TOEIC 参考書は試験を受け続けている著者の本を選べ!

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対象:初心者/TOEIC教材、多すぎ…と感じる/伸び悩んでいる 
読了:約10分(4833字)
公開:2014-05/08 

うまいラーメンを食べたいとしましょう。

いつもよく行くラーメン屋と違って、今日はちょっと冒険したい気分。ちょうど目の前に、ラーメンを扱ってるお店が2軒あります。あ、「食べログ」で調べるというのはナシでお願いします(笑)。

次の2軒とも行ったことがないお店だったとしたら、あなたはどちらに行きますか?

 (A) 行列ができてるファミレス
 (B) 行列ができてるラーメン屋

おそらく「行列のできてるラーメン屋」に行くのではないかと。ってか、「行列のできるファミレス」って、人気があるというより、単に人手不足で店がまわっていないだけな気もしますが(笑)。

たいていの方が、(B)を選ばれると思いますが、その理由は「ファミレスのラーメンよりも、ラーメン専門店のラーメンのほうが、味に信頼が置けるから」だと思うのです。

これは、TOEIC参考書・教材を選ぶときも同じです。餅は餅屋。

ちなみに、この記事は「失敗しない!TOEIC参考書・教材の選び方 7つの注意点」からの抜粋記事になるので、既読済みの方は読まなくても大丈夫です。
(長い記事だとスマホでは読みづらいと痛感したので分散化していく計画です)

また、姉妹記事「TOEIC 最新情報や勉強のコツは満点ブロガーから学べ!」もどうぞ。

それでは行ってみましょう!(=゚ω゚)ノ
 

1. TOEICは毎回変化している


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TOEICは、2006年に新傾向に変更になったのはご存知の方も多いと思いますが、それ以降も、毎年どころか、毎回徐々に変化してきています。

特に、2010~2011年にかけてTOEICは難化しました
※2012年以降~2013年12月現在は落ち着いてます。

リスニングセクションは、音声は速くなり、語彙が難しくなり、選択肢が長くなり(速読力が求められる)ました。

また、リーディングセクションのPart 5・6は、以前は多かったテクニックで解ける問題が減りつつあります。

そして、Part 7は英文が長くなって、スキミング(特定の部分だけ読む)というやり方では対応できない、選択肢を1つ1つ吟味しないと解けない問題が増えています。

各パートの最近の傾向については、次の記事を参考にしてみて下さい。

TOEIC リスニングパート 最新おすすめ参考書・問題集と勉強の進め方
TOEIC Part 5・6&文法 最新おすすめ参考書まとめ&勉強の進め方
TOEIC リーディング Part 7 おすすめ参考書・問題集と勉強法




2. 英語講師 ≠ TOEIC講師


TOEIC対策本には、

 ●TOEICを受けたことがない英語講師
 ●過去に受けて満点は持ってるけど、最近は受けていない英語講師

が出版社から依頼されて書いているケースがあります。

上述したように、TOEICは毎回変化しているので、最新のTOEICを受けていない著者のTOEIC対策本が、最新のTOEICの傾向を反映しているとは言い難いですよね。


今までTOEICを18回受けてきて、「TOEIC」と名の付く英語書籍を70冊以上をトライしてきたのですが、その中には、

 「こういった英文は、TOEICには出ないよな」
 「この文法事項は、大学受験では狙われるけど、TOEICのPart 5・6には出ない」
 「実際のTOEICのナレーターと比べると、さすがに訛りすぎだな」

と感じたTOEIC対策本がたくさんあったのです。

それらの本は、「英語力を向上する」という意味ではムダにはなっていないですが、スコアアップにはやはり直結しにくかったと感じています。こういったことをもっと早い段階で知っていたら、もっと早く900点が取れていたと思っています。

当ブログの読者さんも、「なるべく早くスコアアップしたい」と思われているはずです。ですので、僕のような遠回りはしていただきたくない。なるべく早く、効率的に目標点を取っていただきたい。

そう思ってこういった記事を書かせていただきました。



3. TOEICを受験し続けている講師一覧


というわけで、今でもTOEICを毎回受け続けておられ、TOEICを専門に活動されておられる講師・著者の方々をご紹介します。当然、皆さんTOEICは満点を取得されてます。


ヒロ前田先生

● ブログ:TOEIC対策 疑問ひたすら100連発 by ヒロ前田
● ツイッター:ヒロ前田 (hiromaeda)


僕がTOEIC 900点を突破できたのは、ヒロ前田先生の著書「究極の模試」とセミナーのお陰によるところが非常に大きいです。僕が最も信頼しているTOEIC講師のお一人。

ヒロ前田先生がスゴイところは、「狙ったスコアを獲ることができる」ことだと思います。

多くのTOEIC講師の方々は、満点を取り続けておられますが、ボーリングでも、ピンを全部倒す「ストライク」より、7-10の離れたピンを倒す「スプリット」などのほうが難しいですよね?

TOEICも、満点より、狙ったスコアを出すほうがずっと難しいんです。満点取ってない僕が言うのもなんですが(笑)。

また、ヒロ前田先生は、受験する際に「第188回の公開テストでは63問ずつで合計600点だったと言えそうです」「Part 5で、接続詞「and」は、AMの「文法」に分類されるのか、「語彙」に分類されるのか?」などを分析しながら受験されているんですね。だから、質の高い問題を作ることができるのです。


【おすすめTOEIC対策本】
TOEICテスト いきなり600点!(監修)
究極の模試 600問
究極のゼミ Part 1・2、究極のゼミ Part 3・4
究極のゼミ Part 5・6
究極のゼミ Part 7


神崎正哉先生

● ブログ:TOEIC Blitz Blog



TOEICのIPテストも含めると受験回数100回超!神崎先生の著書は、おまけの音声がブログからダウンロードできるタイプのものが多いです。

毎回のTOEIC試験後にブログで感想を書いておられ、しかも、試験日の夜6時から、「TBR」というネットラジオを開催して下さっています(たまにお休みもある)。

現在は、TOEIC SW(スピーキング・ライティング)も研究されているので、SWを受験予定の方は、神崎先生のブログや今後発売されるであろう書籍に注目されるといいと思います。


【おすすめTOEIC対策本】
パート3・4特急シリーズ
● 読解特急シリーズ(Part 7対策)
出る順で学ぶボキャブラリー990(単語集)


TEX加藤先生

● ブログ:TOEICオタクのブログ



加藤先生の分析もスゴイです。特に、約10万部売れているという噂の「金フレ」は、990点レベルのものをやっていても「あーこの単語、この間出たな」と思うものばかりです。
※俗に「デジャブ感の多い単語集」と言ったりします。

また、関西生まれの方なので、著書にはお笑い要素が多く、楽しく読めるのが特徴。また、ブログは、人として勉強になるような知的なお話も多いです。

【おすすめTOEIC対策本】
出る単特急 金のフレーズ(単語集)
● 読解特急シリーズ(Part 7対策)


花田徹也先生

● ブログ:花田のTOEICブログ



TOEIC特化型の塾「花田塾」の経営者。また、TOEICのベストセラー本「文法特急」「文法特急2」「超リアル模試」の著者。花田先生の文法解説は、非常に論理的で、文構造を素早く見抜いて短時間で解答する力が身につきます。

毎年東京で開かれる「花田塾チャリティーTOEICセミナー」に(わざわざ大阪からw)参加させていただいたことがあるのですが、お世辞抜きで素晴らしかったです。興味のある方は、ぜひ一度受けてみて下さい(・∀・)b


【おすすめTOEIC対策本】
文法特急シリーズ(Part 5・6対策)
超リアル模試 600問


森田鉄也先生

● ブログ:TOEIC満点&アメリカ移住ブログ



世界中を飛び回っておられるTOEIC講師。韓国語も学んでおられます。現状の甘んじることなく、常に挑戦し続けてる姿勢が素晴らしい方です。

また、問題集やブログでは、TOEICだけでなく、実用的な英語の勉強のやり方にも言及されていたりして、それも勉強になります。

「英語の資格試験を積極的に利用して、自分の英語力を高めていく」というアイデアをいただいたのは、森田先生(の単語特急2のコラム)からです。資格試験を利用すると、自分の英語力を測ることができますし、試験にはたいてい範囲があるので、対策も立てやすい=勉強しやすい。

目標設定が難しい英語学習においては、この「資格試験を利用して英語力を向上させる」というのは非常に有効だと、TOEIC 900点を超えて感じました。

ちなみに、TOEICのリーディングセクションの「語彙ができる」で一度だけ満点が取れたことがあるのですが、その理由の1つは、「単語特急シリーズ2冊」をそれぞれ10周したからです。


【おすすめTOEIC対策本】
単語特急シリーズ(主にPart 5・6・7)
パート1・2特急シリーズ
● リーディング Part 7 トリプル10


HUMMER(ハマー)先生

● ブログ:独学でTOEIC990点を目指す!
● ツイッター:HUMMER (HUMMER_TOEIC)



TOEICブロガーから講師になられました。100冊以上のTOEIC参考書・問題集をトライされているので、参考書・問題集にもお詳しく、著書は「TOEIC学習者のかゆいところに手が届く」本が多いです。

また、HUMMERさん自身が、真っ直ぐで熱い方なので、著書にも元気づけられる言葉が多いです。

僕はHUMMERさんのブログをザッとではありますが、最初から最後まですべて拝読させていただき、大切なことや熱い言葉は全部メモして、よく読み返してました。
(「だから、うちのブログ記事も全部読めよ!(#゚Д゚)」という意味ではないのでご安心下さい)


【おすすめTOEIC対策本】
全力特急(中級者~上級者向けテクニック本)
新TOEICテスト990点攻略


中村澄子先生

● ツイッター:中村澄子 (sumirejuku)



すみれ塾」というTOEIC特化型の塾を経営されておられます。
個人的には、中村澄子先生の「TOEICを単なるお勉強じゃなく、可能な限り仕事やビジネスなどにつなげようとする試み」に共感してます。


【おすすめTOEIC対策本】
千本ノックシリーズ(Part 5・6対策)


早川幸治先生

● ツイッター:TOEIC講師 早川幸治(Jay) (jay_toeic)



早川先生の著書も冒険的でいいなと思っています。TOEICの点数だけでなく、仕事でも使えるようにするための書籍が多いです。


【おすすめTOEIC対策本】
究極のゼミ Part 3・4
● TOEICテストに出る語句1800


あ~るさん

● ツイッター:あ~る(TOEICは要領次第) (r_toeic)



TOEIC 800点前後で伸び悩んでいたときに、ブレイクスルーできたキッカケの1つになったのは、あ~るさんの「TOEIC分析ノウハウ」のお陰です。

それまで漫然とTOEICを勉強していましたが、「TOEICによく出る言い換え表現」を学んだり、出題者の意図を考えたりするようになったことで、試験ノウハウが身についた気がします。

あ~るさんは、「TOEICが趣味」で毎回受けておられ、「TOEIC受験日が楽しくて仕方がない」そうです。僕は、あ~るさんから「TOEICの楽しみ方」を学んだことで、本試験でも異常に緊張することがなくなり、日々のTOEICの勉強もすごく楽しくなってきました。

「TOEICがつらい・つまらない」という方は、ぜひあ~るさんに学んでいただきたいです。

 
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