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酒とソラの日々 / Lazy Days of Liquor and the Skies

酒のこと、空のこと、写真のこと、しーちゃんのこと、北海道のこと、気象のこと、映画のこと、詩のこと

明星墜つ ── 新々・夏恋日記 令和七年三月五日(水)

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さえき奎(けい)
ある飛翔 (その106)「ある飛翔 (その106)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、ある日の午後遅くの西天を横切って行く飛行機雲だ。画像の右端まで、ヨレヨレになりながらも、かろうじて双発機(エンジンを2基搭載した航空機)の証である2本のトレイルを保っている姿が健気で愛おしいじゃないか(笑)。飛行機雲のことを、ジェット機のエンジンから出る排気ガスだと誤解している方も多いようなんだが、実は違う。飛行機雲は、エンジンから排出された高温の水蒸気が、上空の空気によって冷却されて微少な水滴になることにより出現した"正真正銘の雲"なんだよね。

 作家の曽野綾子女史が2月28日に逝去された。うーん、残念無念としか言い様がない・・・。心よりご冥福を祈りたいと思う。彼女の著書や言葉には、俺の人生の節目節目で随分と助けられ、励まされた・・・。今頃は、8年前に鬼籍に入られた夫である三浦朱門氏から「ずいぶん遅かったじゃないか。俺がいないからって散々羽根伸ばしていたんだろう」などとやり合っているんじゃないだろうか。あ、これって、同じようなことを田辺聖子女史の訃報の時も書いたような気がする・・・。


そう考えると、一見とるに足らないときどきの思い出というのは過去形ではありますが、一種の未来なんですね。あれはどういうものだったのかなあ、なんで感動したのかなあと。なんで女房はあの時に立ち止まったのかなあ、なんで夫はあれを見た時に非常にうれしそうだったのかな、と思うようなことは、その意味がまだわからないという点において共通の未来なんです。


出典:三浦朱門・曽野綾子共著 『人はみな「愛」を語る ── 結婚のかたち、人生のかたち、幸せのかたち』(青春出版社 平成11年/1999年刊)


 もう一点、俺が好きなこのご夫婦のエピソードをご紹介して本稿を終えたいと思う。ある時、色紙を頼まれてまず朱門氏がこう書いた。

妻をめとらば曽野綾子

続けて綾子女史がこう応じた。

あとは野となれ山となれ

 享年93歳。パヨクをはじめとして偽善的キリスト者やポリティカル・コレクトネス推進論者などにはさぞかし耳の痛い存在だったと思うが、本当に惜しい人を失った・・・。合掌。

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【改稿版】 グラスに浮かぶ泡沫は ── 新々・夏恋日記 令和七年三月四日(火)

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さえき奎(けい)
ある飛翔 (その78) ── 防人の翼「ある飛翔 (その78)── 防人の翼」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight
機体尾部にMADのブームが伸びているのでP-1と同定出来る。

 本日のトップ画像は「ある飛翔」シリーズなんだが、飛行機雲ではなくその源というか本体の方だ。最近、4発のジェット旅客機・貨物機は、エアバスA380とエアカーゴのボーイング747Fシリーズなど少数の機体を除くとほとんど日本の空を飛んでいない。ということは、4発のジェット機が飛んでいたらそのどちらかということになるんだが、実はもう一機種その可能性があるんだよね。それが、海自の「川崎P-1哨戒機」(敵潜水艦や水上艦船の探知・情報収集などを主任務とする航空機)だ。前2機種との大きな違いは、機体尾部に"MAD"(Magnetic Anomaly Detector/磁気探知機)の細長いブームが装備されていることで、この"MADシッポ"さえ押さえていれば同定は難しくない(笑)。P-1は、老朽化した「ロッキードP-3Cオライオン」の後継機として開発された国産の最新鋭哨戒機だ。内陸の俺のところ(埼玉県北部地方)ではなかなか見かける機会がないんだが、ラッキーだった。哨戒機は、まさに四面海なる我が祖国を護る現代の防人なんだよね。

 夕方かなり暗くなってから通販でオーダーしていた"強炭酸水500ml×24本×2ケースパック×2セット"が届いた。つまり24×2×2=96(本)なんだが、何故2ケースパックかというと、パックだとめちゃ安くなるからだ(笑)。そうだね、毎回多少の価格変動もあったりするんだが、ざっと単価50円くらいだ。まあ、量販店などでも単価60円くらいのところもないことはないんだが強炭酸じゃなかったりするし、自分で運ぶ手間暇などを考えると馬鹿馬鹿しくて買う気になれない。もちろん"天然水=ミネラルウォーター"ベースの製品だよ。この合計4ç®±96本をほぼ月一ペースでオーダーしているんだが(夏はもうちょい消費が早い)、すっかり顔なじみになった宅配便のおねーさんが「炭酸水、お好きなんですね」と聞くので「いえいえ、これ全部ハイボールとかチューハイなどの割り水用です」と答えたら「あ、そっちの方でしたか」と笑っていた。この時、おねーさんの顔に狼狽と憐憫の表情が浮かんだのを俺は見逃さなかった(笑)。ちなみにフツーの飲料用にはペリエを愛飲しているんだが、消費量は1/4にも満たない(笑)。

 昨日の雪には閉口したんだが、屋根や庭に積もった雪もあっという間に溶けてしまった。寒いとか冷え込んでいるとか言っても、もう3月だからね・・・などど安堵していたのも束の間、夕方からまたまた雪が降ってきた。現在の外気温は氷点下1度で、めっちゃ寒い。先程外を確認したら屋根や庭にはしっかりと積もっているじゃないの・・・orz。しかも、この雪は、これから一晩ずっと降り続くらしい。何だかムカつくよね(笑)。こういう場合、キムチ国人なら「これはすべて日本のせいだ!」などと訳分からん八つ当たりをして鬱憤を晴らすらしいんだが、俺は少なくとも彼らよりは理性的で文明的で道徳的で常識的で日常的に息をつくように嘘をついたりはしない人なので、そったらことは間違ってもやらない・・・いや、やれない(笑)。ということで、バーボンのボトルに八つ当たりして、うんとうんと濃いめで飲ってやることにしたよ(笑)。




ソーダ水、ハイボールからレスカへと 泡沫うたかたの夢時空ときを行き交う  (まるひら銀水)


ハイボール、グラスに浮かぶ泡沫うたかたは・・・とゞまることなどあってたまるか!  (まるひら銀水)





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毎年恒例の冬将軍の悪あがき ── 新々・夏恋日記 令和七年三月三日(月)

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さえき奎(けい)
VHFアンテナのある空景 (その92)「VHFアンテナのある空景 (その92)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、ある日の午後、南天に巻層雲(うす雲)がかかっていたので、何らかの大気光学現象の出現を期待していたんだが結局何も出なかったんだよね。そんな俺をソラの神様が不憫に思ったのか、太陽の近くの雲片にささやかな彩雲を見せてくれたらしい。

 今朝起きた時は予報どおり雨が降っていたんだが、それほどの寒さは感じなかったので、この分だと雪にはならないんじゃいかと期待していたんだよね。しかし、そうは問屋が卸さなかった(笑)。無情にも、午後になると雨が雪に変わった。それもでっかい牡丹雪が、ドカドカと音が聞こえるんじゃないかと思うくらいの勢いで降っていた(笑)。雪は3時間ほど降り続いて、夕方前になってようやく止んだ。さすがに路面に積もることはなかったが、庭や屋根は真っ白に覆われてしまっていた(笑)。加えて気温の急降下がまた厳しく、雨が雪に変わった昼過ぎには0度近くにまで下がったらしい。せっかく満開になった裏隣家の梅もさぞかし驚いていることだろう(笑)。明日夜には南岸低気圧の接近により、また雪になるらしい・・・orz。例年のとおり、往生際の悪い冬将軍の悪あがきだよね。

 ところで、土曜日にe-Tax(イータックス:国税電子申告・納税システム)で確定申告をやったことは当日の記事に書いたとおりなんだが、今年も8万円余りの還付金があるんだよね。還付金といっても、別に臨時収入でも不労所得でも国からの交付金おめぐみでも何でもない。黙っていたらしれっと国に掠め取られるところだった"元々俺のものであった金"なんだからさ(笑)。問題は、毎年還付金が振り込まれた後、もたもたしている間に自動車税の納税通知書が来て、せっかくの還付金の半分以上を持って行かれることだ(笑)。まあ、実際には"持って行かれる"訳じゃないんだが、そんな気分にさせられてしまうタイミングなんだよね(笑)。今年こそは、その前に何か有意義なことに使ってやろうと思っているんだよね。うーん、毎年そんなことを書いているような気がしないでもないんだが、とにかく、そう決意したのであった(笑)。




我が慕情干物となりて昼酒の肴にせんと埃を払ふ  (まるひら銀水)




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大宴会なんぞは夢のまた夢の週末 ── 新々・夏恋日記 令和七年三月二日(日)

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さえき奎(けい)
少々いびつではありますが・・・「少々いびつではありますが・・・」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、巻積雲(うろこ雲)に出現した「光環」なんだが、少々いびつではあるものの、きれいに光彩が分散している。これを「彩雲」と称するソラ屋さんはいないと思うが、多少歪んでいようが途切れていようが、環のフォルムに連続性が確認できるものは「光環」なんだよね(笑)。

 本日も、俺のところ(埼玉県北部地方)では、最高気温が22度というバカ陽気になった。春というよりもこれはもう初夏だよ(笑)。午後8時を過ぎても、陽当たりのよい二階の仕事部屋兼書斎兼寝室の室温は24度、一階のリビングですら20度もあるんだよね。もちろん暖房など一切入れていない状態の話だからね。ということで、心配なのは明日からの寒の戻りだ。予報によると、今夜から気温は一直線に急降下するらしい。明日の最高気温は夜半の11度で、そこからもどんどん下がりに下がりまくって、午後には1度になるそうだ・・・orz。はあ? 日中の最高気温が22度から1度に急転直下ってマジですか・・・。とても信じられないので、夕方から何度かハイボールのグラス片手にバルコニーに出てみたんだが、生温かい風が吹いていてとてもそんな雰囲気は感じられないんだよね。どうか、この予報が"大ハズレ"であってくれと祈らずにはいられないので、これ以降のハイボールは当然濃いめ濃いめになったのであった(笑)。

 "週末の大宴会"どころか、金曜日も土曜日も日曜日も、緊急案件やら家事やら野暮用やらであっという間に終わってしまった(笑)。せめてもの"豪華メシ"ということで、夕餉は「銀ダラの馬鈴薯・大根・長葱の味噌仕立て鍋」で行くことにした(笑)。冷凍庫のこやしというか、出し惜しみして冷凍焼けさせるくらいならそれこそもったいないので、銀ダラの切り身2切れ入りの2パック、つまり4切れを惜しげもなく投入してやった(もちろんブツ切りにしてだよw)。使いそびれて賞味期限ぎりぎりだった豆腐やブナシメジも投入したので、何だか訳のわからん鍋になってしまったんだが、先程味見した限りではそこそこイケるんじゃないだろうか(笑)。




「好きだけど馴れ合いは嫌」さんざめく記憶の波と泥酔の海  (まるひら銀水)




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バカ陽気の土曜日をバタバタと過ごす ── 新々・夏恋日記 令和七年三月一日(土)

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さえき奎(けい)
よく見なくても何かと忙しいソラ (その2)「よく見なくても何かと忙しいソラ (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、巻雲(すじ雲)の雲種の一つである「房ぼう状巻雲」だ。こいつは、ほんの20分くらい前までは「波状巻積雲(うろこ雲)」だったんだが、次の空のチェックでバルコニーに出てみたらこんな案配に化けていたという次第だ。但し、この波状巻積雲の画像は、別の日に撮影したものであることをお断りしておきたい。

 さて、俺のところ(埼玉県北部地方)では、予報どおりに最高気温が20度を超える春のバカ陽気になった。昨夜は緊急案件なども入ったこともあって少々残業をしてしまったので、今朝は朝寝をしようと思っていたんだが、あまりの暖かさに寝汗をかいて9時頃には目が覚めてしまった。目が覚めてしまったものは仕方がない。やおら起き出して、まずは洗濯物をやっつけることにした。この陽気だと、生乾きで二度干しをしなけりゃならないなどという心配はないのがうれしいよね。洗濯機を回している間、布団に戻って未読のコミックなどでミニお布団読書を楽しんだ。

 午後からは、e-Tax(イータックス:国税電子申告・納税システム)で確定申告をやっつけた。e-Taxサイトへのログインはちょいと改良されていて、アホみたいにマイナカードのナントカ識別番号とかカントカ暗証番号とかを何度も入力しないでも、共通暗証番号を一度入力するだけで済むようになっていた(笑)。入力フォームや手順も変更されていたんだが、相変わらずダサいというか、洗練されていないというか、入力者本意じゃないというか、納税者本意じゃないというか、とにかくめっちゃ分かりにくいんだよね。国税局のエラいお役人さんたちって一体どういう感覚をしているんだか、毎度毎度同じことを言いたくはないんだが、e-Taxで確定申告をやる度にイラっとさせられてしまう・・・。相も変わらず、とにかくプロセスを小難しくすることが自分たちのプライドを維持するための必須手段だと固く信じているんじゃないだろうか(笑)。まあ、それは冗談としても、おそらく一度も確定申告なんぞしたことのない連中がテキトーにやっているんだろうね(笑)。もうシステム全体を民間に委託した方がいいと思うよ(笑)。




もう少し冷たくありたい 級友等ともらの君のゆる~い僕との差別化  (まるひら銀水)




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日本のシベリアにも春はやって来る ── 新・夏恋日記 令和七年二月二十八日(金)

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さえき奎(けい)
黄昏発黄泉(こうせん)行を見送って (その7)「黄昏発黄泉(こうせん)行を見送って (その7)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、ある日の黄昏時、すこし前に通過して行った飛行機が徐々に広がって、そうだね、巻積雲(うろこ込む)に遷移しているところだと思われる。過去記事でも何度か書いたんだが、英語で「飛行機雲」は"Contrail"(コントレイル)、「消滅飛行機雲」は"Distrail"(ディストレイル)と言う。分かりやすくていいよね(笑)。

 ところで、昨年12月22日に道東自動車道(道東道)の阿寒IC~釧路西IC間の17kmが開通して、道央部と釧路市内がようやく高速道路で結ばれた(道央道千歳恵庭JC〜釧路西ICé–“303km)。これで札幌~釧路間は4時間余りで往来が可能になったという訳だ。ちなみに一般道を利用すると320kmあるので、ざっと7時間以上かかる。この4時間というのは、JRの釧路~札幌間の特急の所要時間とほぼ同じなんだよね。道東出身の俺としては「ようやくつながったんだね・・・」という感慨もひとしおだ。「税金の無駄遣い」「車よりヒグマが多く走る道」などと散々陰口を叩かれていた道東道なんだが、"辺境北海道のそのまた大辺境"とか"日本のシベリア"などと揶揄され続けてきた道東人にとっては悲願だったと思うよ。北陸新幹線の金沢延伸も「無駄だ」「必要ない」などと主張して憚らない太平洋側人も少なくなかったんだが、東海道新幹線や日本初の高速道路である"東名"が開通してから早半世紀を優に過ぎている・・・。太平洋ベルト地帯だけが日本って訳じゃないんだよ。このくらいのインフラ整備って、我が国が先進国を標榜しているならば、当然すぎるくらい当然のことじゃないのかな・・・。

道東自動車道(阿寒IC~釧路西IC)の概要
「道東自動車道(阿寒IC~釧路西IC)の概要」
出典:国土交通省 北海道開発局 釧路開発建設部
高校時代、早弁した日(つまり、ほぼ毎日)には、よくここの食堂に50円だったか100円だったかの格安ラーメンを食いに行っていた。それでも、今の我が家周辺のそこらのラーメン屋よりはずっと美味かった。

 うーん、これは書かないでおこうと思ったんだが、やっぱり書いておくことにする(笑)。文部科学省は、雪国・北国在住以外の全ての児童・生徒に、少なくとも"ひと冬の雪国・北国生活を体験させるべきである!"。というような話題とは全然関係ないんだが、"道東道"という表記は、"漢字単位"の回文、英語でいうところの"レターユニット"の回文になっているんだよね(笑)。

 さて、俺のところでは、本日も最高気温が17度の陽気となった。隣街の河津桜の名所となっている川沿いの並木道からは開花のニュースも入ってきている。花金の今宵、このまま一気に大宴会に投入・・・古い名画を2本ほど鑑賞しながら泥酔と行きたかったところなんだが、何故か緊急案件が入ってきてしまった・・・(笑)。まあ、バカ陽気は土日が本番だ。"先憂後楽"とも言うじゃないか。とりあえず、今宵は泣く泣く"残業なう"の俺なのであった(笑)。では、フォロワー・読者諸兄姉の皆様方はよい週末をお過ごしください。




君に似て橋ごともがな春の像往く人も知らず幣舞ふるさとの橋  (まるひら銀水)




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燕還る離郷の駅 ── 新・夏恋日記 令和七年二月二十七日(木)

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さえき奎(けい)
錯覚の楽しみ (その9)
「錯覚の楽しみ (その9)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight
 本ブログの「錯覚の楽しみ」シリーズは、主として「飛行機雲の影」を掲載してきたんだが、今日はちと趣向を変えてこんな一葉をご紹介してみたい。どうだろう? 長い布かベール状の雲がくるっとループを描いているように見えないだろうか。「錯覚の楽しみ」と書いているくらいだから、そうではないことは確かなんだが、さてその正体は如何に・・・(笑)?ちなみに、この雲は「高積雲(ひつじ雲)」の変種の一つである「蜂の巣状雲」だ。

 さて、本日も俺のところ(埼玉県北部地方)では、最高気温が17度まで上がって連日の春の陽気となった。少々風が強かったものの、それがほとんど気にならないくらいの暖かさなんだよね。二階の寝室兼書斎兼仕事部屋は日当たりがよいので、午前中から暖房なしでも室温が20度を超えていたくらいだ。昨日開花を確認した裏隣家の庭の梅の木は、あっという間に三分咲きになっていた。それだけじゃない。郵便受けの下に例年通りホトノケザが開花しているじゃないの。そろそろ、毎年ホトケノザとヒメオドリコソウ(同科同属の植物)が勢力争いを繰り広げている近所の空き地に、今季の陣取り状況をチェックしに行かなきゃね・・・(笑)。

 まあ、こんな陽気なので仕事上がりの一杯が濃いめ濃いめになってしまうのはやむを得ないよね(笑)。本当は、このまま宴会に突入したい衝動に駆られていたんだが、明日も仕事があるのでかろうじて思い留まったよ(笑)。せめてという訳ではないんだが、夕餉には生銀鮭の切り身を二切れ解凍して、こいつを「マスタード・マヨネーズ焼き」にするか「照り焼き」にするか大いに悩んでいるところなのであった(笑)。




燕還る離郷の駅の人混みにいるはずのない君を探してた  (まるひら銀水)




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SPRING はずむかも 2025 ── 新・夏恋日記 令和七年二月二十六日(水)

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さえき奎(けい)
黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その18)「黄昏発黄泉(こうせん)行を待ちながら (その18)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、ある黄昏時に出現した「層積雲(うね雲)」の雲種の一つである「搭状雲」だ(「搭状層積雲」とも表記する)。昨日の「Turner-ish Evening Sky コレクション展」に入れるかどうかで迷った一葉なんだが、全体の色調がちょっと赤味の方に偏っているので除外した。"搭状"という名称のとおり、雲塊の上方にいくつもの突起状の盛り上がりが出現しているのがお分かりいただけると思う。見るからに怪しげな雰囲気を漂わせているんだが、この雲の出現は天候が悪化する兆しでもあるんだよね。よくよく観察すると雲底からは「尾流雲」も生じていて、上にも下にもかなり忙しいことになっているようだ(笑)。

 さて、俺のところ(埼玉県北部地方)では、本日の最高気温が17度と春本番の暖かさになった。この陽気は数日間続いて、週末にかけては20度超えという4月下旬並みのバカ陽気になるそうだ。バルコニーに出てみたら、裏隣家の梅も開花しているじゃないの。ということは、今週末は大宴会確定だね(笑)。久々にスパークリングワインを開けるとするか。とすれば、何をこさえようか・・・。うん、楽しみだ(笑)。ちょいと気懸かりなのは、週明けには強い寒の戻りがあって雪が降るかも知れないなんて予報が出ていることなんだが、とりあえず何も聞かなかったことにしたよ(笑)。




凍て坂 気嵐の川 跨線橋 僕はどうして此処にいるのか  (まるひら銀水)




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