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はだしのゲン

去年の夏から少しずつ買い足して
いつの間にか全巻そろったものを
この夏もう一度読んでみました。

「はだしのゲン」が有害図書扱いされているとか
どこどこの学校の図書館では撤去されたらしいと
聞くと逆に今読んでおいたほうがいいのかという気になりました。

なぜ戦争になったのか
学校の授業では3学期に
習ったのか習わなかったか記憶があいまいなので
ゲンがときおり訴える「天皇の戦争責任」「財閥」「軍部独裁」
の実態はほんとうにそのとおりなのかどうもはっきりしません。
戦争当時の真実が見えにくくなってきているためか
自分がなにかに洗脳されているせいなのかもしれません。
ただゲンの訴えはワンパターンで悪者を決め付けているようで
鵜呑みにするのはちょっとつらい気がします。

原爆の実態については真実に違いありません。
小学校のとき第一部までしか読んでいませんでしたが
その後書き足されて1987年に完結されたようです。

8月6日に父と姉と弟を失い後に母も原爆症で失いますが
物語には姉に似た夏江、どことなく母を思わせるゲンの彼女、
孤児たちの父親代わりになってくれた小説家の老人が登場し
彼女たちもまた被爆の影響で命を失い、原爆によって人を
失う悲しみが何度も何度も追体験されてゆきます。

原爆投下の前後、敗戦後と時代は移ってゆきますが
原爆投下前が幸せだったかというと、戦争に反対する父
への迫害やその家族への嫌がらせがあり悲惨さは同じ。
弱者をいじめ、他人の幸せを奪い、むりやり従属させるものは
決していなくなりません。そのなかで、感心するのは
ゲンはどんなときにも自活しようとすることです。
原爆症患者の介護、くつみがき、肥え集め、読経、
浪曲謡、闇米買出し、鉄くず拾い、骸骨集め、看板描き・・・
生きるためなら何だって一生懸命やる。
そうだ、自分だって仕事のえり好みしている場合じゃない。
これには教えられます。

そして金に汚くない。
稼いだ金を母のため兄のため仲間のためにくれてやり、
薬漬けにされてみんなの貯金に手を出した仲間が
ぼろぼろになって帰ってきたときも一切責めないで
「金は働けばまた貯まるんじゃ金なんかくそくらえじゃ!」
と涙を流す。

たくましさとやさしさを兼ね備えた「心」をもった少年が
描かれているまんがです。

休日

ガリバリウムの波板を買った。
屋根の修理に取り掛かる予定だったが
地域の活動があって家に帰ったらもう日は高かった。
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やっと台風が去ったのに今度は暑くて
外に出られない・・・
体が「はたらきたくない・・・」といっている。

太陽の光を嫌うなんて
昼間眠っているドラキュラのようだ。

それで、夜は夜で寝てしまうんだろうな・・・

でも少しは何か前に進めなくては。

ハチの巣

朝晩が急に寒くなってきました。
この夏の暑さがうそみたいです。
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また母屋と離れのつなぎ目で雨漏りが始まりました。
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詰まった落ち葉が堆肥になってその水分でトタンの端が腐食したようです。

これは長雨の前からわかっていたことなので何度か屋根に上っていましたが
この日、たまった落ち葉を掃除し始めるとハチの群れに襲われ5箇所ほど
刺されました。おもわず「わー!」と悲鳴を上げポイズンリムーバーで
わかるところだけは毒を吸い出しました。
ショック症状はありません、少し暑くなって汗が出ましたが、
脈拍も呼吸も大丈夫そうです。しばらく休んで雨合羽に着替えて
殺虫剤をもってまた出てゆきました。
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アシナガバチの一種みたいですがこの写真では図鑑と照合できません。
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巣は自分の真正面にありました。
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やられたお返しに蜂の子をフライパンで炒って食べてみました。
見た目ほどには美味ではありませんでした。
(巣には殺虫剤はかかっていません)

でも、これは話が逆なんだ・・・
たぶん蜂の子は栄養満点で
蜂の巣はほかの生き物から狙われる。
たからこそハチは巣を守るために
必死で攻撃してくるのだろうと、ふと思いました。

いちごとバニラ

冷凍庫の中に食べ忘れたバニラが一カップありました。
たぶん木苺を冷凍するより前、その奥に入っていました。
採り貯めておいたクマイチゴとニガイチゴを載せて食べました。
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クマイチゴの甘みはバニラの甘みに打ち消され、
却って甘みが少なくて酸味のあるニガイチゴのほうが
バニラアイスには良く合います。
(黒っぽいほうがクマイチゴ)
生食であまりぱっとしないニガイチゴのほうが
バニラと食べると味が引き立ちます。
このことは生クリームを巻いたクレープに添えても同じでした。

外国のスーパーで冷凍イチゴを買ったことを思い出しました。
いろんなイチゴを好きなだけパックにつめ量りに載せると
値段のついたシールが出て、パックに貼ってレジに行きます。
日本円で70円も出すと一人ではもて余すぐらい。
でも食べて、あまりのすっぱさにびっくりしました。
ジャムやケーキ用のものだったのだろうと思います。

今年は完熟梅で簡単にジャムで作れるとわかったので
イチゴはジャムにもコンポートにもせず冷凍しておきました。
ジャムにするとたくさんの砂糖も摂ることになり、
パンに塗るとか用途も限られてきますから単に冷凍するだけ
のほうがよさそうです。

今朝も雨

特別な才能がなくてもできる賃金労働、
そんな楽な仕事なんてない。

ソローには実家の鉛筆製造という稼業があって
それを手伝えば現金収入は得られたけど、
父親に代わって経営のサポートもすることになるから
単純労働で済んだわけない。
いとも簡単にやれたように書いている大工仕事だって
へっぽこな自分には無理だ・・・

それでも、やりたいことのために
単純な仕事で現金収入を得て、
稼ぐよりも使うほうがずっと少なくて
簡素で質素な生活をしながら
精神だけは高いところを望む―

そんなライフスタイルにあこがれたのだから
凡人のくせに必死で仕事にしがみく気持ちが足りない・・・

才能のないものがそういう考えを持つことは
致命的かもしれない。そうとわかっても
自分の人生は
まだ誰にも試みられていない実験だと、
この実験を続けるのか。

でも今の最大の課題は
雨の間にごみ屋敷化している我が家を救出すること。

メインテナンス

痛い出費が重なり
林内作業車やまびこやまさんが
動かないままになっていました。
これからはやまさんの役割分担が増えることになるので
いままで一度も頼んだことのない
メインテナンスを販売元に頼もうとしました。
Vベルトの交換のついでに。
ところがその店の主人が病気で倒れられて出張ができない。
「ベルトを送っても自分ではできないんですよね?」
製造元に連絡して代わりの業者をお知らせします。
とのこと。その後なしのつぶて。
そういう言い方をされるということは、Vベルトの交換ぐらい
近所の店でもやってくれそうだと見本にするためとりあえず
Vベルトをはずそうとしましたら
逆に今まではずれていた後進用のベルトがはまってくれたので
これは自分で何とかできそうだと
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車体に貼られたラベルや取説を見て調べて
Vベルトを通販で取り寄せました。

朝から2万円の節約になるかという作業をしていて
結局、胸算用で落胆していた頃、ちょうど宅配便が来たので
10年前の話では出張費込みでメインテナンス1回2万円で
と聞いていたので、別口での節約をする気になりました。
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このナットを緩めればベルトがはめやすくなりそうです。
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実際はずすよりはめるほうがうんと楽でした。
14時に宅配がきて15時に交換完了。
ついでにエンジンオイルの交換もしました。
あとトランスミッションオイルとグリスアップも必要ですが
その準備はしてないのでまた今度です。
Vベルトは2本で4622円でした。
たぶんベルト代はメインテナンス費の見積もりには含まれて
いないでしょう。走行テストは明日です。

虚構

作家は評論家の解説ではなく
作品そのものによって評価されるべきだと
どこかで読んで、ずっとそうだと思っていた。

 でも作品そのものを鵜呑みにして
それを一生の指針にしていたとして、
作品そのものに落とし穴があったとしたら・・・

宮沢賢治の信仰したのは「日蓮宗」なのか法華経なのか
その経典は何なのか探してwikipediaを見ていて、
別のところに目が行った。彼は自分の畑で採れたもので
自給自足していたわけではなく、
楽器もレコードも親のお金で手に入れていたと・・・
農作物を盗まれても怒らなかったというのは
獣害があって怒るに怒れないのと似ている。

学生のときに買って一度も読まずにいたソローの
解説本「生きるソロー(重松勉ほか/金星堂)」を
読んでみた。その本によるとソローが無肥料で育てた
豆畑だけで自活したという収支報告も精査すると
虚構性があるらしい。
イーストをいれないとうもろこしの粉のパンを焼いていたはずが
実は村からイーストを取り寄せ、実家や友人宅で外食し
たまった洗濯物も預けて行ったとある・・・

特別な才能や資産がない限り
田舎暮らしでも
賃金労働しないと生きてゆけない。
でも特別の才能のある彼らでも
完璧に自活していたのではなかった。

とはいえソローは6週間の労働で一年暮らせた。
自分はといえば毎日働いても赤字の場合もある。
自分の中に貧乏神がいるのだろう。
国家の中にも貧乏神がいるのだろう・・・
働かざるもの食うべからず。そう語るのは
自分か?誰か?

さよなら

また、死ぬところでした。

トラックのコスト高と軽の経済性を列挙して
おたま号から軽への乗換えを勧める人がいて
たしかにおたま号は毎年車検で来年は20万kmを
超えるので車検代が高くつくから、
しかも車中泊するには厳しくてツーリングには向かない。
その日もまたこんこんとトラックの不経済を説かれて

来年の車検前には検討してもいいかな。と思った
その晩。
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一瞬のことでした。
気がつくとおたま号は山側の法面に激突していました。
警察を呼ぶもそこは1時間はかかる山の中。

幸い自分は無事でしたが、
また心の中の何かが死んでしまった気がしました。

おたま号は自分を守ってくれました。
そして修理するよりも別の車を買うほうが安いというので、
車を買い替えることにしたのです。
実家の屋根を直して以降の貯金が振り出しに戻ったのですが
それで命が救われたのなら安いものだと、
それほど落ち込むことはありませんでした。
でもいろいろ計画していたことが先延ばしになり、
トラックをやめることで暮らしも変えなくてはなりません。

どっどーん

雷の音は止みません。
水風呂に入って汗も引いたし
チンゲン菜と目玉焼きで
お昼も済ませた。

あんまりしつこく鳴っているけれど
いっこうに鳴り止まないので

これ、もし自分がやる気になって
出ていった途端に来るかも―

そう思って靴下を履いて洗濯してあるズボンに
履き替えようとしたら

どー

雨が降り出しました。
思ったとおりでおかしくなりましたが
そうわかっていたならもう少し早く出ればよかった。

ぐあらぐあらぐあっしゃああんー

雷さんも落ちてきました。
土砂降りです。

薪置き場

雨は小休止していますが
雷はなっています。
いやな感じの響きです。

出てくるなよと言ってるみたいです。

せっかくの8連休ですが昨日も昼は雨で
今朝も夜明け前から土砂降り。

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それでも7時過ぎには強い日差しが注ぎ
寒くなってから、(なぜ、あの暑い時期にやらなかった?)
と思わないよう出て行って、
角材の端材が見つかったのでまた薪置き場の
かさ上げをしているとトタンをはずしてまもなくの雨。
ずぶぬれになって帰ってきたところです。

そういえば去年の今頃も雨ばかり。
いっそ車でどこかへ行ったほうが
有意義な休みを過ごせたかもなんて思っていました。

さて、休みなんていくらあってもあっという間に終わるもんです。

お仕事中の皆様、ご苦労様です。
休暇中の皆様、どうぞ楽しくお過ごしください。
プロフィール

いちしんふたば

Author:いちしんふたば
Iターンで転職も成功!
を夢見たけれど
事は予定どおりに運ばなかった
いちしんふたばの
さて、これからどうする?

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