メルクマール

高校生は、自分ではまだ”子供”という意識だけれど、でも子供扱いはされたくはない、微妙なお年頃だと言えます。

爽子は、”自分はまだ子供”という意識が、普通より強いと思いますね。高校生なんだから、たまに友達と夜遊びくらいしてもいいだろう、と普通なら思うところですが、家族と過ごすことを優先させます。

それはきっと、あの父親が、爽子に子供でいてほしい、と思っているからでしょうね。その期待に、優しい爽子としては応えずにはいられないわけです。

でも今回、最終的には父親よりも風早を取ったということで、着実に「パパの子供の爽子」から、「一人の女性としての爽子」に脱皮しつつありますね。これは爽子の人生にとって大きな出来事であり、父親が「ついにこの日が来てしまったかぁぁ」と悲嘆の暮れるのも無理ないのでしょう。

プレゼントが入れ替わっちゃったりと、いまいち不器用で締まらないのが爽子らしくていいんじゃないでしょうか。風早なら、腹巻とモモヒキ姿でも、それなりにカッコイイかもしれないな。

ところで欧米では、友達と集まって騒ぐのはハロウィンなどの行事であり、クリスマスは、家族と一緒に過ごすのが定番です。なので、父親の考え方は”クリスマスの過ごし方”として正しいんですよね。父親にも、なんとなく感情移入してしまうのでした。

当初は恋愛どころか、人付き合いも苦手な爽子でしたが、友達が出来、恋敵（ライバル）もいて、父親より大事なボーイフレンドもいるという、恋愛するための外堀は埋まっている状態です。本格的な恋愛の話に、なるんでしょうかねぇ。残り回数が少ないので、どうまとめるのか気になっています。

来週はくるみが登場するようで、とても楽しみですよ！

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