2023年08月23日

失格でも走っていいのかよ!

現在、ハンガリーのブダペストで開催されている世界陸上暑い中でも熱戦は衰えることを知らず、日本人選手も活躍しているのもあって、眠れない日々を過ごしている人もいらっしゃるのではないのでしょうか。
そんな中で行われた男子200mの予選第7組、驚きの事態が起こったのです。
8人走ることになった中で、フランスのリアン・ゼゼ選手が失格になりました。
陸上のトラック競技は、リアクションタイムが0.1秒を切ると一発で失格になるというルールがあります(0.1秒を切らないでフライングになった場合は、一度警告を出した後、再びフライングを行った場合に失格となる)。そのルールに従って、ゼゼ選手は失格になったのです。当然猛抗議をしていますが、ビデオで見てもNGだったようです。
ところが、ゼゼ選手はトラックのレーンに残って走ろうとしているではありませんか。そして、何食わぬ顔でスタートし、3位でフィニッシュ普通なら予選通過になるのですが、もちろん失格
どうやら、抗議は認めなかったものの、走ることだけは認めたようです。元々失格後に走ることは問題ではないとのことで、恐らく気が済むまでやれという意味なのでしょうか。でも、真剣勝負で挑む他の選手にはいい迷惑なんじゃないのかなと。隣のレーンが開いてると気になって仕方ない選手もいるそうですけど、判定の時にも困るでしょうし、個人的には失格になった選手は走らせるべきじゃないよなぁ・・・と思った次第。

ちなみに、他の日にも起こっていたらしく、女子100m予選5組でイギリスのイマニ・ランシコト選手も同様の事態を起こしたようです。彼女も3位に入って普通なら予選通過なのですが、やはり失格になりました。


やはり、フライング(して予選通過)ゲットとはいかんわけだね!<上手くも何ともないぞ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2017年08月13日

執念が結実するとでも言えよう

それだけアイツは強かった。


世界陸上ロンドン大会最終日に行われた男子競歩50km。日本勢のメダルが期待される中、荒井広宙(ひろおき)選手が2位、小林快選手が3位に入りメダルを獲得丸尾知司も5位入賞となるなど期待以上の大健闘を見せてくれました。荒井選手は前日(現地時間)に行われた4×100mリレーのメダル獲得に刺激を受けたと言っていましたが、そうじゃないでしょう。実力で獲ったんだと思いますよ。本当に素晴らしい歩きでした。


しかし、本当にすごかったのは日本人じゃなくフランス人だった
世界記録保持者ながら、過去世界陸上やオリンピックなどの大きな国際大会では入賞できないことが多かったヨアン・ディニズ選手が1位になりました。
彼がどんな人物なのかは、過去の記事を見て頂けるとわかりますが、散々な人ですわ。それでもリオデジャネイロオリンピックの時には執念で入賞をしている人なので、実力は折り紙付きなんですよ。
今回のディニズ選手は、隙の無い歩きで、途中で倒れそうな気配は全く感じられず、終盤は少しヘロヘロ気味ながらも、途中の歩きが20km競歩のラップタイムに近いものを叩き出していると解説陣が舌を巻くような圧倒的な強さを発揮していたように感じます。あれは勝てん。根性がすごく座ってるわ。本当にフランス人なのかと問いたかったくらい、日本人が忘れているくらいの根性してましたわ。ヨーロッパにサムライがいたんだよ、と言いたくくらい。
しかも彼は39歳大ベテランの域に達した中で、2007年の大阪大会以来のメダル。日本の選手も彼の粘りと執念を教訓にして頑張らないといかんですわ。


ともあれ、3選手には本当におめでとうと言いたい今後2019年の世界陸上ドーハ大会、2020年の東京オリンピックと大きな大会が控えています。この実力が確信に変わった今こそ、大きく成長するきっかけになるはずここで終わりではなく、これからがスタートだと思って、次も入賞・メダルへ向かって躍進してほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 21:07Comments(0)

2017年08月10日

14年ぶりのファイナリストに入った彼は、あの選手を破る記録を作った

現在ロンドンで開催中の世界陸上。男子200mの準決勝は雨の中で開催されたのですが、その中でもサニブラウン・アブデル・ハキーム選手が20秒43の好タイムを叩き出し、決勝進出を果たしました100mでは同じ準決勝で失敗したと述べていたので、きちんと修正して挑んだ結果だと思います。見事な修正力ですわ。本人はまだまだやれるようなことを言っていたのですが。

この決勝進出によって、8位入賞は確実となり、末續(すえつぐ)慎吾さん以来14年ぶりのファイナリスト(決勝進出者)になりました。しかし、もっと偉大なのは、サニブラウン選手が200mで史上最年少のファイナリスト(18歳157日)になったことです。これまで最年少記録を持っていたのは、あのウサイン・ボルト選手(18歳355日)だったのです。この一点だけでも素晴らしい記録だと誇っていいでしょう。


サニブラウン選手は天性の能力を持っていても慢心することなく、きちんと研ぎ澄まし、努力してここまで来たのだと思いますから、他の選手も頑張ればできるんだというふうに思ってほしいですね。たとえ転生の能力が無くとも、一生懸命やっていれば、きっといい方向に進むものと思います。それが、今回は準決勝で敗退になりましたけど、同じ200mに出場した飯塚翔太選手の走りにあると思います。予選ではタイムで落とされていたかもしれないのに、周りの失格で運を掴み、準決勝まで上がってきました一生懸命走ったこととあきらめない気持ちが、彼を準決勝にまで上げてくれたのだと思います。


その男子200mの決勝は8/11の早朝(日本時間)に行われます。悪天候の中での走りになるのは間違いないと思いますが、これまで得たものを最大限に発揮し、その思いをトラックにぶつけてほしいと思います。そして、ボルト選手が200mで足掛かりをつかんで一流選手になったように、サニブラウン選手も、これを機会に一流選手の仲間入りを果たしてほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 22:19Comments(0)

2015年08月29日

ボルトはやっぱり持っていた

世界陸上北京大会8日目、今日と明日は世界では花形種目として見られているリレー競技が行われます。
今日4×100mリレーの予選と決勝が行われ、今日と明日で4×400mリレー(通称マイルリレー。1マイルが約1600mのため)の予選と決勝が行われます(予選が今日、決勝が明日)
ちなみに日本はというと、女子は4×400mリレーのみ出場男子に関しては両方出場しました。しかし、男女とも予選落ちとなりました。特に男子4×100mリレーは有望だと思われていただけに、得意のアンダーハンドパスを最終走者で失敗したのが痛かったですね。失敗していなかったら3着は確実だっただけに。しかもサニブラウン選手を決勝のために残しておいたのも悪いふうに出てしまいましたね・・・。残念無念。


というわけで、日本代表がいない中での4×100mリレー決勝になったのですが、それでもボルト選手率いるジャマイカ代表とガトリン選手などを率いるスター集団アメリカ代表の『一騎討ち』になりました。このリレーで優勝すると、ボルト選手の金メダルは通算11個となり、伝説のアスリートでもあるカール・ルイスさんなどに並ぶとのこと。

その決勝は、大方の予想通りジャマイカ代表とアメリカ代表との争いになり、どちらが金メダルになってもおかしくない並走ぶりだったのですが、最後アンカーにバトンパスをする際、アメリカ代表がそれに失敗したため、ジャマイカ代表が抜け出す形になり、金メダルを獲得。ボルト選手に11個目の金メダルをもたらしたのでした。
この金メダル獲得で、ボルト選手は史上初の2大会連続(前回はモスクワ)の3冠(100m・200m・4×100m)を達成。限界説がささやかれていたボルト選手の時代は、まだしばらく続きそうです。本人が述べていた「引退するまでNO.1であり続ける」のは『有言実行』となるようです。

また、この4×100mリレーには大きな波乱も起こっていました最終走者とのリレーパス失敗の際、テイクオーバーゾーン(バトンを受け渡すために設けられた区域)を越えてしまったため、2位に入ったアメリカ代表が失格3位に入った中国代表が繰り上げで2位になりました(繰り上げ3位はカナダ代表)地元での開催ということで普段以上に力が入ったというのもあるのでしょうけど、アメリカ代表の失格で転がり込んできた銀メダル(恐らくアジア勢としては最高順位)だったので、北京オリンピックスタジアム(通称「鳥の巣」)は大いに盛り上がったことでしょう。


また、今日は男子50km競歩でもビッグニュースが飛び込んできました日本勢初のメダルが谷井孝行選手によってもたらされました。谷井選手は3位入賞でリオデジャネイロオリンピック出場も内定し、来年のオリンピックも楽しみになってきました。
ちなみに、優勝したスロバキアのトス選手は30km過ぎにトイレに飛び込んだものの、そのまま独走し優勝してしまいました(汗)。時折こういうハプニングを聞くのですが、優勝する例はそうないです(苦笑)。


泣いても笑っても、世界陸上は明日で最後。女子マラソンなどの注目競技が残っております。日本選手の奮闘を期待しましょう。


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2015年08月25日

サニブラウン驚異の走り

現在開催中の世界陸上北京大会。その中でも注目が高かった競技の一つとして男子200mを挙げる人が多かったのではないかと思います。今日200mの予選が行われ、1組に藤光謙司選手、2組に高瀬慧(けい)選手、そして4組にサニブラウン選手が出場しました。
ハイレベルになった予選の中でも、藤光選手はアメリカのヤング選手をかわして堂々の予選2位高瀬選手はハイレベルの予選の走りに揉まれ、20秒33という好タイムを出したものの4位で着順では残れませんでしたが、その後走った選手が2人だけ越えたので、着順各3位(計7組)+タイム3位の3位でギリギリ残りました
そして、サニブラウン選手はアメリカのガトリン選手と同じ組となり、他の選手との競合が心配され、あまつさえ最も走りにくいとされる9レーンでの登場となったものの、若さとパワーで他の選手を駆逐し、ガトリン選手の次にゴールを果たしました。そんな誰もが驚いたパワフルな走りを見せたのにもかかわらず、本人は「後半間延びしてしまって足が回らなかった」と話しているのですから、末恐ろしい。まだまだ伸びる可能性を秘めています。

その200m準決勝は明日行われ、藤光・高瀬両選手はジャマイカのボルト選手と走ることになり、サニブラウン選手は再びガトリン選手と走ることになりました。厳しい戦いが予想されますけれども、実力を発揮できれば、決勝に残れるのではないかと信じて日本から応援したいと思います。


ちなみに、個人的に応援していたのは、ボスニア・ヘルツェゴビナから出場している男子800mのトゥカ選手今季最高記録を出していて、内戦を乗り越えた母国に初の金メダルをもたらしてくれるのではないかと期待していましたけれども、やはりアフリカ勢は強かった。ケニアのルディシャ選手が金メダルとなりましたが、トゥカ選手は3位に入賞し、母国に初の銅メダルをもたらしたことは非常に立派だったと思います。


さあ、明日は200mも注目ですけれども、男子やり投げも注目ですね。予選トップ通過した新井涼平選手に期待したいところです。


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2013年08月10日

世界陸上モスクワ大会、いよいよ開幕

今年は世界陸上が開催される年ですね。今回はモスクワで開催されます。
モスクワで大きな国際大会が行われるのは、私の知ってる限りだと、1980年のモスクワオリンピック以来なんじゃないのでしょうか。しかも日本も含んだ旧西側陣営(イギリスなど一部除く)が参加する初めての国際大会なんじゃないかと思っています。

モスクワオリンピックが開催された1980年は丁度冷戦真っただ中。そんな中、初めて旧東側諸国(共産圏)で開催された初めてのオリンピックになりました。平和理念・アマチュアリズム(当時)を是とするオリンピックとしてはうってつけの会場だったのですが、開催前の1979年にソ連軍がアフガニスタンに侵攻これに反発した旧西側諸国50ヶ国近くがそれに抗議してボイコットするという事態になりました。当時の日本選手団の涙の記者会見や閉会式で涙を流すマスコットのミーシャのマスゲームが印象に残っている人もいるでしょう。
このボイコットをきっかけに次回のロサンゼルスオリンピックでも旧東側諸国のボイコットを引き起こすというボイコット合戦に発展し、改めて政治(ナショナリズム)とスポーツは切り離したくても切り離せない関係にあることが指摘されています


さて、そんな経緯で事実上初の大型国際大会になった世界陸上モスクワ大会期間が今日(8/10)から8/18までと、丁度日本ではお盆休みに重なる人が多いのではないかなと思います。ゆえに、今回はじっくり様々な競技が見られるわけで、ファンとしてはうれしいでしょうね。

放送体制は今回もTBS系列(JNN)の独占放送。このTBS系列ではほぼ全ての競技を放送するとのこと。
TBSテレビの関連局になるBS-TBSでは日中に前日のハイライトを放送。お盆や行楽で出掛けていて見られない人向けの放送を今年も行います。
CSのTBSチャンネル2でも一部競技を放送するとのこと。恐らくトラック会場で複数の競技を行っている時の切り替えで使うんでしょうね。
そして、インターネットでも放送されることが決まっており、そちらではウォームアップ風景が見られるとのこと。マニア必見ですな(笑)。

地上波での司会はもちろん、織田雄二さんと中井美穂さん。またあのアツい司会進行が見えるのですね(ニヤニヤ)。さらに、今回はSNSプロデューサーとして為末大さんが就任。競技観戦のポイントや裏話などを発信してくれるものと思います。


しかし、今回はいきなり100mかね・・・(泣)。今回ほど面白い(日本からは山県・桐生両選手が登場)大会はないのに・・・。コミケェ・・・、仕事ェ・・・。
仕方ないのでハイライトで見たいところだけど、夕方6時か・・・。



この中の2曲目に入ってるのが、モスクワオリンピックで使われ、TBSのCMでも流れた♪めざせモスクワ。




TBS世界陸上のイメージソングです。これ以上の説明不要(爆)。



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Posted by alexey_calvanov at 20:06Comments(0)TrackBack(0)

2011年09月04日

ボルト、有終の美

世界陸上テグ大会最終日。最後になって、ウサイン・ボルト選手をはじめとするジャマイカの選手達が見せてくれました


男子4×100mリレーで、ジャマイカが37.04秒という世界新記録で金メダルを獲りました。
ジャマイカ選手は最初からいいペースでバトンリレーができたのと、アンカーのボルト選手が200mで金を獲ったことで大きな重圧から解放されてかつ状態がよかったのが金メダルを取れて世界新を更新できた要因なのかもしれません。

ところで、このリレーは最後の最後で大きな波乱が起こっています
第3走者からアンカーのバトンパスの間で、アメリカの第3走者がバトンパスに失敗。どうも走塁妨害やテイクオーバーゾーンを越えたとかではなく、テイクオーバーゾーンに入る直前で転んでしまったようです(足がもつれたか?)。それに釣られてか、イギリスのアンカーもバトンを落とし競技を辞めてしまいました当初メダル候補と言われた2ヶ国がリタイアになったことで、ジャマイカの独壇場になったのも好因だったのかもしれません。
その波乱の展開で2位になったのはフランス。クリストフ・ルメートル選手が第2走者を務めていました。
3位にはセントクリストファー・ネイビスがリレー競技では初めてのメダルを獲得しています。もうこれは第1走者を務めた35歳のキム・コリンズ選手が大活躍したことが要因でしょう。他の選手も彼に刺激されて頑張ったんだと思います。
カリブの小国がここまで頑張ったのは実にすばらしい。他の小国といわれる国々にとっても、何かしらに特化すればここまでできるんだということを示したいい例になるでしょう。


他にも様々な競技の決勝が行われていますけれども、中でも男子三段跳びはハイレベルな争いになり、アメリカの新星で大学生のクリスチャン・テイラー選手が、今シーズン世界最高となる18m近い大ジャンプ(17.96m)で金メダルを獲得しました

そして女子800mでは、キャスター・セメンヤ選手が2位に終わり、マリヤ・サビノワ選手が世界陸上のロシア勢としては初(旧ソ連からも含めれば、1991年の東京大会以来久しぶりになる)金メダルを獲得しています


世界陸上、次回は2013年8月10日~8月18日までロシアのモスクワで開催されます


あ、今大会のマスコットを調べている方が多かったので、ここで書いておこうかと
テグ大会のマスコットは、サルビ(SARBI)という韓国で保護種とされている在来種のサプサルゲという犬。一時期サプサルゲに生えている毛目当てに乱獲が行われたことがあるそうな。


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2011年09月03日

ボルト、リベンジの金

世界陸上テグ大会8日目、ジャマイカのウサイン・ボルト選手が男子200mで金メダルを獲得しました。
ボルト選手の実力なら当然の結果ではあるのですが、ご存知の通り、あの時の悪夢がよぎっていた中、プレッシャーもあったかと思います。それをはねのけ、やってのけたボルト選手はやっぱり一流のアスリートなのだなと感じましたね。


ボルト選手は8/28の男子100m決勝でまさかのフライングを犯し、失格になってしまった経緯があります。あまりの悔しさにインタビューもままならない中、200mへ向けて黙々と練習を重ねている姿が印象的でした。それから6日経った今日、あの時の悪夢を払うかのように予選を勝ち抜き、金メダルを獲得したわけです。

3位に入ったのは、100mで4位に入ったクリストフ・ルメートル選手。白人選手が200mでトップ3に入ったのは、世界陸上では1987年のローマ大会以来とのこと。今後、『世界で最も早い白人選手』としてその名を聞くことになるのでしょう。個人的にはこれからが気になる楽しみな選手ですね。


そして、世界陸上も明日で終わりになります。
男子マラソンでは、『最強の市民ランナー』こと川内優輝選手が登場。トラック競技では、女子800mのキャスター・セメンヤ選手が登場します。また、男女とも4×100mリレーで日本選手が登場します。特に男子4×100mリレーは北京オリンピック以来のメダルが取れるかが大きな注目点です。
是非とも悔いのないようベストを尽くしてもらいたいものですね。


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2011年08月29日

室伏、悲願の金メダル

世界陸上テグ大会3日目、日本人選手が多く出場している日でもありますが、男子ハンマー投げで室伏広治選手が81.24mで見事金メダルを獲りました


室伏選手は予選から他を圧倒する投てきを見せていたんですけれども、この決勝戦でも1回目に80m近いスローを見せ、他の7選手にプレッシャーを与えてきました。その後も2投目に80mをオーバーして以降、3投目まで記録を伸ばし、6投中4投が80mオーバーというベストコンディションを見せつける立派な投てきでした。
ハンガリーのボルシュ選手といった強豪がいた中、本当によく頑張ったなと思います。


実は、オリンピックやアジア大会といった世界選手権では金メダルを獲っているものの、なぜかこの世界陸上だけは今まで金メダルを獲ったことがなかったのです。
期待されていた2007年の大阪大会では6位、前回(2009年)のベルリン大会ではケガの影響で出場すらできない状態でした。そして満を持して挑んだテグ大会でやっと金メダルを掴み取ったのです。
また、室伏選手は36歳で金メダルを獲得したというのも偉大なことですし、マラソンでしか獲得したことなかった金メダルを初めてマラソン以外で獲得したこともとても偉大なことです。


ちなみに、他の日本人選手はというと、男子400mの金丸祐三選手・女子100mの福島千里選手は共に準決勝で敗退男子棒高跳びの澤野大地選手は決勝戦を戦っている最中です。

外国選手の中で注目されていた男子400mに出場した『ブレードランナー』ことオスカー・ピストリウス選手は準決勝で敗退してしまいました。しかし、ここで走れたことは、きっと次のロンドンオリンピックに繋がってくるはずです。
また、女子4冠を狙うとされていたアリソン・フェリックス選手は残念ながら胸の差でアマントル・モンショー(ボツワナ)に敗れ銀メダルに終わっています


・・・しかし、織田雄二さんよ。まだ本番中なのに、「室伏ー!」って呼びかけるなよ(苦笑)。まぁ、それが彼のいいところなのかもしれんけど、はっちゃけすぎ(笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 21:22Comments(0)TrackBack(0)

2011年08月28日

ボルト、まさかの失格

世界陸上テグ大会2日目の今日は、前日行われた男子100mの準決勝と決勝が行われました。
注目はやはり世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)。今回の大会でどこまで記録が伸ばせるのかもポイントになっていました。
予選・準決勝と勝ち抜けてはいたものの、準決勝の際のタイムが10秒台だった点が気になってはいました。それでも新記録はムリでも優勝はするだろうなくらいにしか留めていませんでした

ところが、決勝。
リラックスしていると思っていたボルト選手がフライング。本人もわかっていたのか信じられなかったのか、コースから外れた後も壁を叩いて絶叫するという悔しがり方でした。


本命なき混戦になってしまった男子100m。制したのはジャマイカの新星でボルト選手の練習パートナーでもあったヨハン・ブレイク選手
タイムは9秒92ながらも、決勝唯一の9秒台準決勝でも9秒台を唯一叩き出していただけに安定の走りとも言えるでしょう。

2位はアメリカで唯一残ったウォルター・ディックス選手
陸上王国とも言われ、カール・ルイスやリロイ・バレルといった記録保持者を何人も出したアメリカの陸上選手。それが全く見る影なくなっているのは、いささか残念ですね。

3位はカリブ海に浮かぶ小国セントクリストファーネイビスのキム・コリンズ選手
気が付いたら35歳なんだ(汗)。かつての世界陸上パリ大会の金メダリストもそんな歳になってたんですね。もはや大ベテランと言われる中で、これだけの走りができたことは実に立派だと思います。

そして、これから注目されるだろう選手は、4位に入ったクリストフ・ルメートル選手
1990年代以降、黒人王国だった短距離(100m)界。その中に割って入った唯一の白人選手でもあります。決勝で白人選手が走るのは実に約四半世紀ぶりの快挙なのではないのでしょうか?
彼の活躍を見るにつけ、アジア人(黄色人種)である日本人も何とか頑張ってファイナリストの中に食い込んでほしいものと思っています。


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Posted by alexey_calvanov at 22:37Comments(0)TrackBack(0)

2011年08月27日

世界陸上テグ大会で注目したい2選手

今日から世界陸上が韓国南部にあるテグで開幕しました。
午前中には初のメダル種目になる女子マラソンや各種目の予選が行われ、そして開会式を挟んで現在も競技が行われていますフィールドで初のメダル競技になる女子の10000mの他、ハンマー投げ・女子走り幅跳び・女子400m・男子100mなどが開催中です。


その大会の中で、日本人選手以外で、私自身が注目している選手を紹介しようかと
偶然というのか、今回紹介するのは、どちらも南アフリカの選手


1人目は、女子800mで登場するキャスター・セメンヤ選手
彼女は前回の世界陸上ベルリン大会で、きら星のごとくデビューした黒人選手で、長年破られることのなかったマリア・ムトラ選手(モザンビーク)が記録した大会記録を破ったことでも知られています。
しかしながら、風貌や声質で彼女は男性ではないかという疑いが掛けられ、セックスチェックを行ったところ、見た目は女性ではあるが、体内に精巣といった男性特有の臓器を持つ半陰陽(両性具有。いわゆるふたなり)ということがわかり、女性として競技に出る資格があるのかが1年近く審議されてきました
その結果、セメンヤ選手は女性であることが認められ、国際陸連も昨年の7月にセメンヤ選手が女性であることを正式に決めています

とにかく圧倒的で若さみなぎる走りが特徴的。若さという点では、まだ20歳ということもあり、今後10年はトップアスリートになるのではないかと思います。ロンドン・リオデジャネイロのオリンピックで注目の的になるのは間違いないでしょう。


もう一人は、オスカー・ピストリウス選手
彼は400mを主に走る白人選手ですが、実は両膝より下がなく、カーボン製の義足をはめて走る選手として知られています。これまでは水球やラグビーなどで活躍し、ラグビーで両膝をけがをしたため、そのリハビリのために陸上を始めたところ、その才能が認められ、陸上選手に転身しています。
陸上選手に転身後はパラリンピックで活躍し、他選手を圧倒する走りを見せた選手でしたが、さらなる飛躍を求めて健常者の大会に出たいと国際陸連に申請していました
ところが、国際陸連はカーボン製の義足が健常者に対して有利に働くのではないかという疑惑を掛けられ、最終的にはスポーツ仲裁裁判所で出場は認められたものの、2008年に行われた北京オリンピックには参加標準記録を越えられず出場できませんでした
その後は北京パラリンピックで400m・100m・200mの三種目を制覇今年の韓国の世界陸上の参加標準記録をクリアし、100mに出場する視覚障害のあるジェイソン・スミス選手(アイルランド)と共に、初めて障害のある選手が健常者の大会に挑むことになりました。

特徴としては、後半の伸びのよさが挙げられるでしょう。この後半の伸びがカーボン製の義足から来ているのではないかという疑いの元にもなっているわけですけれども、雨天時にはこの義足でも上手く走れない、また通常の場合でも扱いが難しいと結論付けられているだけに、この部分はピストリウス選手が持つ天性の才能なのかもしれません。
そのピストリウス選手が登場する男子400mは8/28予選・8/29準決勝・8/30決勝となるわけですけれども、8/28の予選が越えられるかが大きなカギになるでしょう。また、どこまで彼が健常者に通じるのかもポイントでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:06Comments(0)TrackBack(0)

2011年07月22日

マスコットハンマー投げ

9c353aa1.jpg8回表の攻撃前に、8月に韓国・テグで行われる世界陸上にちなんで、マスコットハンマー投げ大会が行われました。
セ・パのマスコット代表がハンマーもどきを投げるもの。
投てき順は、B☆B・ハリー・トラッキー・ドアラ(写真の投てき者はB☆B)



8d120d73.jpg結果は、ファールじゃないかという投てきながらも、ハリーが最長距離を投げ、パリーグが優勝。
このハンマー投げでトラッキーが大ファールで失格に(笑)。やっちゃった(写真の投てき者はドアラ)



なかなか面白かったわい。  
Posted by alexey_calvanov at 21:16Comments(0)TrackBack(0)

2011年05月19日

ま た お ま え ら か よ ( 笑 )

今年8月からTBS系列およびBS-TBSで放送される「世界陸上 テグ(大邱)大会」。韓国のテグ(大邱)で、2年に1度行われる陸上競技の国際的な大会で、一部大会はオリンピックの前年に行われることから、オリンピックのメダルの行方を占う前哨戦にもなっています。1991年に東京で、2007年に大阪で行われた大会でもあるので、ご存知の方もいるでしょう。

1983年大会はテレビ朝日系列が、1987年・1991年・1993年・1995年大会は日本テレビ系列が(ただし、1991年のみNHKが共同参加)、それ以降はTBS系列が放送しています。


そして、TBSの世界陸上と言えば、「キター」でおなじみの織田雄二さんと元ヤクルトの選手だった古田さんの奥さんでもある元フジテレビアナウンサーの中井美穂さん織田さんの暴走を中井さんが必死になって食い止める・・・というのが番組内での恒例行事になっていましたね(爆)。個人的には織田雄二さんの喜怒哀楽がものすごくはっきりしていて、いろんな意味でわかりやすいですけど(ニヤニヤ)。
そんないい意味での凸凹コンビが早くも司会に内定したとのことで、個人的にはまたあのショーが見られるのかと思うと、思わず胸が熱くなりましたよ(笑)。


こう書くと、「お前明らかに織田雄二さんを小バカにしてるだろう」とか言われかねません(爆)けれども、そんなことないですよ綿密に選手の詳細を調べ上げ、あの独特のテンションの中できちんと選手や競技の見どころを紹介しているのですから、正直頭が下がりますって。時折空回りしがちですけど(ギャハ)。
そんな中で中井さんは素晴らしいなと思うんですよ突き放しもせずに、しっかり織田さんの操縦をしているわけですから(ニヤニヤ)。


ところで、今回の世界陸上は2007年の大阪大会以来になる久しぶりに時差なしで見られるので、ゴールデンタイムで白熱する競技が見られるのはうれしいですね。100mの決勝もさることながら、メダルの期待がかかる男子やり投げや男子ハンマー投げなど注目競技も夜更かしを気にしないで見られるのですから・・・(ニヤリ)。


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