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公開:2016-03/22
「TOEIC 600~900点に到達された読者さんからのご報告募集中!」からご報告下さった、杏仁さんをご紹介致します。杏仁さん、ありがとうございます!
また、次の記事でもスコアアップされた読者さんをご紹介させていただいています。
● TOEIC 600点台に到達された読者さん
● TOEIC 700点台に到達された読者さん
● TOEIC 800点台に到達された読者さん
● TOEIC 900点台に到達された読者さん
それではいってみましょう(=゚ω゚)ノ
1. スコア遍歴
2. 勉強量
3. 英語学習履歴
まずは英語学習のバックグラウンドを紹介します。
学生時代から英語に触れていた
私は小4から中3まで英会話スクール(ECC)に通っていたので、リスニング力や発音はそこそこいいほうだと思います。また、理系の大学院在学中、講義の一環として、英語の学術論文を読んで内容を要約するという作業をたくさん行っていました。このため、英語に対する苦手意識はありません。就職活動のために受験したTOEICでは775点(2010年)でした。
社会人になってから英語学習を再開
社会人になって数年が経ち、仕事でもプライベートでも英語を使うことがなくなったある日(今は少しだけ使う部署にいますが)、テレビ番組で「What is ...?」のような簡単な英語のクイズをやっていて、あれ?聞き取れなかった...と感じたのがきっかけで、英語の復習をしようと思い立ちました。子供の頃から大学院まで勉強してきた英語を、このまま忘れたくないという思いもあってのことです。
なお、採用1年目に職場の研修で受験した(させられた)ときは、当時の業務が忙しすぎて全く勉強する時間が取れず、630点くらいに下がっていました。これがこのブログに出会う直前のスコアということになります。
TOEICの自己ベスト更新に挑戦
最初は高校英語の文法書(チャート式)を一から読んでいましたが、正直楽しくなかったので、何か目標を立てたら頑張れるかなと思い、「TOEICの自己ベスト更新」にチャレンジすることにしました。先に述べた775点取得時は、『新・最強トリプル模試3』という問題集だけを3周して臨み、「満点いったな」という手応えにも関わらず775点でした。英文を読むスピードも、記憶力も、今の1.5倍くらいあったと思います。リスニングはほぼ完全に聞き取れ、リーディングは10分は余っていました。
それでも得点は伸びませんでした。なぜか。
答えは、ツウクンさんのブログにありました。
このブログと出逢う
結論から言ってしまうと、TOEICで確実に得点するための「テクニック」を身につけていなかったからです!当時はノウハウ本もあまり普及していなかったので、しょうがないかもしれません。大学までに身につけた英語で、正面から体当たりして解いていました。
もちろんPart 3・4では【 先読み 】はしていませんでしたし、Part 5は全文読んでから「過去形っぽいな」「この流れならこの単語かな」と、感覚で解いていました。
しかし、TOEICは受験者が思わず選んでしまいそうな、正解に見える不正解の選択肢を巧妙に散りばめているテストであることを、このブログと『究極のゼミシリーズ』で知りました。
そして、「得点テクニックをしっかり対策していけば確実に900点は取れる!」と思うようになったのです。
もともと英語力がそれなりにある方は、TOEICに必要なテクニックを身につけることで、比較的早くハイスコアが獲れる印象があります。
こういった「テクニック」を否定する方もおられるのですが、例えば【 言い換え 】は、ニュース記事や洋書を読んでいればよく見かけますし、【 先読み 】や【 タイムマネジメント 】などは、仕事の効率化に役立ちます。
だから僕は英語力と共にテクニックも磨いていっていいと感じています。
4. 参考になった当ブログの記事
ここに至る過程で参考になったのは、以下の記事です。後に述べるモチベーション維持においても、とても役に立ちました。
「僕が900点獲るのに役立った参考書まとめ」
(おすすめ本 > スコアレベル別 > 目標900点)
「TOEIC リスニング 攻略法&おすすめ参考書・問題集まとめ」
「TOEIC Part 5・6・文法 攻略法&おすすめ問題集まとめ」
「TOEIC リーディング Part 7 勉強法&おすすめ問題集まとめ」
「TOEIC 900点を確実に獲る!6つの戦略と勉強法」
「TOEIC 最新おすすめ公式問題集・模試と効果的な使い方」
5. メインで使ったor役に立った本
2015年5月頃、まずマッサラな状態で模試を解いてみたところ、615点(L365/R260)でした。ノー勉でこれならよし、と開き直りました。
6月から8月まで『究極のゼミ』等でテクニックを習得・反復演習、9月から11月に模試を反復しました。10月に職場で受験したIPテストでは920点(L485/R435)、11月に受験した本試験で940点(L490/R450)でした。
『究極の模試』
皆さん文句なしでしょう。本試験の2ヶ月前に1周したときは835点、845点、850点でした。その後の2周は全て990点でした。
もともと書いてある単語の訳は参考程度とし、知らない単語は自分で辞書を引いて(必要なら)意味を書き込みました。【 精読 】ももちろんやりました。
『公式問題集Vol.4』
たまたま職場の図書室にあり、2ヶ月程ずっと借りていました。借り物であるがために、書き込みはできませんでしたが、3周はやりました。
『究極のゼミ Part 3&4 / Part 5&6 / Part 7』
テクニックが満載で非常に有益でした。それぞれ3周以上やりました。
また、練習問題だけまとめてコピーし、仕事の合間に時間を計って解いていました。細かくカウントしていませんが10周はやったと思います。
Part1&2だけは、『パート1・2特急』で十分だと思ったのでやっていません。リスニングは再生スピードを1.2倍にして反復しました。
『パート1・2特急 特急シリーズ難化対策Part1&2』
コスパはいいです。究極のゼミと迷ってこちらにしました。Part 1・2はよくある表現をマスターすればよく、テクニックは必要ありません。
これで足りなければ『究極のゼミ』を買おうかなと思っていましたが、十分でした。持ち運びやすいサイズで、反復練習にもってこいの問題集です。3周以上しました。再生スピードを1.3倍にして反復しました。
『特急シリーズPart5 400問ドリル』
2015年発売の比較的新しい特急です。単語特急や文法特急は集め始めると結構な金額になるため、最小限の投資で単語も文法も演習できるドリルを探していました。
Part5は『究極のゼミ』とこれだけで対策しました。とにかくたくさんの良問を解けて、本試験と同じ1セクション40問なので時間の感覚を身につけることができます。7周はやりました。慣れた頃は1セクション8分くらいで解いていました。
なお、単語特急や文法特急は本屋さんで立ち読み(立ち解き?)しただけです。良問揃いでしたが、1ページに1問なのでコスパは400問ドリルより劣りますね。資金に余裕がある方はシリーズで揃えてもいいかもしれません。
6. スコアが伸び悩んだときにやったこと
私の場合、目標設定から目標達成まで1度も本試験を受験しなかったので、伸び悩んだ時期がないのですが。。。
その間の模試では850点くらいだったので、しいて挙げるなら模試で900点を取れなかったときにやったことを書きます。
ずばり「ツウクンさんのブログを読む」です。
こういう勉強をこれだけやれば点数は上がるよ、という内容の記事を読み漁り、自分のやってきた勉強法は間違っていない、結果は必ずついてくる、といつも後押しされているような気持ちになりました。
また同時に、ツウクンさんに勝ちたいというガッツも生まれました。
勉強に飽きたとき、精神的に疲れたときも、ツウクンさんのブログを読んで、絶対に900点取るんだという気持ちを再燃させていました。
このブログは、モチベーション維持に大いに役に立っていましたよ。ツウクンさん、ありがとうございます。
7. 当ブログへのメッセージ
せっかく今のTOEICのテクニックが身についてきたと思った矢先に、出題形式の変更がアナウンスされました。
2015年11月の本試験を受け終わり、990点を取るまで極めようかと思っていたのですが、残り数ヶ月で決着をつけないとこの先いつ取れるかわからないという状況になり、また、目標スコアを取れたことで心が燃え尽きてしまい、勉強をストップしています。勉強を再開させるかは未定です...。
TOEICで940点を取得してみて、思ったことがあります。
「かといって、英語はしゃべれない!」
TOEICはテクニックが問われる試験であり、英語の会話力が問われる試験ではないのです。いくらTOEICで高得点を取ろうと、英会話の能力が上がるわけではないということです。
私にはもともと海外ドラマを字幕なしで見たい、ネイティブの方と英語でコミュニケーションを取りたいという思いがあり、TOEICのスコアを上げれば自然とできるようになっているものだと思っていましたが、実際は違いました。
原因は、会話するためのトレーニングを積んでいないからだと思っています。日本人が頭で考えて作り出す英文は、どこかオカシイです。日本語もそうですが、定型文は考えて作り出せるものではなく、フレーズとして覚えたものをそのまま話すだけでいいのではないかと思うようになりました。
ということで、今は英会話のフレーズを覚える作業をしています。
TOEICから道は外れてしまいますが、「英語をスラスラ話せるようになる」という別の目標を立てました。ツウクンさんも読者さんも、それぞれの目標が達成できることを願っています。一緒に頑張りましょう。
就活や会社でスコアが必要とかでない限り、TOEICは800~900点を超えたら、自分が伸ばしたい英語力にスイッチしたほうがいいと感じています。人生は短いですしね。
僕は2012年10月に900点を超えてから、【 オンライン英会話 】と【 瞬間英作文 】で3年間トレーニングしてきた結果、ネイティブレベルにはほど遠いものの「とりあえず会話ができる」というレベルにはなってきたかなと。
そこで去年、英語的により自然なスピーキング・ライティングを身につけるためにはどうしたらいいか?と調べていたところ、多聴多読は不可欠だと感じました。
多読の専門家・古河昭夫さんが、日経のWeb記事「英語多読、続ける3原則」で、次のように仰っておられたんです。
ビジネスレターを書くときでも、何百万語か読んでいれば、いちいち和英辞典を引かなくてもよくなります。和英辞典を使って書くと超不自然な英文になりますが、多読をやると自然な英文を書けるようになるんです。
そんなわけで、スピーキングのトレーニングに並行して、今年2016年1月から多読も始めました。多聴多読に関するコンテンツも現在作成中です。
「英語をスラスラ話せるようになる」を目標にともに頑張っていきましょう!杏仁さん、ありがとうございました!
【 リスニング 】
【 リーディング 】
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