東京#11 芋煮会@近所
私が芋煮という言葉を知ったのは大学生になってからでした。
東北出身の後輩が「芋煮会はやらないんですか?」という質問をしてきた次の瞬間、私の頭の横に出てきたふきだしの「?」のマークを感じ取ったとしか思えないタイミングで「え?もしかして芋煮会知らないんですか?」の言葉に、私の脳は一生懸命その言葉を検索したものの、出てきませんでした。
「えええ、芋煮会しらないんですかぁ。」という落胆とも驚愕ともとれるような言葉がかぶせられ、撃沈、、、。その後、芋煮会というものについて後輩が熱く語ったことは言うまでもありません。もう、芋煮会を知らないだけで、蛮族扱いでした。そう、私の育った町、大阪のニュータウンには芋煮会はございませんでした。それ以降、私は、芋煮には特別な配慮をしてきたつもりです。(どんな?)
まあ、そんな思い出のある芋煮会に週末行きました。ちょうど日曜日のお昼頃に家の前で、子供たちの自転車の練習をしていたら、通りがかりのおじさんが「XX会館前で芋煮会やってるよぉ。」と教えてくださったので、そのままhobby bikeに乗って会にお邪魔しました。地元の小さな商店街主催の芋煮会ですが、町内会の人たちが集まって、そこはまさに「昭和的風景」が広がっていました。こういう会が残っているのは、いいですね。
そして、芋煮のおいしいこと!!お昼ごはんの後にもかかわらず、たっぷり頂きました。子供たちもたっぷり食べていたし、おいしかったーといっていたので、良かった良かった。ご馳走様でした。帰り際に、おばさんたちが「また来年ねー。」って言っていたことが印象的です。こういう秋の深まり方、素敵ですね。