今日の日本シリーズで、巨人が日本ハムを4-3で下し、巨人が3年ぶり22度目の日本一になりました。
平たく言えば、巨人は選手層の厚さだけでなく運も持っていたなと。
先制しても流れを絶対に引き渡していない(逆に先制されたら流れを一気に失ってる)のは実に素晴らしい。追いつかれても追いつかれそうになっても崩れることがないのはその証左でしょう。
あとは、死球で勝っていったものじゃないかと。
第2戦の投手の沢村選手が、陽・中田両選手への死球で崩れるかと思ったら、けん制のサインを見逃したことで阿部選手が一喝したらとたんに立ち直ったことで、第5戦の加藤選手への『疑惑の危険球』がまかり通ったことで、一気に持って行かれた印象がありますね。
阿部選手がいなくなってから巻き返せるんじゃないかと思ったんですが、第5戦が全て。その後復帰した第6戦で持って行かれたわけで・・・。
あとは、阿部選手や首脳陣がよく日本ハムを研究してたんだなと。吉川選手をああも打ち崩せるとは、単純に調子の悪いというふうだけでは済まされない事態だと。
で、日本ハムは、先述と絡んで、日本ハムらしい野球をさせてくれなかったと。
守りで勝つ・繋いで勝つという野球が、ズタズタに引き裂かれてしまいました。それでも栗山監督は選手を信じて起用し続けたのだから、彼に大きな咎はないと思います。むしろ開幕前にあれだけ酷評されていたのをここまで持って来たのですから、大健闘と言ってもいいでしょう。
下馬評が低い中、栗山監督は本当によくやって下さいました。そして監督が変わろうが、これまでの日本ハムのスタンスは変わっていないし、選手一人一人がきちんと動いてくれる限りは、来年以降も優勝を狙えるチームになるでしょう。まだこれからです。
とにかく、栗山監督1年間お疲れ様でした。あとは大谷選手獲得に全力を注いで下さい。