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とんでもない旅

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下栗の里経由で道の駅に戻り、自動車保険のロードサービスを使って
シロコ号をレッカー移動してもらった。
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保険の窓口と電話で相談して取り敢えず飯田に出ることにした。
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飯田に向かわず佐久間に出ればどうだっただろう。
不慣れな土地でのことだからベストのルートで
帰れないこともありうる。飯田行の最終バス出発までに
レッカー移動の手続きを済ませて、慌ただしくバスに乗り込んだ。
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飯田に出てわかったことは
JR飯田線が大雨災害の影響で土日一部運休していたこと。
やむなく飯田で一泊。
翌朝、観光案内で相談すると名古屋経由を勧められ
すぐに高速バスのカウンターへゆきバスはすぐに発車した。
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思いがけず遠回りの旅をすることになった
旅費は保険で補償されるのだが
ただで旅ができると言っても心此処にあらず。
新所原から天竜浜名湖鉄道で自動車整備工場の
最寄り駅まで帰った。
天浜線には連休を楽しむ人たちが大勢乗っていたが
いちしんふたばは背筋に冷たいものを感じながら
早く家に着かんかなと、そのことばかりを思う旅でした。

クレーター

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mapは拡大可。

インターネットでスミスの海を見ていた時
地球にもクレーターはあるからそこなら
宇宙旅行の気分が味わえるかと期待して
調べてみれば、県をまたいですぐの遠山郷に
クレータ跡があるとのことだった。

それさえ見れば引き返すつもりで
朝イチでガソリンと冷却オイルを補充してR152を北上、
シラビソ峠まわりでクレーターを目指した。

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シラビソ峠で車を停めると
また冷却オイルが漏れ出した。
オーバーヒートの現象なのだろうが
エンジンを回していれば液漏れはないし
温度計もグリーンだ。
でもこれは一時的な問題じゃない。
そのことが心に影を落として旅の楽しさなんか
吹き飛んでしまっていた。
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目的地到着。
案内板の絵が可愛い。
絵本「ぐるんぱのようちえん」を思い出した。
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どこがクレーターと突っ込みたくなる気持ちは抑えて
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あの稜線がクレーターの縁であると想像する。
ゆっくり歩いてみなきゃだめだ。
できればこの場所で星空を見てみたい。
そうすればクレーター気分になれるだろうが、
シロコ号の故障でとてもそんな気にはなれなかった。

死角

乗用車で普通に走れる道も大型トラックでは死と隣り合わせ。

車の故障した場所が携帯電話の圏外だったら。

いつの間にかガラケーのiーmodeが検索不可能になっている。

もしウィルスに感染してしまったら。

大雨、通行止め、停電は日常茶飯事。

生活習慣病、食品の汚染。

無言電話、不審なメール、フィッシング詐欺。

不注意からの業務上の過失。

小さな損失の積み重ね。浪費、散財。

寝不足、全く危険のない道で運転操作ミス。

何が隠れているかわからない。

おびただしい危険の要素が身の回りにある。
ぼんやりしている自分にとっては死角だらけ。

「後ろにも目をつけるんだ!」なんて無理に等しいが、
本当に慎重でいなければ死んでしまう。


陸の孤島で

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夕立が来た。
エンジンをかけたら冷却オイルが吹き出すのは止まった。
なるべくエンジンをふかさないように峠を下り、
里に出てすぐの道の駅、かぐらの湯の駐車場に止めた。
そこにはペンションもあって、
駆け込んだらちょうど空き室があり、
その日がGoToキャンペーンの始まりで
部屋代が3000円の値引きになり
長野県の観光クーポン券2000円分、その場でもらえた。
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節電なのかやけに暗く思えた併設のお食事どころで
遠山ジンギス定食Wを頼んで1800円。
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スンマセン、箸をつけた後で写真を撮って。
遠山ジンギスは前から食べてみたくて道の駅の向かいの
ヨシマルスーパーで探してみた。
昔は羊肉が豊富だったこの地域の伝統の味が
パック詰めの味付けジンギスとして並べてあった。
ラム肉だけじゃなく、その味付けを豚肉、鶏肉にもほどこした
ものが売られていたが、安くはなかった。
せっかくのクーポンが使える店に行くと人気ナンバーワンのメニューとして
定食になっていたのでそれを頂いた。
これが袋詰の肉かはわからないが意外にも上品な味で
真似のできるものではないおいしさでした。
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運良く遠山ジンギスを堪能できました。
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そのペンションの宿泊費にかぐらの湯の入浴料が含まれていて
このチケットでお風呂に入れた。

この風呂は年明けまでは温泉だった。
ところがメンテナンス中に源泉を組み上げるポンプが
掘った温泉の底に落ちてしまい、
かぐらの湯はおろか周辺の温泉宿すべての湯が出なくなってしまった。
そのため露天風呂やかけ流しは休止状態。
気の毒としか言いようのない悲劇に見舞われた温泉宿なんですが
県の補助で沸かし湯を循環させての入浴が可能になっていた。
温泉でなくても十分気持ちの良いお風呂でした。

たまたまだろうか、取り敢えず泊まった山里は
思いがけず親切と云うか気持ちよく世話をしてくださる人が多かった。

山荘に使われている木は何か尋ねたら「外材」だとのこと。
秘境、陸の孤島と云われる道の駅の宿だからこの地域の材だとばかり
思って、なんの木かと首を傾げていたら、
「これなんか、ホームセンターでよく見るヤツですよ。」と
本当は国産材のほうが良いみたいですけどね・・・と言われたが
外材であろうが国産材であろうが一生懸命育ってきた木に違いはない。
温泉施設の方はヒノキだったが、どうしてこっちは外材なんだろう。
だが、宿のありがたさにはなんの支障もなかった。

越境

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4連休、
ちょっと遠出のドライブ気分で家を出た。
天竜からR152を北上、
通行止めになった秋葉トンネルを対岸に見ながら
20分待ちの片側通行を抜け出し、水窪を経て
土砂災害防止の工事をいくつも見ながら、
細い峠道をあえぐようにシロコ号は登った。

やがて
県を越えての移動には十分注意する旨の看板で
県境だとわかった。

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峠を越えてすぐの下り道で見つけた。
ヤブウツギらしき灌木。
えらく簡単に見つけた。
樹木図鑑に載っている、
「ヤブウツギ」は静岡県以北にはなく
「タニウツギ」は長野県以南にはない
という記述を確かめたい場所。

植物に人間が設定した県境がわかるのか。
とても良く似ているのに「醜い姉」と
「器量の良い妹」みたいな2種類のウツギ。
県境になにかこの似た植物の行き来を妨げる
物理的な障壁があるのか。
もともと同じ種だったものが長野県側と
静岡県側で別々に進化をしたのか、それとも・・・

今此処にあるのはどちらのウツギかわからないが、
少なくとも一方はこの峠の頂上付近に生息して、
越境することも可能ではと思える・・・

よく確かめよう。峠の駐車場に車を停める。
まず長野県の看板を撮って峠に戻る。

あ”!
シロコ号が!
ガメラのように緑の体液を流して苦しんでいた。

ミジンコとタニシ

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通販のヒメタニシがまた赤ちゃんを生みました。
子供の数が3粒追加になりました。
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こっちは小川にいたミジンコ。
発泡スチロールの箱に入っていますが
箱の中はまるで無限に広がる大宇宙のようです
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1週間で探さなくてもいいほどに増えました。
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その同じ箱にいる小川のタニシ。
ミジンコを見続けてから見ると
巨大な怪獣のように見えます。

かんさつにっき

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ヒメタニシが届いた写真の日付は8月26日になっています。
うっかり、「留守のときは玄関置きにする。」にチェックしたので
家に着いた時パックの保冷剤がぬるくなっていて後悔しました。
でも、大丈夫でした死んだように見えたタニシはみんな起きて
容器の壁に吸い付きました。

水辺でタニシを捕まえた日、ヒメタニシの水槽を見ると、
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3粒しか入れてなかったのに小さい貝が現れ、
大小合わせて倍位以上に増えていました。

お腹に子供を宿していたのか、
それとも川で採った砂に別の貝がいたのか、
でも、殻は似ているようです。
それを確かめるつもりではなかったのですが、
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最初に入れた3粒だけ別にしておたまのグリーンウォーターを
その容器に注ぎました。
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夕方には水が澄んでいました。
そして
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また別の小さな貝がいるのです。
まさかさっき生まれたとも思えません、
3粒を分けた時、その一匹の背中にくっついていたかもしれません・・・
小貝は私の見てる前で親に甘えるように
大きな貝の背中に乗っていましたから。

この小さな貝を見ていて、生物の本質は、「自分をコピーすること」
それができなくても「何かの真似をして同じものを作ろうとすること」
ではないかと思い始めています。「生物の本質とは」を「生きるとは」
に言い換えてもいいかと思います。
だから世間にはあんなにたくさん恋愛ドラマやラブソングがあるんだ。

人間や身近な生き物は長い時間をかけて進化したらしいのに
ウィルスはすぐに高い殺傷能力を身につけてゆくという。
そんなに頻繁に、それも強力な進化を伴っての突然変異が起こるのか?

そもそも、同じ進化という言葉が当てはまるのだろうか
ヒトなら父親から1本母親から1本受け継いだ染色体が対になってあるのに、
ウィルスは、その1本分のDNAの2重螺旋のその半分、
DNAの情報をコピーする片側一本鎖の切れっ端のようなRNAだから
複数のRNAが細胞に寄生すると組み替えが起こる可能性があると
書いている人もある。
(そのあたり、もっと真面目に勉強してればよかったと思うけど、
今、例えば進化について「わかりやすく」説明する動画を見ても
受験勉強のテクニックだけに重点がおかれていて、わかりにくい。)

ただ、ウィルスのような遺伝情報の切れっ端に殺傷能力があるのだから
遺伝子組み換え食品に含まれる切れっ端だって、細胞にどんな悪さをする
かわからない。ウィルスもGMOも怖さのレベルは同じような気がします。

ウィルスが物質か生命かというと自分をコピーする能力を持った時点で
それは生命じゃないかと思えます。

こんな山奥で一人暮らしをしようという自分は生命としてはウィルス以下
かもしれません。自分をコピーできなくても、せめて自分の何か一部、
あるいは自分以外の何か私の好きなものをコピーすることに生きる意味を
求めているのかもしれません。

おたまのたらい

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おたまたちのいなくなったタライは水が緑に濁っています。
本当に何もいないのかよく確かめることにしました。
グリーンウォーターを別のトロ舟に移すとおたまが一匹跳ねた。
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ヤゴがいるのは珍しくない。
ボウフラもいるが
どんなに探してもミジンコみたいなものはいない。
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赤虫はてっきりミミズの一種だと思っていた。
どこからやってくるのか不思議だったが
ユスリカ(揺蚊)の幼虫だと知って、
それなら空から来た親が卵を生んでいったのだと納得。
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こっちのタライはアカハライモリが仮住まいにしていたもの。
今はイモリもいない。水の汚れがタライの底でヘドロになっている。
でも、セリの茎を2〜3本入れておいたのが茂って水辺みたいになった。
水はおたまのタライに比べて澄んでいる。
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堆肥になった落ち葉を片付けた時、セリの茎も出てきたので
一時避難させた発泡スチロールのコンテナ。
しばらくは葉が茂っていたのに虫にかじられて見る影もない。
やっぱりネギとおんなじでこのセリもリボベジだから
虫に喰われる。タライのセリが食べられてないのは、
セリを食べる虫が水面を渡ってこれないからだろうか?
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あっ!
蟻が赤虫を盗んでゆく!!
油断も隙きもありません。

浜北2

シロ子号の振動音はなくなりました。
これで安心して走れます。
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水際まで遊歩道のある場所を見つけました。
よく知っている場所でした。
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藻の中に巻き貝のようなものが見えます。
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よくあることですが、
時に植物と動物が似ていることがあります。
巻き貝に見えたのはどんぐりみたいなものでした。

近くの泥の中を見ました。
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タニシがいました。
ヒメタニシ20匹を通販で入手したばかりでした。

ペットボトルで水を汲みました。
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はたしてこれがミジンコなのか。
ミジンコなんて理科の教科書でしか見たことがありません。
なるだけ流れのない、濁った水のところをすくいました。

歯医者の予約がある、もう行かなきゃ。

帰りに職場の横を通りました。
上役の方がリフトに乗っておられるのが見えました。

浜北

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仕事は休みですが普段どおり出かけました。
シロ子号の修理の予約をしていて
職場まで車を取りに来てもらい、夕方にまた
戻してもらえる手はずになっていました。

車の修理だけなら別の日にしてもらったかもしれませんが
夕方には歯医者の予約も入っていたので。

車を直接持ち込んだらバスと徒歩でいくかと思いましたが、
雨に降られたら溜まらないので、代車も頼んでありました。
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前の晩ご飯を炊かずに寝てしまったので
パンとコーヒーを買いました。
なんでパンは102円かなと思うと8%の税込みで110円になるのです。
2円分便乗値上げじゃないかと思えました。
そんなことばかり考えていると正真正銘の
身も心も貧乏人になってしまいそうです・・・
コンビニのコーヒーってこんな味だったっけ?
家で飲むエクセラのほうが美味しい。
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浜北探検の初っぱなは万葉の森公園。
おや、ニラが花を咲かせている。
ニラは公園の花壇の至るところに植わっている。
コンパニオンプランツとしてだ。
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見たかったのは七草の植わっている場所。
でもはこべは萌えずでした。
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秋の七草、女郎花だけがやけに輝いていました。
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本当はこの日の昼に食べたのではないのです。
もともとジャンクフードも甘いものも好きないちしんふたば。

ポテトがSもMもLも150円と言ってたな。
100円のsでいいのに150円取られるならLにしちゃえ。
そう思って頼んだらめちゃくちゃ高くって
え?え?ポテトL150円じゃないの?と聞くと
すみません、もうおわったんですうとのこと
それでポテトをSに替えてもらったらsが150円した。
キャンペーンはポテト値上げの準備期間だったのだ。

ああ、身も心も貧乏人になってゆく・・・
車の修理はお昼には終わっていて、
食事を済ませて取りにゆきました。

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図書館で本を読むつもりでしたが探検が終わっていません。
浜北が水辺の宝庫だとは知りませんでした。
何気なく通り過ぎていたところに雨水の貯水池があります。
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つみいしづかだけは以前来たことがあります。
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でも水に近づけるところは少ない。
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近づける場所でもへらぶな釣りの人の邪魔になって怒られそうなので
出直しました。初めて山に登った時、他の登山者がみんな怖そうな人に見えたので
ビビりましたが実際はそんなことありませんから釣りびとも恐くはないのだろうけど。
プロフィール

いちしんふたば

Author:いちしんふたば
Iターンで転職も成功!
を夢見たけれど
事は予定どおりに運ばなかった
いちしんふたばの
さて、これからどうする?

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