fc2ブログ

協会けんぽ健康保険料率その他の改定

 令和3年度、協会けんぽ健康保険料率の改定が公表されました。東京都は9.87%から9.84%へ2年連続の引き下げです。ただし、介護保険は1.79%から1.80%へ小幅引き上げで、こちらは今後青天井と化すのか?というところかもしれません。

 厚生労働省は、雇用保険の財政状況を、失業等給付関係の収支状況は令和3年度予算案ベースで 1.3兆円の支出超過となり、積立金残高は 1,722億円まで減少する見通しであることを報告しました。積立金から雇用安定事業費への貸出が累計1.7兆円あるとはいえ、これまで過去最低だった平成14年の4,064億円を下回り、過去最低の水準となりました。令和3年度の雇用保険料率については、令和元年度決算額をもとに弾力条項を判定するため、一般の事業が0.9%(失業等給付0.2%、育児休業給付0.4%、雇用保険二事業0.3%)と令和2年度から据え置かれる見込みです。

 厚生労働省は1月22日、令和3年度年金額は前年度から 0.1%の引き下げと公表しました。年金額改定の指標となる物価変動率が±0.0%、名目手取り賃金変動率が-0.1%となり、賃金変動率がマイナスで物価変動率を下回るため、新規裁定・既裁定年金とも賃金変動率で改定することになります。令和3年4月施行の法改正により、マイナス局面においても賃金変動率に応じた改定となります。一方、マクロ経済スライド調整率は-0.1%%となり、翌年度以降に持ち越されました。

 最後に、令和3年度の子ども子育て拠出金は、1000分の3.6、すなわち0.36%に据え置きが決まりました。

 令和3年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます

 お問い合わせフォーム

202009_KIMG0949_松本楼_日比谷公園


コメント

非公開コメント

トラックバック

https://yokoteoffice.blog.fc2.com/tb.php/707-58d583b6