと思います。
本当はもっと飛べる、でも荷物が多すぎて飛べない、追いつけない。
置いていかないで、俺はまだ飛べる。
そんな思いの現われなのかなと思います。
だからサービスシーンがやたら多い。
多分答えはいいからとりあえず聞いておいてくれ的なアニメなのかなと思います。
答えは、いずれわかったときでいいから。
とそんな感じなのかなと思います