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Posted by naturum at

2015年05月22日

コールマン POWER MAX ツーバーナー

夜は肌寒く、昼は暑い日が続いています。

みなさん昼夜の寒暖差に負けないようにご自愛くださいませ。ニコッ

今日はコールマンの少し古いモデルで参ります。

寒い季節や強火の連続でもストーブの火力が下がることなく使える構造のひとつ「液出し」ですが、過去にコールマンも「POWER MAX」というモデルで液出し仕様のストーブをラインアップしていました。

20年近く前のモデルですが、当時諸問題が発生したようで短期間で姿を消し、専用だったガスボンベもあっさり製造中止になってしまった機種です。

初期モデルはガス漏れが生じるとかでリコール対象にもなりました。(幸い手持ちのモデルはリコール対象外でした)

ガスツーバーナーとしてはそれなりに高価だったので、当時悩みに悩んで奮発して買ったもんですが、メーカーが専用ガスを販売しなくなると完全に使えなくなりますから、結構ショックな出来事でした。

諸事情で廃番にはなりましたが、液出しとプロパン配合のガスということもあって、大変安定した強い火力が魅力的なストーブでした。
着火はノブを回しきるとイグナイターが作動し、片手でも火を付けることができます。




ガスは後側から差し込み、押しながら半周くらい回せばセット完了です。


ガスは300gと170gの2種類が存在しました。300gは当時の実売相場で800円前後でしたから結構な値段です。

液出しするため横倒しの状態でガス放出できるように、ガス缶の内部には先端に重めの金具が付いたゴムチューブが伸びており、金具の重さでゴムチューブの先端が常に下を向いてスムーズに液化ガスが流出するようになっています。

ガス缶の出口で気化される構造の一般的なストーブと異なり、液出しは缶から液化ガスのままでストーブの中にガスを送り出し、途中プレヒートしてバーナーの寸前で気化させる仕組みです。

ガス缶から出てすぐに気化させる構造では、どうしても気化熱の影響でガス缶が冷えて、缶内の温度が下がります。液化ガスの成分にもよりますが、ノルマルブタンやイソブタンは低温になればなるほど気化率が落ちますので、火力が弱くなってしまいます。

ガス缶が真っ白に凍り付いたような状態では、いくら頑張ってもチョロチョロの弱火が限界ですもんね。

その点液出しだとガス缶が冷えにくく火力が安定しますから、ガソリンストーブのようにオールシーズン使えるわけです。

コールマンの液出しモデルは残念ながらその後発売されていません。


私もガスはある程度ストックしてありますが、それがなくなればこのツーバーナーも役割を終える運命です。男の子エーン

現在も販売されている液出しモデルはスノーピークの「ギガパワーツーバーナー液出し」や「ギガパワープレートバーナーLI」が有名です。  
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