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2016年10月25日

フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

昨日から連載の『フェリーでキャンプのすすめ』

今日は「関東版」をエントリーします。


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関東からはフェリー定期航路が2つあります。

商船三井フェリー北海道行き、オーシャン東急フェリー四国-九州行きです。

ご興味ある方、よろしければご覧ください。



タイトルの「フェリーでキャンプのすすめ」ですが、
①フェリーでキャンプに行った方が安いケース、
②フェリーでキャンプに行った方が少し割高だけど楽で豪華な旅になる、まずまずの距離があるケース、
③そもそもこの距離をそこまでしてキャンプに行くことは希なケース

の3つに分かれます。

①はフェリーの方がコストも抑えられて運転も少なく済み楽ちんですから、自信をもってオススメできます。
②は400km~遠くても600kmくらいの距離でしょうか。自走は覚悟が必要な距離です。
③は"そんなに高いお金出してはキャンプに行かない"というご意見もあるとは思いますが、
そこは普段とひと味違ったキャンプが楽しめることへの期待を込めて、
ささやかな夢を感じて見てもらえればとどうでしょうか。

モデルケースは全て
ダイヤ家族4人(パパ、ママ、小学生、幼稚園児)
右フェリーはほぼ全ての船会社が乗用車料金1台につきドライバー1名分の最も安価な客室料金を含んでおり、大人1名につき幼稚園児以下1名が無料です
ダイヤ乗用車は普通車5m未満
ダイヤ高速利用時はETC料金
ダイヤ燃費は1L=12km
ダイヤガソリンはレギュラー130円/Lで計算
ダイヤフェリーは最も安いグレードの船室利用
とします。

ダイヤ高速利用時は1時間30分毎に30分の休憩を入れる計算です。
食事のロング休憩、トイレだけで10分程度の休憩もあるとは思いますが、平均30分としています。
危険フェリーの料金設定は繁忙期、閑散期の区分があります。引用している料金は選択がある場合は閑散期のものです。
 従って大型連休、年末年始、春休み夏休み期間中及び祝日は繁忙期扱いとなり料金が異なる可能性が高いです。

危険ETCは夜間割引、通勤割引、休日祝日割引等を反映していません。
危険比較における車の整備維持費用、高速利用時の渋滞、フェリーの延着は加味想定していません。
危険軽自動車、5m超車両、ハイブリッド車、PHV(プラグインハイブリッド車)、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)は数値が異なる点はご理解を。
危険2016年10月現在各社公表の料金を参照しています。
危険フェリーの個室利用、上級船室(座席)利用、ペットルーム(またはウィズペットルーム)利用、参照した割引以外の各種割引利用時は金額が異なってきます。
危険数値の多少の誤差や間違いがありましても私は責任を負うわけではありませんので、実際にご利用になる際は各社料金表等HPで確認してください。



まる(青)関東版まる(青)
四角(緑)大洗から北海道 苫小牧へ
商船三井フェリー vs 高速道路
 
船 商船三井フェリー 大洗港 -苫小牧港
右商船三井フェリー さんふらわあ さっぽろ
  総トン数 13654t 全長 192m 全幅 27m 最大速力 26.2ノット(時速48.52km)
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

乗用車 26740円×2 =53480円
同乗者 8740円(大人)+4370円(小人)×2(往復)=26220円
合計  79700円
所要時間 約19時間
大洗 18:30発  苫小牧 13:30着
苫小牧 18:45発  大洗 14:00着

車 東北自動車道:浦和IC-青森IC[途中津軽海峡横断はフェリー利用] 道央道 大沼公園IC-千歳IC 
有料道路料金 
本州 13700円×2(往復)=27400円
道内  5500円×2(往復)=11000円
走行距離 675km + 237km ガソリン9880円×2(往復)=19760円
小計 58160円
所要時間 9時間43分(休憩30分×5回含む)+3時間47分(休憩30分×2回含む)
これに青森-函館 フェリー料金 14814円(乗用車)+1998円(大人)+999円(小人)=17811円 ×2(往復)=35622円  が加算されます 
合計93782円
※青森-函館フェリー料金はインターネット割引10%OFFで計算しています。

まるとく関東-北海道もやはり自走の意味ありませんね。
”仮に高速で移動した場合は”という極端な例と納得の上でご覧ください。
大洗のフェリー乗り場が都市部から離れているため、高速のスタート地点は東北自動車道起点あたりからとしました。
同じく北海道側はフェリー着地の苫小牧港より道東、道北へも移動しやすい千歳ICあたりを到着地点としています。
上の発着時刻は夕方便です。夕方便にはレストランやシアタールームがある豪華な設備の「さんふらわあ さっぽろ」「さんふらわあ ふらの」が配船されています。
いずれも13500トン級の大型フェリーで揺れが少ない安定した船旅が楽しめます。
それ以外に深夜便(1時台発-当日19時台到着)がありますが、こちらはレストランやシアタールームはなく、食事用自販機と大浴場など設備がシンプルにまとめられたカジュアルフェリーです。
出発が遅めなので仕事上がりからの出発でも余裕をもって利用できそうです。

いずれの船にもペットルームが設けられていて、ワンちゃんを預けて一緒に目的地へ移動することができます。
来年2017年5月と8月には「さんふらわあ さっぽろ」と「さんぷらわあ ふらの」がそれぞれ新造船に代わります。
そちらは14000トンにアップし、パブリックスペースの拡張、バリアフリー化、個室の大幅増が図られ、そして何よりワンコ連れにうれしい、ペット同伴専用個室やドッグランが登場します
あしあと黒
大洗港の出港時刻も18:30から19:45になり、より仕事後の乗船が現実的になりそうです。(苫小牧到着、出港は変更がない予定)

「さんふらわあ ふらの」の船内写真をご紹介します
船内に1室だけの贅沢、スイートルーム
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

バス・トイレ,洗面台,TV,DVDデッキ,冷蔵庫完備のデラックスルーム
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

大海原を眺めながら湯船に浸かる極上のひととき-展望浴場
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

最上階からの眺めを楽しみながらお食事を-レストラン

朝/昼/夕食ともにバイキング形式で提供
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

※リンクについては商船三井フェリー株式会社様より許諾をいただいております。
  画像は商船三井フェリー様からご提供いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。


商船三井フェリー ホームページ



四角(緑)東京有明から徳島 北九州へ
オーシャン東九フェリー vs 高速道路 

船 オーシャン東九フェリー 東京有明 -徳島(津田)港-北九州 新門司港(往復割引 復路10%OFF利用)
右オーシャン東九フェリー びざん
  総トン数 12641t 全長 191m 全幅 27m 航海速力 22.4ノット(時速約41.4km)
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

乗用車 
 東京-徳  島 31880円 + 28692円 = 60572円
 東京-新門司 38110円 + 34299円 = 72409円
同乗者 
 東京-徳  島 11690円(大人)+5845円(小人)+10521円(大人復路)+5260円(小人復路)=33316円
 東京-新門司 16110円(大人)+8055円(小人)+14499円(大人復路)+7249円(小人復路)=45913円
合計 
 東京-徳  島  93888円
 東京-新門司 118322円
所要時間 東京-徳島 約17時間50分/東京-新門司 約22時間10分
東京有明 19:30発  徳島 13:20着 14:20発 新門司 翌日5:40着
新門司 19:00発 徳島 翌日9:30着 10:30発 東京有明 翌々日5:40着(日祭日発便は翌々日6:20着)

車 東名高速 :東京IC-徳島IC/東京IC-門司IC
有料道路料金 
 東京-徳島 15760円×2(往復)=31520円
 東京-新門司 20880円×2(往復)=41760円
走行距離
 東京-徳  島 612km ガソリン 6630円×2(往復)=13260円
 東京-新門司 984km ガソリン10660円×2(往復)=21320円
合計 
 東京-徳  島 44780円
 東京-新門司 63080円
所要時間 
 東京-徳  島 8時間22分(休憩30分×5回含む)
 東京-新門司 14時間56分(休憩30分×8回含む)

まるとく自走と比べるとフェリーは2倍前後高額という結果になってしまいました。運転をしなくても目的地まで運んでくれるフェリーと、圧倒的に安価な自走での移動。比較としては難しいものがあります。
休暇を利用して旅行するような感覚でしょうか。
西日本は首都圏と比べ人口が少ない分、キャンプ場の競争率がそれほど高くなく予約が入れやすいといったメリットも。
地域の名産や郷土料理を味わったり、観光に出掛ける楽しみもありますね。
オーシャン東九フェリーはつい最近新造船を4隻投入して、今ならピカピカの新船に乗れるんですよ。
新船は全てレストラン等がない”シンプルフェリー”ですが、2等のいわゆる"雑魚寝スタイル"がなく、プライバシーが保たれた半個室~完全個室やペットと一緒に過ごせる「withペットルーム」など、最新の設備が快適な船旅を約束してくれます。

前方に広がる景色を楽しめるフォワードロビー
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

リラクゼーションルーム
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

コインロッカーやキッズスペース、コインランドリーはありがたい設備です
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

どの部屋もプライバシーが保てる半個室~個室
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●

食事や寛ぎスペースとして「エントランス」
フェリーでキャンプのすすめ ●関東版●


※画像使用及びリンクについてはオーシャントランス株式会社様より許諾をいただいております。

オーシャン東九フェリー ホームページ


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この記事へのコメント
うふふ。
関東版も書いてくださったと言うことは、
これをよく読んで、
くま(こ)よ、早く関西へ来なさい!!ってことですよね?
ワンだふるwww

もしくは、クマは北の国へ帰れ?
ついに本州追放か!?
Posted by 石狩くまこ石狩くまこ at 2016年10月25日 20:34
待ってました、関東版!

フムフム北海道行きと九州、四国方面があるんですね。
どっちも10万コースですが、自走は現実的でないのと新幹線や飛行機でもそのくらいかかることを考えれば、現地での交通の便を考えたらアリだと思いました!
フェリーの船旅も楽しめるし、絶対楽しい♪

来年あたり計画してみよーかな(๑>◡<๑)
Posted by あっこたんあっこたん at 2016年10月25日 23:27
こんばんは~

すごい!!
よくここまで、こまかく調べましたね~ さすがです!!

フェリーもかなりの長時間かかるし、値段が高いので、難しいですよね・・・
長期でお休みが取れる人なら、使う楽しみがありますよね♪

広いお風呂の写真を見ていたら、昔、北海道にフェリーで行った時のことを思い出しました。
台風の通過後に出航したので、お風呂のお湯がザッバーンと左右に大きく揺れていたんです。
洗い桶が、洗い場の端から端まで、滑って移動してました(^_^;)
私は平気でしたが、多くの方が船酔いに苦しんでました・・・

でも、普通なら揺れはあまり気にならないんですね!!
ペット連れにも、うれしい仕様のフェリーもあるなんて、やっぱりフェリーキャンプも憧れます♪
Posted by おっぺママおっぺママ at 2016年10月25日 23:59
東九フェリーの新造船導入ラッシュ!
利用者としては喜ばしいと同時に、
大丈夫かいな…?という一抹の不安も。。

基本は貨物輸送が経営の軸なんでしょうけど、一般旅客にもドンドン利用してもらい航路存続を下支えして欲しいという、お節介な気持ちもあります。

風呂から、朝・夕陽を眺める贅沢!
皆にも体験して欲しいものです。(^^)
Posted by 男満 ~オスマン~男満 ~オスマン~ at 2016年10月26日 00:23
おはようございます
細かな情報ですごくためになりました(*^_^*)
それにしても外観もですが内装もキレイですね〜
以前自分が利用したフェリーとは大違いです^^;
Posted by @yasu@yasu at 2016年10月26日 06:55
こんにちは!

ほうほう♪
詳しくありがとうございます~!

やはり船旅いいですねぇ。

いいなぁ、と思いつつ「タイタニック」を思い出して
ビビってしまう自分も居ます(爆)。
あと、昔見た深海の巨大生物に船が襲われる映画
の記憶もあってビビってしまう・・・。
(基本的に飛行機も嫌いで、地上から離れると怖い私・・・)

そう言いつつ、北海道キャンプを来年の夏に実現出来たら。。。
なんて思っているので、船に酔う、船怖いって気持ちは克服
しようと思います!!!

次回は関西編ですよね♪
楽しみにしてま~す!
Posted by ムタママムタママ at 2016年10月26日 16:46
こんにちは。

嫁の実家にフェリーで安くいけるかとちょっと期待していたのですが、
関西から関東へのフェリーはないのですね。

関西編楽しみにしてます ^^
Posted by べえべえ at 2016年10月26日 22:22
くまこさん こんばんはー

フェリーでどうぞ徳島へカモ~ン!

港で熱烈歓迎します。でも寝過ごして九州まで行かないでYO!

あ、withペットルームはクマもOKだったかな?

本州追放?大丈夫です。さんふらわあはまだケージ預かりですからクマ(こ)は入りません(笑)
Posted by JDJD at 2016年10月27日 00:13
あっこたんさん こんばんはー

ちょいと決心のいる金額ではありますが、旅行としては充実していて超オススメですよ!

飛行機は座りっぱですが、船はウロウロするのですら楽しいですからね。

マイカーがあれば現地でもすぐ移動可能ですしね。お土産てんこ盛り積めるし(笑)
Posted by JDJD at 2016年10月27日 00:14
おっぺママさん こんばんはー

確かに長いお休みが取れるタイミングでなければ長距離航路は厳しいですが、非日常という意味ではキャンプに通ずるものがありますから、価値ありますよね(^^)

湯船がザッパ~ンとなるくらいときたら、かなりの時化だったんですね。

海の乗り物ですからそういうこともありますが、冬の日本海でもなければそこまでの大時化に遭遇することは少ないと思います。

私が穏やかな日に乗船した夜、デッキの手すりとその上空の星をデッキチェアに寝そべってずーっと見上げていたのですが、その距離が1ミリも動かない程全く揺れなかったのには驚いたものでした。
Posted by JDJD at 2016年10月27日 00:16
オスマンさん こんばんはー

東九フェリー新造船4船順次投入はすごいですよね。

90年代、東京-釧路を結んでいた近海郵船のサブリナとブルーゼファーも結局継続的収益が見込めず貨物車積載専用のRO-RO船に置き換えられちゃいましたし、

どのフェリー会社も旅客が伸び悩めばそういう可能性もあり得るということですよね。

これまで就航していたフェリーが休航、廃航、廃業、統合などを絶えず繰り返しているのがフェリーの経営の難しさを表していますね。

利用者としては少しでも多くの方に利用してもらって、便利な移動手段が衰退しないことを願うばかりです。

フェリーのお風呂からの絶景は最高ですよねー(^^)/
Posted by JDJD at 2016年10月27日 00:19
@yasuさん こんばんはー

今はどのフェリーも新船リプレースが早いですし、メンテナンスが行き届いているので、とってもきれいで快適ですね。

私も昔学生旅行で乗った船は、生涯(忘れたくても)忘れられない思い出です。
昔は酷い船はホント酷かったですから(^^;;;
Posted by JDJD at 2016年10月27日 00:20
ムタママさん こんばんはー

タイタニック!私はDVDを北海道行きの船の部屋で再生して見ていた覚えがあります(笑)

大丈夫ですよ~、乗ってみればそんなことまず考えもしないくらい立派で安全そうな船ばかりです(^^)

恐らく飛行機に乗るとき「もしも落ちたらどうしよう」とは誰しも考えると思いますが、大型フェリーに乗るとき「もしも沈んだら・・・」って不安を感じる人の方が圧倒的に少ないですよ。きっと(笑)

乗ってしまえば、酔っても諦めるしかないので、最終手段はそれで自分を追い込むしかありませんね(爆)
Posted by JDJD at 2016年10月27日 00:23
べえさん こんばんはー

んー、残念ですよね、関西-関東の航路は今はないってね~

かなり昔はあったみたいですが、高速道路に負けたみたいです。

私はあると便利に感じるのですが。関西から横浜か有明あたりを結んでくれるといいですね。

関西版は明日くらいに画像が揃いそうなのでアップできそうです(^^;;
Posted by JDJD at 2016年10月27日 00:25
 
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    コメント(14)