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はてなキーワード: 原野とは

2024-12-13

anond:20241213100208

動物園に飼われて死ぬのと原野に生きて死ぬのどっちが幸せかって言われると難しいけどナー

2024-11-05

anond:20241104205939

あなたが生まれ大人になるまでの教育費、あなたが家に住んでネットをしたりシャワーを浴びるための電気・ガス・通信水道道路鉄道などのインフラエネルギーや食料、いざというとき医療費障害者になったとき年金はすべて、みんなが働き得た賃金から支払われる税金社会保障費等によって運営されている。

あなた文明生活享受し老後を全うしたいなら、あなたは働いて、稼いだ額の一部を社会還元しなけれけない。

それらがいやならば、北海道原野山中にでも入植して自給自足暮らしなさい。

2024-10-02

東京歴史分からん、てかあんの?

江戸時代以前は資料がない

原野

みたいな

あったら教えてや

2024-08-29

anond:20240825230811

こういう、おまけが本体なのをごまかしてガラス玉を売りつける商法ってなんか名前なかったっけ。円天じゃなくて原野でもなくて

2024-08-19

クルド問題で良くやり玉にあがる解体トラックの積載とヤード問題に就いてパート2

パート1→  https://anond.hatelabo.jp/20240819184907

木曽呂(神根東)

木曽呂はまっ平らな川口市大宮台地が張りだした高台地区。この木曽呂の東には川口ICがあり、その東側には人家希な地域がある。神根東と言えばいいのか。住所としては赤芝、石神という地域だ。

ここの場合一般的調整区域建築制限されているのではなくて、近郊緑地保全区域という規制が掛かっている。

家やマンションが建てられないので畑をやるしかない。しか都心から近い畑地域では花卉栽培が人気になる。そこでこの周囲では盆栽植木名産になっている。

しかし、植木って今は人気だろうか?あまり植木に精を出しているおじさんとかは見ない。なので下火となり、都市化によって農業自体廃業してしまう人も多い。

すると土地が遊んでしまうし、そこに固定資産税も掛かってくる。

一方、建築規制だけなので用途規制されていない。

そういう訳で駐車場用途ヤード用途の買い手に売却、となる。緑地保全区域なのにホコリっぽいヤードだらけになるのが皮肉だ。

特に外環道川口IC付近にはヤード類がまとまった箇所が数か所ある。

 

特養ホーム調整区域サイン

特養ホームというのは収益性が然程は高くないのに広い面積が必要施設で、故に訳アリの土地、崖の下などに造られやすく、その為に災害犠牲者が出る事がままある。

調整区域特養ホーム例外に入っている場所などは当然候補地となる。

産経は近所の迷惑度を強調したくて特養ホームを入れたのだろうが、増田場合は逆に「ああ、人家希な地域なんだろうな」と考えてしまうのだ。

因みに学校が一緒に挙げられているが、学校は今夏休みだ。

 

増田産経のこの手の報道を信用していない理由

増田はこの手の産経キャンペーン記事を信用していない。何故ならクルド叩きキャンペーンは「中国人が水源地を買っている、日本の水が危ない」キャンペーンの続きだからだ。

この中国人水源キャンペーンの時は遂に具体的な売買の経緯などを取材して書かなかった。

増田含めてネットには不動産のうち、「負」動産クラスタというのが居る。不良不動産インチキ売買や怪しい不動産ゴロの事などを調べるのが好きな人間だ。

そんな負動産クラスターズが「水源までの道路はあるのか、それは誰の管理か」「水源地の分筆は売主がやったのか、仲介第三者取引か」「もしや嘗ての原野商法土地を買い上げて今度は中国人騙してる原野二毛作か」とウキウキでいたのに、結局最後まで具体性のある記事は一切書かなかった。

朝日新聞取材して「どうやら中国人相手原野商法しているようだ」という一定取材記事を出したのに、アンサーは無し。朝日の件と違うケースがあるのかどうかも書かないし、一切の掘り下げも無し。原野商法は整地もせずに登記簿だけで行われる詐欺商売で、売主が現地にも行かないという信頼?の元に為されるバカみたいな取引だ。だから地上からは一切の変化も見えず、金だけが動いてゴミを得るという事が行われる。故に掴んだ情報がどこの事かと言ってくれないと困るし、言ってくれたら登記簿取って何があったか調べられるのだ。

そういう掘り下げを全くせずに、今度は自衛隊基地の近くに外国人土地持ってるのが判った、日本危機だ!と煽る方向にだけ行ってそれっきりだ。

 

元々産経には一般向けではない産経記事というのがずっとある街宣右翼とか宗教右翼とか向けなので程度は極端に低く、社会人読者が常識的スキルで疑問を持つという想定がされない。例えば「なんで登記簿取って書かれている買い手や司法書士銀行などに取材に行かないんだ?」という疑問を持つ人は想定読者じゃないのだ。そういう人は一般的には社会人と呼ぶ。

書いてる記者もまともな能力がない。公害問題の時に地盤沈下が起こり井戸水の汲み上げ規制が全国で出来ていたはず、という常識やそれらにアタッチする能力もない。かなり特殊記事群と言っていいだろう。

クルド問題では他の新聞医療センターでのケンカを報じるくらいで取り上げない。地元紙の埼玉新聞はたまに取り上げるがトーンや内容が全然違う。「Xで定積載の平トラック撮影して『過積載クルド』とする盛り上がりに迎合してやはり定積載の平トラック掲載してアイキャッチにする」なんて事は当然しないし、そういう読者を想定していないのだ。それは良識とかじゃなくてただの常識だ。

 

という訳でしてこの記事自体は「いつものアレ」であって、「領海侵犯」「刑事裁判での被害者人権」なんかと同じ枠なので全く信用していないのであります

具体的にはクルド盆踊りのその迷惑度が信用できないから。

 

しかし、定積載のトラック捕まえて「警察がなぜか検挙しない!1」ってそりゃ定積載だからだよなぁ。しかもその写真ガイジン悪事として記事掲載する新聞があるって言うんだからすげえよなぁ。しかもよく見たら読者に提供してもらってるのな。つまりXでバズってるのを鵜呑みにした情弱さんを鵜呑みにしたって事よな。

 

地理がよく分からずにあの手の情報に踊らされている場合もありそうなんで、川口地理説明したいんだが、紙幅が尽きたので今度なー。そんじゃーね

2024-07-12

anond:20240712124933

東北地方なんて、山と原野水田しかいから。

数日前に「地方都市文化の無さ」の増田がバズっていたが、まさにあれに当てはまっている

2024-06-10

anond:20240608071321

平坦な地形がどこまでも広がっている関東平野にいると、方向感覚がわからなくなることがあるからね。

大阪平野のようにすぐ近くにある生駒山地六甲山地を目安に出来るわけではない。

なので関東平野のどこからでも見つけられる富士山筑波山があると、安心できるという側面もある。

広大な原野に過ぎなかった江戸時代初期の頃からこの感覚は変わっていないのかも。

2024-06-04

日本北海道本州四国九州沖縄のほか、朝鮮半島中国千島列島サハリン東アジア地域分布する[11]。

平地から標高1500メートル以上までの山地原野河岸森林林道脇など明るい日当たりの良い山野に自生する[12][9][4]。特に、野原ややぶ、崩壊地などの荒れた場所に生える[5][6]。いわゆるパイオニア的な樹木であり、森林が攪乱をうけると、たとえば伐採跡地に素早く出現し、大小の集団を作って群生する[9]。栽培もされる[4]。

2024-05-31

anond:20240531010122

そうかな?一時期道の駅めぐりに凝ってたことがあって、かなり僻地も含むいろんな地域に行ったけど

どこにいってもそれなりに面白いとこはあるよ。北海道原野とかは知らんけど。

いい感じに寂れた寺社とか、公営歴史資料館みたいなやつとか

「昔はこのへんが街道で、ここを通ってあそこまで行ってたんだな」とか思いを馳せたりとか。

とにかく何もないってことはない。景色いいし人いないし、自分オリジナルの思い出って感じがする。

2024-05-23

anond:20240521221155

俺は現住所から離れている実家のある限界自治体の山林やら原野田んぼなど40数か所相続したが、場所がわからないので名寄帳と公図ビューア for 登記所備付地図データで探索しているところだ。

2024-04-23

若者が都会へ出て行って高齢化人口減少が続く地方はどうなっていくのだろう

緩やかな衰退、緩やかな貧困、緩やかな経済縮小が続いた先には一対何が待っているのか。

誰も住んでいない原野へと変わるだけなら、まだマシなのかもしれない。

中国などの外国企業土地を買われて、有事の際に面倒なことが起こる可能性もある。

地方選出の国会議員は、東京から自分地元交付金を分けてもらうだけの存在に成り下がっている。

今年1月の能登半島地震被災地を見ていても、復興のものの是非が問われるって、かなり異常な状況だと思う。

地方から都会に出てきた人達に聞いてみたいけど、自分故郷が「どうなる」ことを望んでいるの?

地方に良い思い出がないだろうと思うけど、それでも自分故郷のもの消滅することまで望んでいたりするの?

2024-03-14

anond:20240313123638

追記4:

宇都宮ライトレールみたいな成功事例も好きだぞ

湘南ライフタウンという痛快な成功例があるよ。

湘南ライフタウンは藤沢市人外魔境の原野につくった5万人の都市イタチたぬきしか住んでない原野な上にどこの駅からも5km以上離れているまともな感性があるひとなら絶対購入しない土地限界ニュータウンゼロである

そこで藤沢市は策を弄した。

モノレール建設予定がある」そういう流言まことしやかに流したのである。ただの噂ではない。藤沢市モノレール建設のためと思わせぶりな土地の買収を実行。また、アクセス道路いかにもモノレールのための用地に見えるようなスペースを設定。アクセス道路トンネルにはモノレールが通れるスペースを設定。

いやこれ、ぜったいモノレール開通するでしょ。モノレールが開通しない理由が見当たらない。

モノレール東海道線1本で東京通勤できる!!そんな期待をともない格安住宅街は飛ぶように売れた。

大成功である

 

後に藤沢市モノレール計画などない。検討したこともない。と公式に表明。

藤沢のようなクソ地方都市にはもったいないものすごい策士がいるんだよな。

いや。それでも藤沢はクソだけど。

2024-01-28

anond:20240128190529

令和のウルトラマンがそうなんだよな

敵の怪獣の強さもインフレし、光学合成(CG)の技術が上がったもんだからやたら派手なスペシウム光線(仮)がでて、ているかものすごく画面がうるさい

ちょっとした原爆みたいな爆発がおきる

で、原野で戦っていた昭和特撮と違ってなぜかいちいち律儀に街中で戦ってるからビル被害半端ないというね

2023-11-03

子供のことを憎みすぎて死ぬ前にあえて北海道の謎の原野とか、わけわからん崖上の土地とか自然に返りつつある放棄分譲地を買い込んで無理やり相続させる毒親かいそう

2023-08-05

マンション(の一室)買うなんて気が知れないなあ

やっぱり土地だよ土地

マンションより原野だよ

2023-06-12

anond:20230612092652

「植」は草木を植えることで「殖」は草木を植えて増やすことなんで単純に似た漢字なんやね。

おそらく「植」から「殖」が派生したんやろうね。

一方で「柘」は山桑のこと、「拓」は土地を切り開くことなんで全く意味が違うんやね。

おそらく石のように堅い木やから「柘」なんやね。

「拓」は石の転がる原野を手で切り開くイメージやね。

最終的に「柘植」は山桑を植えた土地、「拓殖」は開拓して人を増やすこと、という意味になるやね。

せやから柘植」と「拓殖」が似てるのはたまたまやと思うやで。

2023-05-14

https://mainichi.jp/articles/20230513/k00/00m/040/221000c

アイヌ伝承の地に大規模太陽光発電計画 北海道釧路保全策なく

北海道白糠町釧路音別町(旧音別町)の境界にある馬主来沼(パシクルトウ)西側民有地で、大規模な太陽光発電計画が持ち上がっていることが、関係者への取材で明らかになった。一帯はアイヌ民族伝統生活空間イオル」とされ、民族伝承も残されており、近隣に暮らすアイヌ団体幹部から懸念の声が上がっている。

 明らかになった計画は、馬主来沼の湖畔の西側に当たる釧路音別町の5ヘクタール強の原野国道38号南側海岸沿いに位置する。

 不動産登記簿などによると、2021年8月東京都港区会社(A社)が、紋別市会社から条件付きで買い取るとの所有権移転登記をした。条件は「本件土地状態が発電事業を行うのに適切であると、買い主が判断したこととあるさらに今年3月、売買により、関係があるとみられる港区の別の会社(B社)に所有権が移された。

 資源エネルギー庁再生可能エネルギー事業計画認定情報によると、この土地ではB社の名義で、発電出力1999キロワット太陽光発電が22年3月認定されていた。

 法人登記簿によると、A、B両社はともに「太陽電池及び関連部材に関する卸・販売輸出入業務」などを目的設立された。社員欄には、海外太陽光発電会社関係者とみられる名前がある。土地購入手続きなどに携わったという日本人女性毎日新聞取材計画が進んでいることを認め、「計画見直しは難しいと思います」と答えた。

 紋別市会社社長(78)は国道を挟んで北側原野(約66・7ヘクタール)と山林(約330ヘクタール)も所有しており、「山林は東京都中央区会社太陽光発電計画し、原野も別の複数業者が発電用地を確保しようとしている」と明かした。

 不動産登記簿によると、山林は22年11月、「売買代金完済」を条件に、東京都中央区会社所有権移転の仮登記が行われていた。紋別市会社社長は「近くに送電線があり、計画太陽光発電と聞いている」と明かした。さら西側丘陵地では、別の会社が設置した二つの太陽光発電が稼働しており、一帯は適地とみられる。

 白糠町馬主来沼の東半分を囲うような形で町有地284ヘクタールを「馬主自然公園」として保全に努める。対照的に、西半分にあたる釧路音別町側は保全の手は打っておらず、計画が進めば、沼の西にかけての多くがソーラーパネルで覆われる可能性がある。

 白糠アイヌ協会の天内重樹会長(38)は「寄り鯨が集落飢餓から救った伝承のある土地で、アイヌ民族にとってはかけがえのない生活空間。守りたいのはやまやまだが、どうすればよいのか」と話す。

 道東では釧路湿原国立公園の南側周縁部の原野でも、大規模な太陽光発電計画が水面下で進み、予定地には絶滅危険視されるキタサンショウウオも生息することから自然保護団体などから懸念の声が上がっている。【本間浩昭】


馬主来沼(パシクルトウ)

 白糠町釧路音別町にまたがる周囲約4キロ海跡湖で、ヘラジカの角のような複雑な形が特徴。平均水深1・7メートルと浅く、冬には結氷する。縄文海進が約6000年前に終わり、海退の過程砂丘海水をせき止めて形成された。国指定特別天然記念物タンチョウの飛来地で、環境省選定の「日本生物多様性保全重要湿地」の一つ。北海道の「すぐれた自然地域」にも指定されている。


「造ってほしくない」戸惑うアイヌ民族

 フンペ(アイヌ語で「鯨」)が漂着したことをパシクル(カラス)が教え、集落コタン)が飢えから救われたとの言い伝えが残る道東馬主来沼(パシクルトウ)。その西側釧路音別町で、大規模な太陽光発電計画が進んでいた。伝統生活空間イオル」の一角侵食されかねない事態に、アイヌ民族は戸惑いを隠せない。

 「寄り鯨」の伝承裏付けるような出来事だった。昨年11月26日。沼から東に約3キロ離れた和天別川の河口近くに1頭のミンククジラが打ち上がった。死後かなり経過し、「海岸には腐臭が漂っていた」と白糠アイヌ協会の天内重樹会長(38)は語る。「数年前のフンペ祭りの前日にも打ち上がった」という。一帯は、海が急に深くなっている海底地形や海流などの影響で、古くから鯨が漂着しがちな海岸線らしい。

 この地に大規模な太陽光発電計画されていると天内さんが聞いたのは1年ほど前。いったんは計画が立ち消えになったと聞いて「ほっとしていた」が、半年ほど前から再び業者が動き始めたと知らされ、「できれば造ってほしくない」と危機感を募らせる。

 白糠町は、沼の東側を囲む形で約284ヘクタールを「馬主自然公園」として保全する。昨年には太平洋を見渡す高台に、国のアイヌ政策推進交付金を得て、鯨の恵みに感謝する古式舞踊「フンペリムセ」(鯨踊り)発祥の地として、展望台やモニュメント広場駐車場などを整備した。毎

9月の第1日曜日には、寄り鯨の恵みに感謝を捧げる「フンペリムセ」が奉納される。

 一方、沼の西半分を占める旧音別町側は1968年音別町自然公園条例を制定、沼周辺を町立自然公園指定し、国道38号沿いに駐車場説明板、周辺展望台を兼ねた休憩舎などを整備したが、面積は0・78ヘクタールにとどまっていた。

 音別町2005年釧路市との合併で、白糠町を間に挟む「飛び地」に。条例新市に引き継がれず、自然公園でもなくなった。「馬主来沼の存在重要視されなくなった」と言う住民もいた。

 音別町史にはこうある。「夕日が西山に沈む頃。白糠町側の高台に立って当町方向を眺めるとき、パシクル沼の水面に映る夕映え風景は、まさに一幅の名画を見る感がある」。釧路市は15年に選定した「音別八景」の一つに「パシクル湖畔の夕日」を選んだ。


 沼周辺は、アイヌ暮らし必要動植物の入手に欠かせない伝統生活空間イオル」とも位置づけられている。類いまれ景勝地とされる一帯の景観が「メガソーラーの海」に変わる可能性がある。【本間浩昭】

2023-04-11

[]

申し訳ないですっていうお詫びのメール今日中におくるべきだろうか。プラレールリアルクラスってのが販売されるかもしれないらしい。うちの小学生高学年のむすこはすでに義父から鉄道模型を譲り受けてる。最近は便利で妻がメルカリでいろいろと鉄道模型を安く買い集めて、こどものコレクションを充実化している。凄い話だよ!!!しかもこども部屋がだだ広い。広い。二人分だ。常時鉄道模型を展開しておいても残り半分で生活すればいいくらい。それくらい広い。北海道原野か。

2023-03-31

心底働きたくねえなあ

シンギュラリティが起きて太陽光から食物と電気太陽ある限り生成できるようになって

誰も欲しがらないような原野で一人で快適に暮らせるようにならねえもんかな

2023-02-10

anond:20230210120011

三島由紀夫檄文

 檄

   楯の会隊長 三島由紀夫

 われわれ楯の会は、自衛隊によつて育てられ、いはば自衛隊はわれわれの父でもあり、兄でもある。その恩義に報いるに、このやうな忘恩的行為に出たのは何故であるか。かへりみれば、私は四年、学生は三年、隊内で準自衛官としての待遇を受け、一片の打算もない教育を受け、又われわれも心から自衛隊を愛し、もはや隊の柵外の日本にはない「真の日本」をここに夢み、ここでこそ終戦後つひに知らなかつた男の涙を知つた。ここで流したわれわれの汗は純一であり、憂国精神を相共にする同志として共に富士原野を馳駆した。このことには一点の疑ひもない。われわれにとつて自衛隊故郷であり、生ぬるい現代日本で凛烈の気を呼吸できる唯一の場所であつた。教官助教諸氏から受けた愛情は測り知れない。しかもなほ、敢てこの挙に出たのは何故であるか。たとへ強弁と云はれようとも、自衛隊を愛するが故であると私は断言する。

 われわれは戦後日本が、経済的繁栄うつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本歴史伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見てゐなければならなかつた。われわれは今や自衛隊にのみ、真の日本、真の日本人、真の武士の魂が残されてゐるのを夢みた。しか法理論的には、自衛隊違憲であることは明白であり、国の根本問題である防衛が、御都合主義の法的解釈によつてごまかされ、軍の名を用ひない軍として、日本人の魂の腐敗、道義頽廃根本原因をなして来てゐるのを見た。もつとも名誉を重んずべき軍が、もつとも悪質の欺瞞の下に放置されて来たのである自衛隊敗戦後の国家不名誉十字架を負ひつづけて来た。自衛隊国軍たりえず、建軍の本義を与へられず、警察物理的に巨大なものとしての地位しか与へられず、その忠誠の対象も明確にされなかつた。われわれは戦後のあまりに永い日本の眠りに憤つた。自衛隊が目ざめる時こそ、日本が目ざめる時だと信じた。自衛隊が自ら目ざめることなしに、この眠れる日本が目ざめることはないのを信じた。憲法改正によつて、自衛隊が建軍の本義に立ち、真の国軍となる日のために、国民として微力の限りを尽くすこと以上に大いなる責務はない、と信じた。

 四年前、私はひとり志を抱いて自衛隊に入り、その翌年には楯の会を結成した。楯の会根本理念は、ひとへに自衛隊が目ざめる時、自衛隊国軍名誉ある国軍とするために、命を捨てようといふ決心にあつた。憲法改正がもはや議会制度下ではむづかしければ、治安出動こそその唯一の好機であり、われわれは治安出動前衛となつて命を捨て、国軍の礎石たらんとした。国体を守るのは軍隊であり、政体を守るのは警察である政体警察力を以て守りきれない段階に来て、はじめて軍隊の出動によつて国体が明らかになり、軍は建軍の本義を回復するであらう。日本軍隊の建軍の本義とは、「天皇を中心とする日本歴史文化伝統を守る」ことにしか存在しないのである。国のねぢ曲つた大本を正すといふ使命のため、われわれは少数乍ら訓練を受け、挺身しようとしてゐたのである

 しかるに昨昭和四十四年十月二十一日に何が起つたか総理訪米前の大詰ともいふべきこのデモは、圧倒的な警察力の下に不発に終つた。その状況を新宿で見て、私は、「これで憲法は変わらない」と痛恨した。その日に何が起つたか政府極左勢力限界を見極め、戒厳令にも等しい警察規制に対する一般民衆の反応を見極め、敢て「憲法改正」といふ火中の栗を拾はずとも、事態を収拾しうる自信を得たのである治安出動不用になつた。政府政体維持のためには、何ら憲法抵触しない警察力だけで乗り切る自信を得、国の根本問題に対して頬つかぶりをつづける自信を得た。これで、左派勢力には憲法護持の飴玉をしやぶらせつづけ、名を捨てて実をとる方策を固め、自ら、護憲標榜することの利点を得たのである。名を捨てて、実をとる! 政治家にとつてはそれでよからう。しか自衛隊にとつては、致命傷であることに、政治家は気づかない筈はない。そこでふたたび、前にもまさる偽善隠蔽、うれしがらせとごまかしがはじまった。

 銘記せよ! 実はこの昭和四十四年十月二十一日といふ日は、自衛隊にとつては悲劇の日だつた。創立以来二十年に亙つて、憲法改正を待ちこがれてきた自衛隊にとつて、決定的にその希望が裏切られ、憲法改正政治プログラムから除外され、相共に議会主義政党を主張する自民党共産党が、非議会主義方法可能性を晴れ晴れと払拭した日だつた。論理的に正に、この日を堺にして、それまで憲法私生児であつた自衛隊は、「護憲軍隊」として認知されたのである。これ以上のパラドックスがあらうか。

 われわれはこの日以後の自衛隊に一刻一刻注視した。われわれが夢みてゐたやうに、もし自衛隊武士の魂が残つてゐるならば、どうしてこの事態を黙視しえよう。自らを否定するものを守るとは、何たる論理的矛盾であらう。男であれば、男の矜りがどうしてこれを容認しえよう。我慢我慢を重ねても、守るべき最後の一線をこえれば、決然起ち上るのが男であり武士である。われわれはひたすら耳をすました。しか自衛隊のどこからも、「自らを否定する憲法を守れ」といふ屈辱的な命令に対する、男子の声はきこえては来なかつた。かくなる上は、自らの力を自覚して、国の論理の歪みを正すほかに道はないことがわかつてゐるのに、自衛隊は声を奪はれたカナリヤのやうに黙つたままだつた。

 われわれは悲しみ、怒り、つひには憤激した。諸官は任務を与へられなければ何もできぬといふ。しかし諸官に与へられる任務は、悲しいかな、最終的には日本からは来ないのだ。シヴィリアン・コントロール民主的軍隊の本姿である、といふ。しか英米シヴィリアン・コントロールは、軍政に関する財政上のコントロールである日本のやうに人事権まで奪はれて去勢され、変節常なき政治家に操られ、党利党略に利用されることではない。

 この上、政治家のうれしがらせに乗り、より深い自己欺瞞自己冒涜の道を歩まうとする自衛隊は魂が腐つたのか。武士の魂はどこへ行つたのだ。魂の死んだ巨大な武器庫になつて、どこへ行かうとするのか。繊維交渉に当つては自民党売国奴呼ばはりした繊維業者もあつたのに、国家百年の大計にかかはる核停條約は、あたかもかつての五・五・三の不平等條約の再現であることが明らかであるにもかかはらず、抗議して腹を切るジェネラル一人、自衛隊からは出なかつた。

 沖縄返還とは何か? 本土防衛責任とは何か? アメリカは真の日本自主的軍隊日本国土を守ることを喜ばないのは自明である。あと二年の内に自主性を回復せねば、左派のいふ如く、自衛隊永遠にアメリカ傭兵として終るであらう。

 われわれは四年待つた。最後一年は熱烈に待つた。もう待てぬ。自ら冒涜する者を待つわけには行かぬ。しかしあと三十分、最後の三十分待たう。共に起つて義のために共に死ぬのだ。日本日本の真姿に戻して、そこで死ぬのだ。生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。生命以上の価値なくして何の軍隊だ。今こそわれわれは生命尊重以上の価値所在諸君の目に見せてやる。それは自由でも民主々義でもない。日本だ。われわれの愛する歴史伝統の国、日本だ。これを骨抜きにしてしまつた憲法に体をぶつけて死ぬ奴はゐないのか。もしゐれば、今からでも共に起ち、共に死なう。われわれは至純の魂を持つ諸君が、一個の男子、真の武士として蘇へることを熱望するあまり、この挙に出たのである

  (三島森田事務所刊『「楯の会」のこと』より)

2023-01-17

anond:20230117104334

人里じゃないトコに住むって、原野か山奥に住みたいって事?

ランボーかなにか?

2023-01-14

anond:20230114120107

北海道原野を30平方メートルもらっても困るやろ。

地主が偉そうにできるのは利用価値の高い土地を握ってる場合のみ。

2022-12-27

anond:20221227212601

おれの名前とよく似た人が旭川原野土地をもっているらしく、不動産から電話がかかってくる。

「知りません!」と断るんだけど、「いや、その気持ちよくわかります。お持ちの土地、お力になりますよ」と食い下がるのでものすごくうざい。だから違うんだって

2022-11-27

あえて北海道原野を買い取まくるyoutuberかいいか

自分土地で熊鈴鳴らしながら野糞してほしい

2022-11-23

北海道について気づいたこ

北海道道東)に住んで、全道を走り回ったことで気づいたこと。

合理的

松前辺りを除くと街が明治以降に出来上がったものばかりなので、よく言えば合理的、悪く言えばつまらない。

近畿地方に見られるような、入ることがためらわれるようなエリア被差別部落新興宗教の町、ドヤ街など)がほとんどない。

街はどこに行っても似たような風景なので記憶がごっちゃになる。

旭川だけ和名

北海道地名ほとんどアイヌ語漢字を当てはめたものなのだが(「札幌」、「帯広」、「稚内」等々)、旭川だけ和名が多い気がする。

神楽岡」、「曙」、「常盤通」等々。

何でなのかは調べてないから分からない。

内陸部の寿司がうまくない

帯広周辺の寿司は高いしうまくない。他方、札幌は安くてうまい店がゴロゴロある。

根室釧路から札幌に魚を運ぶ過程で落としていけば良さそうなものだが、札幌に持って行った方が高く売れるのか。

内陸でどうしても魚を食いたいなら、帯広地方卸売市場2階の海鮮丼の店がベスト

ラーメンがうまくない

個性あるラーメン屋がほんとうに無い。東京大阪から観光客に「ラーメン屋でおすすめは?」と聞かれたときにいつも困る。

ちなみに「信玄」や「すみれ」に並んでいると、お水の姉ちゃんに「並ぶほどうまくねぇよ!」と煽られる。

あとは旭川の「蜂屋」や函館の「あじさい」辺りが有名だが・・・。

(車で行ける範囲だと)名勝があまりない

印象に残っているところだと、サロベツ原野知床積丹半島礼文島、襟裳ぐらい。

あと自然にできたものではないが美瑛の畑は必見。

あとは本州でも見られる景色のような気がする。登山でもすればまた違うんだろうが。

日高山脈が巨大な壁になっている

北海道はそのど真ん中に日高山脈が聳え立っており、そこを境に人・物・カネの流れがぶった切られている。

(西は札幌、東は帯広釧路旭川はなんか微妙立ち位置

北海道大好きなんです~」と言ってくる人がいると「どうせ日高山脈”以西”が好きなだけだろう」と斜に構えてしまう。

エリアけがおかし

北海道エリア分けとして札幌周辺を「道央」と呼ぶのだが、そのせいで道南函館を指し、本来北海道中央である富良野や「北海道の南」である襟裳が「道東」でひとくくりにされてしまうことに違和感がある。

からでも「道央」は富良野とし、札幌函館は「道西」、襟裳が「道南」、帯広釧路根室を「道東」とすべきと思う。


また思いついたら書く。

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