そろそろ時間になりましたので、九州新幹線に乗っていきましょう。<このバカ、ホントに乗っちゃったよ・・・。
乗車中にご飯を食べてしまいましょう。博多バスターミナルにあるレガネットキュートという西鉄ストアの一つで買ってきた「だしが決めて!小倉風 焼うどん」(上)と「フィッシュフライドッグ」(下)です。特に「フィッシュフライドッグ」は120円(税別)と衝撃的な価格(苦笑)。
「だしが決めて!小倉風 焼うどん」は、かつおやあご(とびうお)のだしなのかな、とかく数種類のだしが利いており、ほんのり醤油の味が付いていたように感じました。
「フィッシュフライドッグ」は、中に入っているフィッシュフライがカリッとしていて、白身魚なのに濃厚な風味が出ていました。ダバっと掛ったタルタルソースとの相性もバッチリです。
博多駅から揺られること1時間ほど。新八代駅で下車します。<新八代駅・・・って、熊本県やんけ!
そうですね、熊本県なんです。正確には、熊本県中南部にあり、熊本県では熊本市に次ぐ人口を誇っております。写真にある絵画を描き、2023年に亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんは八代市(当時は八代郡金剛村)の出身ですし、駅を出て少し歩いたところには松中信彦スポーツミュージアムがありますが、平成唯一の三冠王を獲った松中信彦さんも八代市の出身です。
新八代駅そのものは、2004年に先行開業した際に起終点となった駅でもあり、当時は現在の西旧新幹線にある武雄温泉駅よろしく、博多方面のリレー特急が設定されており、渡り線も残っています。そこには、実証実験を行ったフリーゲージトレインの施設も残っているそうですが、2024年の10月以降撤去されるそうです。松中信彦スポーツミュージアムといい、フリーゲージトレインの施設といい、事前に知ってれば見に行ったものの・・・。<そんなことどうでもいいから、こんな周りに何もない駅から、どうやって宮崎に行くのさ。
・・・今回やけに絡んでくるなぁ。
じゃあ、どうやって宮崎県に行くのかというと、バスに乗り換えます。
こちらは、B&Sみやざきという宮崎県方面に向かう高速バスで、JR九州バス(福岡県)・産交バス(熊本県)・宮崎交通(宮崎県)の共同運航便です。
このバスの特徴は、何と新幹線の扱いになっている点で、乗車券を買う際に、新幹線の時刻表に宮崎方面と書いてあるらしく、かつ新幹線との乗り継ぎにも考慮しているとのこと。また市街地をほとんど通らないので、定時性も確保されているとのこと。そんなこともあり、博多バスターミナルからバスに乗るのといい勝負を繰り広げるのだそうです(どちらもだいたい3時間10分程度)。
また乗る場所・時期・購入タイミングにもよるのですが、基本的に1万円でお釣りが来ます。感覚的に安いと思いましたよ。
欠点といえば、まず途中休憩が無いところですけど、それに関しては車内にトイレがあるので問題無いかなと。
もう一つは、乗車券の購入に手間が掛かること。窓口の場合はJR九州内でしか購入できない点は注意が必要です。そしてオンライン購入もできるものの、引き換えの場合はJR九州内のみどりの窓口ないしはみどりの窓口を兼ねた券売機で行わないといけないので、うっかりそれを忘れると大変なことになります。
そんなB&Sみやざきに揺られて宮崎県に突入。途中は山河のいい景色に心癒されました。日本の田舎の原風景や自然豊かな場所を通っていくんですよ。
ということで、陸路でも宮崎県に向かおうと思えば、このように向かえるんです。九州の人以外はあまり知らないルートのようなので、飛行機を取れなかった時に参考になれば。