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酒とソラの日々 / Lazy Days of Liquor and the Skies

酒のこと、空のこと、写真のこと、しーちゃんのこと、北海道のこと、気象のこと、映画のこと、詩のこと

春はいつだって一気に押し寄せる ── また・夏恋日記 令和七年三月二十四日(月)

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さえき奎(けい)
From Day to Night #32"From Day to Night #32" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight
 冬のある日の日没近く、大楠の向こうに現れた飛行機雲がうねりながら巻積雲(うろこ雲)に化けたかと思う間もなく、見る見るうちに消散して行った。まあ、我が家のバルコニーからはよく見ることのできる空景なんだが、この日は西天の色合いが格別美しかったことを覚えている。

 さて、昨日高知と熊本で日本列島のトップを切って桜(ソメイヨシノ)が開花したのに続いて、本日は東京、長崎、宮崎、鹿児島で相次いで開花した。東京をはじめとして各地とも概ね平年並みの開花ということなんだが、今週は西日本から関東地方にかけて暖かい日が続くので各地で開花ラッシュになりそうだ。開花から満開までも平年なら一週間ほどなんだが、あっという間に満開になりそうだという。うーん、今季の花見はちょっと忙しいことになるかも知れんね。我が家の標本木(笑)である、公園のように広い裏隣家のソメイヨシノも日に日に赤味を増しているのが分かるんだよね。今週中には間違いなく開花すると思うが、今からすごく楽しみだ(笑)。

 とは言うものの、俺のところ(埼玉県北部地方)では、今日は朝から曇りがちで最高気温が18度止まりだった。これでも4月並の気温なんだが、連日のバカ陽気に慣らされた身には「冬が戻って来たんじゃないか」と思ったくらいに寒く感じたよ(笑)。まあ、明日からは、また初夏のような陽気が戻ってくるらしいので安堵しているところだ(笑)。そうそう、今年の繁忙期は意外と順調に推移しているんだが、それでも今週は断続的に残業になりそうな気配はしているんだよね・・・(笑)。




未明過ぎ「不登校サボリ届」を裁可して昨日の続きの今日を始める  (まるひら銀水)




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春は麗し、乙女の姿しばしとどめん ── また・夏恋日記 令和七年三月二十三日(日)

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さえき奎(けい)
ある飛翔 (その108)「ある飛翔 (その108)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight
 本日も俺のところ(埼玉県北部地方)では、バカ陽気というか25度越えの夏日になった。もちろん今年の"初夏日"だ。いくら何でも、もう寒の戻りはないだろうと思っていたら、月末にはまた気温が急降下するらしい。相変わらず花粉はバンバン飛んでいるし、気象庁は25~26日には九州から関東地方にかけての広い範囲に黄砂が飛来するなんてことも言っているんだよね・・・。でも、でも、でもだよ・・・俺は春が、秋などというあの忌まわしい季節の10000倍の10000乗くらい大好きなのであります(笑)。




「十四歳」

 磯貝裕美

ぼんやり
外を見ているときも…
ノートのはじっこ・・・・に
花やらちょうちょを
描いているときも…

あなたの声は、
聞き分けられたの。

ときめき揺れる、
春まだ浅い教室で

背中で あなたを
想っていました




出典:『磯貝裕美詩集 マーマレード』 (かまくら春秋社 平成23年/2011年刊)



「17才」

 木坂涼

ねこのように
ブルブルブルッてできたら
とってもらくになれるのに




出典:木坂涼著『じかんはじぶんを』所収 (水脈舎 昭和56年/1981年刊)



「じゅうはち」

 しーちゃん

18才の心の中の
"よこしま"は
ペロンと出した舌だけが
幼い心で残っている
そんな
"ずるさ"です




 14歳から18歳までを詠んだ、お気に入りの女性詩人の作品を三篇並べてみた。女子っていいよね・・・というか、こういう詩を読んでいると、俺って"男子"と呼ばれた頃からこれっぽっちも成長していないんじゃないかと、今更ながら激しく落ち込んでしまうんだよね。うーん、今夜もまた濃いめ濃いめになってしまうじゃないか・・・。そうそう、このミニミニアンソロジーには"15æ­³"と"16æ­³"が欠けているので、その代わりという訳でもないんだが、したたかに酔いどれて 〽十五、十六、十七と・・・ などとあの歌を口ずさんでみたのであった(笑)。

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春のバカ陽気リターンズ! ── また・夏恋日記 令和七年三月二十二日(土)

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さえき奎(けい)
VHFアンテナのある空景 (その97)「VHFアンテナのある空景 (その97)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/4000s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、お馴染み「VHFアンテナのある空景」シリーズから一葉ご紹介させていただきたいと思う。この時の太陽高度は約32~33度といったところなので、真上に見える光彩は巻層雲(うす雲)に出現した「外接ハロ」の一部ということになるんだろうが、もうほとんど「上部タンジェントアーク」に近い。画像右下のうっすらとした光彩は一見「右幻日」のようにも見えるかも知れないが、太陽との位置関係から推察すると「22度ハロ(内暈)」の一部が出現しているんだよね。何度でも書くけれど、22度ハロを「ハロ、ハロ」とバカの一つ覚えみたいに連呼するのはそろそろやめようぜ。

 さて、俺のところ(埼玉県北部地方)では、最高気温が24度超となって本当に久々に春のバカ陽気が戻ってきた。ということで、これまたマジで久方ぶりに「春眠暁を覚えず」の大爆睡をやってしまった(笑)。まあ、昨夜は痛飲した挙げ句の果てに、日付が変わってから旧作映画を2本観てしまったので、こうなるだろうという予感は少なからずあったんだけどね(笑)。「午前中だけでも休日勤務しなきゃ・・・」とか「春うららのお布団読書もいいな・・・」などというプランもほんの少しだけ脳裏を過ぎったような気もするんだが、物事には遂行すべきタイミングというものがあるし、生活リズムにメリハリをつけるってすごく大事なことだと思わないか(笑)。

 ということで、結局起きたのが正午過ぎというか午後1時に近かったんだよね(笑)。それからは、いつもの定例コースに突入して・・・(以下略)。午後8時現在、陽当たりのよい2階の書斎兼仕事場兼寝室の室温は25度もある。起きてからずっと半袖Tシャツの素足で過ごしているんだが、全然問題ない。うーん、バカ陽気って実にいいもんだね・・・(笑)。もう飲むこと以外は何もする気がしないので、夕餉というか晩飯は、多分「吉○家の純正冷凍牛丼」になるような予感がする(笑)。




黄鉄鉱パイライト 今はまだ愚者の金だけど引換券添えて君にあげる  (まるひら銀水)




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「SPRINGはずむかも」じゃなくて、マジではずんでくれよ! ── また・夏恋日記 令和七年三月二十一日(金)

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さえき奎(けい)
錯覚の楽しみ (その10)「錯覚の楽しみ (その10)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight
本日のトップ画像はショボい「22度ハロ(内暈)」なんだが、巻層雲(うす雲)がスパッと一直線状に断ち切れているうように見える。いわゆる"断層雲"(雲と空との境界が直線上に分断されている雲のことなんだが、学術的な分類名ではない)のようにも思えるんだが、実はこれって「飛行機雲の影」なんだよね(笑)。つまり、この巻層雲は分断されている訳でもなければ「消滅飛行機雲」のように帯状に消えているのでもない。巻層雲の上にある飛行機雲(のなれの果て)の影が投影されているだけのことなんだよね。"地震雲"なる与太話とは全く無縁・無関係なので、カルト方面の皆様方はくれぐれもよろしゅうに(笑)。

 昨日の記事でニホンザリガニを詠み込んだ拙歌を一首載せたんだが、我が国固有種であるニホンザリガニ(日本蝲蛄; Cambaroides japonicus, 十脚目・アジアザリガニ科・アジアザリガニ属)は、今や北海道と北東北にしか生息していない絶滅危惧種なんだよね。その北海道、特に道東では北米由来の外来種であるウチダザリガニ(内田蝲蛄; Pacifastacus leniusculus trowbridgii, 十脚目・ザリガニ科・Pacifastacus属)に席巻されて急速に生息域や個体数を減らしているそうだ。何しろサイズからして全然違うんだよね(参照:日本に生息するザリガニ3種の大きさ比較)。俺も屈斜路湖で初めてその姿を見た時は仰天したよ(笑)。とにかくデカい。同じ外来種でも、内地の田んぼにいるアメリカザリガニなんかよりずっとデカいんだよ(笑)。

阿寒湖畔の新名物「レイクロブスター天丼」阿寒湖畔の新名物「レイクロブスター天丼」(手前側)と「塩茹で」(奥側)
出典:阿寒湖漁業協同組合公式サイト

 阿寒湖畔では、漁協や旅館、飲食店などが連携して、この厄介者のウチダザリガニの駆除と実益を兼ねて水揚げしたウチダザリガニを"レイクロブスター"という商品名で販売やメニューを考案しているんだよね。俺も何年か前に天丼と塩茹でをようやく賞味することができたんだが、フツーに美味かったというか、冷凍のむきエビなんかよりはずっと味わいがあるように感じたよ(笑)。それもそのはずで、ヨーロッパ、特に北欧などではザリガニは高級食材で、夏の味覚として広く親しまれているんだよね。もし、阿寒湖観光の機会があれば是非是非ご賞味いただきたいと思う。

 さて、俺のところ(埼玉県北部地方)では、本日最高気温が17度と、ようやく春の陽気が戻って来た・・・って、もう春分の日も過ぎた3月下旬だからね(笑)。この週末は、何と24~25度のバカ陽気になるらしい。このまま一気に桜の開花へと突っ走ってほしいものだよね。では、フォロワー・読者諸兄姉の皆様方もよい週末をお過ごしください。




我ありき唯一無二の君ありき影遥かなり春採の陵をか  (まるひら銀水)




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麦藁帽子の君とお手々つないで ── また・夏恋日記 令和七年三月二十日(木)

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さえき奎(けい)
花粉の賜あるいは善行 #3「花粉の賜あるいは善行 #3」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f16, 1/4000s, ISO100, WB:Daylight
 先日掲載した「花粉の賜あるいは善行」シリーズの第3弾ということで、今年も4年前と同じように街路灯越しに撮ってみたカットをご紹介してみたいと思う。撮りながら「ちょっとあの時のと違うな・・・」と感じたんだが、帰ってから画像を比較するとやはり交換されていたんだよね。光環だけに・・・(笑)。以前のは丸形のランプシェードだったんだが、今はスクエアな台座の上に(おそらく)LEDランプが載っかっているタイプになっていた。そこで、花粉光環が灯に見えるようにフレーミングしてみたんだが、どんなものだろう(笑)。(参考画像:丸形ランプシェードの街路灯越しの花粉光環)

 本日は春分の日だったんだが、午前中だけ"休日勤務"をやった。まあ、繁忙期だということもあるんだが、昨日中途半端なところで終わった仕掛かり分をやっつけておきたかったんだよね(笑)。その繁忙期だが、今のところは比較的順調に消化しているんじゃないかと思っている。そういうことには多分ならないと思うが、ぎりぎりになって立て続けに緊急案件が入ってこないことを祈るだけだよ(笑)。

 せっかくのめでたい春分の日なんだが、俺のところ(埼玉県北部地方)では今日も肌寒い一日だった。よく晴れて風もないというのに、最高気温が12度止まりなどという状況だった。まあ、それでも真冬とは明らかに違っている。何と言っても日差しに勢いがあるのがうれしいよね。午後からは、昼酒モードに突入にしてハイボールを飲りながら、お机読書に勤しんだりもした。夕餉は、久しぶりにマスタードをたっぷり利かせたホット・サバサンドをこさえようと思っている(但し、サバはレトルトパック)。もしかしたら、スパークリングワインも開けるかも知れん(笑)。




麦藁帽子の君連れて日本蝲蛄ザリガニ採り リメイクするならその辺りから  (まるひら銀水)




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休眠打破って人間にも必要だよね ── また・夏恋日記 令和七年三月十九日(水)

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さえき奎(けい)
VHFアンテナのある空景 (その96)「VHFアンテナのある空景 (その96)」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f16, 1/1000s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、例によって"困った時"の「VHFアンテナのある空景」シリーズの一葉だ(笑)。層積雲(うね雲)にはうっすらとショボい光環がかかり、画像左下から右上へと大きく渦を巻くように弧を描いている。画像上部辺りでは既に高積雲(ひつじ雲)に遷移しているのかも知れない。VHFアンテナにシルエットになっている鳥は、友情出演してくれた顔なじみのキジバトさんだ(笑)。まあ、何の変哲もないいつもの空景なんだが、一幅の絵画のような雰囲気もあってちょいと気に入っているカットなんだよね。

 さて、関東地方は今朝もかなり冷え込んだ。早朝寒くて目が覚めた時はまだ雨だったのに、起き出す頃からはみぞれ混じりになった。まあ、俺のところ(埼玉県北部地方)ではその程度で済んだんだが、東京では雪になって、うっすらと積もったりしたらしい。今年は3月に入ってから何度も寒の戻りがあったし、雪だって2〜3回降った。この分ではさぞかし桜の開花も遅れるだろうと思っていたら、最新の開花予想によると東京では3月24日と平年並みなんだよね。昨年も寒い3月だったんだが、開花が29日と遅れたのは2月の異常暖冬によって「休眠打破」が弱かったことによるものらしい。この「休眠打破」とは、桜の花芽は秋から冬にかけて一定の期間低温に晒されることによって初めて休眠から覚めて開花に至るというメカニズムのことなんだが、単純に暖かければ早く咲くというものではないんだよね(笑)。これって、何の挫折も知らずぬくぬくと育った坊ちゃんや嬢ちゃんが、いつまでも親離れできずにヒキコモリになってしまうのとそっくりだと思わないか・・・なんてことを書いたら、桜から「あんな連中と一緒にしないでほしい。私は遅れてもちゃんと咲きます!」と抗議がくるかも知れん(笑)。




     君の部屋で岸洋子のアルバムを聴きながら・・・

うん、わかる 大好きという意味だよね 父親貶す眼が笑ってる  (まるひら銀水)




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【改稿版】「武士は食わねど高楊枝」は男子の矜持である! ── また・夏恋日記 令和七年三月十八日(火)

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さえき奎(けい)
毛状巻雲と消散寸前の巻積雲
「毛状巻雲と消散寸前の巻積雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight
 サラリーマンやっていた頃、俺や同僚がOJT("On-the-Job Training"[オン・ザ・ジョブ・トレーニング]つまり現任訓練のことで、職務現場で実務を通じて行う実践的教育プログラムのこと)を担当していた入社二、三年といったところの若い後輩たちと飲み会をやった時の話をしてみようと思う。すごく真面目で熱心な子ばかりで、様々な分野のいろんな話題が出て楽しい飲み会だった。その中で、座右の銘というか好きな格言というか、そんな話になったんだよね。めいめいが自分の思うところの座右の銘やそのきっかけとなったエピソードなどを紹介して、俺の方にも話が振られた。まあ、俺の気に入っているいくつかの格言とかを話したんだけど、その中の一つに「武士は食わねど高楊枝」を挙げたんだよね。そしたら、みんなちょっと怪訝な顔をしている(笑)。メンバーの中でも一番クールでクレバーな感じのする女子に「さえきさんって、全然そんな感じに見えないので意外でした・・・」みたいなことを言われたんだよ(笑)。「ジョークというか、反語的な意味で言ってるんですよね?」なんてことを言うヤツもいたりして、少々話が噛み合っていないなとは思ったんだが、適当に受け流してとりあえずその場は終わった。

 後で調べてみたら、何と「武士は食わねど高楊枝」って、今時の若者的には「やせ我慢して、見栄を張っている」という意味で捉えられているということが分かった。これはかなりの衝撃だったよ(笑)。現代的には若者に限らず、外面的にプライドばかりを気にするというか、格好だけつけようとする行為を馬鹿にするような風潮になっているから、この誤解はそんなところから来ているんだなと思ったりもした。まあ、俺もそったら薄っぺらいええかっこしいは馬鹿げていると思うし、それについて異論はないんだよ。キムチ国人みたいに「体面や序列が全てに優先」して「見てくれだけがその人の全て」なんてことを本気で信じて邁進している連中が実によい反面教師になっているからね(笑)。しかし「この言葉の解釈」として、それは完全にはき違えているし、間違っていると声を大にして言っておきたい。これは、もっと崇高な意味で、人間として尊厳や美徳を失うことを戒める言葉なんだよね。このブログ読んでくれている方たちならわかってもらえると思うけれど、直接的な意味では「武士は空腹でぶっ倒れそうな時でも、爪楊枝くわえて腹一杯だってふうに装って、みっともない姿を人前に晒さないように心がけるべきだ!」つまり「武士として、人間としてどんな時でも尊厳と矜持を保て!」ってことなんだと思うよ。

 一例を挙げてみる。「日本昔ばなし」的なシーンを思い浮かべてほしい。食うや食わずの赤貧の家庭、しかし武家の出である母親は誇りだけは失わず凜として生き、わずかな日々の糧もすべて子供に与えている・・・。

子:おかわり!
母:はいはい。でも、これでおしまいだよ。ごめんね。
子:母ちゃん、どうして母ちゃんは食べないの?
母:母ちゃんは、さっきお腹いっぱい食べたから心配しなくていいんだよ。


 こんな話と根っこは同じだと思うんだよね。「見栄を張る」とか「やせ我慢する」とか、そういうこととは全く無縁というよりむしろ正反対の言葉だってことわかってもらえるだろうか。繰り返しになるけれど「それが子供であろうとよそ様であろうと、自分以外の人には見苦しい姿を見せるな」ってことなんだよね。まあ、パヨク的にはすこぶる面白くない話だってことは理解しているよ(笑)。「くだらん考え方だ」などと思う人もいるかも知れない。「くだらん」とまでは行かなくても「水くさいじゃないか」などと、きれいとごとを言う人もいるかも知れない。だけど、人間関係においては、よほどのことでもない限り、大切な間柄であればあるほどむやみに頼れないし、頼るべきではないと俺は思っている(「絶対に頼ってはいけない」なんてことを主張している訳じゃないんで、誤解のなきよう)。俺にとっては、昔から変わることなくこれが座右の銘だからね。まあ、実践出来ているかどうかは別として、俺自身は「かく在りたい」「かく在るべき」だとずっと思っているんだよね・・・。

 ついでに、言わせてもらえれば「見栄」はともかく「やせ我慢」も俺的には決して悪いことだとは、これっぽっちも思っていないんだよね。むしろ「どれだけ『やせ我慢』を積み重ねて来たかでその人の価値が決まって来る」んじゃないかと考えている。大事なことは、それを端目には「やせ我慢に見えないようにする」ことが「粋」ってものなので、そのためのアイテムの一つが「爪楊枝」ってことなんですよ(笑)。それが出来ないなら男をやめちまった方がいい(笑)。馬鹿げているとか格好つけてるなどと言われるかも知れないけが、最近は堪え性がないというか、ちょっとした我慢や忍耐すら出来ない若者があまりにも多いと思わないか・・・。

 前段に書いた「意外でした」の彼女には、ずっと後になってこのことを話す機会があった。誤解は完全に解けたよ。すごくよくわかってもらえた。思ったとおり、クールでクレバーですごくいい女だったよ。まあ、しーちゃんには負けるけどね(笑)。それだけは彼女の名誉のために書いておこうと思う。

 えーと、古くからのフォロワー・読者諸兄姉の皆様方はお察しだと思うが、今宵は既にしたたかに酔いどれております(笑)。




いつの日か君を掠うと決めた時とっくに僕が掠われていた  (まるひら銀水)




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たかが昼飯と言うなかれ ── また・夏恋日記 令和七年三月十七日(月)

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さえき奎(けい)
ある飛翔 (その107)「ある飛翔 (その107)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight
 本日のトップ画像は、久々の「ある飛翔」シリーズで行ってみたいと思う。青空を切り裂くような飛行機雲のトレイルが、最初のうちは3本出ているように見えるので「おや?」と思ったりしたんだよね。よく考えてみれば、ロッキード L-1011 トライスターやマクドネル・ダグラス DC-10などの三発機はもうとっくに就航していない。まあ、結局は2本のトレイルに収束しているので、こいつは双発機なんだろうね(笑)。念のために(しつこく)書き添えておくが、この飛行機は断じて墜ちていないので、三次元空間認識阻害症の方やカルト方面の方はよろしゅうに(笑)。

 さて、福間(旧姓「里見」)香奈女流名人(清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花と合わせて五冠)に西山朋佳女流三冠(白玲・女王・女流王将)が挑戦する将棋の第五十一期女流名人戦五番勝負第二局が昨日出雲市の「出雲文化伝承館」で行われていた。その勝負飯をご紹介してみたいと思う。

第五十一期女流名人戦五番勝負第二局の勝負飯第五十一期女流名人戦五番勝負第二局の勝負飯 左:福間香奈女流名人 / 右:西山朋佳女流三冠
出典:報知新聞社

 右が福間女流名人がオーダーした愛知県三河産の「鰻重」の肝吸い付きで、左が西山女流三冠の錦糸卵が乗ったばらずしが別箱として添えられ、鰻の蒲焼きや天麩羅など色とりどりの惣菜がちりばめられた豪華な「慶祝・法要折詰め」だ。どちらのオーダーも、日頃から経済的事情により粗食に甘んじている俺にとっては(*´﹃`*) もんのメニューなんだが、問題はそこではない(笑)。実は、この両者のオーダーが間違って逆に配膳されてしまったんだよね・・・orz。つまり、鰻重を食べようと思っていた福間女流名人の控え室には「慶祝・法要折詰め」が、折り詰め弁当を楽しみにしていた西山女流三冠には「鰻重」が配膳されていたという次第だ(笑)。もちろん両者ともすぐに自分のオーダーとは違うと気づいたと思うんだが、懐が深いというか奥ゆかしいというかそのまま受け入れて昼食を済ませたんだそうだ。まあ、互いに相手のオーダーは知る由もないだろうし、交換要求しても1時間の昼食休憩中に再手配するのは無理筋と判断したんだろうね。もう気の毒としか言い様がない・・・。

 うーん、だけど、真剣勝負をやっている棋士の昼食に、こういう間違いなど絶対にあってはならないことだと思うよ。もしもだよ。藤井聡太七冠に誤って鰻重が配膳されたなんてことになったら一体どうするんだろう・・・(笑)。フツーのサラリーマンだって、昼飯を食い損ねたり、意にそぐわないものを食わされたりしたら、午後からの仕事に少なからず影響があるよね(笑)。もし俺が棋士だったら、まあ、チャーシューメンが五目あんかけラーメンになったり、鴨南蛮そばが天麩羅うどんに化けたくらいの間違いだったら甘んじて受け入れるんじゃないかと思うが、醤油ラーメンが味噌・・ラーメンだったり、おやつのこしあん大福がつぶあん・・・・にされたりしたら、即刻お膳をひっくり返して (ノ-_-)ノ 彡┻━┻ コッタラモンクエルカ… 「これは一体全体何の陰謀だ!」「俺に死ねと言うのか!」「午後からの対局は断固拒否する!」などと大暴れすると思うよ・・・。いや、マジな話だよ。




君に返してと託されたLPアルバムと任に能わぬ身の切なさよ  (まるひら銀水)




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