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新e-Govサイトで申請の手ほどき

 11月下旬、電子申請のためのe-Govシステムが更新され、仕様が大きく変更されました。確かにシステム自体は便利に改善されていますが、従来のシステムから大きく変更されたため、ユーザーの間に混乱も招いたようです。

 まず、e-Gov専用のアプリをインストールする点は、従来のシステムと変わらないのですが、新システムではメールアドレスとパスワードに加え、スマホを使った2重認証が要求される点でまず戸惑います。次に、必要な申請様式の画面を検索する検索システムが、なかなか思った様式を呼び出せない優れものです。加えて、従来のシステムでは審査状況を知らせるメール配信がデフォルトになっておりましたが、新システムではメール配信しないがデフォルトになっています。メール配信を受け取りたいというときは、画面上で次の設定を自分で行わなければなりません。
Login → 右上に出てくる自身の名称をクリック → 利用者設定をクリック → メールを受け取るに設定を変更する

年金事務所等閉鎖の記録

 武漢風邪の第3波が猛威を振るっています。例年ですとインフルエンザが大流行という季節ですが、今季は得体の知れない武漢風邪の流行で、一人でも感染者が出れば公共機関が1日閉鎖されています。

令和2年
12月8日(火)     渋谷年金事務所

12月10日(木)    太田年金事務所

12月17日(木)    渋谷年金事務所

令和3年
 1月 9日(土)    千代田年金事務所

 1月15日(金)    江東年金事務所

 1月20日(水)~   新宿年金事務所、渋谷年金事務所
 1月21日(木)    

 1月25日(月)    港 年金事務所

 4月5日(月)~9日  上野年金事務所

 5月27日(木)~   渋谷年金事務所

 5月31日(月)~   港 年金事務所

 このあたりから変異株Deltaの流行
 7月15日(金)~   中央年金事務所

 8月 4日(水)~   世田谷年金事務所

 8月 5日(木)~   千代田年金事務所

 8月10日(火)~   中央年金事務所

 8月10日(火)~   杉並年金事務所

 8月11日(水)~   江戸川年金事務所

 8月16日(月)~   八王子年金事務所

 8月20日(金)~   足立年金事務所
 8月20日(金)    「東京都代表年金事務所より、閉鎖されていた足立年金事務所において、消毒作業が完了したため、再開したとの情報が寄せられました。これに伴い、荒川年金事務所に設置されていた臨時窓口は閉鎖となりました。」

 8月27日(金)~   新宿年金事務所
 
 9月21日(火)~   江戸川年金事務所

11月16日(火)~   渋谷年金事務所

令和4年
 1月、このあたりから変異株オミクロン株の流行
 1月12日(水)~   江戸川年金事務所

 1月20日(木)~   板橋年金事務所

 1月21日(金)~   北年金事務所

 1月24日(月)~   品川年金事務所

 1月25日(火)~   港 年金事務所
             上野年金事務所

 2月 1日(火)~   千代田年金事務所

 2月 3日(木)~   八王子年金事務所

 2月 7日(月)~   港 年金事務所
            (参考:港年金事務所(東京都港区)は、職員に新型コロナウイルスの感染が判明したため、2月7日(月曜)10時から閉鎖しておりましたが、消毒作業等を終了しましたので、2月7日(月曜)16時15分から業務を再開いたします。)
             中央年金事務所
            (参考:中央年金事務所(東京都中央区)は、職員に新型コロナウイルスの感染が判明したため、2月7日(月曜)11時15分から閉鎖しておりましたが、消毒作業等を終了しましたので、2月8日(火曜)8時30分から業務を再開いたします。)
             府中年金事務所
            (参考:府中年金事務所(東京都府中市)は、職員に新型コロナウイルスの感染が判明したため、2月7日(月曜)16時30分から閉鎖しておりましたが、消毒作業等を終了しましたので、2月8日(火曜)8時30分から業務を再開いたします。)

 2月 9日(水)~   武蔵野年金事務所

 2月14日(月)~   港 年金事務所

 2月16日(水)~   世田谷年金事務所
             武蔵野年金事務所
(武蔵野年金事務所は、10時45分から閉鎖、消毒作業等を終了により16時50分から業務を再開)

 2月18日(金)~   江戸川年金事務所

 2月21日(月)~   立川年金事務所

 2月21日(月)~   上野年金事務所

 3月 7日(月)~   世田谷年金事務所

 3月 8日(火)~   立川年金事務所

 3月11日(木)~   府中年金事務所

 3月24日(木)~   大田年金事務所

 3月29日(火)~   目黒年金事務所

 4月04日(月)~   府中年金事務所
 

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雇用の維持に出向活用の動き

 12月1日の日本経済新聞電子版に、人手が足りない企業が業績不振業種から出向者として人を受け入れる「従業員シェア」が本格化しているという趣旨の記事が掲載されておりました。ウイルス禍がなかなか収束しないことにより、雇用情勢の悪化が大いに懸念されています。政府は、雇用調整助成金の特例措置を現状のまま来年2月まで延長することを既に公表し、これまで同助成金の特例措置が講じられていなかった出向についても計画届の作成を不要にするなどの特例措置が見込まれています。今後は、雇用維持政策としての出向や「従業員シェア」の動きが重要視されるようになりそうです。記事の概要は以下の通りです。

1.ノジマは2021年春までに全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)から300人を受け入れ、東横イン(東京・大田)などからも最大300人の社員の出向を受け入れる方向で交渉しています。11月中旬から受け入れを始めており、約1週間の研修を経てノジマの販売部門やコールセンターの業務に従事することになっています。JALからの出向の場合、会社側の指示に同意した空港勤務の職員が対象、月の給与は手当を含めて全額を保証されます。原資はノジマと出向元の両社で分担、ノジマの支払い分で足りなければJALが差額を補填することになっており、契約期間は半年から1年を想定しています。

2.イオン傘下のイオンリテールは11月までに居酒屋大手のチムニーから45人を受け入れ、うち10人を転籍させました。居酒屋での接客や調理経験を生かし、スーパーでは鮮魚売り場を担当することになっています。イオンは「コロナ下でも多様なスキルを持った人材を獲得するチャンス」としています。

3.パソナグループも12月から航空や旅行、ホテル業界などからの出向者を募集する予定。兵庫県の淡路島にあるパソナのオフィスで働いてもらい、営業や人事などを任せるとしています。出向期間は基本的に1年間で、当初は約300人の出向者を受け入れますが、需要次第では1千人近くまで増える可能性もあり、給与面は今後各企業と詰めるとしています。

4.業種を超えた出向による人の融通は、円高不況の1980年代後半から90年代にかけ雇用維持の手段として積極的に活用されました。あらかじめ期間を決めて実施し、業績回復後に人材を呼び戻せる仕組みで、この時は、出向元が造船や鉄鋼などの製造業、出向先が自動車など同じ製造業となるケースが多かったようです。

5.今回のコロナ禍では外食や観光業など非製造業で雇用への影響が大きくなっています。11月までに延べ1200人が異業種に出向しました(日経紙調べ)。受け皿業種は、需要が増えている小売店のほか人手が必要な農業関係です。

6.従業員シェアの促進には送り出し企業と受け入れ企業を橋渡しする制度やサービスの強化が必要になりますが、出向の仲介を手掛ける公的機関としては公益財団法人の産業雇用安定センターがあります。

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