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2018年08月27日

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目

二日目

朝、周りのテントを撤収する音で目がさめました。もう明るくなり始めてますね。
朝からもう一度気圧配置を見て、予報を見る。やっぱり午後からは雨が来そうな気配です。
せっかくの稜線歩きはやはり雨の中は歩きたくありません。
今日は農鳥小屋までにして、のんびりしましょう。

お湯を沸かしてコーヒー飲んで、朝食の準備。
今日はゆるり決定なので、なんとなくの時間に息子を起こす。

さて、ボチボチ出発の準備をするか~

と思った矢先、事件発覚。

「お父さん!僕の荷物がなんだか濡れてる!」


おぅ?


結露じゃないのか?と思いましたが、よく見ると昨夜ポンポンに汲んできた息子の水タンクがしんなりしている。。。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目

水タンクのフタが斜めに噛んでいて、水がビタビタに漏れたみたいです。1リッターほど。
で、地面が少し傾いていたので、息子が居た方だけに水が溜まってます。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
エアーマットもビタビタ。でも厚みがあるのでシェラフは濡れませんでした。
息子、自分の不注意で自分の荷物を濡らしまくりです。
私の荷物側には被害がありませんでした。
まぁ、自業自得ですね。これで覚えるでしょう。

排水作業やって、色々絞って、ある程度乾かして、荷物を一つずつ片付けます。
朝から無駄な作業が増え、さらに出発が遅れます。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
結局、遅いぐらいの6時スタートの予定が、6時50分。
ほぼ7時ですね。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
「お父さん、ザックが冷たい…」
とか息子が言いますが、もうどうにもなりません。
カッパを着るか弱音を吐かないかどちらかです。
まぁ、どちらにしてもガスの中を行くので景色はありません。
とりあえず北岳の山頂を目指しましょう。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
30分も歩くと山頂が見えてきました。
ガスが切れるかな?

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
7:30
北岳山頂、頂きました!
これで3回目ですね、初めて来たのは息子が小学2年生だったかな・・・?
あの時は、知識の無い私のせいでココだけ登って帰ったのですよね。懐かしくも恥ずかしい話です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
三等三角点 点名「白根岳」

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
ここで朝食休憩をとります。もうのんびり。
「お父さん、ゆっくりもいいねぇ」
とか息子も言う始末。最近はスピードハイクが続いてましたからね~。

ガスが西側から立ち上がり、山頂は晴れ間が出たり、ガスに覆われたりを繰り返しました。
でもそのおかげで

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
ブロッケン出現。
久々に見ましたね~。
皆さん、写真を撮っていました。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
さーてそれでは、北岳山荘を目指しましょう。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
山頂方面、微妙なガスがかかり幻想的です。
綺麗だな~。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
遠く、富士山も見えます。
雲海の上に突き出した富士山って、綺麗ですよね~。
山に登らないと見れない富士山です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
景色を見ながら、息子とおしゃべりしながらゆっくり歩きます。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
北岳山荘に到着。少し休憩。
小屋前で少し行動食を摂り、のんびり。
15分ほど休んでから、再び出発です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
たまに北岳の方がガスが切れたり。

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でも、基本はガスの中。
まぁ、ここは一度歩いていますし、ガスってても良いです。
雨さえ降らなければ。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
9:30
中白根山。この辺りは3000mを越える稜線です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
ガスの切れ間は、とても景色が綺麗です。
酸素の薄さを感じます。

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ガスが稜線に向かって沸き立つ感じが、またなんとも言えません。
ずっと見てられますね~。

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しつこいですが、3000mの稜線。なんとなく自分の中で、3000mを越える領域ってのは特別なんです。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
10:20
間ノ岳山頂、頂きました!ここは2回目ですね~。
展望が無いのが、ちょっと残念です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
三角点は三等 点名「相ノ岳」

この山頂でも少し長めの休憩です。
長めと言っても、20分ほどですが。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
三峰岳方面への分岐です。
ホントは、TJARの開催時期に合わせてここから熊野平に行き、1~2日テントを張って選手を応援するつもりでした。
でも、天候を見合わせて開催時期からズレちゃったんですよね~。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
今日はこのまま農鳥の小屋へ向かいます。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
シュッ

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
現れました、赤と黄色の毒々しいカタカナ。
ナワバリに入ってきた証拠です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
そして雲が切れると同時に見えてきました。
農鳥小屋です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
毒々しいと言いながらも、この黄色いペイントはガスの中でとても良く見えるのです。
多分、あえてこの色にしているんでしょうね。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
ミニジャンダルム。
息子、前も同じ事言ってた気がする。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
近づくと意味も無くドキドキしてしまいます。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
という事で、11:30に到着です。
小屋が見えたと同時に、オヤジさんがいつものドラム缶に踏ん反りかえっていました。
テン場の受付お願いします。と言うと、「うぉーい、こっちこいよ~」と案内されました。
もちろん、何も怒られる事はありません(笑
「明日はどこに行くんだ?」と聞かれたので、「笹山に行きます」と答えると・・・

「整備に行ってきたから、もう迷う事は殆ど無いと思うよ。僕、頑張るんだな~。子供だしテン場代は一人分でいいや。」

と、オヤジさん。
なんとも、サービスしてくれました。
実は、4年前も「僕頑張ったな!」とテン場代をサービスしてもらったのは、ココだけの秘密です。

写真は、その後の売店の写真です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
という事で、幕営完了です。
一番小屋の近くに張る事ができました。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
要塞のような小屋ですね。西側も東側も、岩に囲まれて風雨から耐えられるように作ってあります。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
そして、オヤジさんはああやってずっと登山者を見守っているのです。
とても優しい人だと思いますよ。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
さぁ、それでは雨が降る前に水場へ水を汲みに行きましょう。
往復20分の道です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
この道は花がずっと咲いていて、なかなか素敵な道です。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
水場到着。
ここの水、ホントに美味しいんですよね~。
息子も気付いたみたいで、「お父さん、ここの水なんだか美味しい!」とか言ってます。

コンコンと湧き出る水。
ついでにジャブジャブ顔を洗い、タオルも濡らして体も拭きます。生き返りますね~。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
そして戻ってきたら売店にお買い物。
思わずこの手ぬぐい買ってしまいました。今回のオミヤになります。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
そしてテントで息子と乾杯。
ビール美味し~♪
今日はもう動きません。

小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
乾杯後、予報通り雨が降ってきました。
しかもなかなか強烈な雨。

でも、分かっていたのでフライもビシッと張り、治水対策もしっかりしてあります。
テントの周りを囲むように水が流れて行きますが、浸水は一切ありません。
この治水対策も山の知識の基本も全てそう、18年ほど前に教わった年下の同級生の教え。
高校の山岳部で鍛え上げられた友人の知識により、初めてアルプスに臨む私は北穂から前穂まで連れて行かれました。
その時彼から教わった事は、今の私の登山の礎になっています。あの時は二度と山なんて登るかと思ったのに、今はこうして山を歩いています。全ては、彼のおかげです。


小太郎山と、白峰三山と南陵へ 2日目
そして息子は持ってきた宿題をやります。
山まで宿題を持って来てやるなんて、偉いな~。と思った方は騙されています。
夏休み後半になっても宿題が残っているので焦って持ってきただけなのです。
まったく偉くありませんよ。

さぁ、時間も17時を回ると山テンが翌日の予報を出します。
TTKのお時間ですよ。

もし行けるなら、早朝小屋を出発し、大門沢下降点を過ぎて笹山まで歩いたのち、夕方までにダイレクト尾根を下ります。
私達の持っている山と高原地図では、広河内岳から笹山までのCTが書いていないのでまったく時間が読めません。
でも過去の色々な人の記録を見ると、4時に出れば13~14時に下山が出来そうです。

で、翌日の天気を予測すると・・・
午前中は雨っぽいですね。。。
そして、午後に回復して晴れになり、翌日も晴れ。

大門沢に降りるなら雨でも行くんですが、未知の白根南陵。
ましてや山と高原地図の破線ルート。
出来れば晴れの中を歩きたい。

色々なパターンを想定します。明日丸一日ここで停滞して、晴れと分かってる明後日降りてもいいな~と。
でも、台風が来てますし予報が変わるとまた動けなくなったり。。。

結局、翌朝の状況と気圧配置をもう一度確認してから決める事にしました。


明日、良い天気になりますように。

おやすみなさい!


3日目に続く




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Posted by PENTAGON at 08:00│Comments(2)百高山
この記事へのコメント
ペンタゴンさんの写真や執筆からは、山の空気の匂いや流れを感じ、ガスや岩石や金属の音さえ澄んで聞こえます。
あ~誘われる~!
暗くなるまでのひとときは悠久の時間です。宿題とは贅沢な使い方ですね!
Posted by アサギブルー at 2018年08月27日 17:57
アサギブルーさん:
なんかそんな風に言って頂けると、とても嬉しいです♪
至福の言葉であります(^^)
山へ行きましょう~
宿題は危なかったです、全日の浸水事件で濡れなくて良かった…
Posted by PENTAGON at 2018年08月28日 10:58
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