FC岐阜、今日はアウェイ(ニッパツ三ツ沢球技場)でY.S.C.C.横浜と対戦しました。
以前にも紹介したように、5位の岐阜、今日の試合は17位に沈むY.S.C.C.が相手。実力差はホームでもわかっているはず。気さえ抜かなければ勝てる試合だし、勝たないといけない。既にロアッソ熊本とSC相模原は前日に試合を終えており、熊本・相模原とも引き分けになっています。今日勝っておけば、3位にまで上昇する可能性があります。
昇格ラインまでもう少しのところに・・・。その願いは届くのでしょうか。
試合は、ホームになるY.S.C.C.が優勢・・・というか圧倒的な展開。攻撃的な試合展開に岐阜のイレブンはタジタジになっているようでした。長良川の時も似たような展開だったでしょうに・・・。
そう思っていたら、前半11分に左サイドに振られた球をダイレクトにゴール前センターに運ばれ、ジャストの位置にいた宮本拓弥選手のスライディングシュートで先制されます。守備が競っていた中で打たれたので、もう1人くらいいてもよかったんじゃないのと思ったのですが・・・。敵に先制されるという最悪のパターンで前半は終わります。
後半に入り、徐々に岐阜は攻撃を立て直したものの、Y.S.C.C.が手堅く選手を配しているため、なかなか破れません。シュート数はY.S.C.C.より多いんですけど、なかなか破れないことで正確性に欠けていたのが大きな要因でしょう。
それでも潮目が出たのが、後半23(68)分、この少し前に途中交代で出てきた前田遼一選手が決めてくれました。
大西遼太郎選手のヘディングで川西翔太選手に回し、少し持った後にシュートを打つもキーパーに阻まれます。そこに駆け込んできた前田選手が奇襲を掛けるも、体制を立て直したキーパーに二度阻まれます。前方にディフェンダーもいる中で、もう一度前田選手が押し込んだのが入って、同点に。前田選手にとっては、昨年7月14日のジェフユナイテッド市原・千葉戦以来のゴールということなので、1年以上無かったのか・・・。
その後も勝利のために強引とも言える展開や執念を見せたものの、結果的には1-1で終了。岐阜は負けはしなかったものの、引き分けで昇格争いから一歩後退というふうになってしまったのかなと。
それでも、前田選手の生き残るためのゴールが価値あるものになるように、次回のホームであるカターレ富山戦は勝たなければいけません。富山は昇格争いからは厳しい立ち位置にいるものの、まだあきらめていないでしょう。せめてプライド・オブ・北アルプスは首位で・・・と思っております。まだチャンスは残っている。そのチャンスを手放すことなく、あきらめず頑張ってほしいです。
残り9試合、自動昇格への勝ち点差は4。